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日常8
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「如月さん、おはよう。」
いつも通りの爽やかな笑顔を浮かべてくれる。
「・・・・、おはよう・・ございます。」
美咲はどんな顔をしたら良いかわからずに荷物を置くとそそくさと給湯室へ向かった。
いつの間にか走り出していた鼓動を鎮めようと深呼吸をした。
2~3回深呼吸をすると少し落ち着いた。
コーヒーを淹れながら、流しに残っていたカップを洗う。
「いい匂いだね?」
不意にかけられた言葉にまた心臓が走り出す。
「く、久堂さん・・。」
給湯室の入り口にもたれかかりながら美咲を見つめた。
「そ、そうですねっ!」
雑巾を絞るとショールームへ行こうとするが、久堂に難なく引き留められてしまった。
「如月さん、昨日はごめん。ちょっと強引すぎたよね?」
「・・・・。」
何も言えずに俯く。
「でも、昨日君に言った言葉は嘘じゃない。本当に俺は君が欲しかったんだ。」
「そんな言い方ズルイです。そんな事を言われたら私は・・私はっ!」
「ズルイのもわかってる。俺のワガママだ。それでも、君を離せない。何故かわからないけど離しちゃいけない気がするんだ。」
涙を薄っすらためた瞳で久堂を見上げた。
「如月さん・・。」
久堂の手が美咲の頬を包み優しく撫でた。たったそれだけの事がこんなにも美咲の心を乱した。
「っつ・・。駄目です。」
「駄目じゃない。俺を見て?」
恐る恐る視線を上げる。
薄っすらと滲んだ久堂の顔が見えた。それでも、まるで愛しい者を見るかのような視線は感じられた。
「く、どうさん?」
久堂は華奢な美咲の腰を引き寄せた。そして、まるで噛みつくようなキスをした。
「・・!・・んっ。」
強引に舌が入り込み、暴かれた弱い場所を責られる。
「はっ・・、だめ・・」
それでも足りなくて、久堂は美咲の耳の後をソッと撫でると首筋から胸元へ手が降りていく。
思わず、久堂のスーツを握り締めた。
唇が離れると久堂は嬉しそうに言った。
「こんな事で、こんなにも蕩けてくれるなんて嬉しいな?まだ、朝だよ?それに会社だ。」
意地悪を言うように美咲を責め立てた。
「そ、そんな事・・んっ。」
反論を受け付けないかのようにまた唇を奪われた。
角度を変え何度も何度も求められ美咲の身体から力が抜けた。それを、久堂の逞しい腕が簡単に支えてしまう。
「如月さん?大丈夫?」
耳元で囁かれるとビクリと反応してしまう。今の美咲は少し触れられただけでも容易に熱が高められるだろう。
その時、出入口の開閉音が聞こえてサッと二人離れた。
「・・。如月さん?またね?」
そう言うと久堂は自分の席に戻り仕事を始めた。
やっと開放された美咲は座り込んでしまった。
とりあえず、自分の呼吸を整える。そのまま、ショールームへ行こうとすると中垣に呼び止められた。
「如月?」
「な、何?中垣君。」
中垣は美咲の顔をジッとみつめると、おもむろに美咲の手を取った。
「っあっ・・。」
短い声が出てしまう。急いでその場を取り繕う。
「どーしたのっ?」
「・・・・、いや、悪い。」
スルリと手を離す。
「・・・、何か俺に言う事ある?」
その疑問に内心ビクリとした。
「な、何もないよ?どうしたの?急に。」
「ふーん?何もないなら良いけどね?まぁ、お前は気にすんな。じぁあな?」
そう言って工場へ行ってしまった。
中垣の目はまるで何でも見通しているかのようだった。
いつも通りの爽やかな笑顔を浮かべてくれる。
「・・・・、おはよう・・ございます。」
美咲はどんな顔をしたら良いかわからずに荷物を置くとそそくさと給湯室へ向かった。
いつの間にか走り出していた鼓動を鎮めようと深呼吸をした。
2~3回深呼吸をすると少し落ち着いた。
コーヒーを淹れながら、流しに残っていたカップを洗う。
「いい匂いだね?」
不意にかけられた言葉にまた心臓が走り出す。
「く、久堂さん・・。」
給湯室の入り口にもたれかかりながら美咲を見つめた。
「そ、そうですねっ!」
雑巾を絞るとショールームへ行こうとするが、久堂に難なく引き留められてしまった。
「如月さん、昨日はごめん。ちょっと強引すぎたよね?」
「・・・・。」
何も言えずに俯く。
「でも、昨日君に言った言葉は嘘じゃない。本当に俺は君が欲しかったんだ。」
「そんな言い方ズルイです。そんな事を言われたら私は・・私はっ!」
「ズルイのもわかってる。俺のワガママだ。それでも、君を離せない。何故かわからないけど離しちゃいけない気がするんだ。」
涙を薄っすらためた瞳で久堂を見上げた。
「如月さん・・。」
久堂の手が美咲の頬を包み優しく撫でた。たったそれだけの事がこんなにも美咲の心を乱した。
「っつ・・。駄目です。」
「駄目じゃない。俺を見て?」
恐る恐る視線を上げる。
薄っすらと滲んだ久堂の顔が見えた。それでも、まるで愛しい者を見るかのような視線は感じられた。
「く、どうさん?」
久堂は華奢な美咲の腰を引き寄せた。そして、まるで噛みつくようなキスをした。
「・・!・・んっ。」
強引に舌が入り込み、暴かれた弱い場所を責られる。
「はっ・・、だめ・・」
それでも足りなくて、久堂は美咲の耳の後をソッと撫でると首筋から胸元へ手が降りていく。
思わず、久堂のスーツを握り締めた。
唇が離れると久堂は嬉しそうに言った。
「こんな事で、こんなにも蕩けてくれるなんて嬉しいな?まだ、朝だよ?それに会社だ。」
意地悪を言うように美咲を責め立てた。
「そ、そんな事・・んっ。」
反論を受け付けないかのようにまた唇を奪われた。
角度を変え何度も何度も求められ美咲の身体から力が抜けた。それを、久堂の逞しい腕が簡単に支えてしまう。
「如月さん?大丈夫?」
耳元で囁かれるとビクリと反応してしまう。今の美咲は少し触れられただけでも容易に熱が高められるだろう。
その時、出入口の開閉音が聞こえてサッと二人離れた。
「・・。如月さん?またね?」
そう言うと久堂は自分の席に戻り仕事を始めた。
やっと開放された美咲は座り込んでしまった。
とりあえず、自分の呼吸を整える。そのまま、ショールームへ行こうとすると中垣に呼び止められた。
「如月?」
「な、何?中垣君。」
中垣は美咲の顔をジッとみつめると、おもむろに美咲の手を取った。
「っあっ・・。」
短い声が出てしまう。急いでその場を取り繕う。
「どーしたのっ?」
「・・・・、いや、悪い。」
スルリと手を離す。
「・・・、何か俺に言う事ある?」
その疑問に内心ビクリとした。
「な、何もないよ?どうしたの?急に。」
「ふーん?何もないなら良いけどね?まぁ、お前は気にすんな。じぁあな?」
そう言って工場へ行ってしまった。
中垣の目はまるで何でも見通しているかのようだった。
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