4 / 60
Episode1:Welcome to the new world
1-3 今カレ才造に告られた話、そして今
しおりを挟む
どこかボーッとして、穏やかな才造と過ごしているうちに、あたしはまた前のように笑えるようになっていた。元来、冗談好きなふざけた性格なのだ。
そして、また次の夏を迎える頃。いつもの同郷の仲間との飲み会の帰り、ほろ酔いで駅から自宅への道のりを才造と一緒に歩いた。
「あ~~~~~~ぁ、そろそろまた新しい彼氏でも作ろっかな~~~」
その頃、あたしはそんなことを言えるまでに立ち直っていた。すると、才造が珍しくムッとしたような表情を浮かべた。
「新しい彼氏って……その、なんてゆーか」
「ん~?」
「あの……おっ、おれっ………」
モゴモゴと口ごもって要領を得ない。でもあたしは次の言葉をしばらく待った。
「おおお………俺じゃダメ……ですか」
「はい?」
「だって……ずっと一緒にいんじゃん」
「はぁ」
それはそうだが。あたしはポカーンとした。
「でもさぁ、彼氏って恋愛感情持ってないと成り立たなくない?」
「そんなの……おっ、俺はずっと持ってる……んですけど。こっ、高校の時から」
はじめは何を言われているのかよく分からなかった。だけど、耳まで真っ赤にしている才造を見てようやく理解した。
「えっ、そうなの?」
コクンと彼は頷いた。
確かに居心地は最高にいい。一緒にいて楽。会話がなくても気にならない。
そう思って改めて才造をジロジロと見た。てっぺんからつま先まで。
――なんか今気付いたけど、昔より垢抜けてない?
高校時代、コイツはとにかくモサかったのだ。冴えない円縁メガネにボッサボサのくせっ毛、いつも眠そうな魚みたいな目。勉強はできるけどそれ以外は鈍くさくて、たまにボソッと喋ればどこかズレた発言ばかり。「クソダサいぞう」とあだ名が付いた所以だ。
ともすればイジメの対象になってもおかしくなさそうなのに、クラスのみんなからさいぞーさいぞーって呼ばれて不思議と可愛がられていた。モサい見た目をイジられても特段気に留める素振りも見せず、ゆるキャラみたいな立ち位置で馴染んでいた。
卒業後、街に出てきたばかりの頃も、いつも同じようなヨレヨレのジーンズやパーカーを着て、寝癖をつけたまま平気で出歩くような無頓着ぶりだったのに。
なのに今――よくよく見ると、なんか髪もサッパリして眉毛も整えて、いつの間にかメガネも外してコンタクトにしてるし、服装もセンスのいいキレイめカジュアルなんか着こなしちゃってるし。
ただしズボンのポケットが少し飛び出してるけど。
でも、こんなキリッとした顔してたのか。元来の顔のパーツは悪くない。背が高くて、割と筋肉質な体つきで――
あれ? なんかカッコよくなってないか? スタイルいいじゃんか。脚なげーじゃん。何なら雑誌にスナップショットなんかが載ってても不思議じゃないぞ。
なんてぼんやり考えているうちに、あたしはうっかり少しだけドキドキし始めていることを自覚した。
別に見た目で決めるわけではないけど……って、超美形の王子様に一目惚れした経験のあるあたしが言っても説得力ないかもだけど。それは一旦置いとこう。
あたしたちは、夜の住宅街の路上でいつの間にか立ち止まり、向き合って立っていた。才造がいつになく真剣な眼差しであたしを見つめて答えを待っている。
どうしよう。何か言わないと。
とりあえずもう少し一緒にいたい気がしたので、あたしはいつもの気軽なノリで尋ねてみた。
「とりあえず……これからさいぞーの部屋に寄っていい? そこで話さない?」
「それはダメ」
聞いたことがないくらい強い口調で、キッパリと彼は言い放った。何だったら食い気味に。
「そんなことしたらもう……これ以上、理性を保つ自信……ない」
耳だけじゃなく、顔まで真っ赤になっている。軽々しくそんなことを言ってしまった自分が少し恥ずかしくなった。
その日は返事を保留にし、一旦それぞれのアパートに帰った。一晩考え、明け方になって少しウトウト眠り、日が昇った頃に目覚めた。
そのまましばらくベッドの上でボーッとしていると、無性に才造が恋しくなった。
あたしは衝動的に自分の部屋を飛び出し、ほとんど寝起きのまま、徒歩圏内にある才造のアパートへ乗り込んでインターホンを連打した。こうでもしなきゃアイツは起きない。
けど、眠れなかったらしい彼は、すぐに驚いた顔であたしを出迎えた。
「あのさぁ、今のその見た目水準をキープするんなら、彼女になってやってもいーよ」
そう伝えると、才造の目が輝いた。
「マジで?」
「マジで」
「じゃあ……これからは莉子が定期的に外観メンテナンスして」
「いいよー」
それだけ伝え、あたしはまた自分のアパートへ戻り、スッキリ二度寝にしけ込んだ。
そんな軽い感じであたしたちは恋人同士に昇格した。
◇
そこからスローペースではあったけど、少しずつ恋人としての関係を築いてきた。友達のノリが定着しているので、そこからイイ雰囲気になれるのか? という懸念はあったけど、あたしが主導してデートを重ね、ステップを踏んだ。
同郷の仲間たちに飲み会で報告すると、みんな我が事のように喜んでくれた。みんな才造の気持ちを知っていたらしく、さいぞー良かったね、ホントおめでとう、ずーっと片思いしてたもんねぇ、としきりに言われ、本人は照れ臭そうにだし巻き卵を貪って誤魔化していた。何も知らなかったのはあたしだけらしい。
よくよく話を聞くと、あたしが累くんにフラれた頃から、主に女子たちが「莉子を振り向かせたいならまずルックスを磨け」と才造を焚きつけ、ヘアスタイルやファッションをアドバイスしていたんだとか。そういうことかと納得し、友人の有り難さを知った。
初めてのキスは、焼き鳥を食べた帰り道で。あたしもドキドキしたけど、才造に至ってはガチガチに緊張して笑ってしまうほどだった。したあとは、炭の味がすると二人でクスクス笑った。
お互い、ひとりの時間も大切にした。
それぞれの学校での付き合いや、本分である学業もそれなりに忙しかった。あたしの方が先に専門学校を卒業して就職し、才造も去年大学を卒業して晴れてシステムエンジニアの職に就いた。
仕事をするようになってからはさらに会える時間は減ったけれど、何せ住む場所が近いこともあって、寂しさを感じることはあまりなかった。
物理的な距離が近い分、適度な距離を保ちながら数年、うまくやってきた。
もちろんぶつかり合うこともあった。お互い遠慮がないので、意見の対立はしょっちゅうだった。だけど大抵才造が諦めたり、あたしがどうでも良くなって折れたり、時には友人たちが間に入ってくれたこともある。そんな感じで、バランス良く妥協点を探ってこれたと思う。
正直言うと、最初才造からの告白をOKしたのは、才造が好きだと思ったからじゃない。断って気まずくなって、そのまま疎遠になるのが嫌だったというのが本音。
でも、付き合ってみてじわじわとこの人が好きだと思うようになった。一緒に買い物に行けば当たり前のように荷物を持ってくれたり、さりげなく車道側を歩いてくれたり、あたしがナンパ男に絡まれてたら足をガクガクさせながら追い払ってくれたり。
ボーッとしてるだけじゃない才造の新しい一面をたくさん知って、だんだん恋心になって行った。
多分このまま一生こうやって才造と生きて行くんだろうなーと、ぼんやり思っていた。
でも――あたしにはひとつだけ不満があった。
◇
いつものように仕事終わりに待ち合わせをして、いつものように焼き鳥を食べたその後。この日はあたしの部屋に才造が泊まった。
シャワーを浴びて適当な部屋着に着替え、テレビを見ながらダラダラ缶ビールを飲み直しているうちに、結構遅い時間になった。
「さて、そろそろ寝よっか」
あたしがそう切り出し、才造も素直にうんと頷く。
「今日、する?」
「どっちでもいいけど……」
「じゃ、しよっか」
「うん」
電気を消して一緒にベッドに入り、キスをしながら抱き合った。才造と触れ合うこの時は、あたしにとって大切な時間。彼の愛情を感じて幸福な気持ちになれるから。
もうお互いの体のことを知り尽くしているので、効率よく興奮を高め、効率よく事を進めた。
やがて才造が先に果てたので、あたしは彼の胸に耳を当て、その心臓の音を聞いた。バクバク鳴っていた鼓動が少しずつ落ち着き、満足したようにやがてそのまま眠りについてしまった。
寝顔が可愛い。体だけ大きいウブな少年みたいだと思った。
安定した関係性。いつもと変わらない安心感――
だけど、あたしは一抹の物足りなさを感じていた。
そして、また次の夏を迎える頃。いつもの同郷の仲間との飲み会の帰り、ほろ酔いで駅から自宅への道のりを才造と一緒に歩いた。
「あ~~~~~~ぁ、そろそろまた新しい彼氏でも作ろっかな~~~」
その頃、あたしはそんなことを言えるまでに立ち直っていた。すると、才造が珍しくムッとしたような表情を浮かべた。
「新しい彼氏って……その、なんてゆーか」
「ん~?」
「あの……おっ、おれっ………」
モゴモゴと口ごもって要領を得ない。でもあたしは次の言葉をしばらく待った。
「おおお………俺じゃダメ……ですか」
「はい?」
「だって……ずっと一緒にいんじゃん」
「はぁ」
それはそうだが。あたしはポカーンとした。
「でもさぁ、彼氏って恋愛感情持ってないと成り立たなくない?」
「そんなの……おっ、俺はずっと持ってる……んですけど。こっ、高校の時から」
はじめは何を言われているのかよく分からなかった。だけど、耳まで真っ赤にしている才造を見てようやく理解した。
「えっ、そうなの?」
コクンと彼は頷いた。
確かに居心地は最高にいい。一緒にいて楽。会話がなくても気にならない。
そう思って改めて才造をジロジロと見た。てっぺんからつま先まで。
――なんか今気付いたけど、昔より垢抜けてない?
高校時代、コイツはとにかくモサかったのだ。冴えない円縁メガネにボッサボサのくせっ毛、いつも眠そうな魚みたいな目。勉強はできるけどそれ以外は鈍くさくて、たまにボソッと喋ればどこかズレた発言ばかり。「クソダサいぞう」とあだ名が付いた所以だ。
ともすればイジメの対象になってもおかしくなさそうなのに、クラスのみんなからさいぞーさいぞーって呼ばれて不思議と可愛がられていた。モサい見た目をイジられても特段気に留める素振りも見せず、ゆるキャラみたいな立ち位置で馴染んでいた。
卒業後、街に出てきたばかりの頃も、いつも同じようなヨレヨレのジーンズやパーカーを着て、寝癖をつけたまま平気で出歩くような無頓着ぶりだったのに。
なのに今――よくよく見ると、なんか髪もサッパリして眉毛も整えて、いつの間にかメガネも外してコンタクトにしてるし、服装もセンスのいいキレイめカジュアルなんか着こなしちゃってるし。
ただしズボンのポケットが少し飛び出してるけど。
でも、こんなキリッとした顔してたのか。元来の顔のパーツは悪くない。背が高くて、割と筋肉質な体つきで――
あれ? なんかカッコよくなってないか? スタイルいいじゃんか。脚なげーじゃん。何なら雑誌にスナップショットなんかが載ってても不思議じゃないぞ。
なんてぼんやり考えているうちに、あたしはうっかり少しだけドキドキし始めていることを自覚した。
別に見た目で決めるわけではないけど……って、超美形の王子様に一目惚れした経験のあるあたしが言っても説得力ないかもだけど。それは一旦置いとこう。
あたしたちは、夜の住宅街の路上でいつの間にか立ち止まり、向き合って立っていた。才造がいつになく真剣な眼差しであたしを見つめて答えを待っている。
どうしよう。何か言わないと。
とりあえずもう少し一緒にいたい気がしたので、あたしはいつもの気軽なノリで尋ねてみた。
「とりあえず……これからさいぞーの部屋に寄っていい? そこで話さない?」
「それはダメ」
聞いたことがないくらい強い口調で、キッパリと彼は言い放った。何だったら食い気味に。
「そんなことしたらもう……これ以上、理性を保つ自信……ない」
耳だけじゃなく、顔まで真っ赤になっている。軽々しくそんなことを言ってしまった自分が少し恥ずかしくなった。
その日は返事を保留にし、一旦それぞれのアパートに帰った。一晩考え、明け方になって少しウトウト眠り、日が昇った頃に目覚めた。
そのまましばらくベッドの上でボーッとしていると、無性に才造が恋しくなった。
あたしは衝動的に自分の部屋を飛び出し、ほとんど寝起きのまま、徒歩圏内にある才造のアパートへ乗り込んでインターホンを連打した。こうでもしなきゃアイツは起きない。
けど、眠れなかったらしい彼は、すぐに驚いた顔であたしを出迎えた。
「あのさぁ、今のその見た目水準をキープするんなら、彼女になってやってもいーよ」
そう伝えると、才造の目が輝いた。
「マジで?」
「マジで」
「じゃあ……これからは莉子が定期的に外観メンテナンスして」
「いいよー」
それだけ伝え、あたしはまた自分のアパートへ戻り、スッキリ二度寝にしけ込んだ。
そんな軽い感じであたしたちは恋人同士に昇格した。
◇
そこからスローペースではあったけど、少しずつ恋人としての関係を築いてきた。友達のノリが定着しているので、そこからイイ雰囲気になれるのか? という懸念はあったけど、あたしが主導してデートを重ね、ステップを踏んだ。
同郷の仲間たちに飲み会で報告すると、みんな我が事のように喜んでくれた。みんな才造の気持ちを知っていたらしく、さいぞー良かったね、ホントおめでとう、ずーっと片思いしてたもんねぇ、としきりに言われ、本人は照れ臭そうにだし巻き卵を貪って誤魔化していた。何も知らなかったのはあたしだけらしい。
よくよく話を聞くと、あたしが累くんにフラれた頃から、主に女子たちが「莉子を振り向かせたいならまずルックスを磨け」と才造を焚きつけ、ヘアスタイルやファッションをアドバイスしていたんだとか。そういうことかと納得し、友人の有り難さを知った。
初めてのキスは、焼き鳥を食べた帰り道で。あたしもドキドキしたけど、才造に至ってはガチガチに緊張して笑ってしまうほどだった。したあとは、炭の味がすると二人でクスクス笑った。
お互い、ひとりの時間も大切にした。
それぞれの学校での付き合いや、本分である学業もそれなりに忙しかった。あたしの方が先に専門学校を卒業して就職し、才造も去年大学を卒業して晴れてシステムエンジニアの職に就いた。
仕事をするようになってからはさらに会える時間は減ったけれど、何せ住む場所が近いこともあって、寂しさを感じることはあまりなかった。
物理的な距離が近い分、適度な距離を保ちながら数年、うまくやってきた。
もちろんぶつかり合うこともあった。お互い遠慮がないので、意見の対立はしょっちゅうだった。だけど大抵才造が諦めたり、あたしがどうでも良くなって折れたり、時には友人たちが間に入ってくれたこともある。そんな感じで、バランス良く妥協点を探ってこれたと思う。
正直言うと、最初才造からの告白をOKしたのは、才造が好きだと思ったからじゃない。断って気まずくなって、そのまま疎遠になるのが嫌だったというのが本音。
でも、付き合ってみてじわじわとこの人が好きだと思うようになった。一緒に買い物に行けば当たり前のように荷物を持ってくれたり、さりげなく車道側を歩いてくれたり、あたしがナンパ男に絡まれてたら足をガクガクさせながら追い払ってくれたり。
ボーッとしてるだけじゃない才造の新しい一面をたくさん知って、だんだん恋心になって行った。
多分このまま一生こうやって才造と生きて行くんだろうなーと、ぼんやり思っていた。
でも――あたしにはひとつだけ不満があった。
◇
いつものように仕事終わりに待ち合わせをして、いつものように焼き鳥を食べたその後。この日はあたしの部屋に才造が泊まった。
シャワーを浴びて適当な部屋着に着替え、テレビを見ながらダラダラ缶ビールを飲み直しているうちに、結構遅い時間になった。
「さて、そろそろ寝よっか」
あたしがそう切り出し、才造も素直にうんと頷く。
「今日、する?」
「どっちでもいいけど……」
「じゃ、しよっか」
「うん」
電気を消して一緒にベッドに入り、キスをしながら抱き合った。才造と触れ合うこの時は、あたしにとって大切な時間。彼の愛情を感じて幸福な気持ちになれるから。
もうお互いの体のことを知り尽くしているので、効率よく興奮を高め、効率よく事を進めた。
やがて才造が先に果てたので、あたしは彼の胸に耳を当て、その心臓の音を聞いた。バクバク鳴っていた鼓動が少しずつ落ち着き、満足したようにやがてそのまま眠りについてしまった。
寝顔が可愛い。体だけ大きいウブな少年みたいだと思った。
安定した関係性。いつもと変わらない安心感――
だけど、あたしは一抹の物足りなさを感じていた。
15
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
最愛の番~300年後の未来は一妻多夫の逆ハーレム!!? イケメン旦那様たちに溺愛されまくる~
ちえり
恋愛
幼い頃から可愛い幼馴染と比較されてきて、自分に自信がない高坂 栞(コウサカシオリ)17歳。
ある日、学校帰りに事故に巻き込まれ目が覚めると300年後の時が経ち、女性だけ死に至る病の流行や、年々女子の出生率の低下で女は2割ほどしか存在しない世界になっていた。
一妻多夫が認められ、女性はフェロモンだして男性を虜にするのだが、栞のフェロモンは世の男性を虜にできるほどの力を持つ『α+』(アルファプラス)に認定されてイケメン達が栞に番を結んでもらおうと近寄ってくる。
目が覚めたばかりなのに、旦那候補が5人もいて初めて会うのに溺愛されまくる。さらに、自分と番になりたい男性がまだまだいっぱいいるの!!?
「恋愛経験0の私にはイケメンに愛されるなんてハードすぎるよ~」

ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる