150 / 284
August
8月17日(土) プール
しおりを挟む
「晴れてよかったな」
肌を刺す紫外線。
熱を吸収して鉄板のように熱くなり、素足をこんがりと焼き上げようとする床材。
どこを見ても人で溢れかえり、喧喧囂囂という言葉が相応しいこの状況下において、俺は隣に立つ親友へ話しかけた。
「そうだな、すっかりプール日和だ」
そう答えたそらは上を見上げるので、俺もつられて空を眺める。雲一つない、まさに快晴の青空。
そこから再び視線を戻せば、男女問わず肌を多分にさらけ出した人々の姿が見て取れ、その奥には多種多様な水を用いたアトラクションが来場者を誘うように佇んでいた。
「……しかし、遅いな」
「そう言うなよ。女の子は準備に時間がかかる――と、相場が決まっているだろ? それを待つのが男の甲斐性ってものさ」
「相変わらず、カッコイイことで……」
さて、そんな俺たちが今いる場所は、更衣室を出たすぐ横の道の脇。
会話の内容からも察せられると思うが、パパッと服を全部脱いで海水パンツを履くだけでよい男性陣とは違い、色々と準備のあるらしい女性陣を待つためにこの場で二人、適当な会話をしながら待機していた。
だがそれも、もうすぐの辛抱だろう。
その直感が示す通り、「お前には敵わない」とばかりに肩を竦めるそらの奥から見知った二人の人物を捉える。
「……おまたせー」
「ご、ごめんね……。少し、遅くなっちゃった……」
最初に声を掛けてきたのは倉敷さん。
胸元は白のフレアビキニであり、腰から下はパレオが巻いているという、そらの好みそうな彼女らしい装いなのだが……それ以上に気になったのは、その手に持った大きな浮き輪であった。
そして、もう一人は詩音さん。
こちらは……どうにも恥ずかしがっているようで水着の上からラッシュガードを羽織っており、にもかかわらず頻りに裾を引っ張って、露わになった眩しい太ももを何とか隠そうとしている。
どちらも素直に似合っていると、俺は思った。
ウチの学校には水泳の授業がないし、その姿はとても新鮮に映っている。
「いいや、大丈夫だよ。それじゃあ、みんな集まったし行こうか」
首を振って、先程の返事に答えた。
まずは人の波に乗り、目的のアトラクションまで進んで行こう。
――というわけで、やって来たのは流れるプール。
そこそこの人数が、各々気ままに並に揺られて進んでいる様は少し面白くもあり、異様だとも感じる。
そのプールサイドでまずは軽く体操をすれば、我先にと倉敷さんは持ち前の浮き輪に体を収めて飛び込んだ。
パシャッと水が弾ける中、保護者よろしく追いかけるそらを横目に、俺は詩音さんに声を掛けた。
「俺たちも入ろうか」
「う、うん…………」
しかし、返事に反して動きはない。
先程と同様に、モジモジと自分の格好ばかりを気にしてその場に立ち尽くすばかり。
「…………もしかして、恥ずかしい?」
当たり前だが、プールは水着が基本だ。
それに加えて、この流れるプールには大勢の人がいるわけで、事故とはいえ他人との接触も少なくはない。
だとするならば、異性があまり得意ではない詩音さんには少し酷な場所だったか……。
「アレだったら、俺たちだけ他の場所に行く? あっちの底の浅いプールとか、ここより人数少ないし、ゆっくりできそうだよ」
「あっ…………えっと……」
しどろもどろになる彼女。
けれど、何かに縋るように俺の指を一本握ると――。
「――そう、なんだけど…………あの……皆と泳いでもみたくて、だから……」
頑張って、真っ赤な顔を俯かせながらそう言ってくれた。
だから、俺も応えてあげるんだ。
「……分かった。なら、俺が詩音さんを守ってあげる」
「…………っ! うん!」
手を取り、プールへと入る。
先に進んでしまったであろう友達を追いかけるために、それでいて約束と彼女自身を守るために……少し急いで、でも一緒に、俺たちは泳ぐのであった。
♦ ♦ ♦
「…………やっぱりシメはスライダー」
「だな!」
そろそろ帰ろうかという話になった時分。
幼馴染コンビのそんな一言で、俺たちはこのプール施設の一番の目玉である大型スライダーへと赴いていた。
高さ十四メートル。全長百メートル。
専用の浮き輪ボートに乗って滑るソレは、一人用と二人用の二種類が存在し、若者に人気のあるアトラクションだ。
故に二時間・三時間待ちは当たり前なのだけど、俺たちが帰宅の提案をしたように時間も時間であるため、一時間もかからずに順番は回ってくる。
「んじゃ、先に行くわ」
「……健闘を祈る」
倉敷さんは前、そらは後ろを陣取ると、続く俺と詩音さんに向けて不敵な笑みを浮かべ、早々に滑っていった。
――が、しかしだ。
おそらく身体を固定させるためだろうけど、そらが背後から抱きしめるように倉敷さんの身体を引き寄せる姿は、仲の良さを感じさせるな。うん。
…………正直、健全な学生には少し目に毒だと思う。
「では、お次の方どうぞー!」
係員の指示で俺と詩音さんは前に出ると、スライダーの入口手前にボートが設置された。
「詩音さん、前と後ろのどっちがいい?」
「ま、前は怖い……から、後ろで」
「了解」
簡潔なやり取りを経て乗り込むと、アトラクションをするに当たっての注意事項を当然ながら受ける。
「スライダーを滑る際は転落防止のため、必ず横に付いております取っ手を握ってください。ただし、後ろの方に限りは前の方の身体にしがみついてもらっても構いません。その場合は、しっかりと相手の身体を抱き寄せ、強く組み付いてくださいね」
先頭の俺は、当然のごとく取り付けられた取っ手を思い切り握った。
そして、同時に納得する。
あぁ、なるほど。
だから、そらたちはあんな行動をしたのか――と。
…………って、そんなわけあるはずがない。
冷静に自分に突っ込む。
だって、掴む必要性があったにしても、今の詩音さんのように横の取っ手を握ればそれで済んだのだから。
全てはやはり、彼らの仲の良さに起因していた。
「それでは、いってらっしゃい!」
係員がボートを押し、ゆっくりと進み出す。
筒の中、流れる水を頼りに前傾へと傾いていけば――。
「――翔真くん、ごめんね」
耳元でそんな声がすると、背中はフワリと温かくて柔らかい感触で包まれた。
スライダーは凄まじい速度で、まさに一瞬の出来事だったのだけど俺はその時の景色を何一つ覚えていない。
気が付いたら、いつの間にかすでに出口にいて……。
真っ赤な顔の詩音さんと、それから笑顔でサムズアップする友が二人――それしか記憶に残っていなかった。
肌を刺す紫外線。
熱を吸収して鉄板のように熱くなり、素足をこんがりと焼き上げようとする床材。
どこを見ても人で溢れかえり、喧喧囂囂という言葉が相応しいこの状況下において、俺は隣に立つ親友へ話しかけた。
「そうだな、すっかりプール日和だ」
そう答えたそらは上を見上げるので、俺もつられて空を眺める。雲一つない、まさに快晴の青空。
そこから再び視線を戻せば、男女問わず肌を多分にさらけ出した人々の姿が見て取れ、その奥には多種多様な水を用いたアトラクションが来場者を誘うように佇んでいた。
「……しかし、遅いな」
「そう言うなよ。女の子は準備に時間がかかる――と、相場が決まっているだろ? それを待つのが男の甲斐性ってものさ」
「相変わらず、カッコイイことで……」
さて、そんな俺たちが今いる場所は、更衣室を出たすぐ横の道の脇。
会話の内容からも察せられると思うが、パパッと服を全部脱いで海水パンツを履くだけでよい男性陣とは違い、色々と準備のあるらしい女性陣を待つためにこの場で二人、適当な会話をしながら待機していた。
だがそれも、もうすぐの辛抱だろう。
その直感が示す通り、「お前には敵わない」とばかりに肩を竦めるそらの奥から見知った二人の人物を捉える。
「……おまたせー」
「ご、ごめんね……。少し、遅くなっちゃった……」
最初に声を掛けてきたのは倉敷さん。
胸元は白のフレアビキニであり、腰から下はパレオが巻いているという、そらの好みそうな彼女らしい装いなのだが……それ以上に気になったのは、その手に持った大きな浮き輪であった。
そして、もう一人は詩音さん。
こちらは……どうにも恥ずかしがっているようで水着の上からラッシュガードを羽織っており、にもかかわらず頻りに裾を引っ張って、露わになった眩しい太ももを何とか隠そうとしている。
どちらも素直に似合っていると、俺は思った。
ウチの学校には水泳の授業がないし、その姿はとても新鮮に映っている。
「いいや、大丈夫だよ。それじゃあ、みんな集まったし行こうか」
首を振って、先程の返事に答えた。
まずは人の波に乗り、目的のアトラクションまで進んで行こう。
――というわけで、やって来たのは流れるプール。
そこそこの人数が、各々気ままに並に揺られて進んでいる様は少し面白くもあり、異様だとも感じる。
そのプールサイドでまずは軽く体操をすれば、我先にと倉敷さんは持ち前の浮き輪に体を収めて飛び込んだ。
パシャッと水が弾ける中、保護者よろしく追いかけるそらを横目に、俺は詩音さんに声を掛けた。
「俺たちも入ろうか」
「う、うん…………」
しかし、返事に反して動きはない。
先程と同様に、モジモジと自分の格好ばかりを気にしてその場に立ち尽くすばかり。
「…………もしかして、恥ずかしい?」
当たり前だが、プールは水着が基本だ。
それに加えて、この流れるプールには大勢の人がいるわけで、事故とはいえ他人との接触も少なくはない。
だとするならば、異性があまり得意ではない詩音さんには少し酷な場所だったか……。
「アレだったら、俺たちだけ他の場所に行く? あっちの底の浅いプールとか、ここより人数少ないし、ゆっくりできそうだよ」
「あっ…………えっと……」
しどろもどろになる彼女。
けれど、何かに縋るように俺の指を一本握ると――。
「――そう、なんだけど…………あの……皆と泳いでもみたくて、だから……」
頑張って、真っ赤な顔を俯かせながらそう言ってくれた。
だから、俺も応えてあげるんだ。
「……分かった。なら、俺が詩音さんを守ってあげる」
「…………っ! うん!」
手を取り、プールへと入る。
先に進んでしまったであろう友達を追いかけるために、それでいて約束と彼女自身を守るために……少し急いで、でも一緒に、俺たちは泳ぐのであった。
♦ ♦ ♦
「…………やっぱりシメはスライダー」
「だな!」
そろそろ帰ろうかという話になった時分。
幼馴染コンビのそんな一言で、俺たちはこのプール施設の一番の目玉である大型スライダーへと赴いていた。
高さ十四メートル。全長百メートル。
専用の浮き輪ボートに乗って滑るソレは、一人用と二人用の二種類が存在し、若者に人気のあるアトラクションだ。
故に二時間・三時間待ちは当たり前なのだけど、俺たちが帰宅の提案をしたように時間も時間であるため、一時間もかからずに順番は回ってくる。
「んじゃ、先に行くわ」
「……健闘を祈る」
倉敷さんは前、そらは後ろを陣取ると、続く俺と詩音さんに向けて不敵な笑みを浮かべ、早々に滑っていった。
――が、しかしだ。
おそらく身体を固定させるためだろうけど、そらが背後から抱きしめるように倉敷さんの身体を引き寄せる姿は、仲の良さを感じさせるな。うん。
…………正直、健全な学生には少し目に毒だと思う。
「では、お次の方どうぞー!」
係員の指示で俺と詩音さんは前に出ると、スライダーの入口手前にボートが設置された。
「詩音さん、前と後ろのどっちがいい?」
「ま、前は怖い……から、後ろで」
「了解」
簡潔なやり取りを経て乗り込むと、アトラクションをするに当たっての注意事項を当然ながら受ける。
「スライダーを滑る際は転落防止のため、必ず横に付いております取っ手を握ってください。ただし、後ろの方に限りは前の方の身体にしがみついてもらっても構いません。その場合は、しっかりと相手の身体を抱き寄せ、強く組み付いてくださいね」
先頭の俺は、当然のごとく取り付けられた取っ手を思い切り握った。
そして、同時に納得する。
あぁ、なるほど。
だから、そらたちはあんな行動をしたのか――と。
…………って、そんなわけあるはずがない。
冷静に自分に突っ込む。
だって、掴む必要性があったにしても、今の詩音さんのように横の取っ手を握ればそれで済んだのだから。
全てはやはり、彼らの仲の良さに起因していた。
「それでは、いってらっしゃい!」
係員がボートを押し、ゆっくりと進み出す。
筒の中、流れる水を頼りに前傾へと傾いていけば――。
「――翔真くん、ごめんね」
耳元でそんな声がすると、背中はフワリと温かくて柔らかい感触で包まれた。
スライダーは凄まじい速度で、まさに一瞬の出来事だったのだけど俺はその時の景色を何一つ覚えていない。
気が付いたら、いつの間にかすでに出口にいて……。
真っ赤な顔の詩音さんと、それから笑顔でサムズアップする友が二人――それしか記憶に残っていなかった。
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
不動の焔
桜坂詠恋
ホラー
山中で発見された、内臓を食い破られた三体の遺体。 それが全ての始まりだった。
「警視庁刑事局捜査課特殊事件対策室」主任、高瀬が捜査に乗り出す中、東京の街にも伝説の鬼が現れ、その爪が、高瀬を執拗に追っていた女新聞記者・水野遠子へも向けられる。
しかし、それらは世界の破滅への序章に過ぎなかった。
今ある世界を打ち壊し、正義の名の下、新世界を作り上げようとする謎の男。
過去に過ちを犯し、死をもってそれを償う事も叶わず、赦しを請いながら生き続ける、闇の魂を持つ刑事・高瀬。
高瀬に命を救われ、彼を救いたいと願う光の魂を持つ高校生、大神千里。
千里は、男の企みを阻止する事が出来るのか。高瀬を、現世を救うことが出来るのか。
本当の敵は誰の心にもあり、そして、誰にも見えない
──手を伸ばせ。今度はオレが、その手を掴むから。


見捨てらえた夏に
うさみかずと
青春
感染症の影響により、夏の甲子園大会は中止になり、その年の高校球児は特別大会と言う優勝しても甲子園へ進むことができない大会に臨むこととなった。
厳しい練習なんてまっぴらごめんと強豪校の推薦をけって新設校、児玉高校の野球部でだらだらと野球を続けることを選んだ原野正人は周りはかつて自分が進学を断った強豪校相手に八回までノーヒットノーランを続けていた。リードはたったの一点。大番狂わせまであとアウト6つを奪うまで、両校の選手、監督、メンバー外のスタンド応援団の思想をオムニバス方式で語りながら描く、青春野球物語

おれは農家の跡取りだ! 〜一度は捨てた夢だけど、新しい仲間とつかんでみせる〜
藍条森也
青春
藤岡耕一はしがない稲作農家の息子。代々伝えられてきた田んぼを継ぐつもりの耕一だったが、日本農業全体の衰退を理由に親に反対される。農業を継ぐことを諦めた耕一は『勝ち組人生』を送るべく、県下きっての進学校、若竹学園に入学。しかし、そこで校内ナンバー1珍獣の異名をもつSEED部部長・森崎陽芽と出会ったことで人生は一変する。
森崎陽芽は『世界中の貧しい人々に冨と希望を与える』ため、SEEDシステム――食料・エネルギー・イベント同時作を考案していた。農地に太陽電池を設置することで食料とエネルギーを同時に生産し、収入を増加させる。太陽電池のコストの高さを解消するために定期的にイベントを開催、入場料で設置代を賄うことで安価に提供できるようにするというシステムだった。その実証試験のために稲作農家である耕一の協力を求めたのだ。
必要な設備を購入するだけの資金がないことを理由に最初は断った耕一だが、SEEDシステムの発案者である雪森弥生の説得を受け、親に相談。親の答えはまさかの『やってみろ』。
その言葉に実家の危機――このまま何もせずにいれば破産するしかない――を知った耕一は起死回生のゴールを決めるべく、SEEDシステムの実証に邁進することになる。目指すはSEEDシステムを活用した夏祭り。実際に稼いでみせることでSEEDシステムの有用性を実証するのだ!
真性オタク男の金子雄二をイベント担当として新部員に迎えたところ、『男は邪魔だ!』との理由で耕一はメイドさんとして接客係を担当する羽目に。実家の危機を救うべく決死の覚悟で挑む耕一だが、そうたやすく男の娘になれるはずもなく悪戦苦闘。劇団の娘鈴沢鈴果を講師役として迎えることでどうにか様になっていく。
人手不足から夏祭りの準備は難航し、開催も危ぶまれる。そのとき、耕一たちの必死の姿に心を動かされた地元の仲間や同級生たちが駆けつける。みんなの協力の下、夏祭りは無事、開催される。祭りは大盛況のうちに終り、耕一は晴れて田んぼの跡継ぎとして認められる。
――SEEDシステムがおれの人生を救ってくれた。
そのことを実感する耕一。だったら、
――おれと同じように希望を失っている世界中の人たちだって救えるはずだ!
その思いを胸に耕一は『世界を救う』夢を見るのだった。
※『ノベリズム』から移転(旧題·SEED部が世界を救う!(by 森崎陽芽) 馬鹿なことをと思っていたけどやれる気になってきた(by 藤岡耕一))。
毎日更新。7月中に完結。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる