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新たな火種
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後ろで私の写真を巡って争う綾と佐藤君がいる。
そんなに、欲しいんだろうか…。写真が…。
「だから!くれって、写真!」
「だ・か・ら!なんであんたにやらないといけないの?所有権は私にあるんだけど~?」
(じゃあ、撮られた私の権利は…?)
「じゃあ、勝負しようぜ?勝ったらくれよ?それならいいだろ?」
「男と女じゃ体格違うし、不利すぎる。無理」
「別に戦う訳じゃねぇよ。ん~…ゲームならどうだ?」
「ゲーム?私、やらないから」
「オセロならやったことあるだろ?それならどうだ?」
「…じゃあ、条件つけようか。あんたが勝ったらあげるよ。その代わり私が勝ったら、朝、放課後、えりりんに近づくの禁止ね」
思わず私は立ち止まり振り返ってしまった。
綾が勝って欲しいと強く強く願ってしまった。
「…あぁ、いいぜ。勝ったらくれよ」
「オッケー、じゃあ後で勝負ね。言ったからには守りなよ?」
佐藤君と目が合い、近づいてきた。
「俺、頑張るからね!えりちゃん」
「あ、はい…」
「近づくな~さとしん!」
振り払うようにクラスに消えていった。
(翔太君は写真とか欲しいんだろうか…)
横を見ると、去って行った2人を優しそうな目で見ている。
「2日待てば、写真の人が来るのに…」
そういいながらクラスに行く翔太君が大人に見えた。
授業受けながら、後2日したらデートなんだと考えたら緊張と不安を覚える。
しかし、その前に由佳さんとの約束があるが、
何処に行くんだろうと考えた。
カフェ、ショッピング、ドライブ…
ただ、ほぼ初対面なので何聞かれたりするのか分からない。
ちゃんと乗り切れるか不安だ。
昼休み
綾が満面の笑みでクラスに来る。
どうやら勝ったみたいだ。
「もう、さとしんはこないからね、えりりん」
「ありがとう。…でも、ちゃんと消して、あや」
「いいよ」
そういいながら携帯を操作して写真を目の前で消してくれた。
(あれ、意外に素直)
綾の性格は少しは知ってるから、素直すぎるのは変だなと思い、突っ込んでみたくなった。
「素直だね…ちょっと何かあるんじゃないかと思うんだけど…」
「ん~、ないよ~」
「他に移したとか、ないよね?」
「え、いや、そんな事しないよ、それよりさ…」
やましいとか隠したりしたい時は話題を変える。
これはまさに典型的な例だなぁと感じた。
「あや、目を見て言って」
じーっと見ながら黙る。
「……」
「あや」
「…だって可愛いんだもん、自慢したいから、彼氏に送っちゃった…そうしたら消してもメールにあるから見れるかなって…怒ってる?」
(やっぱり…)
「はぁ…。もういいよ。次誰にも見せないなら残しておいても。色々助けてもらってもいるし」
「さすが!えりりん、優しい~」
負けたはずの佐藤君が私に近づいて来た。
「ちょ!さとしん、もう約束破る気!?あんた負けたでしょ、大差で!」
「いや、ちゃんと守ってるぜ。お前との約束は
朝、放課後だろ?昼休みは入ってない」
「な!卑怯!」
「卑怯じゃない。条件に入れなかったお前が悪いんだろ?」
ニヤニヤしながら綾を見下す。
「えりちゃん!日曜日写真撮らせて!!」
謝罪するくらい頭を下げて頼み込んできた。
「え、いや、無理です、やめてください。なんで撮りたいんですか?」
「…………可愛いを通り越してるから」
「意味が分からないんですが…」
「俺から見たら、えりちゃんは天使だから。だから欲しい」
私と綾はお互いを見る。
「さとしん、キモい。どっか行って」
肩を落とし引き下がるけど去り際、私を見る佐藤君が何か企んでそうで怖かった…。
「中村さん、日曜日、さとしんと出かけるの?」
「野村、さん…」
「ねぇ、行くの、行かないの、どっち?」
「あなた、誰?」
綾はクラスが違うから野村さんが近くに来たのが不思議そうで、やたら交戦的にくる野村さんが嫌いだなとすぐ分かった。
そんなに、欲しいんだろうか…。写真が…。
「だから!くれって、写真!」
「だ・か・ら!なんであんたにやらないといけないの?所有権は私にあるんだけど~?」
(じゃあ、撮られた私の権利は…?)
「じゃあ、勝負しようぜ?勝ったらくれよ?それならいいだろ?」
「男と女じゃ体格違うし、不利すぎる。無理」
「別に戦う訳じゃねぇよ。ん~…ゲームならどうだ?」
「ゲーム?私、やらないから」
「オセロならやったことあるだろ?それならどうだ?」
「…じゃあ、条件つけようか。あんたが勝ったらあげるよ。その代わり私が勝ったら、朝、放課後、えりりんに近づくの禁止ね」
思わず私は立ち止まり振り返ってしまった。
綾が勝って欲しいと強く強く願ってしまった。
「…あぁ、いいぜ。勝ったらくれよ」
「オッケー、じゃあ後で勝負ね。言ったからには守りなよ?」
佐藤君と目が合い、近づいてきた。
「俺、頑張るからね!えりちゃん」
「あ、はい…」
「近づくな~さとしん!」
振り払うようにクラスに消えていった。
(翔太君は写真とか欲しいんだろうか…)
横を見ると、去って行った2人を優しそうな目で見ている。
「2日待てば、写真の人が来るのに…」
そういいながらクラスに行く翔太君が大人に見えた。
授業受けながら、後2日したらデートなんだと考えたら緊張と不安を覚える。
しかし、その前に由佳さんとの約束があるが、
何処に行くんだろうと考えた。
カフェ、ショッピング、ドライブ…
ただ、ほぼ初対面なので何聞かれたりするのか分からない。
ちゃんと乗り切れるか不安だ。
昼休み
綾が満面の笑みでクラスに来る。
どうやら勝ったみたいだ。
「もう、さとしんはこないからね、えりりん」
「ありがとう。…でも、ちゃんと消して、あや」
「いいよ」
そういいながら携帯を操作して写真を目の前で消してくれた。
(あれ、意外に素直)
綾の性格は少しは知ってるから、素直すぎるのは変だなと思い、突っ込んでみたくなった。
「素直だね…ちょっと何かあるんじゃないかと思うんだけど…」
「ん~、ないよ~」
「他に移したとか、ないよね?」
「え、いや、そんな事しないよ、それよりさ…」
やましいとか隠したりしたい時は話題を変える。
これはまさに典型的な例だなぁと感じた。
「あや、目を見て言って」
じーっと見ながら黙る。
「……」
「あや」
「…だって可愛いんだもん、自慢したいから、彼氏に送っちゃった…そうしたら消してもメールにあるから見れるかなって…怒ってる?」
(やっぱり…)
「はぁ…。もういいよ。次誰にも見せないなら残しておいても。色々助けてもらってもいるし」
「さすが!えりりん、優しい~」
負けたはずの佐藤君が私に近づいて来た。
「ちょ!さとしん、もう約束破る気!?あんた負けたでしょ、大差で!」
「いや、ちゃんと守ってるぜ。お前との約束は
朝、放課後だろ?昼休みは入ってない」
「な!卑怯!」
「卑怯じゃない。条件に入れなかったお前が悪いんだろ?」
ニヤニヤしながら綾を見下す。
「えりちゃん!日曜日写真撮らせて!!」
謝罪するくらい頭を下げて頼み込んできた。
「え、いや、無理です、やめてください。なんで撮りたいんですか?」
「…………可愛いを通り越してるから」
「意味が分からないんですが…」
「俺から見たら、えりちゃんは天使だから。だから欲しい」
私と綾はお互いを見る。
「さとしん、キモい。どっか行って」
肩を落とし引き下がるけど去り際、私を見る佐藤君が何か企んでそうで怖かった…。
「中村さん、日曜日、さとしんと出かけるの?」
「野村、さん…」
「ねぇ、行くの、行かないの、どっち?」
「あなた、誰?」
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