とある日常

カラスですが?

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とある日常…‥2ー7 ナンパ

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  五十嵐さんが 
「 俺、ちょっとお手洗いに…」と言って行った。
壁にもかれかけて少し待ちますか…‥。
スマホを弄って待っていると不意に声をかけられた
 「 君、可愛いね一人? 」
ん?上を向くと二人組の大学生か?あぁ…ナンパか。
二人組の一人は耳にイヤリングでもう一人は髪が金髪で派手な服を着てチャラい
「 ねぇねぇ君…高校生? 」
一人が聞いてきた
「 はい、そうですけど 」
スマホを弄りながら、あなたに興味ないですよって答えたが…‥
「 ねぇこれから俺達と遊びに行かない?」
「 そーだよ楽しいよー 」
二人が言ってきて私は
「 大丈夫です!人を待っていますから 」
お断りをいれたが…‥
「 そんなこと言わないで君を待たせる彼なんか放っといて俺達と遊ぼうぜ! 」
一瞬、泰地さんをバカされてカチンッ来たが…‥
ここは冷静に、私

「 行こうぜ!キレイなのに勿体無い…」
大学生が言いながら金髪の男が私の腕を掴んできて「 やめてください 」
振りほどこうとしたが離してくれない。
   「 いいじゃん 」
  「 やめっ…‥」


  「 やめて言ってるでしょ 」
  「「 !? 」」
違う方向から聞き覚えのある声が…‥
私の腕を掴んでいた大学生の腕にショップした。  「 イテェ… 」
声をともに掴んでいた手を離した。
私は男性の方に抱き寄せられて見上げると
「 泰地さん! 」


   「 危なかったぜ…」
ふーっと息を息を吐き、汗を拭った。
出掛けてる最中にトイレ行くって
俺、カッコ悪いな。肩を落としてしまう。
ふと異変を感じた。トイレを出ると桜井さんの声と違う声が…‥友達か?内容を聞く限り、そんな感じではない。
次の瞬間…‥「 やめてください 」
澪ちゃんの声を聞こえた途端、俺は床を蹴っていた

  「 泰地さん! 」
   若干、震えた声だった。
大学生が聞いてきた
「 兄さん?知り合いか 」 
知り合いって…‥言ってもつい昨日来たばかりだし…彼女?違うな、家出少女…‥それはもっと駄目だ…。う~ん ひねり出した答えが
「 そうだ、彼女は妹だ! 」
言うと唖然とした表情で大学生が二人が首を傾げ呟いた。  「「 妹? 」」

「 澪ちゃん!行くぞ! 」
「 え、はい 」
二人が困惑してるうちに俺は澪ちゃんの腕を掴んで俺は駆け出した。
「 ちょっ…‥」  「 待っ‥」
声が聞こえるが後ろを振り返る事もなく走った。


ハァ…ハァ‥息を切らして後ろを向くと居なかった。立ち止まり、大きく息を吸い胸をなげおろした  「 大、丈夫か?」  声をかけた。

「 はい、何とか 」
大丈夫そうだなって…
「 何でそんなに膨れっ面なんだ‥。 」
澪ちゃんが頬を膨らませていてソッポを向いて言った
「 何でもありません 」
「 いやいや何にもなく頬を膨らませる人なんていないぞ 」
「 いや~別に~泰地さんには分からないですよー  っていつまで手を繋いでいるんですかー 」
指摘され、俺は咄嗟に手を離して謝った
「 すまん。痛かったか? 」
「 いえ、別に大丈夫です、逃げるためだったんですからあの状況では…‥」
澪ちゃんの言葉が止まった。
「 澪ちゃん? 」声をかけると俺ではなく視線の先…‥             グイッ 「 え…!ちょっ」
「 やばっ…」ともに澪ちゃんに急に腕を持たれ、連れて行かれた 
「 泰地さん!こっちです 」 
 「 オイ、どうしたー 」
俺は訳が分からず着いて行くしかなかった。
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