とある日常

とある日常…‥１８ 体育祭編 前編

　中旬　それは堂々やってきた。
　私は　桜井澪　はグラウンドに居てる
　何故って言うと…‥

「　さぁ皆様方、やって参りました。　　体育祭の開始です！　」
　その号令の共に体育祭がスタートした。
　それは２週間前にさかのぼる


「　２週間後に体育祭があります。　」
教卓の前にクラス委員長が内容を話し出した。
委員長の話はそっちのけで男子生徒からは歓声が上がる。「「　オォッー！　」」
「　男子って盛り上がるの好きよね…」
梨沙に目を向けると席を立ち、拳を上げ歓声を上げていた。「　勝つぞーっ　」
一部の女子生徒が…って梨沙が居る体育系の部活は張り切っていた。
「　静かにっー　今から競技を決めて行くぞー」先生が言った
そこから先はクラス内で競技決めが始まり
なぜか私は借り物競走に出ることになった。


そして現在…‥
「　今から始まるのは玉入れです。競技に参加する参加者は中央に集まって下さい　」
放送実行委員の放送が流れた。それを聞き生徒がぞろぞろと中央に集まって行く。

パンッとピストルと音の共に開始した。
それを玉入れを装い二人の男子が居た
「　殿よ　いいですのよ　」
「　えぇいい景色ですのー玉入れって言う競技は…‥」
玉入れするときにあれが揺れるのを
男子二人は夢中で見てる
「　そうであるな　」
メガネがキラリっと光、一人の男子生徒が言った
「 　我輩のデータよるとあのクラス生徒とあそこのクラスの生徒が要注視見るべき　」
「　ほうほう　次は…‥　」
「　次はあのクラス　」
　　メガネ男子の言葉が止まった。
「　どうしたのじゃ　」
聞き返したがメガネ男子が強張り無言のまま震えながら後ろを指差していた、殿は後ろを振り向くと全身が固まった
「「　鬼だーっ！　」」
ニコニコの笑顔でこちらよ見下ろす梨沙の姿がそこにあった。
「　次って誰のことかな？　」
淡々と言葉を発した
「「　キャーッ　」」
二人の男子は抱き合い体育祭に小さき悲鳴が鳴った



ドンッ…‥急に抱きつかれ誰かと思ったら梨沙だった　「　澪っ　体育祭、楽しくないのー　」
「　急に消えたと思ったらまだ出てきて…‥まぁ体育祭はあんまりかな　でもね。梨沙…‥一つだけ勝ちたい競技があるの　」
　そう言う澪が真剣な眼差し変わったのに気づいた。ゴクリと唾を飲み込み聞いた　
「　その競技って言うのは？　」
「　徒競走で…‥　」
「　ん？最後辺りが聞こえませんでしたが　澪さん　」
梨沙が耳を傾けてきた
「　その…‥！徒競走で一位でゴールをするって言ったの　」
「　澪が徒競走ねー　そんなにやる気になって何か理由があるんですかね　」
「　特に何も理由ないよ　」
澪が目を背けた
「　そうかなー　」
「　もうっ！関係ないってば…‥応援しなくちゃでしよ　」
澪に話を逸らされたが私は大体の想像が付いていた、五十嵐さん案件か。
「　そうだね。応援しなくちゃね　」
その一言だけ言って私は話をやめた
聞いた所で話してもらえないかも
    まぁあとの楽しみが増えるってことでいいか
「　頑張れー　優勝するぞーっ！　」
梨沙が言った。