1 / 31
本編
1.プロローグ *
しおりを挟む
どうして、こんなことに……
ベッドサイドに置かれたランプの灯だけが照らす薄暗い室内で僕は裸に剥かれ、四つん這いにさせられていた。
出会ったばかりの男に後孔を熱い舌と冷たい指に犯されている。
「ぁ……そんな、こと……だめ……もう、おね、が……ぃ……」
「駄目だ。ほら、もっと足を開いて腰を突き出して」
もう思い通りに動かない身体は簡単な命令にさえ、従えないのに容赦ない腕は僕の腰を掴み、足を開かせる。
後孔の縁を舐められ、再び指を差し込まれると抽送を始まった。
「んん……ぁ……ぃ……んんッ……うぅ……っ!」
「声は殺さなくていい。聞かせろ」
声を抑えることさえ、赦されない。
「ゆる、して……ぁ、あ、ぃや……ああん、ん、ん、ああ!」
静かな室内にくちゅくちゅという水音と僕の声だけが響く。
絶え間ない快感に責め立てられ、甘い喘ぎの合間に支配者に懇願するしかない。
これ以上の甘い責めに堪えられなくて腰を引くと、舌が抜かれ尻を叩かれた。
「ぁあんッ」
「逃げるな。だが、痛みすら気持ち良さそうだな。ーーそろそろ頃合いか」
指と舌、その両方が僕の中から出て行く。
恐る恐る頭だけ振り返ると、彼は自身の怒張を握りペロリと紅い舌で唇を舐めた。
これから行われるだろうことを理解し、逃げ出そうとしたが、すぐに気付かれ、腰を取られる。
「むり……で、す……あ、そんな……それは、だめ……そんなの、はいらない……」
震えながら懇願するが、聞き入れられることはない。
染めてすらいない黒髪を優しく撫でられ、耳朶を噛まれる。
「ぃ……っ」
低く甘い声が冷酷に囁き、噛み跡を舐め上げる。
「大丈夫だ。慣らしたから入る。ーー挿れるぞ」
言い終わらないうちに僕の胎へ猛った陰茎が突き入れられた。
「ほら、入った」
「あ、あ、んん……はぅ……あ、あ……」
「私が奥にいるのが分かるか? ここまで入ってる」
薄い腹を撫でられ、臍の下を示される。
「答えなさい。分かるか?」
まともな返事が出来ると思えず、彼の方向いてコクコクと頷く。すると、彼は薔薇のように紅い唇をあげ、笑った。
「これでお前は私のものだ。ーー誰にも渡さない」
それは無慈悲な死刑宣告にも、愛を捧げるプロポーズにも聞こえた。
「ぁ、あ、ん、……んぅ……やぁ……」
先程までの舌とは違う彼の熱い猛りによる抽送が始まった。
奥まで貫かれ、同じ早さで抜けそうなほど引かれまた突き入れられる。
「あ、あ、んん……やぁ……んん……もう、もう、……」
永遠に続くかのような長く甘い責苦に為すすべもなく、身を捧げる。
「はぁ、あ、ん、ん、んぅ……も、いく……ぁあんッ」
ギリギリまで陰茎を引き抜かれ、一気に最奥を責められた。
「ひゃああんんッ」
「ーーッ」
胎へ熱い体液を叩き込まれ、強い快感が全身をかけた。
息を荒くした男が背中に覆い被さって来る。
彼の銀糸が帳のように僕を閉じ込めた。
ベッドサイドに置かれたランプの灯だけが照らす薄暗い室内で僕は裸に剥かれ、四つん這いにさせられていた。
出会ったばかりの男に後孔を熱い舌と冷たい指に犯されている。
「ぁ……そんな、こと……だめ……もう、おね、が……ぃ……」
「駄目だ。ほら、もっと足を開いて腰を突き出して」
もう思い通りに動かない身体は簡単な命令にさえ、従えないのに容赦ない腕は僕の腰を掴み、足を開かせる。
後孔の縁を舐められ、再び指を差し込まれると抽送を始まった。
「んん……ぁ……ぃ……んんッ……うぅ……っ!」
「声は殺さなくていい。聞かせろ」
声を抑えることさえ、赦されない。
「ゆる、して……ぁ、あ、ぃや……ああん、ん、ん、ああ!」
静かな室内にくちゅくちゅという水音と僕の声だけが響く。
絶え間ない快感に責め立てられ、甘い喘ぎの合間に支配者に懇願するしかない。
これ以上の甘い責めに堪えられなくて腰を引くと、舌が抜かれ尻を叩かれた。
「ぁあんッ」
「逃げるな。だが、痛みすら気持ち良さそうだな。ーーそろそろ頃合いか」
指と舌、その両方が僕の中から出て行く。
恐る恐る頭だけ振り返ると、彼は自身の怒張を握りペロリと紅い舌で唇を舐めた。
これから行われるだろうことを理解し、逃げ出そうとしたが、すぐに気付かれ、腰を取られる。
「むり……で、す……あ、そんな……それは、だめ……そんなの、はいらない……」
震えながら懇願するが、聞き入れられることはない。
染めてすらいない黒髪を優しく撫でられ、耳朶を噛まれる。
「ぃ……っ」
低く甘い声が冷酷に囁き、噛み跡を舐め上げる。
「大丈夫だ。慣らしたから入る。ーー挿れるぞ」
言い終わらないうちに僕の胎へ猛った陰茎が突き入れられた。
「ほら、入った」
「あ、あ、んん……はぅ……あ、あ……」
「私が奥にいるのが分かるか? ここまで入ってる」
薄い腹を撫でられ、臍の下を示される。
「答えなさい。分かるか?」
まともな返事が出来ると思えず、彼の方向いてコクコクと頷く。すると、彼は薔薇のように紅い唇をあげ、笑った。
「これでお前は私のものだ。ーー誰にも渡さない」
それは無慈悲な死刑宣告にも、愛を捧げるプロポーズにも聞こえた。
「ぁ、あ、ん、……んぅ……やぁ……」
先程までの舌とは違う彼の熱い猛りによる抽送が始まった。
奥まで貫かれ、同じ早さで抜けそうなほど引かれまた突き入れられる。
「あ、あ、んん……やぁ……んん……もう、もう、……」
永遠に続くかのような長く甘い責苦に為すすべもなく、身を捧げる。
「はぁ、あ、ん、ん、んぅ……も、いく……ぁあんッ」
ギリギリまで陰茎を引き抜かれ、一気に最奥を責められた。
「ひゃああんんッ」
「ーーッ」
胎へ熱い体液を叩き込まれ、強い快感が全身をかけた。
息を荒くした男が背中に覆い被さって来る。
彼の銀糸が帳のように僕を閉じ込めた。
48
お気に入りに追加
2,740
あなたにおすすめの小説
性的に奔放なのが常識な異世界で
霧乃ふー 短編
BL
幼い頃、ふとした瞬間に日本人の男子学生であることを思い出した。ファンタジーな異世界に転生したらしい俺は充実感のある毎日を送っていた。
ある日、家族に成人を祝ってもらい幸せなまま眠りについた。
次の日、この異世界の常識を体で知ることになるとは知らずに幸せな眠りに微睡んでいた……
何をされても起きない僕は弟の友達の美形くんに食われちゃいました
霧乃ふー 短編
BL
ベッドで寝るのが大好きな僕。
いつものようにぐうぐう寝ていると、だんだんと身体にいやらしい感覚がやって来て、、、
弟の友達の美形くん×寝るのが大好きな主人公
悪役の弟に転生した僕はフラグをへし折る為に頑張ったけど監禁エンドにたどり着いた
霧乃ふー 短編
BL
「シーア兄さまぁ♡だいすきぃ♡ぎゅってして♡♡」
絶賛誘拐され、目隠しされながら無理矢理に誘拐犯にヤられている真っ最中の僕。
僕を唯一家族として扱ってくれる大好きなシーア兄様も助けに来てはくれないらしい。
だから、僕は思ったのだ。
僕を犯している誘拐犯をシーア兄様だと思いこめばいいと。
勇者パーティーの僧侶は牢屋に捕らわれセックス漬けの毎日を送る
霧乃ふー 短編
BL
「ーーどこにいるんだ!」
勇者パーティーの僧侶が単独行動を取り行方不明になった。
勇者達は必死に仲間を探し回っていたのだが、それでもなかなか見つからない。
見つからないのは当然で魔王の配下に捕まり牢屋に閉じ込められていたのだ。
牢屋に入れられ怯える僧侶に興が乗った魔族の牢番は僧侶を、、、♡
魔族の牢番×勇者パーティーの僧侶
美形な兄二人に犯される僕の終わらない夏休み
霧乃ふー 短編
BL
夏休みになり両親が長期の海外旅行に出掛けた日。
ごろごろ過ごす毎日を送るはずだった。
だけど……
僕は兄二人に無理矢理犯されてしまった。
イケメンエルフ達とのセックスライフの為に僕行きます!
霧乃ふー 短編
BL
ファンタジーな異世界に転生した僕。
そしてファンタジーの世界で定番のエルフがエロエロなエロフだなんて話を聞いた僕はエルフ達に会いに行くことにした。
森に行き出会ったエルフ達は僕を見つけると……♡
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる