不幸MAX体質人間は、獣人がいる地球に転生するみたい

銀次・虎狼丸

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第1章 出会いは、ハプニング!?【柿崎健太視点】

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俺は、アイリさんと別れてスーパーで買い出しを済ませ家に向かっている。

(今日は、楽しかったなぁ………アイリさんに会いたいなぁ)

俺は、今日のことを思い出す。

『大好きだよ』

(///…………大好きどっちの意味だろう。友達なのか、それとも………いやいやそんな訳けないか。)

俺は、そんなこと考えていたら家に着いた。

「………………何で玄関前に体育座りで座ってるだメイ」

俺の言葉に反応して顔をあげるメイ

「お、おにぢゃん(涙)、………会いだがったよ(涙)」

そう言って抱きつく。

俺は、メイを落ち着かせ。何があったか聞くためメイと一緒に家入った。

















「なるほど。……………予定より早くテニス部の活動が終って帰ってきたら、カギとスマホを家に忘れてしまい、家に入れないし、誰にも連絡つけれなくなったと」

「モグモグ」

メイは、俺が買ってきたポップコーンを食べながら頷く。

「それで、昨日渡君のお家でバーベキューやるって言ってたのを思い出して渡君の家に行こうとしたらお腹が空きすぎて動けなくなったと……………まったく。何やってるだか」

俺の言葉にメイがムッとする

「モグモグ……………だ、だって仕方ないじゃん!春休み中最後の部活メニューが勝ち抜き試合で休憩無しで20人抜きしたんだもん!!」

俺は、そう言うメイの頬っぺを引っ張る

「メイの尋常な体力にも驚きだけど前に俺言ったよね~?メイがいつ忘れてもいいように庭の倉庫に入ってる植木鉢の鉢底に予備のカギ用意してあるって!?」

「ごめ~んな~さ~い(涙)」

俺は、引っ張るのを止める。

「まったく。…………過ぎたことは、仕方ない。夜ご飯作るからお風呂洗って入りな。あと、ほらこれ言われたチケット。」

俺は、メイに封筒を渡す

「おにぢゃん~(涙)ありがどう~(涙)でも何で封筒(涙)」

「泣くか、喜ぶかどちらかにしなさい。……………メイ今回のライブチケットの詳細読まなかっただろ。」

俺は、今回のライブチケットの詳細を話した。

「なるほど。でもさすがお兄ちゃんだね。もう1つの答えにたどり着けるなんて。お兄ちゃんに頼んで良かった。ありがとうね。この限定チケット今ここで開けていい?」

俺は、「いいよ」と言って台所にいって買ってきた物を冷蔵庫に入れる。

(さて、晩御飯の準備しますか)
俺は、エプロンをきた時

「お、お兄ちゃん!!ちょっときて!!」

メイに呼ばれる。

「何かあった?」

「最前列の昼の部、夜の部チケット2枚ずつ入ってるだけじゃなくて、『アイリス・フィッチ』のサイン色紙、グッズ、メンバーと直接会って一対一で話せるって書いてあるだけど!?」

「良かったじゃん。メイの推しのネケさん?と話せるだろう?」

「そうだけど。私このままだと圧迫死ならぬ推し死し
しちゃう!?」

「新しい言葉作るな。でも夜の部観るなら母さんに許可取らないとな。二枚あるなら友達と行くだろ?」

俺の言葉にメイは、首を横にふる
「私の友達全員ネットで観るって言ってたから友達とは、行かないよ?それに1人選んで一緒に行ったって知られたら面倒そうだし。皆推しは、違うけど『アイリス・フィッチ』は、好きだから。だからお兄ちゃん一緒に行こう!!」

「まぁそうか。てか俺でいいのか?俺アイドルグループよくわからないだけど………」

「大丈夫だよ❗知らない人でも楽しめるだから❗❗
それにお兄ちゃんいれば軍隊がきても安心なんだから」

「何に言ってんの。そもそもメイだって護身術使えるでしょ。」

「そりゃ、お兄ちゃんに色々教えてもらったから、お兄ちゃんレベルの人が来ない限り対処出来る自信あるけど、当時、ライブに夢中で気づかないかもしれないじゃん!!それに大きいイベントだからお兄ちゃんの好きな出店とかいっぱい出ると思うよ?お昼部は、1人でいいから一緒に行こうよ!?」

俺は、どうするか考える。

(確かに。出店巡りは、したいなぁ………………いや待てよ。今日のアイリさんの件もある。あの爆弾の出所も気になる。念には、念をいれとくか)

「…………………わかった。一緒に行くよ。ただ夜の部は、今日電話して母さんに許可取ってからね」

「うん。わかった!じゃあ私お風呂洗ってくる!」

そう言ってメイは、いなくなった。

(忘れる前に母さんにメール打っとくか。『相談したいことあるから時間空いたら電話ちょうだい』送信っと)

俺は、メールを送り夕飯の支度をすることにした。



























20時

あれから優斗達も帰ってきて夜ご飯を食べて、それぞれの時間を過ごしている。

俺は、リビングのソファーでメモアプリを見ながら考え事していた

《メモアプリ》
・爆弾の出所→闇市場
・ゴリラ獣人→✕(蛇の半獣人から買った)
・蛇の半獣人→武器売買、闇市場で買って高くうる。
もう違う県に行った。
・ライブイベント→問題なし

(………………アンサーで調べた結果問題なさそう。ただ急に変わる可能性もあるだろうから油断しないでおかないと。)
俺は、背伸びをする

(あまり関わりたくないだけどなぁ……………そうだ。今日アイリさんの『大好き』ってどっちの意味だろかアンサーに聞けば分かるはず…………………いや、もし友達としてって意味だと何か嫌だし、もしかしたらからかっているだけかもしれないし、…………)

俺は、トークアプリを開く。
(アイリさんに電話したいなぁ………いや。さすがにまずいか。一回メッセージ送っていや、何て送れば………………『アイリさん、あのあと何も起きてないですか?今日時間あったら電話したいです。』送信………////)

俺は、頭を抱える。

「…………………いっぱい遊んだとはいえ、今日知り合った俺なんが送ってよかったかな。」ボソッ

「送っていいじゃない?普通信頼してなかったら今日知り合ったばかりの人と連絡先交換しないでしょ」

俺の後ろから声がし、俺は、慌ててソファーから降りる
「わぁ!!か、母さん!!?いつの間に!」

「う~ん?少し前から健太が真剣に考え事してるなぁ~と思ったら今度は、春が訪れたみたいな雰囲気になったから見てた~」

「見てた~じゃあないよ!!帰ってきてたなら言ってよ!」

「え~、サプライズしたかっただもん~あ、ただいまのギュウしてなかった」

母さんが抱きつこうとしたので俺は、避けた。

「え~何で避けるの(涙)照れ屋さんなんだから。」

「さすがに、毎回母さん、父さんに抱きつかれるのは、抵抗ある。てか、帰ってくるの明日の夜じゃなかった?」

「う~ん。ちょっと色々あってね。それに愛してる息子から相談があるって言うから、仕事サボって抜けて「今すぐ仕事に戻りなさい!」…………冗談よ。ちゃんと仕事終わらせてきたわ。」

(本当かなぁ?母さん、父さんならやりかねないからなぁ)

「もう!!ちょっと仕事終わらせました。もし終わってなかったら秘書のジンが私を捕まえにくるでしょ?それで相談したいことって何?まさか恋人紹介!?」

「いやまだ、恋人じゃあ////……………いやいや!そうじゃなくて、実は~」

俺は、ライブの話をした。

「…………なるほどね。協力してくれたお店から何人かきたけどちゃんと正解したのは、1人って言われたからその1人が健太だったとわ………流石私の自慢の息子!」

そう言って俺の頭を撫でる。

「もう!そうゆうのいいからそれで許可してくれるの?」

「うん。いいわよ。2人とも何かあっても冷静に対応出来るし、それにちょうど良かったわ。」

「ちょうど良かった?」

「そうそう。その説明する前に………………メイ、優斗、小太郎、リュン皆のことが大好きなお母さん帰ってきたわよ!!」

その言葉を聞いて2階からドタドタと音がする。
「お母さんお帰り!」
「ママ~お帰りなさい!」
「ワン、ワン!!」
「にゃ~!!」


それぞれお母さんに抱きつく

「はぁー。この瞬間が私を元気100%から1億%までかけ上がらせてくれるよ!!」

「普通0から100でしょ!」

とツッコミをする。



「さて、息子、娘充電完了したところで皆にお知らせがあります!明日皆で5日間○○ホテルに泊まりたいと思います!」

「「え?」」
俺とメイは、困惑する。

「ホテル泊まる!?小太郎とリュンも一緒!?旅行!?」
優斗は、ワクワクしている。

「そうよ。お母さんお仕事の関係で明日、明後日は、構ってあげれないけど、3~5日目は、一緒に過ごせるから優斗が前に行きたがってたテーマパークお父さんと一緒に制覇しに行きましょ!?」

「本当に!?やったー!!」

優斗は、喜ぶ。

「それに2人が観に行くライブ会場近いし一番最上階だから雨が降らない限りライブ観れるし尚更いいと思うわよ?」

(……………最初からそのつもりだったなぁ?)

「はぁー。まぁ母さんの無茶振りは、今に始まったことじゃないけど、もっと早めに言ってよね」
メイが言う。

「…………確かに。そうなると、色々準備しないとだね。」

「まぁ出発は、明日のお昼ぐらいだから焦らず準備してちょうだい。」

俺達は、頷く。

「ママ~、寝る前に本読んで~」
と優斗が言う。

「いいわよ~ちょっとやることあるからそれが終わったらね~」

「は~い」
そう言って小太郎と一緒に上に戻った。

「う~ん5日間か……………ライブのDVD 持っていこうかな?」

「○○ホテルアニメ、映画、ドラマ、ライブ見放題だから必要ないと思うわよ~」

「本当に!じゃあ私も準備しとかないと、今日みたいに忘れ物したくないし、リュン行こう!」
「にゃん~」
メイとリュンも上に行った。

「じゃあ俺も「あ、健太は、残ってちょうだい」…………ナンデショ?」

俺は、母さんの声のトーンで怒られるのを感じた。

「また無茶をしたでしょ!?ケビン兄さんから聞いたわよ!?獣人の人を助けただけじゃなく爆弾まで処理したって!そして犯人を返り討ちにしたんでしょ!?」

俺は、母さんから目をそらす。

「………………別に勝算のなくてやったわけじゃないよ。爆弾も趣味で読んだことある奴だったし、それに無理な場合でもちゃんとプランも考えてあったし……………」

「もう、私が言ってるのは、そうゆうことじゃないの!?ケビン兄さんは、褒めてたけど、一歩間違えれば健太もただじゃすまないのよ!?」

「…………………」

俺は、黙り込む。

「もう。健太いい?確かに健太は、私みたいに直感力がたけてるし、正人みたいに理解力と頭の回転が早い。そして、応力や発想力も凄い。そして必死に色々学んで、努力してきたのは、知ってる。でもねぇ………」

母さんは、そう言って俺の頭を撫でる。

「健太は、1人で抱えすぎなのよ。『もしかしたら間違っているかもしれない。』『自分のせいで危険なめに合うかもしれない』あなたは、優しいから色々考えてしまいがち。あなたは、私の息子。私は、あなたの母親なんだから頼ったり、ちゃんと相談して。」

「……………ごめんなさい。母さん。」

「フフ。まぁ今に始まったことじゃないけどねぇ。」

そう言って母さんは、俺から離れる。

「さぁお説教は、これくらいにして、健太も忘れ物無いように準備してね。」

俺は、頷く。

「……………そう言えば父さんは、ホテルで合流するの?」

俺は、ジュースを飲みながら聞く

「そうよ~。正人には、一週間前に言ってあるから荷物とか大丈夫でしょ。」

(……………俺らにもそれくらいの余裕もっていってほしいだけど)

「……………あ、そうだ。健太」

「うん?何?」

「恋人無理に紹介しなくていいけど、エッチする時は、避妊薬飲ませるのよ?」

「ゲホ!」

俺は、母さんが爆弾発言したせいでむせた。

「な、何いって!?」

「あれ違った。母さんてっきり健太に恋人出来たのかと…………」

「か、仮に出来たとして、エッチの話し関係ないでしょ!!」

「あら、関係あるわよ。私の予想だと健太と付き合う人は、かなり性欲強くて、エッチがメチャクチャ上手いと思うわよ?」

「そんな分けないでしょ!もう俺も上に行くからね!!夜ご飯は、自分で作ってよ!!」

俺は、そう言って上に向かった。




























「さて、準備こんなものかな」

キャリーケース、ショルダーバッグ大、小を見ながら言う。

俺は、スマホを見る、
(21時50分………………アイリさん寝たかなぁ………)

俺がそう思っているとブウンブウンとスマホがなる。

(アイリさんからだ!)

「もしもし。アイリさん!?」

『こんばんは。健太君。遅れてごめんね。』

「いえ、お疲れ様です。」

『フフ。ありがとう。それでどうしたの?もしかして………………僕の声聞きたくなった?』

「え、その、えっと////…………」

『フフ。……………そうだ。妹さん喜んでいたかい?』

「はい。限定チケットの中身が、昼夜のチケット二枚入っていて、メンバーさんと直接一対一で話せる特典も入ってたらしく喜んでいました。」

『そう。頑張って解いたんだから喜んでもらえて良かったね。』

「はい。あと妹に一緒に行こうって言われたんですけど、自分お祭りとかイベントの屋台が好きなのでお昼は、屋台巡りして、夜の部を一緒に観ることにしました。」

『夜の部…………そういえばメンバーさんと直接一対一で話せる特典って妹さんだけなのかい?』

「どうなんでしょ?アイリさんは、誰かオススメの人いますか?」

『う~ん。僕は、歌い手目的で聞かないから、……………あ、そういえばシロさんっていうメンバーがいたはず。その子とかどうかな。』

「シロさんですか?まぁ自分よくわからないですけど、もし選ぶならその人にします」

『うん。いいと思うよ。でも複雑だな~』

「複雑?」

『シロさんって確かカッコいい女性だった気がするだよね。健太君がシロさんに惚れないか心配だなぁ』

「アハハ。じゃあ大丈夫ですね。」

『大丈夫?』

「アイリさんみたいに、カッコいいも可愛いも表現できて魅せるダンスが出来るなら興味持つかも知れませんけど。カッコいいだけの女性なら惚れないと思いますよ。」

『……………つまり健太君は、僕に興味深々なのかな?』

「あ////」

『フフ。嬉しいなぁ。今度直接あったら言ってほしいなぁ~』

「////あ、あの明日の準備があるので今日は、これで………」

『フフ、そうだね。また寂しくなったら電話していいからね。おやすみ健太君』

「おやすみなさい。アイリさん」


「アイリさん。大好きです。」ボソッ
俺は、小さく言って切った。

(顔が熱い///)
俺は、ベッドに横になった。
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