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パーティー4
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パーティーが2週間後にせまるなか、美咲は結城と高級ブティックに居た。
「これなんて美咲に似合いそうだなぁ?あ、でもこっちの水色のドレスも似合いそうだ。」
「昴おじさん、別にわざわざ買わなくてもレンタルで充分だよ?」
美咲が結城の傍らで言った。
「レンタルなんて駄目駄目!ちゃんとしたドレスも1着位必要だろう?」
そう言うと、カガミの前でドレスを美咲にあてがってみた。
実際に着る美咲より真剣に悩んでいる結城を見て楽しそうに笑った。
何となくドレスに付いていた値札を見て驚く。
「昴おじさん、やっぱりレンタルで良いよー。」
「どうして?」
「いや、それは・・。」
口籠っていると、結城が察したように美咲に言った。
「もしかして値段のことを言ってるのかい?」
コクリと頷くと美咲の頭を撫でた。
「馬鹿だな?そんな事気にする間柄じゃないだろ?それに、俺がしたくてやってるんだ。だから、受け取ってほしい。ダメかな?」
フルフルと顔を振った。
「そっか、なら良かった。美咲はどれか気になるのはある?」
ザッと見ると、色とりどりのドレスが並んでいたが一着の青いドレスが目に留まる。近くに行って手にとってみた。
「あぁ、この色も良いね?」
「はい。お父さんもお母さんもこんな感じの青が好きだった気がします。それに・・、空の色だから。」
「そうだったな?これ、試着してみたらどうだ?」
「はい。」
試着室でドレスに着替えた。
胸元から裾に青から水色へグラデーションになっている。
カーテンを開けると結城の目がほころんだ。
「ちょっと、派手ですかね?」
「そんな事無い。よく似合っているよ。綺麗だ。これにするかい?」
「・・はい。」
「うん。」
側にいてくれた女性と色々と話をして、ヒールなども選んだ。
ドレスの直しがあったので1週間後に取りに来る約束をした。
終始、そんな美咲を見ながら結城は機嫌が良さそうだった。
全ての手続きが終わると店を出た。
「これから軽くコーヒーでもと思ってたんだが、悪い仕事が入ってしまってね。」
「そうなんですか?私の事は気にしないでお仕事に行って下さい。今日は本当にありがとうございました。」
「うん。じゃあ、気を付けて帰るんだよ?」
「はい。」
「うん。また、連絡する。」
「解りました。」
結城はタクシーをつかまえると社内から手を振った。結城の乗ったタクシーが見えなくなるまで見送った。
腕時計を見るとまだ15時だ。
(ちょっとブラブラしようかな?)
そんな事を考えていると、後から声をかけられる。
「如月さん?」
振り向くと藤崎が立っていた。
「藤崎さん。お買い物ですか?」
「あー、うん。如月さんも?」
そう言うとさっき出てきた店を見上げた。
「そんな感じです。」
「この後は?何か用事あったりする?良かったらコーヒーでも飲みに行かない?」
「用事は特にないですよ?ちょうど喉が渇いていたんで行きましょうか?」
「うん。」
美咲の隣に並ぶともう一度美咲が結城と出てきた店を見る。
「・・・・。」
「これなんて美咲に似合いそうだなぁ?あ、でもこっちの水色のドレスも似合いそうだ。」
「昴おじさん、別にわざわざ買わなくてもレンタルで充分だよ?」
美咲が結城の傍らで言った。
「レンタルなんて駄目駄目!ちゃんとしたドレスも1着位必要だろう?」
そう言うと、カガミの前でドレスを美咲にあてがってみた。
実際に着る美咲より真剣に悩んでいる結城を見て楽しそうに笑った。
何となくドレスに付いていた値札を見て驚く。
「昴おじさん、やっぱりレンタルで良いよー。」
「どうして?」
「いや、それは・・。」
口籠っていると、結城が察したように美咲に言った。
「もしかして値段のことを言ってるのかい?」
コクリと頷くと美咲の頭を撫でた。
「馬鹿だな?そんな事気にする間柄じゃないだろ?それに、俺がしたくてやってるんだ。だから、受け取ってほしい。ダメかな?」
フルフルと顔を振った。
「そっか、なら良かった。美咲はどれか気になるのはある?」
ザッと見ると、色とりどりのドレスが並んでいたが一着の青いドレスが目に留まる。近くに行って手にとってみた。
「あぁ、この色も良いね?」
「はい。お父さんもお母さんもこんな感じの青が好きだった気がします。それに・・、空の色だから。」
「そうだったな?これ、試着してみたらどうだ?」
「はい。」
試着室でドレスに着替えた。
胸元から裾に青から水色へグラデーションになっている。
カーテンを開けると結城の目がほころんだ。
「ちょっと、派手ですかね?」
「そんな事無い。よく似合っているよ。綺麗だ。これにするかい?」
「・・はい。」
「うん。」
側にいてくれた女性と色々と話をして、ヒールなども選んだ。
ドレスの直しがあったので1週間後に取りに来る約束をした。
終始、そんな美咲を見ながら結城は機嫌が良さそうだった。
全ての手続きが終わると店を出た。
「これから軽くコーヒーでもと思ってたんだが、悪い仕事が入ってしまってね。」
「そうなんですか?私の事は気にしないでお仕事に行って下さい。今日は本当にありがとうございました。」
「うん。じゃあ、気を付けて帰るんだよ?」
「はい。」
「うん。また、連絡する。」
「解りました。」
結城はタクシーをつかまえると社内から手を振った。結城の乗ったタクシーが見えなくなるまで見送った。
腕時計を見るとまだ15時だ。
(ちょっとブラブラしようかな?)
そんな事を考えていると、後から声をかけられる。
「如月さん?」
振り向くと藤崎が立っていた。
「藤崎さん。お買い物ですか?」
「あー、うん。如月さんも?」
そう言うとさっき出てきた店を見上げた。
「そんな感じです。」
「この後は?何か用事あったりする?良かったらコーヒーでも飲みに行かない?」
「用事は特にないですよ?ちょうど喉が渇いていたんで行きましょうか?」
「うん。」
美咲の隣に並ぶともう一度美咲が結城と出てきた店を見る。
「・・・・。」
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