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花屋のエリオット
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「あぁっ! 待って、待ってください! 乗せてください!」
窓から身を乗り出し、通りの反対側に停車した乗り合い馬車に叫ぶと、御者が苦笑して手招きをしてくれた。
ほっと胸を撫でおろしたエリオットは、すぐさま店内を振り返る。
まず目に飛び込んでくるのは、鮮やかな緑と咲き誇る花々だ。天井から吊るされたいくつもの鉢植えから伸びる蔓草は、柱や、壁から壁へと渡された紐を伝い店内を這いまわっていた。それが通りに面した窓のひとつを覆うカーテンと化している。天井と壁は柔らかく清々しい印象を抱かせる白。色とりどりの花を浸した木桶や鉢が段差をつけてディスプレイされ、手に取りやすく見目麗しく、また日当たり等、適した環境で保管できるよう調整されている。
その手前の小さなカウンターに腰かけて本をめくる美しいグレイヘアの淑女は、エリオットの養母であり花の魔女、そして伝承の街アウレロイヤの片隅にある花屋『シェリーズ』の店主、シェリーである。
エリオットは壁にかけていたローブを羽織ると、カウンターの上に安置されていた、切花を詰めたバスケットを引っ掴んだ。あまりの勢いに一輪のエリンジウムが落下したが、気づいたエリオットはすぐさま拾い上げた。
「やっと選び終わったのね、律儀なことだわ。気を付けて、神官さまによろしくね」
「うん! 行ってきます!」
眼鏡の向こうでにこりと笑ったシェリーに手を振り、玄関を飛び出す。そのまま通りを渡ろうとしたところで、横からよお、と聞きなれた声がした。思わずそちらを向く。自転車に繋いだ三輪の荷箱の小荷物を仕分ける手を止め、片手を上げてへらりと笑いかけてくる。オレンジ色のキャスケット帽から鳶色のゆるい癖毛が飛び出したその青年は、隣に住む幼馴染で配達屋のジンだった。
「神官様のとこ行くのか? 配達なら俺に任せりゃあいいのに」
「いくらジンでも駄目だよ、これは僕の仕事だから」
苦笑しつつ大事そうにバスケットを抱え直すと、ジンはおどけたように両手を広げてみせた。
こればかりは絶対に誰にも譲れなかった。この仕事があるから、一市民でしかないエリオットは敬愛するあのお方と関わることができるのだ。
馬車を待たせていたことを思い出し、挨拶もそこそこに目抜き通りを横断し御者に頭を下げた。
エリオットが窓際の席へ着席するのとほぼ同時に、三頭立ての馬車はゆるりと発車した。
乗車率はいつも通り七割ほどだろうか。終点は二時間ほど揺られた先にある川沿いの集落で、大抵の者はそこで別の都市へ向かう馬車へと乗り換える。川の水量が多いと何日も足止めを食らう、宿場町としても有名な町である。けれどエリオットが目指すのは、そこから二十分ほど森へ分け入った先にあった。
――元気で特に綺麗な花を選ぶのに時間かかっちゃった……今回も喜んでくださるといいな。
静かな森の中で、アウレロイヤの精霊を祭る祭殿。そこへ四、五日に一度、装飾用の花を届けることがエリオットの重要な仕事なのだ。
――……あっ、身だしなみを整えてくるのを忘れた……!
奥の座席に腰かけた小奇麗な女性の姿を見てそんなことを思い出し、慌てて髪を撫でつけてみる。艶やかな黒髪は触り心地がいいらしいが、どうにも癖がつきやすく扱いにくい。できることならばあの人にみっともない姿を晒したくはないのだけれど――落胆のあまり真青な瞳が伏せられた。まるで丁寧に磨かれた玉のように滑らか肌に、月夜にはばたく夜鳥の羽根を思わせる濡羽色の髪。そして湖底の主が生涯をかけて守り抜く宝玉があったらこんな色をしているのだろうと感嘆せずにはいられない、神秘的な輝きを放つ温厚そうな深い蒼の双眸。
それらの前で少しの寝癖や汚れなど全く瑕疵にならないことを、エリオット当人に教えてくれる者はいなかった。むしろ、誰に言われたわけでもなく自身の容貌にコンプレックスを抱いているほどである。先月成人を迎えたにも関わらず同世代より小柄で華奢で、全く男らしくならないのだ。背丈はもう少し伸びそうだが、それでも長身の女性とそう変わらない程度だろう。顔立ちが幼いことも気になっていた、このままでは一生、あの人に――ユフィに一人前の男として頼ってはもらえない気がする。
気を紛らわそうと、窓の外へ目を向けた。すると、とある民家の戸口に人だかりができている。
その中心には、目を奪われるような青を全身に纏う、一組の男女の姿があった。
「婚姻装束だ……」
惚れ惚れするような華やかさと幸せな空気に、思わずほうと吐息が漏れる。
このアウレロイヤ地方における婚儀の際には、精霊石で染めた真青な織物で仕立てられた装束を纏うことが習わしとなっている。
精霊石は祭殿のあるアウレロイヤの森で採取される鉱物である。鮮やかな青色の発色が美しいという、この土地ならではの染料であり名産品のひとつだった。聞くところによると、精霊が通過した大地が変質して作られるものだそうだ。目に見えないだけで森の中に精霊は実在している。
ジェスリン王国とその王家に精霊の加護がある限り、このアウレロイヤは天候と肥沃な大地に恵まれ、精霊石が尽きることはないのだ。
遥か昔のこと。大陸には数多の小国が存在し、長く小競り合いを続けていた。そんな中、国を一つにまとめあげようと一人の王子が奮起する。のちに長い戦乱を終局へと導き、国々を束ねてジェスリンというひとつの大国を作り上げるこの王子――ジェスリン王国初代国王は、最初にこのアウレロイヤにて精霊の加護を受けたのだという。ただの長剣はけして折れることのない聖剣となり、その生身の肉体は人間離れした強健なものとなったことで、蛮族や敵対勢力を打倒することができたそうだ。
その結果、当初は狩場が存在するだけであったこのアウレロイヤに、精霊の加護を求めた人々が集い住むようになったという。
精霊の加護を受けて以後、王の持つ剣身は冴え冴えとした青い光を放つようになり、その頭髪は群青へと変化した。どこまで真実かはわからないが、現在でも王族の中には類稀なる青髪をそなえて生まれる者がいるらしい。
結果、青は神聖な色として扱われるようになり、今日では人生最大の契約を意味する婚儀において、とりわけ重要視されるようになった。
思わず見惚れてしまったものの、結婚などエリオットにはまだまだ想像もつかない、縁遠い出来事である。揃いの装束を纏う相手などいようはずもない。
ジェスリン王国において、男性は十五歳~二十歳の間に届け出を行い、認可されることで成人となる。そして成人すると同時に結婚が許可されるようになる。エリオットは養母であるシェリーと馴染みの司祭、居住区の顔役である商人のお墨付きを得て先月成人を迎えており、法的にも年齢的にも結婚を視野にいれなければならない時期にあるのだが。
――僕はともかく、あの深い青に、あの方の金髪はとてもよく映えるだろうな……。
頭の中で、装束を纏いこちらに微笑みかける麗人の姿を思い浮かべる。一瞬とても幸せな気持ちになったけれど、自然と、彼に寄り添う伴侶の姿を想像してしまい、ちくりと胸が痛んだ。
エリオットは息継ぎをするように沸き起こった恋心を、ふたたび胸の底にぎゅっと沈め込んだ。自覚してはいけないものだからだ。
想いを伝えようだなんて微塵も考えていない。だって、庶民でしかないエリオットには分不相応すぎる相手だからだ。
言葉を交わせるだけで過ぎるほどの幸せなのだと、そう思わなくてはいけないようなお方だった。
――ユフィ様も、いずれは誰かを選んでご結婚なさるんだ……。
ユフィ・クロル・アウレロイヤ。
領主たるアウレロイヤ家の末子にして、王家より下命を受け精霊を奉る神官を担う、心優しく気高き神の使徒のようなお方。
アウレロイヤにまつわる伝承には、続きがある。
長旅を終えジェスリンを建国した後、初代王は精霊に深く謝辞を示し、恩義に報いたいと申し出た。欲も願いもない精霊は困り果てつつ、人としての生活に興味があるのだと告げた。しかし永遠に等しい時を生きる精霊に、人らしい心はない。仲間とともに笑いその死を悼み、大地の美しさに涙を流し、豊作の喜びに歌い踊る人の気持ちを解することはできない。
だから代わりに、自身の愛し子が人として幸福に生きる姿を見ていたい、と願った。王と民草は喜んでその任を引き受け、その後、約六十年に一度、精霊の加護を得た御子が産み落とされることとなる。
どう見分けるのかは、王族やアウレロイヤ家にしか伝わっていない。精霊の子を巡り、争いが起きかねないからだ。そんな中でも王立の孤児院に紛れ養育されることだけは周知の事実となっている。
精霊のいう人生最大の幸福は、最愛の相手との婚姻を示した。御子は結婚相手を見つけてようやく、婚儀の際にその正体を衆目に明かす。
一般民衆はそこで初めて、精霊の子の御姿を知るのだ。
幼い頃から精霊の伝承を聞かされて育つジェスリンの民にとって、精霊の子の伴侶となることは望外の夢。
――そう、だから、本当は僕なんかが親しくして良いお方ではない……好きだなんて、もっといけないことだ。
神官たるユフィこそが当代の御子であるに違いない。
エリオットは、初めて出会ったときから、そう確信していた。
窓から身を乗り出し、通りの反対側に停車した乗り合い馬車に叫ぶと、御者が苦笑して手招きをしてくれた。
ほっと胸を撫でおろしたエリオットは、すぐさま店内を振り返る。
まず目に飛び込んでくるのは、鮮やかな緑と咲き誇る花々だ。天井から吊るされたいくつもの鉢植えから伸びる蔓草は、柱や、壁から壁へと渡された紐を伝い店内を這いまわっていた。それが通りに面した窓のひとつを覆うカーテンと化している。天井と壁は柔らかく清々しい印象を抱かせる白。色とりどりの花を浸した木桶や鉢が段差をつけてディスプレイされ、手に取りやすく見目麗しく、また日当たり等、適した環境で保管できるよう調整されている。
その手前の小さなカウンターに腰かけて本をめくる美しいグレイヘアの淑女は、エリオットの養母であり花の魔女、そして伝承の街アウレロイヤの片隅にある花屋『シェリーズ』の店主、シェリーである。
エリオットは壁にかけていたローブを羽織ると、カウンターの上に安置されていた、切花を詰めたバスケットを引っ掴んだ。あまりの勢いに一輪のエリンジウムが落下したが、気づいたエリオットはすぐさま拾い上げた。
「やっと選び終わったのね、律儀なことだわ。気を付けて、神官さまによろしくね」
「うん! 行ってきます!」
眼鏡の向こうでにこりと笑ったシェリーに手を振り、玄関を飛び出す。そのまま通りを渡ろうとしたところで、横からよお、と聞きなれた声がした。思わずそちらを向く。自転車に繋いだ三輪の荷箱の小荷物を仕分ける手を止め、片手を上げてへらりと笑いかけてくる。オレンジ色のキャスケット帽から鳶色のゆるい癖毛が飛び出したその青年は、隣に住む幼馴染で配達屋のジンだった。
「神官様のとこ行くのか? 配達なら俺に任せりゃあいいのに」
「いくらジンでも駄目だよ、これは僕の仕事だから」
苦笑しつつ大事そうにバスケットを抱え直すと、ジンはおどけたように両手を広げてみせた。
こればかりは絶対に誰にも譲れなかった。この仕事があるから、一市民でしかないエリオットは敬愛するあのお方と関わることができるのだ。
馬車を待たせていたことを思い出し、挨拶もそこそこに目抜き通りを横断し御者に頭を下げた。
エリオットが窓際の席へ着席するのとほぼ同時に、三頭立ての馬車はゆるりと発車した。
乗車率はいつも通り七割ほどだろうか。終点は二時間ほど揺られた先にある川沿いの集落で、大抵の者はそこで別の都市へ向かう馬車へと乗り換える。川の水量が多いと何日も足止めを食らう、宿場町としても有名な町である。けれどエリオットが目指すのは、そこから二十分ほど森へ分け入った先にあった。
――元気で特に綺麗な花を選ぶのに時間かかっちゃった……今回も喜んでくださるといいな。
静かな森の中で、アウレロイヤの精霊を祭る祭殿。そこへ四、五日に一度、装飾用の花を届けることがエリオットの重要な仕事なのだ。
――……あっ、身だしなみを整えてくるのを忘れた……!
奥の座席に腰かけた小奇麗な女性の姿を見てそんなことを思い出し、慌てて髪を撫でつけてみる。艶やかな黒髪は触り心地がいいらしいが、どうにも癖がつきやすく扱いにくい。できることならばあの人にみっともない姿を晒したくはないのだけれど――落胆のあまり真青な瞳が伏せられた。まるで丁寧に磨かれた玉のように滑らか肌に、月夜にはばたく夜鳥の羽根を思わせる濡羽色の髪。そして湖底の主が生涯をかけて守り抜く宝玉があったらこんな色をしているのだろうと感嘆せずにはいられない、神秘的な輝きを放つ温厚そうな深い蒼の双眸。
それらの前で少しの寝癖や汚れなど全く瑕疵にならないことを、エリオット当人に教えてくれる者はいなかった。むしろ、誰に言われたわけでもなく自身の容貌にコンプレックスを抱いているほどである。先月成人を迎えたにも関わらず同世代より小柄で華奢で、全く男らしくならないのだ。背丈はもう少し伸びそうだが、それでも長身の女性とそう変わらない程度だろう。顔立ちが幼いことも気になっていた、このままでは一生、あの人に――ユフィに一人前の男として頼ってはもらえない気がする。
気を紛らわそうと、窓の外へ目を向けた。すると、とある民家の戸口に人だかりができている。
その中心には、目を奪われるような青を全身に纏う、一組の男女の姿があった。
「婚姻装束だ……」
惚れ惚れするような華やかさと幸せな空気に、思わずほうと吐息が漏れる。
このアウレロイヤ地方における婚儀の際には、精霊石で染めた真青な織物で仕立てられた装束を纏うことが習わしとなっている。
精霊石は祭殿のあるアウレロイヤの森で採取される鉱物である。鮮やかな青色の発色が美しいという、この土地ならではの染料であり名産品のひとつだった。聞くところによると、精霊が通過した大地が変質して作られるものだそうだ。目に見えないだけで森の中に精霊は実在している。
ジェスリン王国とその王家に精霊の加護がある限り、このアウレロイヤは天候と肥沃な大地に恵まれ、精霊石が尽きることはないのだ。
遥か昔のこと。大陸には数多の小国が存在し、長く小競り合いを続けていた。そんな中、国を一つにまとめあげようと一人の王子が奮起する。のちに長い戦乱を終局へと導き、国々を束ねてジェスリンというひとつの大国を作り上げるこの王子――ジェスリン王国初代国王は、最初にこのアウレロイヤにて精霊の加護を受けたのだという。ただの長剣はけして折れることのない聖剣となり、その生身の肉体は人間離れした強健なものとなったことで、蛮族や敵対勢力を打倒することができたそうだ。
その結果、当初は狩場が存在するだけであったこのアウレロイヤに、精霊の加護を求めた人々が集い住むようになったという。
精霊の加護を受けて以後、王の持つ剣身は冴え冴えとした青い光を放つようになり、その頭髪は群青へと変化した。どこまで真実かはわからないが、現在でも王族の中には類稀なる青髪をそなえて生まれる者がいるらしい。
結果、青は神聖な色として扱われるようになり、今日では人生最大の契約を意味する婚儀において、とりわけ重要視されるようになった。
思わず見惚れてしまったものの、結婚などエリオットにはまだまだ想像もつかない、縁遠い出来事である。揃いの装束を纏う相手などいようはずもない。
ジェスリン王国において、男性は十五歳~二十歳の間に届け出を行い、認可されることで成人となる。そして成人すると同時に結婚が許可されるようになる。エリオットは養母であるシェリーと馴染みの司祭、居住区の顔役である商人のお墨付きを得て先月成人を迎えており、法的にも年齢的にも結婚を視野にいれなければならない時期にあるのだが。
――僕はともかく、あの深い青に、あの方の金髪はとてもよく映えるだろうな……。
頭の中で、装束を纏いこちらに微笑みかける麗人の姿を思い浮かべる。一瞬とても幸せな気持ちになったけれど、自然と、彼に寄り添う伴侶の姿を想像してしまい、ちくりと胸が痛んだ。
エリオットは息継ぎをするように沸き起こった恋心を、ふたたび胸の底にぎゅっと沈め込んだ。自覚してはいけないものだからだ。
想いを伝えようだなんて微塵も考えていない。だって、庶民でしかないエリオットには分不相応すぎる相手だからだ。
言葉を交わせるだけで過ぎるほどの幸せなのだと、そう思わなくてはいけないようなお方だった。
――ユフィ様も、いずれは誰かを選んでご結婚なさるんだ……。
ユフィ・クロル・アウレロイヤ。
領主たるアウレロイヤ家の末子にして、王家より下命を受け精霊を奉る神官を担う、心優しく気高き神の使徒のようなお方。
アウレロイヤにまつわる伝承には、続きがある。
長旅を終えジェスリンを建国した後、初代王は精霊に深く謝辞を示し、恩義に報いたいと申し出た。欲も願いもない精霊は困り果てつつ、人としての生活に興味があるのだと告げた。しかし永遠に等しい時を生きる精霊に、人らしい心はない。仲間とともに笑いその死を悼み、大地の美しさに涙を流し、豊作の喜びに歌い踊る人の気持ちを解することはできない。
だから代わりに、自身の愛し子が人として幸福に生きる姿を見ていたい、と願った。王と民草は喜んでその任を引き受け、その後、約六十年に一度、精霊の加護を得た御子が産み落とされることとなる。
どう見分けるのかは、王族やアウレロイヤ家にしか伝わっていない。精霊の子を巡り、争いが起きかねないからだ。そんな中でも王立の孤児院に紛れ養育されることだけは周知の事実となっている。
精霊のいう人生最大の幸福は、最愛の相手との婚姻を示した。御子は結婚相手を見つけてようやく、婚儀の際にその正体を衆目に明かす。
一般民衆はそこで初めて、精霊の子の御姿を知るのだ。
幼い頃から精霊の伝承を聞かされて育つジェスリンの民にとって、精霊の子の伴侶となることは望外の夢。
――そう、だから、本当は僕なんかが親しくして良いお方ではない……好きだなんて、もっといけないことだ。
神官たるユフィこそが当代の御子であるに違いない。
エリオットは、初めて出会ったときから、そう確信していた。
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