恋愛メッセージ

16 大翔視点

悠里とオナ電ってやつしてたら弟の晴翔くんが入ってきた。去年悠里の家で紹介された子だ。

最初こそはあまり話す機会なかった。
あんまり好かれてもなかったし……
今では行く度に大好きとか下ネタも増えたりこの前はエッチしたいとまで言われた。悠里に似てるし、とにかく可愛いけど一応悠里の恋人だ。
そこは当然きっぱり、、、
とはいかずやんわり断ってる。
でもさっきのは興奮してしまった。悠里と晴翔くんの兄弟丼言われてみればちょっとやってみたい気もする。
でもさっき悠里怒ってたし、夜が怖いな。

それより気になるのは母さんだ
夕方に帰ってくるなんて珍しいし、
大事な話ってなんだろうか。
母さんは東京地方検察庁の検事だ。

食事はいつもは簡単なの作るか惣菜買ってる。
たまに母さんも作ってくれることもある。
普段は忙しくて顔会わせることも少ないし、
用事はLINEで済ましてる。

お金は定期的にくれてるし、日常用や悠里とデート代とか以外使う機会少ないから困ってない。
母さんの事は一応母親だし、
嫌いではないけど好きでもない。
母さんの頭は仕事の事しかないから
たまに家で話す機会あっても
「成績は大丈夫なの？」
それしか聞いてこないし、、 
学校に関しては3者面談だけは来ている。

父さんは刑事だったけど俺が小4の時に事故で亡くなった。母さんとはよく喧嘩してたし、父さんも仕事忙しかったけど、俺にはとても優しかった。そして俺にいつも言ってた

《優しく思いやりのある人間になりなさい》

玄関が開く音がした
「ただいま」
母さんが帰ってきた
「おかえり」