私の居場所

AKO

文字の大きさ
上 下
27 / 58

027 私たちカップル

しおりを挟む
「さて、もう食べたり飲んだりできないぞぉ。」
「じゃあ私たちカップルはどこ行く?」
「あ、みーたん、自分で言い出した!」
「もう言われるの嫌だから、言っちゃうことにした!」

2人は20年前に戻ったかのような感覚になっていた。

「ねえ、みーたんがさ、言ってくれた教訓覚えてる?」
「え?なんだろう?」
「みーたんの言いつけを守って、2番目に好きな人と結婚して、幸せだよ。」
「それね!ホントだったね。私もそう。あっ、、、」
「だからなんで言葉に窮するのよ、昨日もだけど。」
「いや、言ってはいけないことを言ってしまったような。。。」
「あの時はさ、不機嫌になったけど、たぶん俺たち結婚してたらさ、それなりにケンカもするじゃん。だけど、こうして会うとさ、お互いのいいところだけ見ていられるじゃん。こういうことだったんだなーって思えた。」
「そういうことだよね、私も最近理解してきた。幸せなのは2番目の人との家庭ではなく、1番目の人とのこういう時間。逢瀬とも言う!?」
「オトナだねー、逢瀬と来ましたか。なるほど。」
「逢瀬。。。」
「しかも言葉に窮することなく、ストレートに(笑)」

2人は手を繋いで、少し細い路地へと入っていった。
しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

由紀と真一

廣瀬純一
大衆娯楽
夫婦の体が入れ替わる話

バーチャル女子高生

廣瀬純一
大衆娯楽
バーチャルの世界で女子高生になるサラリーマンの話

兄になった姉

廣瀬純一
大衆娯楽
催眠術で自分の事を男だと思っている姉の話

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...