112 / 174
第112回『発熱 通行止め 大声』
しおりを挟む
YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第112回『発熱 通行止め 大声』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約41分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第112回『発熱 通行止め 大声』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題は太字にしてます。
所要時間は約41分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=9H2GG0oG-Hw
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
その日、日本の国道17号線あたりがとても騒がしかった。
どうやら事故が起きたため、警察により通行止めが敷かれたようだ。
折あしくその日は富士市のキャンプ場を貸し切ってのサマーフェスティバルが行われる日だった。
そのフェスティバルは毎年恒例の音楽のイベントであり、参加ミュージシャン、規模、集客人数、全てが日本最大だった。
このフェスに駆けつける聴衆は聴くだけでなく、ミュージシャンとともに歌い、踊り、応援をすることを楽しんでいた。
日本中の音楽ファンがこの日を楽しみにしていたため、通行止めによりできた渋滞は想像を絶する長さだった。
この渋滞はいつになったら前に進むのか。
果たしてフェスに間に合うのか。
夏の炎天下の中、みんなの苛立ちはどんどんとボルテージが上がっていった。
10分経っても20分経ってもちっとも前に進まないと、車列のどこかで小さくクラクションを鳴らす音が聞こえた。
それはふいの出来事に対処した法律にのっとったクラクションだったのかもしれない。
しかし、渋滞にはまり進むのを今か今かと待っている人々にはそれがストレスを増加させる燃料でしかなかった。
他の誰かがより長いクラクションを鳴らした。
するとそのクラクションが自分に向けられたものだと思った苛立っている誰かが、さらに強くクラクションを鳴らした。
たちまち渋滞の列はクラクションの大合唱となった。
ウインドウから身を乗り出して大声を上げている人もいた。
クラクションや大声に加えて、車の排気熱と排気ガスでそこは地獄のようだった。
普段は大地や海や雨など様々な恵みを人間に与えてあげている僕の上で行われるこの狂騒。
だから300年以上ずっと我慢してきた僕もだんだんと怒りを抑えることができなくなった。
ああ、やばい。
僕の体の一部が発熱してきた。
この位置は、おそらく富士山……。
みんな、逃げて……。
~・~・~・~・~
~感想~
とりあえず通行止めと発熱から考えていきました。
発熱を人間でなく地球と考えて、渋滞のストレスで噴火する話にしました。
一応語り口は、特に冒頭は地球によるものだと意識して書きました。
渋滞は普通のものを考えていたのですが、エネルギーが溜まってそうな集団、かつ、急いでいる集団として、サマフェスの聴衆に変更しました。
文章力があれば渋滞で次第にストレスが増加していって雰囲気が荒れていく様子を緊迫感をもって描けたのでしょうが、当然私には無理でした。
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第112回『発熱 通行止め 大声』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約41分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第112回『発熱 通行止め 大声』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題は太字にしてます。
所要時間は約41分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=9H2GG0oG-Hw
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
その日、日本の国道17号線あたりがとても騒がしかった。
どうやら事故が起きたため、警察により通行止めが敷かれたようだ。
折あしくその日は富士市のキャンプ場を貸し切ってのサマーフェスティバルが行われる日だった。
そのフェスティバルは毎年恒例の音楽のイベントであり、参加ミュージシャン、規模、集客人数、全てが日本最大だった。
このフェスに駆けつける聴衆は聴くだけでなく、ミュージシャンとともに歌い、踊り、応援をすることを楽しんでいた。
日本中の音楽ファンがこの日を楽しみにしていたため、通行止めによりできた渋滞は想像を絶する長さだった。
この渋滞はいつになったら前に進むのか。
果たしてフェスに間に合うのか。
夏の炎天下の中、みんなの苛立ちはどんどんとボルテージが上がっていった。
10分経っても20分経ってもちっとも前に進まないと、車列のどこかで小さくクラクションを鳴らす音が聞こえた。
それはふいの出来事に対処した法律にのっとったクラクションだったのかもしれない。
しかし、渋滞にはまり進むのを今か今かと待っている人々にはそれがストレスを増加させる燃料でしかなかった。
他の誰かがより長いクラクションを鳴らした。
するとそのクラクションが自分に向けられたものだと思った苛立っている誰かが、さらに強くクラクションを鳴らした。
たちまち渋滞の列はクラクションの大合唱となった。
ウインドウから身を乗り出して大声を上げている人もいた。
クラクションや大声に加えて、車の排気熱と排気ガスでそこは地獄のようだった。
普段は大地や海や雨など様々な恵みを人間に与えてあげている僕の上で行われるこの狂騒。
だから300年以上ずっと我慢してきた僕もだんだんと怒りを抑えることができなくなった。
ああ、やばい。
僕の体の一部が発熱してきた。
この位置は、おそらく富士山……。
みんな、逃げて……。
~・~・~・~・~
~感想~
とりあえず通行止めと発熱から考えていきました。
発熱を人間でなく地球と考えて、渋滞のストレスで噴火する話にしました。
一応語り口は、特に冒頭は地球によるものだと意識して書きました。
渋滞は普通のものを考えていたのですが、エネルギーが溜まってそうな集団、かつ、急いでいる集団として、サマフェスの聴衆に変更しました。
文章力があれば渋滞で次第にストレスが増加していって雰囲気が荒れていく様子を緊迫感をもって描けたのでしょうが、当然私には無理でした。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
日向さんちの今日のご飯
日向 葵
エッセイ・ノンフィクション
最近料理にも手を出している日向さんの今日のご飯をご紹介。
家の近くにとてもいい鮮魚店があることを知ったので、魚料理多め。
最近は魚を捌くのにハマっていますっ!
→誰かに話したくなる面白い雑学
ノアキ光
エッセイ・ノンフィクション
(▶アプリ無しでも読めます。 目次の下から読めます)
見ていただきありがとうございます。
こちらは、雑学の本の内容を、自身で読みやすくまとめ、そこにネットで調べた情報を盛り込んだ内容となります。
驚きの雑学と、話のタネになる雑学の2種類です。
よろしくおねがいします。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ノンフィクション短編集
BIRD
エッセイ・ノンフィクション
各話読み切り、全て実話。
あー、あるある、と思う話や、こんなこと本当に経験したの? と思う話まで。
色々取り揃えてお送りします。
不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる