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第79話 シーサイド・キッドナップ

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 国際ジュニア団体戦は大会の10日目を迎えた。
 全ての予選リーグが終了し、参加していた16ヵ国のうち決勝トーナメントへは各リーグ上位2ヵ国の計8ヵ国が進出する。予選リーグを勝ち上がったのはアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、イタリア、ロシア、そして日本。10日目となる今日は、グランドスラムのウィンブルドン大会で過去に導入されていた休息の日曜日ミドル・サンデーにちなんで、試合の実施されない休養日となっていた。

 聖たち日本のメンバーは、予選突破のお祝いがてら全員でホーローバー・ビーチへ向かった。大会の本番はこれからだが、折角の公式的な休養日ということもあり、練習はせずに少しばかり羽根を伸ばそうということになったのだ。

「大会と無関係のマスコミも紛れてるはずだ。振る舞いには気を付けろよ」

 大会中、必要最低限のことしか関わろうとしてこない監督の金俣かねまたが、珍しく引率代わりに同行した。なんでも別件で仕事があるとのことらしい。プロ選手でありながら、彼はスポンサー契約している大手食品会社の仕事に携わっていると、聖は奏芽から聞いた。

「広告宣伝みたいなものですか?」
「それもあるが、単純に営業だ」

 前日のミーティングで質問した際、金俣が短くそう答えたのを聖は思い出す。奏芽が補足してくれた所によれば、金俣はスポンサー契約の他に業務委託としての契約を結んでいるという。それによってスポンサー契約料とは別に、契約に応じてインセンティブを稼いでいるそうだ。主な商品はアスリート向けのサプリメント。営業先は個人から企業まで色々で、現役のプロ選手が自ら商品を売るというのは珍しく、それなりに好成績を収めているとのことだ。

「現役選手が自分の顔を売りつつ、ついでにスポンサー契約してる会社の商品も売る。まぁやることは増えるが、それで得られるメリットは金以外にも人脈とかが結構デカいよな。あの人、雰囲気のわりにプレゼン上手いらしいよ。オレは見たことねーけど」
「へえ、そうなのか」

 ビーチへ向かうマイクロバスで、聖と奏芽は金俣について話す。なんとなく、バスの前方に一人で座る金俣へ視線を向ける聖。普段から人を寄せ付けない雰囲気を露骨にかもし出しているせいで、あまり良い印象は持っていないが、金俣はプロ選手としてありとあらゆる工夫をしていると聞く。年齢はすでに三十代半ばだが、テニスの実力は黒鉄徹磨くろがねてつまに未だ引けを取らない。ストイックに結果を追い求める彼の姿勢は、態度こそ近寄り難いものの、自身に関わるあらゆることを一人で管理しなければならないテニス選手として、ある種お手本のようでもあった。

「オイ、むつかしい話してんじゃねーぞっ」
「てめぇらこれからどこに行くか分かってんのか!」

 座席の後ろから、それぞれ星型のサングラスとハート型のサングラスをかけたマサキとデカリョウが顔を出す。派手なアロハシャツを着て、どこで買ったのか金色に輝くネックレスチェーンを胸元に光らせている。日焼けした肌が頭の悪そうな格好に磨きをかけ、南国に浮かれてはしゃいでいる観光客のステレオタイプそのものだ。

「ホーローバー・ビーチはマイアミ有数のセレブヴィーチだぞ!」
「し!か!も! 聞いて驚け、ヌーディストヴィーチだ! ヒャッフー!」

 言いながらアロハシャツを脱ぎ上半身を晒す二人。歓喜と興奮を表すように、サングラスの下で恍惚とした表情を浮かべながら身体をくねらせ、いつも以上のテンションではしゃいでいる。あまりの喜びように、二人が脳内で繰り広げるあられもない妄想が外にまであふれ出てくるようだ。聖も一瞬、その欲望のパワーにあてられて思わず唾を飲む。

「その区画にゃいかねーよタコ」

 そんな彼らに、冷ややかな視線と残酷な現実を伝える奏芽。ホーローバー・ビーチが世界有数のセレブビーチで、なおかつヌーディストが集まる場所であるのは事実だ。しかし、テニス選手である聖たちは当然そこには行かない。今日ビーチに行くのは、予選突破のお祝いであると同時に、大会側がプロモーションとして用意したある種の催しの一環でもある。いわゆる『選手たちの休息』をシーンとして切り取り、大会の宣伝材料にするためだ。

「どうせスズの言葉鵜呑みにしたんだろ、お前ら」

 奏芽の言葉に、さもありなん、と納得する聖。後ろに座っている女子たちに視線を向けると、案の定スズナが悪い顔でニヤニヤしている。スズナもスズナだが、それを信じる二人もいい加減懲りたらどうなのかと聖は呆れてしまう。もっとも、彼らを弄ぶのに長けたスズナの前では、無理のないことなのかもしれない。

「せ、せめてひと目だけでも……」
「セキュリティ、クッソ厳しいぞ」

 おんおんと泣く二人の声が響くバスは、何事も無く予定通りビーチへと向かった。

           ★

 ビーチについてから、聖はひと通り仲間達と遊びまわった。波打ち際ではしゃいだり、誰がどこで用意したのか知らない巨大なイルカの浮き輪に乗ったり、砂浜でビーチテニスをしたりと大いに満喫して楽しんだ。途中、大会関係のメディア担当者が現れ、日本に取材を申し込まれた。インタビューにはミヤビやスズナ、喋りたがりのマサキやデカリョウが応じ、そのタイミングでいったん休憩となった。

<10代のうちに国を離れ、世界の猛者どもを相手に試合し、仲間と一緒に勝利を掴み、そのお祝いにと世界有数のセレブビーチで同世代の美少女とキャッキャウフフしている。それが今のオマエなわけだが、そのことについて何か思うところは無いワケか>

 パラソルの下でひと息ついていると、アドが怨みがましく話しかけてくる。

「なんだよ急に」

<理不尽だぜ。おかしいぞこンなの。おめぇなンざまだプロでもなんでもねェってのに、なンでこンな好待遇で青春謳歌してやがンだ。ガキの頃にちょっとやってたとはいえ、テニスから遠ざかってた野郎がプロ選手になろうってンなら、毎日毎日血反吐を吐き散らしながらありとあらゆるものを犠牲にして、ひたすら欲望を殺し続けてゴールを目指すべきだろ。それがなンだてめェは! 宇宙はコイツに甘すぎるッ!>

「……一理あるとは思うけど、お前が言うとなんかなぁ」

 ジンジャーエールを飲みながら、嫌そうに言う聖。確かに聖の今の環境はかなり、いや、相当恵まれている。それもこれも、日本最大のテニスアカデミーであるATCに入り、そこの選手育成クラスに所属できたお陰だ。勿論、それは自分の実力ではない。努力はしているが、借り物の力によるところが非常に大きい。そしてその事について今は割り切っているが、ふとした瞬間に罪悪感に苛まれることもあるのだ。それを振り切るように、可能な限り本人も全力で努力している。

<世の中にはもっと恵まれない人たちがいるっつーのによォ、てめェときたらなンだかンだ順風満帆なテニスライフを謳歌してやがるじゃねェか。えェ、オイ? いいご身分だなクソ、若いうちはもっと苦労すべきだろ。そう思うなら今からヌーディストエリアに行け>

「話の持って行き方が雑すぎる。ここだってホラ、充分目の保養になるだろ」

 世界有数のセレブビーチという先入観があるせいか、訪れている人々にはどこか上流階級の雰囲気が漂っている。モデルのような体型の人が男女問わずそこら中にいて、その全員が水着姿なのだ。それも日本では考えられないような際どい水着の女性もそこかしこにいる。わざわざヌーディストビーチになどいかなくても、ここの光景は聖の記憶にある日本の海水浴場と色んな意味で比較にならない。

<しっかり楽しみやがってボケが! オメェ真面目ちゃんぶってるけどムッツリなのはオレはよォく知ってるからなッ! オマエのツボがミニスカ巨乳のエロナースだってことは>

「聖くん、どうしたの?」

 名前を呼ばれて振り向くと、水着姿のミヤビが立っていた。聖は反射的に頭のなかでアドとのリンクをカットする。必死で思考を切り替える聖を余所に、隣いい?と言いながら、ミヤビが答えを待たずに座った。思いのほか近くに座るので、ついドキリとしてしまう聖。気持ちを逸らそうと、彼女がさっきまで大会側に頼まれてインタビューを受けていたのを思い出す。その様子を少しばかり見たが、水着姿の彼女はテニス選手というよりも、雑誌を飾るグラビアアイドルのような雰囲気だった。

「インタビュー、終わったんですか?」
「うん。あれこれ余計な事ばっかり聞かれて参ったよ」

 大会側が正式に許可したマスコミとはいえ、テニスに関する質問は冒頭だけで、あとは日本の週刊誌が聞いて来そうな質問が大半だったという。人種は違えど、ミヤビやスズナぐらいの見た目になると海外のメディアにも注目されるようだ。スズナなどは「ペアの彼とはどういう関係?」と聞かれて、かなり意味深なことを答えたらしい。

「予選で負けちゃった他の国の選手もきててさ、皆もウザイねーって」

 今大会に集まるのは、各国のトップレベルジュニアだ。例外もあれど、今後世界で活躍する可能性が高いジュニア選手について、あれやこれやと情報収集しようとメディアも必死なのだろう。今やスポーツ選手は日本でいうアイドル的な要素を持ち始め、プロにほど近いジュニア選手は男女問わずいつだって注目の的だ。そういえばハルナも、常に大人たちの耳目を集めていたなと聖は思い出す。

「聖くん、イタリアの選手見なかった?」

 会話が途絶え、何を話そうかと思っていると先にミヤビがそういった。最初のイタリア戦でミヤビが不本意な勝ち方をしたのを、彼女がかなり気にしていると聖も耳にしている。聖が前日にイタリアの試合を観たのは、そのことも関係していた。

「いえ、見てません。ただ、ブロード選手は昨日かなり調子良さそうでしたよ」
「あぁ、うん。ありがと。もう切り替えたけどさ、もしかしたら今日会えるかな~って思っちゃって。昨日はわざわざ観に行ってくれてありがとね。金俣さんにはナイショなんでしょ?」

 イタリア人選手との接触を禁じられているのは、なにもミヤビだけではない。監督の金俣は、いち様に日本のメンバーが彼らと関わらないよう指示している。試合後に聖もあれこれ情報をネットで集めてみたが、確かにイタリア周辺の評判はあまり良くなかった。目にする情報の多くがイタリアに対して批判的で、トラブルを警告するようなものもあったぐらいだ。そういう情報を見て、一応は金俣の方針に従う気にはなったものの、熱戦を繰り広げた相手を悪く言われている感じがして、聖はあまりいい気がしなかった。

「接触はしてませんし。同じリーグの結果を見届けにいっただけです」
「あはっ、聖くんでもそういうこというんだね」

 聖の言い方が面白かったのか、ミヤビは白い歯を覗かせる。以前プールに誘われた時に見たのと同じ白い水着だが、青い空と白い砂浜の広がるホーローバー・ビーチによく映えている。聖がうっかりその姿に見惚れてしまうと、視線に気づいたミヤビがくすぐったそうな照れ笑いを浮かべ「見すぎじゃない?」と言って顔を赤らめた。

「あぁ、すいませんっ」
「いいけど。ねぇ、お腹空かない? なんか買ってくるよ」
「一緒に行きます。ビーチとはいえ、一人だと危ないですし」
「その気遣いが蓮司にもう少しあればなぁ」
「そういえば、蓮司は?」
「アイツ、予選で自分だけ一度も勝ってないからって、さっき帰った」
「え、一人で? 大丈夫ですか?」
「ううん、スペインの男子勢と意気投合してさ、一緒に練習するって」
「スペイン、敗退したのに練習してくんですね」
「あそこに勝てたの、正直ただのラッキーだったと思うなぁ」
「あれでベストメンバーじゃないってのが、ちょっと信じられないです」

 雑談を再開しながら、ビーチ近くのレストランまで歩く二人。途中、ふと思い立ったらしいミヤビが、ちょっと写真撮ろうよと言って携帯端末を取り出す。てっきり景色でも撮るのかと思いきや、二人で海を背景にした自撮りセルフィーだった。ミヤビは遠慮なく聖に肩を寄せ、二人がフレームに収まる。

「ごめんね、みんなと撮ってるんだ。折角の海外だしさ」

 言外に、特別なことではないと知らされてるんだなと察したが、それでも悪い気はしない。撮った写真を見せてもらうと、自然に笑うミヤビに対し、聖はどこかぎこちない。アドとのリンクを切っておいて本当に良かったと、聖は密かに胸を撫で下ろす。

「この写真、ハルナちゃんに送って良い?」

 突然ミヤビが口にしたひと言に、思わず目を見開く聖。このとき自分がどんな顔をしていたのか聖に知る由は無いが、彼の顔を見るやミヤビが腹を抱えて大笑いしたので、よほど普段しないような変な顔だったに違いない。ケラケラと涙を流して笑うミヤビが落ち着くのを待っている間、やっぱり自分は年上に弱いなと痛感してしまう。

「やばい、今の顔撮りたかった。サイコーすぎる」
「勘弁してくださいよ……」

 なんだか姉にからかわれる時のような気分の聖だが、それを見たミヤビがさらに悪ノリし、おもむろに聖と距離をとって「ホントに送ろうかなー!」と言いながら、突然走り出した。呆気に取られていた聖だったが、すぐ我に返って追いかける。

「ちょっとミヤビさんっ!」

 聖は急遽、砂浜でダッシュトレーニングをするハメになってしまった。

           ★

 日本の海水浴場とは異なり、マイアミのビーチには海の家のようなものや屋台は無い。その代わり、浜辺から比較的近い場所にあるレストランやホテルで、飲み物や軽食が購入できる。二人は水着のままでも入れる店に訪れると、適当に料理を見つくろってビーチテラスに腰を落ち着けた。軽食を済ませて再び他愛もない雑談をしていると、二人の席に近づく人物があった。背は高いがかなり痩せていて、顔には無精ひげを生やしている。なんだかひょろ長い牛蒡ごぼうを連想させ、こういうのを俗にノッポというのかなと聖は思った。

「すいませーん、えっと、ミヤビ・ユキザキさん?」

 男は不自然なくらいニコニコしながら、そう話しかけてくる。その声が思ったより若く感じられたので、見た目に反して年齢は聖たちに割と近いのかもしれない。愛想笑いを浮かべて、いかにもフレンドリーな雰囲気だが、聖にはどこか場にそぐわない感じがした。

(服のせいかな?)

 男は色あせた水色のシャツに、くたびれた紺色のハーフパンツという姿だ。良いようにとれば地元の人間、という印象を受ける。だが、場所を考えると妙に浮いているというか、悪い言い方をすればどこか貧乏くさい雰囲気がする。海に着て泳ぐのだから、服装なんて関係無いといえばそれまでだが、聖はそれが妙に引っ掛かった。

「はい、そうですけど」

 きょとんとした様子でミヤビが応える。彼女も何かしら感じ取ったのか、普段のように愛想よくというよりは、少し相手と距離を取るような受け答えだ。ただでさえ今は水着なので、聖よりも何かを敏感に察知したのかもしれない。

「良かった。試合、見てました。僕はイタリアのメンバーの友達です」

 男は安心したように笑ってみる。相手の反応から警戒心を嗅ぎ取ったのか、距離は縮めようとせず、少し膝を落として座る二人になるべく視線の高さを合わせながらこう続けた。

「僕の友達、ブロードとあなたの試合すごく惜しかった。悔しいけど、負けは負け。イタリアも決勝トーナメント出るから、きっとリベンジしてくれると信じてる。今日は、ブロードのことで用があってきました。彼女が貴方に会いたいと言っていたので」

「ティッキーが?」

 ティッキーの名前を聞いて、ミヤビの表情がパッと明るくなる。やはりミヤビと同じように、相手も気にしていたのかと聖も合点がいく。ただ、表面的な会話の整合性とは別に、どこかしっくり来ないものを聖は感じていた。

「今、近くにいる。もし時間があるなら少し話せないかと。ここはお金持ちが多いから、あまり目立ちたくないと。彼女、一応イタリアでは資産家の令嬢だけど、色々あるから目立ちたくないって。ほんと、すぐ近く。時間無いなら無理にとは言わないけど」

 ミヤビが感激したような表情のまま、聖に視線を向ける。どうやら、ミヤビとしては行く気満々のようだ。それを見た聖も、少しぐらいなら良いだろうと思い、軽く頷いてみせた。

「少し待ってもらえます? 着替えを」
「ホント、すぐ近く。ティッキーも挨拶だけって言ってた。彼女も泳ぎにきた」
「もし話が弾むようなら、連絡先を交換すれば良いんじゃないですか?」

 気を利かせるつもりで聖が言うと、それもそうかとミヤビは納得する。二人が男に案内を頼むと、彼はひと仕事終えたように安堵してみせ、付いてくるように言った。


 海辺の細かい砂のついたビーチサンダルでアスファルトを歩くと、嫌にジャリジャリと音がする。間にある砂が擦れて、油断すると滑って転びそうだ。そんなことを考えながら、男に案内されるがまま、二人はレストランから少し離れた駐車場へとやってきた。

(こんなところに? まさか車で移動するのか?)

 何か嫌な予感がして、聖が男に声をかけようとすると、歩く先で背の低い男が大きな車から降り、こちらに向かって手を振った。口元の出っ歯が目立ち、目が大きくギョロついているところは、どこかマサキと似た感じのする人物だった。

「あれ? 男?」

 男の降りた車の横まで行くと、聖を見た出っ歯の男がそうつぶやく。ノッポの男がばつの悪そうな表情を浮かべながら「流れでさ」と言った。何かが変だ、と聖が強く思った直後、聖の腕をミヤビが掴む。

「聖、くん……」

 振り向くと、今度はデカリョウのような体型をした男が無表情で立っている。ただでさえ、気配もなく現れた巨体に驚いた聖だったが、その右手に目を向けた途端、思考が止まってしまう。そこには、映画やドラマで良く見る、リボルバータイプの拳銃が握られていた。

「騒ぐな。乗れ」

 波の響く音が、どこか遠くに聞こえた気がした。

                                    続く
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