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誕生日1
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レストランで食事を済ませた二人は、最上階にあるバーに来ていた。
夜景をユックリと見れるようにソファーが窓側を向いている。
天気が良いこともあり遠くの夜景まで綺麗に見えた。
「綺麗ですね?この光の数だけそれぞれの人生があるんですね。」
美咲は夜景を見つめて呟いた。その横顔が少し寂しそうに見えた。
「美咲?」
振り向いた美咲は笑顔だった。
「長嶺さん、本当に今日はありがとうございます。こんな素敵な場所に連れてきて下さって。」
「喜んで貰えて嬉しいよ。それと、これ。」
スーツの内ポケットから取出したプレゼントを美咲に渡した。
「改めて誕生日おめでとう。気に入ってくれると嬉しいけど?」
「えっ?ありがとうございます。プレゼントまで頂いてしまって良いんでしょうか?」
「良いんだよ。それより開けてみて?」
長嶺に言われて綺麗に包装されたプレゼントを開けるとダイヤモンドのネックレスだった。
「長嶺さんっ。こんな高価な物頂けないです。」
「どうして?まぁ、ダイヤじゃベタだとは思ったけど美咲に似合うと思って選んだんだ、君が着けてくれなきゃ意味がないよ?」
「で、でも・・。」
「貸して?つけてあげる。ちょっと髪をあげてくれる?」
「は、はい。」
ネックレスを手に持つと長嶺との距離が不意に近付く。まるで抱き締められているような距離に心臓が早鐘を打つ。
「はい。良いよ?うん。よく似合ってる。綺麗だ。」
長嶺が満足そうに笑う。
「あ、ありがとうございます。」
「うん。でも、本当は早くここにダイヤのリングを贈りたいんだけどね?」
美咲の手を取ると左手の薬指に口づけをした。
「な、ながみね・・さん?」
「ははっ、困らせちゃったかな?でも、俺は本気でそう思ってるんだよ?」
「私、こんなに幸せで良いんでしょうか?幸せすぎて怖い位です・・。」
「・・・。皆幸せになる権利がある。それはどんな人にもね。美咲も俺も。」
「・・・。私も?」
「勿論だよ?」
「長嶺さん?私の前から居なくなったりしないで下さいね?」
優しい眼差しで美咲を抱き締めた。
「俺は居なくなったりしない。だから安心して?」
長嶺の香りに包まれると安心した。
「はい・・。」
長嶺に身体を預けて瞳を閉じた。優しい手が背中を撫でてくれる。
お酒のせいもあるのか美咲はフワフワした感覚だった。
「美咲?酔った?大丈夫?」
顎をすくい上げて視線を絡ませる。
「・・ちょつと。」
「目がトロンとしてる。俺を誘ってるの?」
「そ、そんなことっ。」
「そんな顔をされたらもう帰せないな?」
触れるだけのキスをされる。
「ながみねさん・・・?」
「部屋を取ってある。そこで少し休んだ方が良いね?」
美咲の手を取るとバーを後にした。
夜景をユックリと見れるようにソファーが窓側を向いている。
天気が良いこともあり遠くの夜景まで綺麗に見えた。
「綺麗ですね?この光の数だけそれぞれの人生があるんですね。」
美咲は夜景を見つめて呟いた。その横顔が少し寂しそうに見えた。
「美咲?」
振り向いた美咲は笑顔だった。
「長嶺さん、本当に今日はありがとうございます。こんな素敵な場所に連れてきて下さって。」
「喜んで貰えて嬉しいよ。それと、これ。」
スーツの内ポケットから取出したプレゼントを美咲に渡した。
「改めて誕生日おめでとう。気に入ってくれると嬉しいけど?」
「えっ?ありがとうございます。プレゼントまで頂いてしまって良いんでしょうか?」
「良いんだよ。それより開けてみて?」
長嶺に言われて綺麗に包装されたプレゼントを開けるとダイヤモンドのネックレスだった。
「長嶺さんっ。こんな高価な物頂けないです。」
「どうして?まぁ、ダイヤじゃベタだとは思ったけど美咲に似合うと思って選んだんだ、君が着けてくれなきゃ意味がないよ?」
「で、でも・・。」
「貸して?つけてあげる。ちょっと髪をあげてくれる?」
「は、はい。」
ネックレスを手に持つと長嶺との距離が不意に近付く。まるで抱き締められているような距離に心臓が早鐘を打つ。
「はい。良いよ?うん。よく似合ってる。綺麗だ。」
長嶺が満足そうに笑う。
「あ、ありがとうございます。」
「うん。でも、本当は早くここにダイヤのリングを贈りたいんだけどね?」
美咲の手を取ると左手の薬指に口づけをした。
「な、ながみね・・さん?」
「ははっ、困らせちゃったかな?でも、俺は本気でそう思ってるんだよ?」
「私、こんなに幸せで良いんでしょうか?幸せすぎて怖い位です・・。」
「・・・。皆幸せになる権利がある。それはどんな人にもね。美咲も俺も。」
「・・・。私も?」
「勿論だよ?」
「長嶺さん?私の前から居なくなったりしないで下さいね?」
優しい眼差しで美咲を抱き締めた。
「俺は居なくなったりしない。だから安心して?」
長嶺の香りに包まれると安心した。
「はい・・。」
長嶺に身体を預けて瞳を閉じた。優しい手が背中を撫でてくれる。
お酒のせいもあるのか美咲はフワフワした感覚だった。
「美咲?酔った?大丈夫?」
顎をすくい上げて視線を絡ませる。
「・・ちょつと。」
「目がトロンとしてる。俺を誘ってるの?」
「そ、そんなことっ。」
「そんな顔をされたらもう帰せないな?」
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「ながみねさん・・・?」
「部屋を取ってある。そこで少し休んだ方が良いね?」
美咲の手を取るとバーを後にした。
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