5 / 14
第5話 林間学校
しおりを挟む
「今日のLHRは林間学校についてお話します。」
その言葉に教室中がザワザワとする。私は担任にバレないよう気を付けながら本を読みつつ、話の続きに耳を傾ける。
「ここの林間学校は毎年、1日目に山登りと夜にBBQを行い、2日目にクラス対抗で大縄大会と球技大会を行います。」
「「おおー!!」」
担任が林間学校の大まかな予定を話すとクラス全体が盛り上がる。
(それは、林間学校なのか?…)
ふと、浮かんだ疑問を心の中にとどめる。気づけば本ではなく担任の話に聞き入っていた。結局、高校生にとって行事というものは楽しみなのだ。
「2日目のクラス対抗戦は、午前中に球技大会を行い、午後に大縄大会を行う予定です。」
「こらぁもう、2日目がメインイベントだな(笑)」
「だねー、正直一日目いらな~い」
「それなー」
「林間学校って名目上だから遊んでばっかはダメなんじゃない?」
「あー確かにそれはあるかも」
担任が予定の話をし終えると、皆それぞれに思うことを話し始める。しかし、すぐに担任が黙らせる。まだ話の続きがあるようだ。
「はい!まだ話は終わってないぞー 今日はこれから球技大会のメンバーを決めていきます!」
「「おぉー!」」
「おぉ…このクラスは反応がいいなぁ!(笑)」
「はい!浜風せんせー」
無駄に反応のいいクラスのリアクションに担任が感心していると、陽キャ組の1人が手を挙げる。
「なんだ、山内」
「大縄の方はメンバー決めなくていいの?」
「『決めなくていいんですか 』だぞ、山内。んで、大縄の方はクラス全員参加の8の字で跳ぶやつだから決めなくていいんです!」
「了解でーす」
山内くんの疑問が解決したあと担任が続ける。
「球技大会の種目は男女共ドッヂボールで、10人チームを2チーム作ることになってる。足りない場合はそのままの人数でするらしい。このクラスは男子が21人で、女子が19人だから多かったり少なかったりするな。よし、委員長任せていいか?」
「はい!」「はい!」(同時)
そこから男女に別れてメンバーを決めていく。男子の方は知らないが、女子の方はガチ勢とエンジョイ勢に別れることになった。とりあえず委員長を軸に別れてみる。
「そーいえば人数どーする?やっぱガチ勢の方を10人ピッタリにする?」
「うんうん、そっちの方がいいね!ハンデない方が勝てる!」
(委員長さんその案はエンジョイ勢が1人犠牲になる…)
今の状態だとエンジョイ勢が10人なので、エンジョイ勢から1人ガチ勢の方に移らなければならないことに私は誰よりも早く気が付いた。その少し後、委員長も同じことに気が付く。
「あー、今の状態だとこっちが1人少ないな…エンジョイ勢の方から1人来てくれない?お願い!」
「…」
エンジョイ勢はガチ勢の方に行きたくないからこちらにいる訳で、手を挙げる者はいなかった。硬直状態がしばらく続く。
「立ってるだけでいいからさ、誰か来てくんない?話が終わんないんだけど」
イライラし始めるガチ勢の1部。なんとも言えない空気が流れる。だが、誰も手を挙げようとしない、このクラスのエンジョイ勢は意思が固いようだ。そんなかたーい空気を断ち切ったのは西条美里だった。
「はいはい!ちょっといい?」
「何?美里」
助かったと言うように、ホッとした表情の委員長が美里の名前を呼ぶと女子全員が美里の方を見る。
「えーとね、メンバーさ推薦みたいになるんだけどさ…咲槻、こっちに来ない?」
「え…嫌だ。」
「えー、お願い!もうあんたしかいないよぉー」
「む、無理、」
突然の推薦に私はもとより、周りも「え、なんで小湊さん?」みたいな表情になっている。それでも、そんなことお構い無しに美里は私を勧誘し続ける。さらには皆に私のことをプレゼンし始めた。
「みんな聞いて!咲槻はね、意外と運動神経いいんだよ!知らない?体力テストの結果さ私よりいいんだよ?知らない?誰か」
「あ…そーいえばハンドボール投げのときさ男子並みに投げてたのって小湊さんじゃなかった?」
「あ、そーかも…いいじゃん小湊さん!私賛成!」
体力テストをしたときに近くにいた何人かが、賛成の声を上げ始め、断れない雰囲気になった。それでも何とかして断ろうと私が考えていると、先にメンバーを決め終わった男子の誰かが話し合いに入ってきた。
「俺も賛成~小湊さんなら、西条さんと仲もいいしちょうどいいじゃん!」
「「!?」」
女子一同が驚いたのは、会話に入ってきたのが柏尾翔奏だったからだ。そこから完全に断れなくなってしまった私は仕方なくガチ勢に入ることになった。
「はい!それじゃあ男子も女子もメンバー決まったみたいだな、時間内に終わって良かった良かった。授業終わるまで時間あるから質問あるやついるかー?答えられる範囲で答えるぞー」
担任が質問の催促をすると、またあの山内が手を挙げた。
「なんだ山内」
「あの先生、そーいえばなんですけどその林間学校っていつあるんですか?」
「あー、学年通信に書いてあったからわかってるかと思っていたが一応もう一度伝えておく。林間学校は再来週の木曜と金曜だ。」
「「おー、もうすぐだ!」」
「必要なものがある奴は準備しておくように!」
「「はーい!!」」
~キーンコーンカーンコーン~
タイミングがよくチャイムが鳴る。そのまま挨拶なしで解散となった。
~昼休み~
いつものように美里とお弁当を食べていると近くの女子達が珍しく話しかけてきた。
「ねぇ、なんであの時柏尾入ってきたのかな?」
「さぁ~知らなーい」
「なんで、私達に聞くの…」
今日急に会話に入ってきた柏尾翔奏が気になるようだ。無理もない、今をときめく若手俳優が陰キャである私の話をしている時に入ってきたのだから。
「あ、でも柏尾くんって委員長じゃない?だからさやっぱ奈希ちゃんを助けるためなんじゃないかな?」
「あーその説濃厚だわー。なーんだ2人どっちかいつの間にか柏尾と仲良くなってんのかと思ったわ(笑)」
(笑えない…)
(翔奏に言っとかないと…)
私と美里の心配をよそに突然話しかけてきた2人は会話を続ける。
「あ、そだそだ。自己紹介しよ!」
「あ、そうそう。私達、林間学校の部屋一緒なんだよ。だからさ行く前に仲良くなりたいなぁって思って…改めてお互い自己紹介しよー」
私はちょっとやだなーと思ったが、美里が乗り気だったので合わせることにした。
「いいよー!私、西条美里!よろしくねー」
「えっと、小湊咲槻です。よろしくお願いします…」
「あは!敬語て(笑)私は黒川瑞希!よろしく!」
「私は、倉本心結です。よろしくね」
黒川さんはボーイッシュでハキハキした感じの子で、倉本さんは声が高くTheカワイイ系って感じの子だ。
「2人ってめっちゃ仲良いね。中学から一緒なの?」
「いやいや、高校からだよ~なんか気があって心結といると居心地いいんだよねー」
「私も瑞希ちゃんといるとなんか居心地良くて、楽だなぁーって思うの。中学の友達とはまた違った感じで」
美里の質問に2人はそれぞれ答える。その後の昼休みは世間話なんかをして盛り上がっていた。私はほとんど喋っていないが…話を振られたときだけ答えるくらいだった。ほぼ初めて話す子達とまるで昔からの知り合いのように喋れる美里のコミュニケーション能力に心の中で私は尊敬していた。
~6時間目終了後~
「あー授業終わったー!咲槻!あんたって電車通よね?」
「ん?うん、そーだけど」
「んじゃ、今日部活休みだからさ駅まで一緒に帰ろ!あ、どっち方面に帰るの?」
美里からの突然の提案。誘いはありがたいが、今日は収録の仕事があり急いでいたので断ることにした。
「中央公園がある方面だけど、今日私バイトで急いでるからまた今度ね」
「えー、全然一緒に帰ってくんないじゃん~」
「ごめんごめん、また時間がある時にね」
「わかったよー…バイト頑張ってね!」
ぐずる美里を私がなだめると納得してくれた。美里の返事を聞いたあと私は走って教室を出る。
次の日、私はアニメ映画の収録があったので学校を休んだ。翌日学校に行くと美里が少し慌てた様子で私の元に駆け寄る。私が休んだ昨日に何かあったようだ。
その言葉に教室中がザワザワとする。私は担任にバレないよう気を付けながら本を読みつつ、話の続きに耳を傾ける。
「ここの林間学校は毎年、1日目に山登りと夜にBBQを行い、2日目にクラス対抗で大縄大会と球技大会を行います。」
「「おおー!!」」
担任が林間学校の大まかな予定を話すとクラス全体が盛り上がる。
(それは、林間学校なのか?…)
ふと、浮かんだ疑問を心の中にとどめる。気づけば本ではなく担任の話に聞き入っていた。結局、高校生にとって行事というものは楽しみなのだ。
「2日目のクラス対抗戦は、午前中に球技大会を行い、午後に大縄大会を行う予定です。」
「こらぁもう、2日目がメインイベントだな(笑)」
「だねー、正直一日目いらな~い」
「それなー」
「林間学校って名目上だから遊んでばっかはダメなんじゃない?」
「あー確かにそれはあるかも」
担任が予定の話をし終えると、皆それぞれに思うことを話し始める。しかし、すぐに担任が黙らせる。まだ話の続きがあるようだ。
「はい!まだ話は終わってないぞー 今日はこれから球技大会のメンバーを決めていきます!」
「「おぉー!」」
「おぉ…このクラスは反応がいいなぁ!(笑)」
「はい!浜風せんせー」
無駄に反応のいいクラスのリアクションに担任が感心していると、陽キャ組の1人が手を挙げる。
「なんだ、山内」
「大縄の方はメンバー決めなくていいの?」
「『決めなくていいんですか 』だぞ、山内。んで、大縄の方はクラス全員参加の8の字で跳ぶやつだから決めなくていいんです!」
「了解でーす」
山内くんの疑問が解決したあと担任が続ける。
「球技大会の種目は男女共ドッヂボールで、10人チームを2チーム作ることになってる。足りない場合はそのままの人数でするらしい。このクラスは男子が21人で、女子が19人だから多かったり少なかったりするな。よし、委員長任せていいか?」
「はい!」「はい!」(同時)
そこから男女に別れてメンバーを決めていく。男子の方は知らないが、女子の方はガチ勢とエンジョイ勢に別れることになった。とりあえず委員長を軸に別れてみる。
「そーいえば人数どーする?やっぱガチ勢の方を10人ピッタリにする?」
「うんうん、そっちの方がいいね!ハンデない方が勝てる!」
(委員長さんその案はエンジョイ勢が1人犠牲になる…)
今の状態だとエンジョイ勢が10人なので、エンジョイ勢から1人ガチ勢の方に移らなければならないことに私は誰よりも早く気が付いた。その少し後、委員長も同じことに気が付く。
「あー、今の状態だとこっちが1人少ないな…エンジョイ勢の方から1人来てくれない?お願い!」
「…」
エンジョイ勢はガチ勢の方に行きたくないからこちらにいる訳で、手を挙げる者はいなかった。硬直状態がしばらく続く。
「立ってるだけでいいからさ、誰か来てくんない?話が終わんないんだけど」
イライラし始めるガチ勢の1部。なんとも言えない空気が流れる。だが、誰も手を挙げようとしない、このクラスのエンジョイ勢は意思が固いようだ。そんなかたーい空気を断ち切ったのは西条美里だった。
「はいはい!ちょっといい?」
「何?美里」
助かったと言うように、ホッとした表情の委員長が美里の名前を呼ぶと女子全員が美里の方を見る。
「えーとね、メンバーさ推薦みたいになるんだけどさ…咲槻、こっちに来ない?」
「え…嫌だ。」
「えー、お願い!もうあんたしかいないよぉー」
「む、無理、」
突然の推薦に私はもとより、周りも「え、なんで小湊さん?」みたいな表情になっている。それでも、そんなことお構い無しに美里は私を勧誘し続ける。さらには皆に私のことをプレゼンし始めた。
「みんな聞いて!咲槻はね、意外と運動神経いいんだよ!知らない?体力テストの結果さ私よりいいんだよ?知らない?誰か」
「あ…そーいえばハンドボール投げのときさ男子並みに投げてたのって小湊さんじゃなかった?」
「あ、そーかも…いいじゃん小湊さん!私賛成!」
体力テストをしたときに近くにいた何人かが、賛成の声を上げ始め、断れない雰囲気になった。それでも何とかして断ろうと私が考えていると、先にメンバーを決め終わった男子の誰かが話し合いに入ってきた。
「俺も賛成~小湊さんなら、西条さんと仲もいいしちょうどいいじゃん!」
「「!?」」
女子一同が驚いたのは、会話に入ってきたのが柏尾翔奏だったからだ。そこから完全に断れなくなってしまった私は仕方なくガチ勢に入ることになった。
「はい!それじゃあ男子も女子もメンバー決まったみたいだな、時間内に終わって良かった良かった。授業終わるまで時間あるから質問あるやついるかー?答えられる範囲で答えるぞー」
担任が質問の催促をすると、またあの山内が手を挙げた。
「なんだ山内」
「あの先生、そーいえばなんですけどその林間学校っていつあるんですか?」
「あー、学年通信に書いてあったからわかってるかと思っていたが一応もう一度伝えておく。林間学校は再来週の木曜と金曜だ。」
「「おー、もうすぐだ!」」
「必要なものがある奴は準備しておくように!」
「「はーい!!」」
~キーンコーンカーンコーン~
タイミングがよくチャイムが鳴る。そのまま挨拶なしで解散となった。
~昼休み~
いつものように美里とお弁当を食べていると近くの女子達が珍しく話しかけてきた。
「ねぇ、なんであの時柏尾入ってきたのかな?」
「さぁ~知らなーい」
「なんで、私達に聞くの…」
今日急に会話に入ってきた柏尾翔奏が気になるようだ。無理もない、今をときめく若手俳優が陰キャである私の話をしている時に入ってきたのだから。
「あ、でも柏尾くんって委員長じゃない?だからさやっぱ奈希ちゃんを助けるためなんじゃないかな?」
「あーその説濃厚だわー。なーんだ2人どっちかいつの間にか柏尾と仲良くなってんのかと思ったわ(笑)」
(笑えない…)
(翔奏に言っとかないと…)
私と美里の心配をよそに突然話しかけてきた2人は会話を続ける。
「あ、そだそだ。自己紹介しよ!」
「あ、そうそう。私達、林間学校の部屋一緒なんだよ。だからさ行く前に仲良くなりたいなぁって思って…改めてお互い自己紹介しよー」
私はちょっとやだなーと思ったが、美里が乗り気だったので合わせることにした。
「いいよー!私、西条美里!よろしくねー」
「えっと、小湊咲槻です。よろしくお願いします…」
「あは!敬語て(笑)私は黒川瑞希!よろしく!」
「私は、倉本心結です。よろしくね」
黒川さんはボーイッシュでハキハキした感じの子で、倉本さんは声が高くTheカワイイ系って感じの子だ。
「2人ってめっちゃ仲良いね。中学から一緒なの?」
「いやいや、高校からだよ~なんか気があって心結といると居心地いいんだよねー」
「私も瑞希ちゃんといるとなんか居心地良くて、楽だなぁーって思うの。中学の友達とはまた違った感じで」
美里の質問に2人はそれぞれ答える。その後の昼休みは世間話なんかをして盛り上がっていた。私はほとんど喋っていないが…話を振られたときだけ答えるくらいだった。ほぼ初めて話す子達とまるで昔からの知り合いのように喋れる美里のコミュニケーション能力に心の中で私は尊敬していた。
~6時間目終了後~
「あー授業終わったー!咲槻!あんたって電車通よね?」
「ん?うん、そーだけど」
「んじゃ、今日部活休みだからさ駅まで一緒に帰ろ!あ、どっち方面に帰るの?」
美里からの突然の提案。誘いはありがたいが、今日は収録の仕事があり急いでいたので断ることにした。
「中央公園がある方面だけど、今日私バイトで急いでるからまた今度ね」
「えー、全然一緒に帰ってくんないじゃん~」
「ごめんごめん、また時間がある時にね」
「わかったよー…バイト頑張ってね!」
ぐずる美里を私がなだめると納得してくれた。美里の返事を聞いたあと私は走って教室を出る。
次の日、私はアニメ映画の収録があったので学校を休んだ。翌日学校に行くと美里が少し慌てた様子で私の元に駆け寄る。私が休んだ昨日に何かあったようだ。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【完結】冤罪で殺された王太子の婚約者は100年後に生まれ変わりました。今世では愛し愛される相手を見つけたいと思っています。
金峯蓮華
恋愛
どうやら私は階段から突き落とされ落下する間に前世の記憶を思い出していたらしい。
前世は冤罪を着せられて殺害されたのだった。それにしても酷い。その後あの国はどうなったのだろう?
私の願い通り滅びたのだろうか?
前世で冤罪を着せられ殺害された王太子の婚約者だった令嬢が生まれ変わった今世で愛し愛される相手とめぐりあい幸せになるお話。
緩い世界観の緩いお話しです。
ご都合主義です。
*タイトル変更しました。すみません。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
病弱な幼馴染と婚約者の目の前で私は攫われました。
鍋
恋愛
フィオナ・ローレラは、ローレラ伯爵家の長女。
キリアン・ライアット侯爵令息と婚約中。
けれど、夜会ではいつもキリアンは美しく儚げな女性をエスコートし、仲睦まじくダンスを踊っている。キリアンがエスコートしている女性の名はセレニティー・トマンティノ伯爵令嬢。
セレニティーとキリアンとフィオナは幼馴染。
キリアンはセレニティーが好きだったが、セレニティーは病弱で婚約出来ず、キリアンの両親は健康なフィオナを婚約者に選んだ。
『ごめん。セレニティーの身体が心配だから……。』
キリアンはそう言って、夜会ではいつもセレニティーをエスコートしていた。
そんなある日、フィオナはキリアンとセレニティーが濃厚な口づけを交わしているのを目撃してしまう。
※ゆるふわ設定
※ご都合主義
※一話の長さがバラバラになりがち。
※お人好しヒロインと俺様ヒーローです。
※感想欄ネタバレ配慮ないのでお気をつけくださいませ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる