2 / 14
2日目
しおりを挟む
朝、目が覚めると「学校に行きたくない」と毎日思う。しかし、体は勝手に動いてしまう。昔から欠席には厳しい両親だったためか、どれだけ行きたくなくても体は学校へと動き始める。
それでも学校に着くと友達といる時のいつもの自分になる。
「おはよう!」
「おはよぉ」
教室のドアを開けるといつも先に来ている友達が挨拶をしてくれる。
「おはよう」
その挨拶に私も返す。挨拶を交わして初めて一日の始まりだといつも感じる。
「昨日のドラマ見た?」
「見た見た!面白かったよねぇー」
自分の席に荷物を置くとたわいもない会話が始まる。本当なら幸せなはずの毎日、しかし私はその中にモヤモヤを感じる。
「あぁー疲れだぁーもう最近忙しすぎて休みたーい!」
最近よく、高校で一番仲の良い子がそう言ってくる。その子(この先仮名Mと呼称する)は部活のキャプテンと生徒会の副会長を兼任している。つまりは誰もが認める優等生である。
「そうだよねーMちゃんは忙しいもんねぇー」
ほかの周りの子がそう答える。私はいつもこのような話の時は少し黙る。この話のとき私はいつも「私だってしんどいし…」とそう思ってしまう。
私はMとは違ってただの部員だし、生徒会にも入っていない。そんな自分が「しんどいしんどい」と思っているのがMのような人を見ると惨めに感じてしまうのだ
それでも学校に着くと友達といる時のいつもの自分になる。
「おはよう!」
「おはよぉ」
教室のドアを開けるといつも先に来ている友達が挨拶をしてくれる。
「おはよう」
その挨拶に私も返す。挨拶を交わして初めて一日の始まりだといつも感じる。
「昨日のドラマ見た?」
「見た見た!面白かったよねぇー」
自分の席に荷物を置くとたわいもない会話が始まる。本当なら幸せなはずの毎日、しかし私はその中にモヤモヤを感じる。
「あぁー疲れだぁーもう最近忙しすぎて休みたーい!」
最近よく、高校で一番仲の良い子がそう言ってくる。その子(この先仮名Mと呼称する)は部活のキャプテンと生徒会の副会長を兼任している。つまりは誰もが認める優等生である。
「そうだよねーMちゃんは忙しいもんねぇー」
ほかの周りの子がそう答える。私はいつもこのような話の時は少し黙る。この話のとき私はいつも「私だってしんどいし…」とそう思ってしまう。
私はMとは違ってただの部員だし、生徒会にも入っていない。そんな自分が「しんどいしんどい」と思っているのがMのような人を見ると惨めに感じてしまうのだ
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる