皇帝陛下!私はただの専属給仕です!

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癖のある給仕達③

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各々が調理を開始する。

久しぶりだなぁ、タルトを作るのは。
まぁ、でも体が覚えているし、大丈夫でしょ。
ちょちょいのちょい、っと。
後は焼くだけ。なんだかすぐ終わっちゃうなぁ~。
他はどうかな…って。

フランは苺を使ってパフェ作っちゃってるし、ソフィアは一生懸命、卵白を混ぜ、クリームを作ってるし。ってクリームだめなんじゃ…?
ミーネはマカロンなんて作ろうとしちゃってるし。
リクエストなんて無視しすぎじゃない??

「えっ、チーズタルトだけじゃないの?」
「あっ、そっかぁ。マールは初日だったから分からなかったよね、ごめんね」
「リクエストは陛下だけに適用される。覚えておきな」
「他の人達用に色んなデザートを作るんだ~」 
なに、そのシステム…。リクエストは陛下オンリーなんて。

「マールも何か一個作った方がいいよ。後々分かるから」
後々分かるって言われても…やっぱり王宮で働くって大変だなぁ。
とりあえず言われたから何か作っておこう。
んーっ、食べる相手が分からないから無難にコレかな…。

時刻は夕方。陛下を始め、妃や令嬢他偉そうな人達がテーブルに着いている。
私達は部屋の壁際で食べる様子を見ているだけ。
退屈だなぁ…。ちょっとウトウトしてきちゃった。
ふわぁぁ…
「おい。アクビしてるとクビにされるぞ」
えーっ!
陛下が私を見ている様な気がした…。ヤバイ。まさか初日で…クビ??
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