私の居場所

AKO

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029 逢瀬の翌日

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久しぶりに肉体的に愛し合った2人。
しかし不思議と罪悪感は皆無であった。

正しいことをしたという自信なのか、順序が違っただけで、20年前までにもう一回していたと思えば良いと考えたのかはわからないけれど、普通にしていられた。

精神的には初の再会を果たした10年前から10年に渡って愛し合っていたから、もう慣れていたのかもしれない。

ただ、肉体的には悲鳴を上げていた。
夫婦生活すらしていなかった2人が、久しぶりに男女の営みを行った。しかも長時間。

「どうした?腰痛めた?足痛いの?」
そのくらいは家族に指摘された。

もちろんこれは2人だけの秘密だ。

段々慣れてくるのかな。肉体的にも。
そんなことを思いながら、日常に戻った2人であった。
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