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通う心
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「……おこがましい願いだとは、わかっているんだ。自分を過信して、自惚《うぬぼ》れて、私は本当に愚かだった。けれどこればかりは諦めきれない。お願いだエリオット、私にもう一度、もう少しだけ時間をくれないだろうか。せめて、あとひと月……ひと月だけ猶予をくれたら、必ず君の心を私に向けさせて見せるから……!」
そっと青薔薇を手向けられたエリオットは、真剣な面持ちに想い人を前に、何度も眼を瞬《しばたた》かせた。
「私のように陰険《いんけん》で傲《おご》り高《たか》ぶった《た》男より、可憐で快活な町娘や、あの隣人の元気すぎるほどの少年の方が好きなのかもしれない。君の嗜好に気づけなかったのは痛恨のミスだ。これまでは、身分差を案じて無理して私に接してくれていただけだったのかな……ごめんね、むしろ好かれているとばかり思っていた。君に無理を強いたくはない、けれど抑えきれないんだ、この気持ちを……君の寵愛《ちょうあい》が欲しい、好きだよ、エリオット。今のうちは二番手でも構わないから……どうか……」
「……え、ええと、ちょっと待って……」
必死に哀願するユフィの言葉が全く頭に入ってこない。聞こえてはいるけれど、あまりに自分に都合が良すぎる。おかしい、そんなはずはないのだ。ユフィがエリオットに好意を寄せているだなんて。
「……すまない、こんな情けない姿を……私もどうしていいのか分からなくなってしまったんだ、お願い、拒まないで……国を滅ぼしたくはないんだ……」
「…………」
とてつもなく壮大で恐ろしいことを口走り始めたユフィに絶句していると、出窓から腰帯がするりと床に落ちた。置き方が悪かったのかバランスを崩してしまったのだろう、巻き取られていた刺繍《ししゅう》糸《いと》がころころと地面を転がり、自然とユフィの視線がそちらに吸い寄せられる。
エリオットは暗闇に一筋の光を見出したような心持ちになり、腰帯を拾い上げてユフィに差し出した。
「あの、ごめんなさい、流行の戯曲とか演劇とか、そういったものには疎くて、上手く反応できなくて……」
「えっ、いや、ちが――」
「こ、これ! あの、僕が作ったんです。結婚式に、良かったら使ってほしくて……ごめんなさい、従者さんたちの話を盗み聞いてしまって、気が早いかなとか、不躾《ぶしつけ》かなとか、考えたりもしたんですけど……まだ途中なので、完成したら、良かったら貰ってください」
ここで勢いで押し切らなければもう渡せなくなるような気がして、エリオットは巾《はば》広《ひろ》の美しい青布を開いて見せる。
ユフィは茫然と作りかけの腰帯を見つめていた。
そのいたたまれなさに、やっぱり何でもないですと背中に隠しそうになった頃、やっとエリオットと腰帯を交互に見比べて、口を開いてくれた。
「…………結婚、してくれるってこと?」
「……え?」
こちらを見上げる、困惑したアメジストの瞳と、視線が交差する。
「ええと……ご結婚、なさるんですよね……?」
「……私とエリオットが?」
「い、いえ、そうではなく!」
何をどう聞き間違えたら今の台詞が求婚に聞こえるのだろうと、エリオットは自身の台詞を反芻《はんすう》しながら慌てた。
「えっと、精霊祭の日に、聞いてしまったんです。ユフィ様のご結婚は間近だろうって。それで、僕、お相手のことも、結婚することも、何も知らなかったことがショックで……あの、僕、ユフィ様のことをお慕いしてました。ユフィ様のことが好きなんです。ずっと一緒に居たいだとか、結婚したいだとかそういった意味で。でもおめでたいことだし、僕も落ち込んでちゃいけないなと思って、諦めるために、これを作ろうと決めて……」
まんじりともせず話を聞いているユフィの視線が、どうにも気恥ずかしくて居心地が悪い。こんなみっともないことを白状させられて、今にも火を吹いてしまいそうだ。
「――つまり、エリオットも私のことを愛しているということ?」
「……? はい、たぶん……あ、ええと、だからといって婚約者様を恨んでいたりだとかそんなことは! 僕、不幸なことだなんて思っていませんし、御子だからユフィ様を無理やりどうこうしたいだなん、て」
誤解があってはいけない――そう釈明するエリオットの身体は、ユフィにきつく抱き寄せられていた。仄《ほの》かに、清潔感のある花の薫りがした。ユフィの匂いだった。
「良かった…………」
「え、あの、ユフィ、さま……」
「私が愛しているのは君だけだ、エリオット」
耳元でささやかれた声の低さに、背筋がぞくりとした。
「へ……え、僕……⁉ な、んで、何かの間違い……ひゃ」
ふっ、と耳朶に吐息を吹きかけられ、エリオットは小さく飛び上がる。その身体を逃がすまいとしてか、抱きしめてくるユフィの腕に力が込められた。
「間違いなわけがない。……あのね、あまり大っぴらにはしていなかったけれど、私はただの貴族の出ではない。今の国王の、腹違いの弟なんだ」
「えっ……王弟、殿下……?」
「ああ、君だけはそんな風に呼ばないで……でも、そうなんだ。皆、私をそう呼んで敬った。王子たちとは年が近いだろう? 次の王に推されかけたこともあった。皆に期待されて、望みもしない争いの火種にされかけたこともね。誰を信用したらいいのか、自分は何をすべきなのかわからなくなって……そんな時に、アウレロイヤで、エリオットに出逢った」
「ぼ、く……?」
ユフィがそっと身を離して、エリオットの顔を覗き込んでくる。
エリオットは息を呑んだ。これ以上の喜びなど今生には存在しないとうったえかけてくる、とろけるようなユフィの微笑の美しさに。
「ああ……すまない、嬉しさのあまりにやけてしまった、おぞましい顔をさらしてしまったかな」
「い、いえ! 全く、そんなことは……」
「そう……? ともかく、屈託なく私に接してくれるのは君だけだったんだ。君と居る時だけは、私は王弟ではなく、ただユフィという人間としていられたんだ。それがどれだけ貴重で心安らぐ時間だったか……語っても語り尽くせないと思う。出会った時から、エリオットは私にとって唯一無二で、特別だった。だから、継承権を捨ててアウレロイヤに来たんだ、エリオットに近づくために。ずっと傍に居てほしくてたまらなかった」
「僕、僕もです! 初めてお会いした時から、ずっとユフィ様のことが好きで……僕なんかじゃどんくさくて務まらないだろうけど、いつかアウレロイヤのお屋敷で、ユフィ様の傍で働けたらなって考えたりもしました……」
面映ゆくなりつつも本音を打ち明けると、ユフィが愛おしげに頬を、頭を撫でてくる。
「そうか……強引にそうしても、別に国は亡ばなかったんだね……」
「えっ」
「ああ、怖いことを言ってごめんね。御子を不幸に陥れると、この国が亡ぶという伝承があることは知っている? だから私はエリオットに手を出せなかったんだ。私が命じたら、エリオットは身分を気にしたりして断りたくても断れなかったかもしれないだろう? だから、君にこうして想いを告げてもらえるまで身動きが取れなかったんだ。……ああ、まあ、今回は君に恋人ができたのだと誤解して、暴走してしまったわけだけれど……おや」
「え……あ、これは……っ」
ユフィの視線が下へ逸れたことで、ぽろぽろと泣きだしてしまっていることに気づいた。
拭おうと持ち上げた手を優しく封じられ、ユフィの綺麗な顔が近づいてくる。避けるよりも早く、頬を伝いかけた涙を舐めとられていた。
「や……ユ、ユフィ、さま、くすぐった、いです」
「んん……ふふ、泣き止んだかな? ああ、代わりに顔が真っ赤だ」
揶揄されてエリオットは思わず顔をそむける。いつしか、心臓が口から飛び出てしまいそうなほど高鳴っている。
「……」
恥じらうエリオットの様子を食い入るように見つめていたユフィは、はっと我に返ったようにそっと身を離した。
「……さて、夜更けに押しかけてすまなかった。お礼も言えたし、エリオットの気持ちも確かめられて安心したことだし、私はそろそろ失礼するよ」
「えっ……」
こんなに夜も遅いのに、貴人が一人で出歩いて大丈夫なのだろうか。鍛錬を欠かしていないとはいえ、武器もない状況でごろつきに囲まれたら多勢に無勢のはずだ。
それに――やっと想いを告げ合えたのに。
――なんだか、寂しい。
ユフィは違うのだろうか。
「エリオットは手先が器用だね……きっと根を詰めて刺繍してくれたんだろう? 暗闇では目を悪くしてしまう、早く休んだ方が良い。では、これで――」
「ま、待って……」
何事もなかったかのように取り澄ました顔で背を向けたユフィの袖を反射的に掴んでいた。
ユフィが、どこか強張った顔で振り返る。
「待ってください、流石にこんな夜中じゃ、危険です。泊って行ってください」
「けれど」
「お願いです」
「……」
「だめ、ですか」
困ったように視線を泳がせたユフィが、かなりの逡巡の後に頷く。
――予定とかあったのかな……迷惑だったかも、しれないけど。
今日は、どうしてももう少しだけ一緒に居てほしかった。
そっと青薔薇を手向けられたエリオットは、真剣な面持ちに想い人を前に、何度も眼を瞬《しばたた》かせた。
「私のように陰険《いんけん》で傲《おご》り高《たか》ぶった《た》男より、可憐で快活な町娘や、あの隣人の元気すぎるほどの少年の方が好きなのかもしれない。君の嗜好に気づけなかったのは痛恨のミスだ。これまでは、身分差を案じて無理して私に接してくれていただけだったのかな……ごめんね、むしろ好かれているとばかり思っていた。君に無理を強いたくはない、けれど抑えきれないんだ、この気持ちを……君の寵愛《ちょうあい》が欲しい、好きだよ、エリオット。今のうちは二番手でも構わないから……どうか……」
「……え、ええと、ちょっと待って……」
必死に哀願するユフィの言葉が全く頭に入ってこない。聞こえてはいるけれど、あまりに自分に都合が良すぎる。おかしい、そんなはずはないのだ。ユフィがエリオットに好意を寄せているだなんて。
「……すまない、こんな情けない姿を……私もどうしていいのか分からなくなってしまったんだ、お願い、拒まないで……国を滅ぼしたくはないんだ……」
「…………」
とてつもなく壮大で恐ろしいことを口走り始めたユフィに絶句していると、出窓から腰帯がするりと床に落ちた。置き方が悪かったのかバランスを崩してしまったのだろう、巻き取られていた刺繍《ししゅう》糸《いと》がころころと地面を転がり、自然とユフィの視線がそちらに吸い寄せられる。
エリオットは暗闇に一筋の光を見出したような心持ちになり、腰帯を拾い上げてユフィに差し出した。
「あの、ごめんなさい、流行の戯曲とか演劇とか、そういったものには疎くて、上手く反応できなくて……」
「えっ、いや、ちが――」
「こ、これ! あの、僕が作ったんです。結婚式に、良かったら使ってほしくて……ごめんなさい、従者さんたちの話を盗み聞いてしまって、気が早いかなとか、不躾《ぶしつけ》かなとか、考えたりもしたんですけど……まだ途中なので、完成したら、良かったら貰ってください」
ここで勢いで押し切らなければもう渡せなくなるような気がして、エリオットは巾《はば》広《ひろ》の美しい青布を開いて見せる。
ユフィは茫然と作りかけの腰帯を見つめていた。
そのいたたまれなさに、やっぱり何でもないですと背中に隠しそうになった頃、やっとエリオットと腰帯を交互に見比べて、口を開いてくれた。
「…………結婚、してくれるってこと?」
「……え?」
こちらを見上げる、困惑したアメジストの瞳と、視線が交差する。
「ええと……ご結婚、なさるんですよね……?」
「……私とエリオットが?」
「い、いえ、そうではなく!」
何をどう聞き間違えたら今の台詞が求婚に聞こえるのだろうと、エリオットは自身の台詞を反芻《はんすう》しながら慌てた。
「えっと、精霊祭の日に、聞いてしまったんです。ユフィ様のご結婚は間近だろうって。それで、僕、お相手のことも、結婚することも、何も知らなかったことがショックで……あの、僕、ユフィ様のことをお慕いしてました。ユフィ様のことが好きなんです。ずっと一緒に居たいだとか、結婚したいだとかそういった意味で。でもおめでたいことだし、僕も落ち込んでちゃいけないなと思って、諦めるために、これを作ろうと決めて……」
まんじりともせず話を聞いているユフィの視線が、どうにも気恥ずかしくて居心地が悪い。こんなみっともないことを白状させられて、今にも火を吹いてしまいそうだ。
「――つまり、エリオットも私のことを愛しているということ?」
「……? はい、たぶん……あ、ええと、だからといって婚約者様を恨んでいたりだとかそんなことは! 僕、不幸なことだなんて思っていませんし、御子だからユフィ様を無理やりどうこうしたいだなん、て」
誤解があってはいけない――そう釈明するエリオットの身体は、ユフィにきつく抱き寄せられていた。仄《ほの》かに、清潔感のある花の薫りがした。ユフィの匂いだった。
「良かった…………」
「え、あの、ユフィ、さま……」
「私が愛しているのは君だけだ、エリオット」
耳元でささやかれた声の低さに、背筋がぞくりとした。
「へ……え、僕……⁉ な、んで、何かの間違い……ひゃ」
ふっ、と耳朶に吐息を吹きかけられ、エリオットは小さく飛び上がる。その身体を逃がすまいとしてか、抱きしめてくるユフィの腕に力が込められた。
「間違いなわけがない。……あのね、あまり大っぴらにはしていなかったけれど、私はただの貴族の出ではない。今の国王の、腹違いの弟なんだ」
「えっ……王弟、殿下……?」
「ああ、君だけはそんな風に呼ばないで……でも、そうなんだ。皆、私をそう呼んで敬った。王子たちとは年が近いだろう? 次の王に推されかけたこともあった。皆に期待されて、望みもしない争いの火種にされかけたこともね。誰を信用したらいいのか、自分は何をすべきなのかわからなくなって……そんな時に、アウレロイヤで、エリオットに出逢った」
「ぼ、く……?」
ユフィがそっと身を離して、エリオットの顔を覗き込んでくる。
エリオットは息を呑んだ。これ以上の喜びなど今生には存在しないとうったえかけてくる、とろけるようなユフィの微笑の美しさに。
「ああ……すまない、嬉しさのあまりにやけてしまった、おぞましい顔をさらしてしまったかな」
「い、いえ! 全く、そんなことは……」
「そう……? ともかく、屈託なく私に接してくれるのは君だけだったんだ。君と居る時だけは、私は王弟ではなく、ただユフィという人間としていられたんだ。それがどれだけ貴重で心安らぐ時間だったか……語っても語り尽くせないと思う。出会った時から、エリオットは私にとって唯一無二で、特別だった。だから、継承権を捨ててアウレロイヤに来たんだ、エリオットに近づくために。ずっと傍に居てほしくてたまらなかった」
「僕、僕もです! 初めてお会いした時から、ずっとユフィ様のことが好きで……僕なんかじゃどんくさくて務まらないだろうけど、いつかアウレロイヤのお屋敷で、ユフィ様の傍で働けたらなって考えたりもしました……」
面映ゆくなりつつも本音を打ち明けると、ユフィが愛おしげに頬を、頭を撫でてくる。
「そうか……強引にそうしても、別に国は亡ばなかったんだね……」
「えっ」
「ああ、怖いことを言ってごめんね。御子を不幸に陥れると、この国が亡ぶという伝承があることは知っている? だから私はエリオットに手を出せなかったんだ。私が命じたら、エリオットは身分を気にしたりして断りたくても断れなかったかもしれないだろう? だから、君にこうして想いを告げてもらえるまで身動きが取れなかったんだ。……ああ、まあ、今回は君に恋人ができたのだと誤解して、暴走してしまったわけだけれど……おや」
「え……あ、これは……っ」
ユフィの視線が下へ逸れたことで、ぽろぽろと泣きだしてしまっていることに気づいた。
拭おうと持ち上げた手を優しく封じられ、ユフィの綺麗な顔が近づいてくる。避けるよりも早く、頬を伝いかけた涙を舐めとられていた。
「や……ユ、ユフィ、さま、くすぐった、いです」
「んん……ふふ、泣き止んだかな? ああ、代わりに顔が真っ赤だ」
揶揄されてエリオットは思わず顔をそむける。いつしか、心臓が口から飛び出てしまいそうなほど高鳴っている。
「……」
恥じらうエリオットの様子を食い入るように見つめていたユフィは、はっと我に返ったようにそっと身を離した。
「……さて、夜更けに押しかけてすまなかった。お礼も言えたし、エリオットの気持ちも確かめられて安心したことだし、私はそろそろ失礼するよ」
「えっ……」
こんなに夜も遅いのに、貴人が一人で出歩いて大丈夫なのだろうか。鍛錬を欠かしていないとはいえ、武器もない状況でごろつきに囲まれたら多勢に無勢のはずだ。
それに――やっと想いを告げ合えたのに。
――なんだか、寂しい。
ユフィは違うのだろうか。
「エリオットは手先が器用だね……きっと根を詰めて刺繍してくれたんだろう? 暗闇では目を悪くしてしまう、早く休んだ方が良い。では、これで――」
「ま、待って……」
何事もなかったかのように取り澄ました顔で背を向けたユフィの袖を反射的に掴んでいた。
ユフィが、どこか強張った顔で振り返る。
「待ってください、流石にこんな夜中じゃ、危険です。泊って行ってください」
「けれど」
「お願いです」
「……」
「だめ、ですか」
困ったように視線を泳がせたユフィが、かなりの逡巡の後に頷く。
――予定とかあったのかな……迷惑だったかも、しれないけど。
今日は、どうしてももう少しだけ一緒に居てほしかった。
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