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act14・捜し人は蜥蜴
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ロロを捜すべく、甲板へとやって来たジュリアンとダルタニアンはワイワイと賑わっている人の群れに目を向ける。あんな事があった後だ。囲まれているのがロロかと思うと気が気ではない。
「あれは……シルヴィオだな」
ダルタニアンの一言にジュリアンはホッと胸を撫で下ろす。流石、ロロ並のレア度高めの美形だ。周りは女達ばかりで、話したいであろう男達は遠巻きに彼を眺めている。
「シルヴィオさん、ご一緒出来て嬉しいです!」
「私、シルヴィオさんと同じA地区担当なんですよ。なので、よろしくお願いします!」
次々とかけられる言葉にシルヴィオは嫌な顔1つせず、爽やかな笑みを浮かべ、丁寧に返している。
――あの2人にも見習ってほしい。
が、それが災いしてか、シルヴィオは今いる場所から一歩も動けずにいる。動こうとすると、その道を塞ぐように女が立ちはだかるのだ。何と恐ろしいチームワークだろうか。
「すまないが、通してくれないか?会議に遅れてしまう」
そんなシルヴィオに助け舟を出すべく、ダルタニアンが周りの女達に声をかける。突然現れたダルタニアンに女達はもちろん、いい顔をする訳がなく、ものすごい形相でこちらを睨みつけている。
「君は……」
「副隊長に頼まれてな。こっちだ」
「あぁ、すまない」
また囲まれては面倒だ。2人はシルヴィオの両サイドに付くと突き刺さる視線を背に受けながら、甲板を後にした。
「ダルタニアンだったか。ありがとう、助かった」
「囲まれて困るくらいなら、撒いてくればいいだろう」
「そう出来れば、楽なんだが……どうにも無下には出来なくてな」
困ったように指で頬をかく姿も様になっており、おまけに性格もよしと来ている。つくづく美形はずるいなとジュリアンは自然と眉を顰めてしまう。
「君は……ジュリアンだったな。ありがとう」
「い、いえ!」
――笑顔が眩しすぎる……!
思わず頭に上げているゴーグルに手が伸びる。直視してはいけないと思う程、シルヴィオの笑顔は輝いていたのだ。
「誰かを捜しているようだったが、邪魔をしてしまったか?」
「気にするな。それに奴がいたら、甲板はもっとすごい事になっていたさ」
「……もしかして、捜しているのはロロ=ルシエテンスか?」
シルヴィオの問いにジュリアンとダルタニアンは頷く。いるだけでも目立つロロを捜しているなど、傍からしたらおかしな話かも知れない。何故なら、ロロの周りにはいつも誰かしらくっついていて、嫌でもそれが群れをなしていくからだ。
「ちょっとトラブルになってな。流石の奴も戻りにくいだろうと捜しているんだ」
「なるほど……。優しいのだな、君達は」
「案外、迎えに来るのを待っているかも知れないからな」
ダルタニアンの目がジュリアンを捉える。その目の真剣さにジュリアンは一瞬、呼吸を忘れてしまいそうになる。
「よし、ならば俺も手伝おう」
「え、でも忙しいんじゃ……」
「助けてもらった礼だ。それと、ロロの居場所なら、少しばかり心当たりがある」
「ついて来てくれ」と客室の方へ歩き出すシルヴィオに、2人は首を傾げながらも後に続いた。
___________________
客室の廊下を歩く事、数分。人気のない、立ち入り禁止と書かれた部屋の前にやって来たシルヴィオは、迷う事なく、ドアをノックする。
「俺だ、シルヴィオだ。いるなら、ドアを開けてくれないか」
声をかけた数秒後、ゆっくりとドアが開く。誰が出てくるのかと、固唾を飲んで見守っていると、くすんだブロンド色が視界に入ってきた。
「はいはい、何か用か?」
ブロンド色の髪を編み込みでまとめた男は、妙な妖艶さを放ちながら、気だるそうにシルヴィオに尋ねる。鍛え上げられた体の大半が露出している服装にジュリアンの前にいる、ダルタニアンは何度か咳払いをしている。
「あ?何で騎士様と勇者様がいるんだ?」
咳払いで2人がいる事に気付いた男は、訝しげにシルヴィオに視線を投げる。
「つーか、そいつら……あの情報屋の"お気に入り"じゃねぇの」
お気に入りを強調した男は、不愉快とばかりに睨みを効かせてくる。ロロのお気に入りだから、というよりも、2人を選んだロロを恨むような目付きにジュリアンとダルタニアンは困ったと目配せをする。
「そう睨むな、ルーファス」
男――ルーファスの視線を遮るように前に立ったシルヴィオは、話題を変えようと手を叩く。
「ワレリーはいるか?」
「いや、いねぇよ」
ルーファスは不機嫌ながらも、シルヴィオの問いに答える。曰く、ワレリーという人物は、艇酔いが治ったからと艇の中を探索しているのではないかという。
「そうか、手間をかけたな」
「……言っとくが、あいつに変な事させんじゃねぇぞ」
「あぁ、分かっているさ」
シルヴィオがそう答えると、ルーファスの口の端が一瞬だけ上がる。その表情は不意にロロが見せるような優しいもので、余程ワレリーが大切なのだと分かる。
「ワレリーというのは?」
ルーファスが部屋に戻った後、ダルタニアンがシルヴィオに尋ねる。
「あぁ、彼は君達と同じ、ロロのお気に入りでね。もしかしたら、彼の元にやって来ているのではないかと思ったのだが」
「ロロの、お気に入り……」
「先程会ったルーファスは、ワレリーの幼馴染だ。彼の事になると、少し過保護でな。……気分を害したなら、すまない」
申し訳ないと眉を下げているシルヴィオに、2人は気にするなと笑いかける。ロロと関わっている以上、ああいう視線に晒される事自体には慣れている。
――ルーファスには嫌われてるみたいだけど……。
「ワレリーはこういう場所には、不慣れで、人が多い所も苦手だとルーファスからは聞いている」
「なら、書庫とかは?」
ジュリアンは事前に配られていた艇の地図を指差す。書庫は今いる場所からも近く、人も少ないだろう。
「そうだな。じゃあ、行くか」
ダルタニアンはジュリアンとシルヴィオに視線をやると、書庫に向かう階段へと向かった。
_____________________________
ジュリアンの狙い通り、書庫に人はほとんどおらず、しんと静まり返っていた。シルヴィオの登場にも、動揺したり、あからさまに反応する人はおらず、一瞥した後、読書を再開している。
――どの人がワレリーだ?
読書をしている人、棚で本を探している人――。横目に顔を確認するも、特徴と合った人物は見当たらない。
――褐色にペストマスクって、特徴の塊じゃないか。
「ダルタニアン、そっちは……」
ジュリアンが声をかけようとした時、何かが動いた気配がした。何だと目を凝らすと、書庫の奥に置いてある梯子に不自然に本が浮いていた。それだけでも不思議だというのに、本は規則的にページが捲れていく。ペース的に読んでいるのであろう。
「あ、あの……」
恐る恐る、梯子に近付くと本が分かりやすく、ビクリと跳ねる。その拍子に梯子がガタリと揺れ、何もなかった空間に薄いピンク色の髪が突如、現れる。
「やべ……」
何かの魔法だったのか。幾何学模様のマントを羽織った男は、柔らかそうな髪の下からペストマスクを覗かせている。顔の大半はマスクと髪で隠れているが、唯一晒されている右側の肌は褐色であり、右目は新緑のような綺麗な緑色をしている。
「えっと、ワレリーさん……ですか?」
ジュリアンが尋ねると、男は晒されている右目でじぃっとこちらを見下ろしてきた。表情が読めない分、何を考えているのか、さっぱり分からない。
「……お前、誰だ?」
「僕はジュリアンです」
「ジュリアン………?知り合いじゃないのは確かだな」
ワレリーはそう言うと、読書を再開する。あまりのマイペースさに呆気に取られたジュリアンは、しばしワレリーを凝視する。
――この人が、ロロのお気に入り……。
ジュリアンともダルタニアンとも違う、ワレリーの態度にジュリアンは益々ロロが分からなくなる。ロロの手を貸す基準は、一体何なのだろう。
「あの、ロロと会ってませんか?」
ロロという名前にワレリーの右目がこちらを見る。少しは興味を示したらしく、ワレリーは本を閉じると、頬杖を突いた。
「会いに来る訳ないだろ。あっちが避けてるんだから」
「え……」
「俺、馬鹿だから。俺じゃ、ロロが気使うだけだ」
ワレリーがあっけらかんと言ってみせる。まるで気にしていないといった風だが、ジュリアンにはそれが分からなかった。そこまで薄情な人だと、信じたくないというのもあるが、それではまるでお払い箱みたいではないか。
――僕も、避けられたりするのかな。
瞬間、底知れぬ恐怖に襲われた。怖い……。その言葉だけが頭を支配して、ジュリアンは叫びそうになる。
「……ここにロロはいる」
梯子から飛び降りたワレリーは、ジュリアンの持っていた地図に印を付ける。何故、分かるのか。そんな事を考える余裕もないジュリアンにワレリーはぽんっと頭を撫でる。
「あれ……?」
すると、先程までの恐怖が嘘のように消えていった。ワレリーが何かしたのかと、振り返るも、そこにワレリーの姿はなく、ジュリアンはバカされたような気持ちになる。
――また、話してみたいな。
ジュリアンは地図を手に取り、ダルタニアンとシルヴィオの元へと急いだ。
「あれは……シルヴィオだな」
ダルタニアンの一言にジュリアンはホッと胸を撫で下ろす。流石、ロロ並のレア度高めの美形だ。周りは女達ばかりで、話したいであろう男達は遠巻きに彼を眺めている。
「シルヴィオさん、ご一緒出来て嬉しいです!」
「私、シルヴィオさんと同じA地区担当なんですよ。なので、よろしくお願いします!」
次々とかけられる言葉にシルヴィオは嫌な顔1つせず、爽やかな笑みを浮かべ、丁寧に返している。
――あの2人にも見習ってほしい。
が、それが災いしてか、シルヴィオは今いる場所から一歩も動けずにいる。動こうとすると、その道を塞ぐように女が立ちはだかるのだ。何と恐ろしいチームワークだろうか。
「すまないが、通してくれないか?会議に遅れてしまう」
そんなシルヴィオに助け舟を出すべく、ダルタニアンが周りの女達に声をかける。突然現れたダルタニアンに女達はもちろん、いい顔をする訳がなく、ものすごい形相でこちらを睨みつけている。
「君は……」
「副隊長に頼まれてな。こっちだ」
「あぁ、すまない」
また囲まれては面倒だ。2人はシルヴィオの両サイドに付くと突き刺さる視線を背に受けながら、甲板を後にした。
「ダルタニアンだったか。ありがとう、助かった」
「囲まれて困るくらいなら、撒いてくればいいだろう」
「そう出来れば、楽なんだが……どうにも無下には出来なくてな」
困ったように指で頬をかく姿も様になっており、おまけに性格もよしと来ている。つくづく美形はずるいなとジュリアンは自然と眉を顰めてしまう。
「君は……ジュリアンだったな。ありがとう」
「い、いえ!」
――笑顔が眩しすぎる……!
思わず頭に上げているゴーグルに手が伸びる。直視してはいけないと思う程、シルヴィオの笑顔は輝いていたのだ。
「誰かを捜しているようだったが、邪魔をしてしまったか?」
「気にするな。それに奴がいたら、甲板はもっとすごい事になっていたさ」
「……もしかして、捜しているのはロロ=ルシエテンスか?」
シルヴィオの問いにジュリアンとダルタニアンは頷く。いるだけでも目立つロロを捜しているなど、傍からしたらおかしな話かも知れない。何故なら、ロロの周りにはいつも誰かしらくっついていて、嫌でもそれが群れをなしていくからだ。
「ちょっとトラブルになってな。流石の奴も戻りにくいだろうと捜しているんだ」
「なるほど……。優しいのだな、君達は」
「案外、迎えに来るのを待っているかも知れないからな」
ダルタニアンの目がジュリアンを捉える。その目の真剣さにジュリアンは一瞬、呼吸を忘れてしまいそうになる。
「よし、ならば俺も手伝おう」
「え、でも忙しいんじゃ……」
「助けてもらった礼だ。それと、ロロの居場所なら、少しばかり心当たりがある」
「ついて来てくれ」と客室の方へ歩き出すシルヴィオに、2人は首を傾げながらも後に続いた。
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客室の廊下を歩く事、数分。人気のない、立ち入り禁止と書かれた部屋の前にやって来たシルヴィオは、迷う事なく、ドアをノックする。
「俺だ、シルヴィオだ。いるなら、ドアを開けてくれないか」
声をかけた数秒後、ゆっくりとドアが開く。誰が出てくるのかと、固唾を飲んで見守っていると、くすんだブロンド色が視界に入ってきた。
「はいはい、何か用か?」
ブロンド色の髪を編み込みでまとめた男は、妙な妖艶さを放ちながら、気だるそうにシルヴィオに尋ねる。鍛え上げられた体の大半が露出している服装にジュリアンの前にいる、ダルタニアンは何度か咳払いをしている。
「あ?何で騎士様と勇者様がいるんだ?」
咳払いで2人がいる事に気付いた男は、訝しげにシルヴィオに視線を投げる。
「つーか、そいつら……あの情報屋の"お気に入り"じゃねぇの」
お気に入りを強調した男は、不愉快とばかりに睨みを効かせてくる。ロロのお気に入りだから、というよりも、2人を選んだロロを恨むような目付きにジュリアンとダルタニアンは困ったと目配せをする。
「そう睨むな、ルーファス」
男――ルーファスの視線を遮るように前に立ったシルヴィオは、話題を変えようと手を叩く。
「ワレリーはいるか?」
「いや、いねぇよ」
ルーファスは不機嫌ながらも、シルヴィオの問いに答える。曰く、ワレリーという人物は、艇酔いが治ったからと艇の中を探索しているのではないかという。
「そうか、手間をかけたな」
「……言っとくが、あいつに変な事させんじゃねぇぞ」
「あぁ、分かっているさ」
シルヴィオがそう答えると、ルーファスの口の端が一瞬だけ上がる。その表情は不意にロロが見せるような優しいもので、余程ワレリーが大切なのだと分かる。
「ワレリーというのは?」
ルーファスが部屋に戻った後、ダルタニアンがシルヴィオに尋ねる。
「あぁ、彼は君達と同じ、ロロのお気に入りでね。もしかしたら、彼の元にやって来ているのではないかと思ったのだが」
「ロロの、お気に入り……」
「先程会ったルーファスは、ワレリーの幼馴染だ。彼の事になると、少し過保護でな。……気分を害したなら、すまない」
申し訳ないと眉を下げているシルヴィオに、2人は気にするなと笑いかける。ロロと関わっている以上、ああいう視線に晒される事自体には慣れている。
――ルーファスには嫌われてるみたいだけど……。
「ワレリーはこういう場所には、不慣れで、人が多い所も苦手だとルーファスからは聞いている」
「なら、書庫とかは?」
ジュリアンは事前に配られていた艇の地図を指差す。書庫は今いる場所からも近く、人も少ないだろう。
「そうだな。じゃあ、行くか」
ダルタニアンはジュリアンとシルヴィオに視線をやると、書庫に向かう階段へと向かった。
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ジュリアンの狙い通り、書庫に人はほとんどおらず、しんと静まり返っていた。シルヴィオの登場にも、動揺したり、あからさまに反応する人はおらず、一瞥した後、読書を再開している。
――どの人がワレリーだ?
読書をしている人、棚で本を探している人――。横目に顔を確認するも、特徴と合った人物は見当たらない。
――褐色にペストマスクって、特徴の塊じゃないか。
「ダルタニアン、そっちは……」
ジュリアンが声をかけようとした時、何かが動いた気配がした。何だと目を凝らすと、書庫の奥に置いてある梯子に不自然に本が浮いていた。それだけでも不思議だというのに、本は規則的にページが捲れていく。ペース的に読んでいるのであろう。
「あ、あの……」
恐る恐る、梯子に近付くと本が分かりやすく、ビクリと跳ねる。その拍子に梯子がガタリと揺れ、何もなかった空間に薄いピンク色の髪が突如、現れる。
「やべ……」
何かの魔法だったのか。幾何学模様のマントを羽織った男は、柔らかそうな髪の下からペストマスクを覗かせている。顔の大半はマスクと髪で隠れているが、唯一晒されている右側の肌は褐色であり、右目は新緑のような綺麗な緑色をしている。
「えっと、ワレリーさん……ですか?」
ジュリアンが尋ねると、男は晒されている右目でじぃっとこちらを見下ろしてきた。表情が読めない分、何を考えているのか、さっぱり分からない。
「……お前、誰だ?」
「僕はジュリアンです」
「ジュリアン………?知り合いじゃないのは確かだな」
ワレリーはそう言うと、読書を再開する。あまりのマイペースさに呆気に取られたジュリアンは、しばしワレリーを凝視する。
――この人が、ロロのお気に入り……。
ジュリアンともダルタニアンとも違う、ワレリーの態度にジュリアンは益々ロロが分からなくなる。ロロの手を貸す基準は、一体何なのだろう。
「あの、ロロと会ってませんか?」
ロロという名前にワレリーの右目がこちらを見る。少しは興味を示したらしく、ワレリーは本を閉じると、頬杖を突いた。
「会いに来る訳ないだろ。あっちが避けてるんだから」
「え……」
「俺、馬鹿だから。俺じゃ、ロロが気使うだけだ」
ワレリーがあっけらかんと言ってみせる。まるで気にしていないといった風だが、ジュリアンにはそれが分からなかった。そこまで薄情な人だと、信じたくないというのもあるが、それではまるでお払い箱みたいではないか。
――僕も、避けられたりするのかな。
瞬間、底知れぬ恐怖に襲われた。怖い……。その言葉だけが頭を支配して、ジュリアンは叫びそうになる。
「……ここにロロはいる」
梯子から飛び降りたワレリーは、ジュリアンの持っていた地図に印を付ける。何故、分かるのか。そんな事を考える余裕もないジュリアンにワレリーはぽんっと頭を撫でる。
「あれ……?」
すると、先程までの恐怖が嘘のように消えていった。ワレリーが何かしたのかと、振り返るも、そこにワレリーの姿はなく、ジュリアンはバカされたような気持ちになる。
――また、話してみたいな。
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