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INTERMISSION

設定集3

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★キャラクター紹介★

甲蟲帝国インゼクトリア

ビーネス・ゼクト

 ルシオンの姉。
 凄烈な美貌を誇る、インゼクトリアの第2王女。
 辺境の森に潜んだ蛮族グロム・グルダンを追って人間世界にやってきた。
 その戦闘センスはルシオンを遥かにしのぎ、チョウのように舞いハチのように刺す流麗な戦い方を得意とする。
 戦闘服バトルスタイル舞姫キトリのように真っ赤で艶やかなドレス。
 自身の皮膚から分泌される銀色の体液『ビーネスリザー』を針のようにとがらせて敵を刺しつらぬく『ビーネスティング』。
 体液を微細な散弾のように全方位に発射して対象を撃ち抜く『ビーネス・ペレット』など多彩な技を持ち味とする。
 女の子が好きで、インゼクトリア中からスカウトして回った美少女遊撃隊『ヴェスパ』は、ビーネスをを守る私設戦闘部隊、兼ビーネスのハーレムでもある。

アラネア・ゼクト

 ルシオンの姉。
 落着いた大人のたたずまいをした、インゼクトリアの第1王女。
 名医ドクター・ネイルに弟子入りし、故郷のインゼクトリアで医者として働く多忙な日々を送っている。
 自らが直接戦闘に出向くことはほとんどないが、アラネアの用いる技は、ルシオンいわく「ビーネスの10倍恐ろしい」。
 その指先から放出される、あらゆるモノを縫いつけ繋ぎとめる『フュズィオンの糸』は、医療の現場でも絶大な力を発揮する。
 酒豪だが、飲みすぎると男に見境がなくなって恐ろしい痴女と化してしまう。

ピューパ・ゼクト

 ルシオンの母。
 インゼクトリアの魔王ヴィトル・ゼクトの妃。
 ある事件によって、その魂を呪いに囚われてしまい、決して覚めることのない眠りに落ちてしまった。
 その体はヴィトルの手によってインゼクトリアの千年樹『ゼクトバウム』の洞に匿われている。

ベリン・ボルバル

 インゼクトリアの執政。
 魔王ヴィトルが不在の間、政務の一切を取り仕切る、白髭をたらした犬小人コボルトの老賢者。

グロム・グルダン

 インゼクトリアの辺境の森に潜んだ大鬼オーガーの蛮族。
 近隣の村々で略奪と殺戮を繰り返していた。
 ビーネス自らがその討伐に出征したが、ウルヴェルクで手に入れた特殊な武器の力でビーネスの遊撃隊ヴェスパを殲滅。
 その後、人間世界に逃走し、人間の犯罪者アルバート・ベクターと結託した。


機巧都市ウルヴェルク

マシーネ・ツァーンラート

 機動増殖都市ウルヴェルクを統べる魔王。
 堂々とした長身に、真珠のような肌。
 真っ黒で艶やかなドレスを身にまとった貴婦人のような姿をしている。
 ウルヴェルクはマシーネの制御を失うと際限なく自己増殖を繰り返し
 やがては深幻想界シンイマジア中を覆ってしまうと言われており、マシーネが『最も危険な魔王』と呼ばれる所以となっている。
 気まぐれで強欲な性格をしており、深幻想界シンイマジア中から貴重な宝具を収集するのが趣味。
 マシーネの肉体自体も、彼女の『収集物』の一部にすぎないといわれている。
 ウルヴェルク領内においては無敵の強さを誇り、彼女のテリトリーではどんな魔王も勇者もマシーネの能力には抗えない。

ロック・グリッド
 
 マシーネの右腕。
 ウルヴェルクの軍事の一切を取り仕切る勇猛な獣鬼トロールの将軍。
 その強さは伝説的で、マシーネの領内の集落を襲った火炎飛竜ワイバーンの群れを一瞬で全滅させるほどと言われている。
 道理と義を重んじる男で、マシーネの身勝手な命令にためらうことも多い。

ポーフ男爵

 ウルヴェルクの西居住区の治安をあずかる小鬼ゴブリンの騎士長。
 利己的な性格で、マシーネの機嫌を取ることにしか興味がない。

フォーク

 ウルヴェルクの城門を見張る小鬼ゴブリンの番兵。

ドクトル・ガイル
 
 マシーネ御付きの『美容整形外科医』
 小太りの食屍鬼グール
 美しい娘の体を生きたまま切り刻んで調度品にすることに人生を捧げている。
 自称『死の娘体芸術家ニャンタイアーティスト』。
 
ティゲール・ドラムゴ

 ウルヴェルクのチンピラでナイフの名人。
 『探し屋』と称しては若い女の旅行者を誘拐してポーフ男爵に売り渡していた。
 獣化の能力を持つ獣人ライカンの一族で、酒を飲むと巨大な虎人ワータイガーに変身する。


吹雪国シュネシュトルム

シュトラール・シュネシュトルム
 
 かつて吹雪国シュネシュトルムを治めていた深幻想界シンイマジア最強の魔王、双子王ジェミナスの片割れ。
 人間世界でルシオンと戦ったメイローゼ・シュネシュトルムはシュトラールの双子の姉である。
 磨き上げられた氷のような肌と、銀色の鱗をもつ美しい少年の姿をしていたと言われている。


影の森シャテンバルト

アンカラゴン

 深幻想界シンイマジア創世の刻より生きる最強の古竜エンシェントドラゴン
 黒銀色の鱗で全身を覆った、巨大な黒竜。
 老体になるとその体を卵まで戻して、小さな幼竜として生まれ変わる。
 その力は常識を絶しており、死者に新たな命を授けることも出来ると言われている。


ミハルカス・カナタ
 
 影の森に身を潜めた、正体不明の拳豪。
 黒曜石のような肌をした美しい娘の姿をしている。
 その拳力の強さは列強の魔王たちすら凌ぐといわれ、成体になった黒竜アンカラゴンと張り合うほど。
 情に厚く義を重んじる『大拳聖』として深幻想界シンイマジア中にその名を響かせている。


◆表札の無い屋敷

マキシ・クロニアム

 超探偵。
 深幻想界シンイマジア中のあらゆる街に遍在する『表札の無い屋敷』の主人。
 ほっそりとした体躯に、上下とも真っ黒な仕立ての良いスーツを仕事着にまとったハンサムな紳士。
 時間を早めたり遅めたりする不思議な力を操り、その強さは列強の魔王たちを上回るほど。
 その正体は意志を持つ始原魔器プライマルと言われているが、なぜ彼が探偵の仕事をしているかは不明である。
 自分の能力を利用して怪事件を力技で解決してしまうことに、大きな喜びを見出している。
 好物は紅茶。好きな言葉は『品格クラス』。

ミセス・デイジー

 『表札の無い屋敷』に住み込みで働く家政婦。
 腰の曲がった柔和な老女で、屋敷の手入れやマキシの食事、家事の一切をとり仕切っている。
 マキシの招いた客人に自分の料理をふるまうのを楽しみにしている。


始原の島フェインゼル

メララ

 精霊の国フェインゼルからインゼクトリアに駐留している火の精サラマンドルの親善大使。
 燃え立つ炎の衣をまとった小さな少女の姿をしている。
 何事も気合がモットーで、上下関係には厳しい。

ウルル

 精霊の国フェインゼルからインゼクトリアに駐留している水の精ウンディーネの親善大使。
 清らかな水の衣をまとった小さな少女の姿をしている。
 深窓のお嬢様で、水にはうるさい。


◇人間世界

アルバート・ベクター

 違法触媒イリーガルマテリア流通の一切を牛耳る世界的な犯罪王。
 人呼んで『犯罪界の大碩学グレートスカラー』。60歳。
 部下からは『教授』と呼ばれているが、どんな大学のどの学部の教授なのかは誰も知らない。
 生涯を賭したある目的のために、根城にしていたイギリスのウェイクフィールド刑務所を脱走・・して、日本にやってきた。
 ベクター教授の一族は、中世より深幻想界シンイマジアの事に通じた魔術師の一族で、列強の魔王たちとも面識があったという。

レモン・サウアー

 ベクター教授の助手、兼ボディガード、兼愛人。27歳。
 グラマラスな体つきをした金髪の美女。
 世界中の遺跡から宝物を盗掘してきたトレジャーハンターでもある。
 剣の達人で、違法触媒イリーガルマテリアを自在に使いこなす戦闘のプロフェッショナル。

見滝原みたきはら美瑠芽ミルメ
 
 氷室マサムネが率いる特殊殲魔部隊デモンバスターセレクテッドのメンバー。14歳。
 亜麻色の髪に虹色の瞳をした小柄な少女。
 呪文ワードの詠唱なしに瞬時に能力を発動させる特殊体質の持ち主。
 その能力は、自分の瞳と同期シンクロさせた相手の視界をおよそ半径10キロの範囲で『ジャック』することが出来る『千里眼クレアボヤンス』。
 そして自分の手で触れた者の能力スキルを、視界をジャックした相手に一時的に転移させる『能力転移スキルトランス』。
 他の能力者との連携によって繰り出される、変則的で予測不可能な攻撃は集団戦闘において無敵に近い強さを発揮する。

アレクシア・ユゴー

 氷室マサムネが率いる特殊殲魔部隊デモンバスターセレクテッドのメンバー。14歳。
 痩せぎすで、暗灰色の前髪を目元までたらした中性的な容貌をした少女。
 その能力は『空間断裂ラプチャー』。
 アレクシアは視認した任意のポイントに、自分以外誰にも不可視な『面』を形成することが出来る。
 そしてその『面』に接触した物体を、速度や慣性を保ったまま、同時に彼女が形成したもう1つの『面』を通じてその場に現出させる能力は、近接戦闘において無敵に等しい優位性をアレクシアにもたらす。
 その生い立ちから、ルシオンたち魔族イマジオンを激しく憎んでいた。

ハンター・ハンター

 氷室マサムネが率いる特殊殲魔部隊デモンバスターセレクテッドのメンバー。14歳。
 常に自らの能力で形成した『暗黒領域ダークゾーン』の中にこもりきった少女で、マサムネも特殊殲魔部隊のメンバーたちも彼女の姿を目にすることは滅多にない。
 甘いものが好きで、シーズン毎の新作お菓子のチェックは欠かさない。
 『暗黒領域ダークゾーン』は引きずり込んだ相手の視覚を闇で覆い行動不能にする。
 またハンターは獲物と自分を覆ったまま、遮蔽物の有無にかかわらず暗黒領域ダークゾーンを高速移動させることができる。

ワン溪夏シーシァ

 氷室マサムネが率いる特殊殲魔部隊デモンバスターセレクテッドのメンバー。14歳。
 綺麗に切りそろえられたブルネットの髪をした、あどけない顔の少女。
 その能力『灰燼発火ジェノサイドパイロキネシス』は、人類史上、現時点でこの世界に生存する個人が備えた力の中でも最凶最悪である言われている。
 シーシァがその気になれば彼女から半径10キロ以内の物体は、生物も無生物も全て焼き尽くされて灰になってしまう。
 だが、自分の腕にとまった蚊を叩き落とすことさえためらうほど優しい心をした彼女が、その力を振るうのは、マサムネの命令があった時だけである。
 また彼女が持つもう1つの能力『使い魔ファミリア』は、シーシァが自分の意識を集中させその感覚を肉体の域外に広げることで、その地域一帯の野生動物を呼び寄せ、感覚を共有し、彼らの行動を自由に操ることが出来る。
 マサムネのことが好き。




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