私の居場所

AKO

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033 赴任

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一足先にバンコクへと旅立ったこうちゃんは、まず社宅に驚いた。

彼はこちらでは現地法人の社長である。
といっても社員は日本人2名とタイ人が派遣を含めて5人の小さな会社であるが。

日本から来ている社員はそれぞれ大きな社宅が用意されているが、なんとメイドを付けることができるらしい。

社員たちに聞くと、夜の世話をしに来るような怪しいところもあるが、盗難リスクとかあるのでやめておいた方が良いと。会社が紹介するところならば、そこは安心で、守秘義務もあるから仕事もできるし、変な話、女を連れ込んでも絶対に言わないように教育されてるから安心。夜は帰るから安心して眠れますよ、とのこと。

まあ、よく知ってること。
現地のことはこれからも色々と教えてもらおう。

こうちゃんには計画があったので、メイドさんの守秘義務についてだけ、念入りに確認した。

そう、この家ならばみーたんと暮らせると考えていた。
1度真剣にプロポーズした相手と暮らせる幸せが、まさか実現するとは。

1ヶ月後、みーたんもバンコクにやってきた。
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