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第8章 魔針美姫〈ビースティンガー〉
放課後の美術館
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「絶対に許さないぞあいつら……わたしの可愛い部下たちを手にかけた報い。必ずや受けさせてやる……!」
カツン……カツン……。
真夜中だった。
人通りも途絶えた暗い路地に、乾いた靴音が響いている。
街灯もまばらな路地裏を足早に進みながら、1人の女が何かブツブツ呟いていた。
スラリと伸びた長い手足。
身にまとっているのは、この場におよそ似つかわしくない艶やかな赤いドレス。
街灯の明かりから翳ってその顏はよく見えないが、まだ若い。
少女といってもいい年頃だった。
その時だった。
「やあ姉ちゃん。面白いカッコしてるね、それコスプレ?」
電柱の陰からいきなり姿を現した1人の男が、少女にそう声をかけてきた。
「女1人でこんな場所、危ないよ? お兄さんが送っていってやろうか?」
「なんだ人間か……消えろ。今わたしは機嫌が悪い……」
話しかけて来たのは、ヨレヨレになった灰色のスーツを着た30も半ばを過ぎていそうな男だった。
だらしのない顔をニタニタゆるませながら少女の目の前に立つ男に、彼女は小さな声でそう言い放った。
「かーっ! キャラなりきりか! キてるねー。タマンネー。でもさあ!」
そして、少女が男を無視してその脇を通り過ぎようとした時……男の態度が一瞬で変わった。
男が少女の肩をつかんだ。
少女の華奢な体を、無理やり路上に押し倒した!
「言っただろ姉ちゃん。女1人でこんな場所……危ないってさあ!」
ほとばしる欲望に両目をギラつかせながら男が……夜道を徘徊していた変質者が少女の真っ赤なドレスを引き剥がそうとした……
その時だった。
ビシュンッ!
風を切る音と同時に。
「な……何だ……?」
少女に馬乗りになった男が、呆然として声を上げた。
男の両手を、何かが刺し貫いていた。
いったい何処から飛んで来たのか、突き刺さっているのは細くて長い銀色の……「針」だった。
「ヒ……グ……あぁ! 痛てええええええええええ!!!」
そして男の呆然とした声が、だんだんと呻き声に、ついには絶叫に変わっていった。
刺し貫かれた両手から、まるで火に焼かれるような熱さが、激痛が、男の全身に広がっていくのだ。
「痛てえ! 痛てえ! 痛てえよおおおおおお!」
「消えろと言ったはずだぞ人間……いま機嫌が悪いとも。それなのに……」
たまらず少女から跳ね上がって、路面を転がりまわる男。
その場からゆっくりと立ち上がった赤いドレスの少女が、氷のような眼差しで男を見下ろしていた。
「その薄汚い手で、このわたしの高貴な体に触れた罪。どぉーーーーお贖ってもらおうかなぁ……」
地面でもんどりうつ男に吐き捨てるようにそう呟きながら、少女の唇に薄っすら冷たい笑みが浮かんでいた。
ビシュンッ!
ビシュンッ!
ビシュンッ!
少女が男を指差すと。
男の腕に足に全身に。
そして男の股間に。
無数の銀色の針が突き立てられていた。
「ヒギャアャアアアアアアアアアアアアアッ!」
あたりの闇を震わすような男の絶叫が何分間も続いて、そして突然フツッと途切れた。
#
「ねえねえ、ニュース見た? 例の事件の犯人、捕まったらしいよ」
「よかったー。この辺りでもう立て続けに3人でしょ。もう怖くて怖くて……」
「事件……かぁ……」
昼休みの教室。
周りの女子たちがそう話している声を小耳にしながら、ソーマは窓の外をボンヤリ眺めていた。
御珠市全域を震え上がらせていた、連続婦女暴行事件の犯人が昨日やっと捕まったというのだ。
「犯人って証拠はあったの?」
「うん……DNA鑑定とかで、残された体液から犯人ってわかるんだってさ。でも、その逮捕された時っていうのが……」
「逮捕された時が?」
「なんだか凄かったんだってさ。全身に……注射みたいな跡があって……もうまともに動くことも喋ることも出来ないんだってさ……」
「なにそれ! 誰かに消されたってこと? 怖い……!」
「……注射?」
女子たちのかわす噂話がちょっと気に掛かって、ソーマは首を傾げる。
連続暴行犯の体にあった注射の跡。
犯人はもう廃人同然だというのだ。
「まあ、いずれにしても……」
ソーマは再び窓の外に視線を戻す。
犯人も捕まって、なによりだった。
今日も1日が穏やかに過ぎていく。
#
魔法安全保障研究所での戦いから、もう1週間が過ぎていた。
「ルシオン。お前はしばらく人間の世界に留まって、この世界を見て回れ。何かおかしいことが起きていると感じたら、その指輪ですぐに俺に知らせてくれ」
「わかりました、父上!」
あの日の明け方。
研究所の戦いに駆けつけて全ての決着をつけたルシオンの父、魔王ヴィトル・ゼクトは、この世界での仕事をルシオンに託した。
「頼んだぞルシオン。俺はいつでも、お前の事を見守っているからな!」
真っ赤な瞳をキラキラさせて父親に応えたルシオンの頭を優しく撫でると、次の瞬間。
ゴオオッ!
ヴィトルの背中から広がった甲虫のような雄々しい翅から、突風が巻き上がった。
魔王の体はそのまま朝靄の中を舞い上がり、空の向こうへと消えていった。
自分の国に、深幻想界のインゼクトリアまで帰って行くのだ。
#
「しかし変わったことって言ってもなあ……」
人間世界でルシオンの身柄を預かったソーマは、魔王の言葉を思い出して微妙な表情。
あの日以来、学校でも街中でも変わったことは何も起きていない。
マサムネとの関係も、緊張感はあっても表面上は静かなままだった。
そしてルシオンの方はというと……
「ルシオン? おいルシオン!」
(クカー……クカー……)
思った通りだ。
今日もダラけ切っている……!
ソーマの中でグーグー寝息を立てているルシオンに、ソーマは軽く舌打ちをした。
侍女のコゼットが一時的にインゼクトリアに帰ってしまってから。
ソーマと一心同体のルシオンの生活はというと、食っちゃ寝、食っちゃ寝。
学校の授業でもずーっと寝ていて、元気に起き出してくるのは食事の時ぐらい。
あの日の戦いで、悲壮な覚悟でルシオンと合体したのに。
拍子抜けもいいところで、ソーマはちょっとイラっとくる。
「ソーマくん、どうしたの? なんかイライラしてる?」
「あ、いや何でもないよナナオ……」
前の席から声をかけてくる姫川ナナオの声に、ソーマは慌ててそう答えた。
ナナオはいつも、そういうのには本当に敏感だ。
顔や口に出さなくても、ソーマやコウの気持ちの揺れみたいなものにすぐ気がついて、いつも心配そうに声をかけてくる。
この2週間でソーマに起きた変化にも内心ウスウス気づいてるみたいだった。
でもそんなこと、ナナオは口に出さない。
「そう。ならいいんだけど……ねえソーマくん、今日の放課後ヒマ?」
「え、ああ……特に予定はないけど……」
「だったらさ、ココ行かない一緒に? ほんとはコウくんと行くはずだったんだけど、今日は風邪で……」
「あー。あの美術館の話か。あいつほんとにタイミング悪いなぁ……」
戒城コウが座っているはずの空席に目をやって、ソーマはため息をついた。
興味がないのでよく知らないが、いま御珠美術館では海外の美術館から借り出した、特別な美術品を展示中らしい。
絵画とか彫刻とか、そっちの方面が好きな親友のコウは、ナナオと一緒に展示期限が今日までのソレを見に行く約束をしていたのだ。
「わかったナナオ。俺そっちの方は全然くわしくないけど……色々教えてくれよ」
「うん、任せてよソーマくん!」
幼馴染のユナも、今日は退院後の定期診察で昼から早退。
ソーマの体は空いていた。
オズオズとナナオに頭を下げるソーマを向いて。
ナナオはフワフワした髪を揺らしながら、ニッコリ笑った。
#
放課後。
「あーまだ歩くのかよ……」
「ハハ。ソーマくんしっかりしっかり……」
美術館は、聖ヶ丘中学校から歩いて30分。
バスを使うのももったいないくらい、歩けばすぐだと思ったのだが……。
丘陵地帯の中腹にあるソコまで辿り着くのに、急勾配の坂道を30分間上り続けることになるなんて……
けっこうしんどい。
「ハーハー……。ところでさナナオ。あれからどうよ?」
「え、あれから……?」
肩で息をしながら、ソーマは少し気に掛かっていたことをナナオに尋ねる。
「叔父さんのお店に来たバイト。えーと確か……」
「ああ、チャラオさんかあ!」
ソーマの問いかけに、ナナオの声が弾んだ。
ナナオの叔父のラーメン店で、住み込みで働いているバイトの若者の名前だった。
厳しい修行でなかなか弟子が居つかない圧勝軒の店員を、あのチャラチャラした見た目の若者がどうにか続いているらしい。
「凄く真面目に働いてくれてるよ。叔父さんも随分助かってし。僕も……色々相談できて、すごく嬉しい! でも……」
「相談? でも……」
ナナオの言葉に、ソーマはちょっと引っかかった。
ナナオはバイトのチャラオに何を相談しているのだろう。
それに……ナナオの顏に一瞬フッと影が差したのに、ソーマは気づいていた。
カツン……カツン……。
真夜中だった。
人通りも途絶えた暗い路地に、乾いた靴音が響いている。
街灯もまばらな路地裏を足早に進みながら、1人の女が何かブツブツ呟いていた。
スラリと伸びた長い手足。
身にまとっているのは、この場におよそ似つかわしくない艶やかな赤いドレス。
街灯の明かりから翳ってその顏はよく見えないが、まだ若い。
少女といってもいい年頃だった。
その時だった。
「やあ姉ちゃん。面白いカッコしてるね、それコスプレ?」
電柱の陰からいきなり姿を現した1人の男が、少女にそう声をかけてきた。
「女1人でこんな場所、危ないよ? お兄さんが送っていってやろうか?」
「なんだ人間か……消えろ。今わたしは機嫌が悪い……」
話しかけて来たのは、ヨレヨレになった灰色のスーツを着た30も半ばを過ぎていそうな男だった。
だらしのない顔をニタニタゆるませながら少女の目の前に立つ男に、彼女は小さな声でそう言い放った。
「かーっ! キャラなりきりか! キてるねー。タマンネー。でもさあ!」
そして、少女が男を無視してその脇を通り過ぎようとした時……男の態度が一瞬で変わった。
男が少女の肩をつかんだ。
少女の華奢な体を、無理やり路上に押し倒した!
「言っただろ姉ちゃん。女1人でこんな場所……危ないってさあ!」
ほとばしる欲望に両目をギラつかせながら男が……夜道を徘徊していた変質者が少女の真っ赤なドレスを引き剥がそうとした……
その時だった。
ビシュンッ!
風を切る音と同時に。
「な……何だ……?」
少女に馬乗りになった男が、呆然として声を上げた。
男の両手を、何かが刺し貫いていた。
いったい何処から飛んで来たのか、突き刺さっているのは細くて長い銀色の……「針」だった。
「ヒ……グ……あぁ! 痛てええええええええええ!!!」
そして男の呆然とした声が、だんだんと呻き声に、ついには絶叫に変わっていった。
刺し貫かれた両手から、まるで火に焼かれるような熱さが、激痛が、男の全身に広がっていくのだ。
「痛てえ! 痛てえ! 痛てえよおおおおおお!」
「消えろと言ったはずだぞ人間……いま機嫌が悪いとも。それなのに……」
たまらず少女から跳ね上がって、路面を転がりまわる男。
その場からゆっくりと立ち上がった赤いドレスの少女が、氷のような眼差しで男を見下ろしていた。
「その薄汚い手で、このわたしの高貴な体に触れた罪。どぉーーーーお贖ってもらおうかなぁ……」
地面でもんどりうつ男に吐き捨てるようにそう呟きながら、少女の唇に薄っすら冷たい笑みが浮かんでいた。
ビシュンッ!
ビシュンッ!
ビシュンッ!
少女が男を指差すと。
男の腕に足に全身に。
そして男の股間に。
無数の銀色の針が突き立てられていた。
「ヒギャアャアアアアアアアアアアアアアッ!」
あたりの闇を震わすような男の絶叫が何分間も続いて、そして突然フツッと途切れた。
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「ねえねえ、ニュース見た? 例の事件の犯人、捕まったらしいよ」
「よかったー。この辺りでもう立て続けに3人でしょ。もう怖くて怖くて……」
「事件……かぁ……」
昼休みの教室。
周りの女子たちがそう話している声を小耳にしながら、ソーマは窓の外をボンヤリ眺めていた。
御珠市全域を震え上がらせていた、連続婦女暴行事件の犯人が昨日やっと捕まったというのだ。
「犯人って証拠はあったの?」
「うん……DNA鑑定とかで、残された体液から犯人ってわかるんだってさ。でも、その逮捕された時っていうのが……」
「逮捕された時が?」
「なんだか凄かったんだってさ。全身に……注射みたいな跡があって……もうまともに動くことも喋ることも出来ないんだってさ……」
「なにそれ! 誰かに消されたってこと? 怖い……!」
「……注射?」
女子たちのかわす噂話がちょっと気に掛かって、ソーマは首を傾げる。
連続暴行犯の体にあった注射の跡。
犯人はもう廃人同然だというのだ。
「まあ、いずれにしても……」
ソーマは再び窓の外に視線を戻す。
犯人も捕まって、なによりだった。
今日も1日が穏やかに過ぎていく。
#
魔法安全保障研究所での戦いから、もう1週間が過ぎていた。
「ルシオン。お前はしばらく人間の世界に留まって、この世界を見て回れ。何かおかしいことが起きていると感じたら、その指輪ですぐに俺に知らせてくれ」
「わかりました、父上!」
あの日の明け方。
研究所の戦いに駆けつけて全ての決着をつけたルシオンの父、魔王ヴィトル・ゼクトは、この世界での仕事をルシオンに託した。
「頼んだぞルシオン。俺はいつでも、お前の事を見守っているからな!」
真っ赤な瞳をキラキラさせて父親に応えたルシオンの頭を優しく撫でると、次の瞬間。
ゴオオッ!
ヴィトルの背中から広がった甲虫のような雄々しい翅から、突風が巻き上がった。
魔王の体はそのまま朝靄の中を舞い上がり、空の向こうへと消えていった。
自分の国に、深幻想界のインゼクトリアまで帰って行くのだ。
#
「しかし変わったことって言ってもなあ……」
人間世界でルシオンの身柄を預かったソーマは、魔王の言葉を思い出して微妙な表情。
あの日以来、学校でも街中でも変わったことは何も起きていない。
マサムネとの関係も、緊張感はあっても表面上は静かなままだった。
そしてルシオンの方はというと……
「ルシオン? おいルシオン!」
(クカー……クカー……)
思った通りだ。
今日もダラけ切っている……!
ソーマの中でグーグー寝息を立てているルシオンに、ソーマは軽く舌打ちをした。
侍女のコゼットが一時的にインゼクトリアに帰ってしまってから。
ソーマと一心同体のルシオンの生活はというと、食っちゃ寝、食っちゃ寝。
学校の授業でもずーっと寝ていて、元気に起き出してくるのは食事の時ぐらい。
あの日の戦いで、悲壮な覚悟でルシオンと合体したのに。
拍子抜けもいいところで、ソーマはちょっとイラっとくる。
「ソーマくん、どうしたの? なんかイライラしてる?」
「あ、いや何でもないよナナオ……」
前の席から声をかけてくる姫川ナナオの声に、ソーマは慌ててそう答えた。
ナナオはいつも、そういうのには本当に敏感だ。
顔や口に出さなくても、ソーマやコウの気持ちの揺れみたいなものにすぐ気がついて、いつも心配そうに声をかけてくる。
この2週間でソーマに起きた変化にも内心ウスウス気づいてるみたいだった。
でもそんなこと、ナナオは口に出さない。
「そう。ならいいんだけど……ねえソーマくん、今日の放課後ヒマ?」
「え、ああ……特に予定はないけど……」
「だったらさ、ココ行かない一緒に? ほんとはコウくんと行くはずだったんだけど、今日は風邪で……」
「あー。あの美術館の話か。あいつほんとにタイミング悪いなぁ……」
戒城コウが座っているはずの空席に目をやって、ソーマはため息をついた。
興味がないのでよく知らないが、いま御珠美術館では海外の美術館から借り出した、特別な美術品を展示中らしい。
絵画とか彫刻とか、そっちの方面が好きな親友のコウは、ナナオと一緒に展示期限が今日までのソレを見に行く約束をしていたのだ。
「わかったナナオ。俺そっちの方は全然くわしくないけど……色々教えてくれよ」
「うん、任せてよソーマくん!」
幼馴染のユナも、今日は退院後の定期診察で昼から早退。
ソーマの体は空いていた。
オズオズとナナオに頭を下げるソーマを向いて。
ナナオはフワフワした髪を揺らしながら、ニッコリ笑った。
#
放課後。
「あーまだ歩くのかよ……」
「ハハ。ソーマくんしっかりしっかり……」
美術館は、聖ヶ丘中学校から歩いて30分。
バスを使うのももったいないくらい、歩けばすぐだと思ったのだが……。
丘陵地帯の中腹にあるソコまで辿り着くのに、急勾配の坂道を30分間上り続けることになるなんて……
けっこうしんどい。
「ハーハー……。ところでさナナオ。あれからどうよ?」
「え、あれから……?」
肩で息をしながら、ソーマは少し気に掛かっていたことをナナオに尋ねる。
「叔父さんのお店に来たバイト。えーと確か……」
「ああ、チャラオさんかあ!」
ソーマの問いかけに、ナナオの声が弾んだ。
ナナオの叔父のラーメン店で、住み込みで働いているバイトの若者の名前だった。
厳しい修行でなかなか弟子が居つかない圧勝軒の店員を、あのチャラチャラした見た目の若者がどうにか続いているらしい。
「凄く真面目に働いてくれてるよ。叔父さんも随分助かってし。僕も……色々相談できて、すごく嬉しい! でも……」
「相談? でも……」
ナナオの言葉に、ソーマはちょっと引っかかった。
ナナオはバイトのチャラオに何を相談しているのだろう。
それに……ナナオの顏に一瞬フッと影が差したのに、ソーマは気づいていた。
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