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第1章 巻き込まれ召喚と国外追放
登場人物紹介 加代田敏夫
しおりを挟む登場人物紹介(1)
加代田敏夫(かよだとしお)
東京都西部に住む二十歳、先祖代々の家業である加代田商店を営んでいる。加代田商店は元々小さな集落に構えた酒屋であったが、昭和四十年代以降急速に宅地化が進みそれを受けて祖父母の代から日用品や食品なども扱う万屋として営業するようになった。万屋とは現代で言えばコンビニのような物であるが大手チェーンほどの品揃えはない。
その加代田商店は最寄り駅と地元高校『九頭竜高等学校』の中間地点にあり、訪れる客は8割以上が九頭竜高校の生徒である。しかし高校の偏差値があまり高くない事、さらに一部生徒の良くない行いが原因で九頭竜高校は通称『クズ高』という不名誉な呼ばれ方をしている。
加代田商店は品物を販売する店舗でおるが、客のほとんどが九頭竜高生であり来店する時間帯も朝と夕ばかり。また学校の授業がない土日祝日、夏季冬季の休みの間は売り上げがガクッと下がるのがネックであった。そこで敏夫は商品販売以外になんでも屋…、庭木の伐採や大掃除の手伝いなどをして稼ぐ事を始めた。
両親とは死別しており兄弟もいない独身の身の上である。
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