22 / 24
こわいよ・・
しおりを挟む
ある日の日曜日。
ぼくはママとパパに囲まれて朝の穏やかな時間を過ごしてた。
「幸せだな。いつまでも一緒にいようね!」
そんな事を思っていた。
その時、ぼくのむねがドクンと大きくはねたんだ。
その後、ぼくの目の前は真っ暗になった。
ぼくが気がつくと目の前には今にも泣き出しそうな顔をしたママが居た。
回りを見回すと、そこはいつも来てる病院でぼくは小さな部屋の中に居たんだ。
「ママ、苦しいよ。ぼくどうしちゃったの?どうしてそんな悲しい顔してるの?」
病院の先生達も怖い顔してた。
「ママ・・・。こわいよ。ママ・・。」
また、ぼくの目の前が真っ暗になった。
次に気が付くと何故かぼくは上からママを見下ろしてた。
「ママ・・?あっパパもいる。」
ママは泣いてた。
よく見ると、なぜかぼくの身体が見えた。
病院の先生達がぼくの胸の辺りを一生懸命押してた。
「ぼく、どうしたんだろう?さっきまであんなに苦しかったのに今は全然苦しくないや。」
ママが、ぼくの前足を握ってすごく泣いてるんだ。
「ぷりん。嫌だよ。戻ってきてっ。死んじゃ嫌だよ・・。」
「えっ?ぼくしんじゃったの?」
ママの近くに近付いたけどぼくに気がつかないんだ。
「ママ!ママ?」
そしたら先生がいうんだ。
「もう、これ以上は・・。」
「そんなっ!・・!もう、ダメなんですかっ?昨日まで元気だったんですよ?お散歩だって行ったし。なんでっ!」
ママはその場に座り込んで泣いた。
パパも呆然としてた。
その時ぼくの元に天使様が降りてきた。
「残念だけど、君は死んじゃったんだ。」
「・・うん。」
「君の身体があるうちはママとパパと一緒に居て良いよ。身体が無くなっちゃったらまた迎えに来るね。」
そう言うと天使様は消えてしまった。
ぼくの身体は、小さな箱に入れられてた。
その箱を大事そうに抱えて、泣きながらママがぼくに言った。
「ぷりん。お家に帰ろう・・・。」
「ママ・・そんなに泣かないで。」
ぼくは、ママと一緒にお家に帰った。
ぼくはママとパパに囲まれて朝の穏やかな時間を過ごしてた。
「幸せだな。いつまでも一緒にいようね!」
そんな事を思っていた。
その時、ぼくのむねがドクンと大きくはねたんだ。
その後、ぼくの目の前は真っ暗になった。
ぼくが気がつくと目の前には今にも泣き出しそうな顔をしたママが居た。
回りを見回すと、そこはいつも来てる病院でぼくは小さな部屋の中に居たんだ。
「ママ、苦しいよ。ぼくどうしちゃったの?どうしてそんな悲しい顔してるの?」
病院の先生達も怖い顔してた。
「ママ・・・。こわいよ。ママ・・。」
また、ぼくの目の前が真っ暗になった。
次に気が付くと何故かぼくは上からママを見下ろしてた。
「ママ・・?あっパパもいる。」
ママは泣いてた。
よく見ると、なぜかぼくの身体が見えた。
病院の先生達がぼくの胸の辺りを一生懸命押してた。
「ぼく、どうしたんだろう?さっきまであんなに苦しかったのに今は全然苦しくないや。」
ママが、ぼくの前足を握ってすごく泣いてるんだ。
「ぷりん。嫌だよ。戻ってきてっ。死んじゃ嫌だよ・・。」
「えっ?ぼくしんじゃったの?」
ママの近くに近付いたけどぼくに気がつかないんだ。
「ママ!ママ?」
そしたら先生がいうんだ。
「もう、これ以上は・・。」
「そんなっ!・・!もう、ダメなんですかっ?昨日まで元気だったんですよ?お散歩だって行ったし。なんでっ!」
ママはその場に座り込んで泣いた。
パパも呆然としてた。
その時ぼくの元に天使様が降りてきた。
「残念だけど、君は死んじゃったんだ。」
「・・うん。」
「君の身体があるうちはママとパパと一緒に居て良いよ。身体が無くなっちゃったらまた迎えに来るね。」
そう言うと天使様は消えてしまった。
ぼくの身体は、小さな箱に入れられてた。
その箱を大事そうに抱えて、泣きながらママがぼくに言った。
「ぷりん。お家に帰ろう・・・。」
「ママ・・そんなに泣かないで。」
ぼくは、ママと一緒にお家に帰った。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる