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第112回『発熱 通行止め 大声』

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YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第112回『発熱 通行止め 大声』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約41分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓


↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/

~・~・~・~・~

YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第112回『発熱 通行止め 大声』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題は太字にしてます。
所要時間は約41分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=9H2GG0oG-Hw

↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/

~・~・~・~・~

その日、日本の国道17号線あたりがとても騒がしかった。
どうやら事故が起きたため、警察によりが敷かれたようだ。
折あしくその日は富士市のキャンプ場を貸し切ってのサマーフェスティバルが行われる日だった。
そのフェスティバルは毎年恒例の音楽のイベントであり、参加ミュージシャン、規模、集客人数、全てが日本最大だった。
このフェスに駆けつける聴衆は聴くだけでなく、ミュージシャンとともに歌い、踊り、応援をすることを楽しんでいた。
日本中の音楽ファンがこの日を楽しみにしていたため、によりできた渋滞は想像を絶する長さだった。
この渋滞はいつになったら前に進むのか。
果たしてフェスに間に合うのか。
夏の炎天下の中、みんなの苛立ちはどんどんとボルテージが上がっていった。

10分経っても20分経ってもちっとも前に進まないと、車列のどこかで小さくクラクションを鳴らす音が聞こえた。
それはふいの出来事に対処した法律にのっとったクラクションだったのかもしれない。
しかし、渋滞にはまり進むのを今か今かと待っている人々にはそれがストレスを増加させる燃料でしかなかった。
他の誰かがより長いクラクションを鳴らした。
するとそのクラクションが自分に向けられたものだと思った苛立っている誰かが、さらに強くクラクションを鳴らした。
たちまち渋滞の列はクラクションの大合唱となった。
ウインドウから身を乗り出してを上げている人もいた。

クラクションやに加えて、車の排気熱と排気ガスでそこは地獄のようだった。
普段は大地や海や雨など様々な恵みを人間に与えてあげている僕の上で行われるこの狂騒。
だから300年以上ずっと我慢してきた僕もだんだんと怒りを抑えることができなくなった。
ああ、やばい。
僕の体の一部がしてきた。
この位置は、おそらく富士山……。
みんな、逃げて……。

~・~・~・~・~

~感想~
とりあえず通行止めと発熱から考えていきました。
発熱を人間でなく地球と考えて、渋滞のストレスで噴火する話にしました。
一応語り口は、特に冒頭は地球によるものだと意識して書きました。

渋滞は普通のものを考えていたのですが、エネルギーが溜まってそうな集団、かつ、急いでいる集団として、サマフェスの聴衆に変更しました。

文章力があれば渋滞で次第にストレスが増加していって雰囲気が荒れていく様子を緊迫感をもって描けたのでしょうが、当然私には無理でした。
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