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謎の男達
しおりを挟む最初のお客様ことイケメン獣人は
大盛りのハンバーグセットだけでは足りなかったようで橙子用に用意したサンドイッチも追加注文し、ペロリと平らげていた。
男「見た事ない料理だったが美味かった。2泊したいのだが部屋は空いているか?」
橙子「ありがとうございます。お部屋も空いております。料金は1泊食事付きで12000円ですので2泊で24000円です。お食事は今日の夕食と明日の朝と夕でよろしいでしょうか?」
思わずこちらの貨幣で答えてしまったけど、、、
男「ああ。また美味い食事も期待している」
橙子「はい!リクエストがあればおっしゃって下さいね。こちらはお部屋の鍵です。外出される場合はカウンターに鍵を預けて下さい。お部屋にお風呂もついていますのでお好きなときにご使用下さいませ」
男「肉料理がいい」
橙子「かしこまりました!夕食は18時~20時の間でしたらご用意できますのでその間の時間にまたこちらにお越しください」
男「分かった。荷物を置いたら一旦出る」
イケメンを2Fの201に案内してからキッチンへ戻った。
その後男が鍵を預けて外出してから自分用にサンドイッチを作り少し遅めの朝食兼昼食を食べた。
お金はどうするんだろう、、、?
まあ、なんとかなる!、、、かな?
でも本当に異世界と繋がってるんだ、、、
さっきの獣人さんかっこよかったなあ♡
本物の耳と尻尾だよね?
モフモフ♡な尻尾触ってみたいなあ♪
剣を持ってたみたいだから騎士とかかな?
獣人さんは私が思ってるよりもめちゃくちゃ食べるみたいだし夕食は多めに作らなきゃ!
と夕食のメニューを考えていると、、、
チリーン♪
またお客様のようだ。
橙子「いらっしゃいませ~♪」
男B「へぇー?こんな綺麗なお姉さんがやってるんだ♪」
なんか、、、チャラいw
ヒョウ?の獣人さんかな?
橙子「ようこそ陽だまりカフェへ。お食事ですか?ご宿泊ですか?」
男B「んー食事で!」
橙子「かしこまりました。お好きな席にお座り下さい」
この人チャラいなあ~イケメンだからモテるんだろうなあ
男B「ここ落ち着くね~♪あの花見てると癒されるわ~」
橙子「ありがとうございます♪ラベンダーって言うお花でリラックス効果もあるんですよ」
男B「こんなとこあるなんて気づかなかったよー。最近出来たの???」
橙子「はい!本日オープンしたところなんです」
男B「そうなんだ~じゃあこれからしょっちゅうお邪魔するよ!」
橙子「ありがとうございます♪どうぞご贔屓に♪メニューになければ大抵のものは出来ますのでリクエストして頂いても構いませんので後ほど伺いにきますね」
男B「んーなんか甘い物食べたいんだー。マスターのお任せで♪飲み物は紅茶ね」
橙子「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」
キッチンに戻り、さて何にしようか?
焼いて置いたクレープ生地があったからクレープでも作るか?
いや、、、手掴みが良いと思われるとは限らない。
ミルクレープにするか!
橙子「お待たせ致しました!ミルクレープとアールグレイの紅茶でございます。
お好みでお砂糖とミルクをお使い下さいませ」
男B「、、、ミルクレープ???うわ!凄い!これ薄い生地を何枚も重ねてるの?!
凄い!しかもめちゃくちゃ美味しい♪」
橙子「ありがとうございます♪」
男B「お姉さん足りない~おかわり!」
橙子「はーい!ただ今!」
豹の獣人さんはそれから何度かおかわりしてワンホール平らげた、、、
獣人さんどんだけ食べるねん!!!!
あっ、、、思わずツッコミがw
男B「お姉ーさん美味しかったよ♪また来るよ!ここって夜もやってるの?」
橙子「はい!18時~20時に宿泊の方に夕食をお出ししているのでその時間帯だけですが、、、」
男B「じゃあ今度来れる時は夕食を頂こうかなあ♪甘いもの、、、ミルクレープ?だっけ?物凄く美味しかったし夕食も期待出来そうだからさ♪
橙子「ありがとうございます♪ぜひお越し下 さい!ご期待に応えますのでw」
男B「俺、サーチェスって言うんだけど、
お姉さんの名前は?」
橙子「私はとうこと言います」
サーチェス「トーコ♡ね♪」
♡がついてる気がする、、、
なんかやっぱりチャラいw
サーチェス「じゃあまたね~」
橙子「ありがとうございました!またのお越しをお待ちしています」
チリーン♪
はぁ、、、イケメン獣人さん耳としっぽがふりふりしてて可愛い♡
でも、、、チャラかったなぁww
今は15時過ぎたとこか、、、
ちょっと休憩しよーっと♪
自分用のコーヒーを入れるためカウンターで豆を挽いていた。
チリーン♪
???「ここは?」
橙子「いらっしゃいませ!陽だまりカフェへようこそ♪」
???「?!?!?!」
ガバッ!!!!
はっ????何?!?!?!
今、えっ?!お客様が来たよね???
で、、、えっ!抱きつかれてる?!
なんで?!
???「見つけた!もう離さない!!!!」
はい???
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