皇帝陛下!私はただの専属給仕です!

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癖のある給仕達

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「はい、皆集まって!新人を紹介するわ」
改めて思うけど、王宮内の厨房って広いなぁ。
20人くらいが一斉に動いても邪魔にならない位な広さがありそう。
やっぱり国の一番偉い人の所で働くって凄いんだなぁ、ってしみじみ思った。
「今日から給仕とし働くマールよ、皆仲良くしてね。マールにはまず、陛下の食後のデザートを担当して貰うから、フラン、ミーネ、ソフィア、ちょっと前に出てきて」

私はデザート担当かぁ、デザートは作ったりするけどそんなに頻繁には作らないからどうかなぁ…。
ってミーネって言ってたな、どんな子だろ。

「マール、右からフラン、ソフィア、ミーネよ」

フラン…髪が短く、なんだか少年と間違いそうな感じであるけど、目がクリっとしていて幼いのかなと感じれた。

ソフィア…雰囲気がどことなく近寄りづらい感じだなぁ。鋭い視線を見せるし、曲がった事が嫌いな頑固ものかも。背も高く、威圧感がハンパない…。

ミーネ…この中では一番雰囲気が柔らかく優しそう。この子も三つ編みだし、どことなくナーシャさんを小さくした!って感じ。

良かった。同じ部屋の子がこの子で。ソフィアだったら絶対喧嘩するな、これは。うん。

「マールです。昨日まで町の食堂で働いてました。宜しくお願いします」
「宜しく」「…」「宜しくね!」

なんなの?!ソフィアって挨拶もしない子なの!
やっぱり仲良くなんてなれそうにない…。
癖がありそうな子がいたら嫌だと思ったけど、一人くらい居るよね。仕方ないか…。

「じゃあ調理を開始して!時間はないわよ」

自己紹介もそこそこに、初仕事を開始する事になった。
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