12 / 13
1章:少年の成長
11話
しおりを挟む
俺を出迎えてくれたのは茶色の髪色で肩までの長さの若い女性だった。
「よ、ようこそ……冒険者ギルドへ……」
「冒険者登録をしに来た。」
「えーと……まずはお名前と年齢それから得意な戦闘スタイルを御記入してください。
書けない場合は代筆での記入も可能です。」
「大丈夫。自分で書ける。」
受付嬢は用紙に書かれている内容を見て驚愕した。
(この子まだ9歳!?9歳であのレベルの魔法を使えるの!?しかも魔法剣士!?あのレベルの魔法で剣術も使えるの!?これは期待のルーキー登場だね)
受付嬢は驚愕しながらも冷静に分析した。
(これはギルド長に相談しなきゃ。Eランクからじゃ勿体ないわね。)
「書き終わった。」
「それではしばらくお待ちください。」
そう言って受付嬢は階段を上がり見えなくなった。
(さっきの赤髪が降りてきたところか。)
そう思いながらも待つこと10分……
「大変お待たせしました。こちらがギルドカードになります。無くしたら再発行で銀貨1枚になるので無くさないように気をつけてください。それと冒険者同士の争い事は禁止では無いのですが、ギルドは一切責任を負いません。恨みを買って暗殺なんて良くあることなのでルークさんも気をつけてください。それから依頼はあちらの掲示板から自分のランクにあった物を受注出来ます。ソロなら自分のランクと同じ、パーティーならメンバーの最高ランクの1ランク上までになります。クランを立てたい場合はメンバー最低5人は必要です。説明は以上になります。なにか質問は?」
「ない。」
「分かりました。それではお気をつけて。あ!言い忘れてましたが、ルークさんはAランクからのスタートになります。」
「なんでだ?」
「先程の揉め事でEランクからでは勿体ないとの事でギルド長に相談したら、1発OKでした!」
「そうか。まぁいいか。」
「それでは改めて、『良い冒険者ライフを!!!』」
「あぁ。」
会話が終わり出口に向かおうとしたら先程の揉め事を見ていた冒険者からのクラン勧誘が殺到した。
「ねぇねぇ!君強いね!私達のクランに入らない?『薔薇騎士』って言うんだけどAランククランだよ!」
「そんな女しかいないクランじゃなくて俺たち『筋肉団子』に入らねぇか?」
「はい~???何言ってんの?あんたらむさぐるしい男しかいないBランククランよりも女の子が多いしかもAランククランの方がいいに決まってるでしょ!!!」
「はぁ~?そんな女々しいとこに入ったら女になっちまうよ」
「なによ!ウチらとやり合うっての??」
「望むところだ!」
(あ~うるせぇうるせぇ。クランなんて入らねぇよ。身分証が欲しかっただけだからな。)
2つのクランがいがみ合ってる間にルークは目的の学園に向けて歩いていた。
「よ、ようこそ……冒険者ギルドへ……」
「冒険者登録をしに来た。」
「えーと……まずはお名前と年齢それから得意な戦闘スタイルを御記入してください。
書けない場合は代筆での記入も可能です。」
「大丈夫。自分で書ける。」
受付嬢は用紙に書かれている内容を見て驚愕した。
(この子まだ9歳!?9歳であのレベルの魔法を使えるの!?しかも魔法剣士!?あのレベルの魔法で剣術も使えるの!?これは期待のルーキー登場だね)
受付嬢は驚愕しながらも冷静に分析した。
(これはギルド長に相談しなきゃ。Eランクからじゃ勿体ないわね。)
「書き終わった。」
「それではしばらくお待ちください。」
そう言って受付嬢は階段を上がり見えなくなった。
(さっきの赤髪が降りてきたところか。)
そう思いながらも待つこと10分……
「大変お待たせしました。こちらがギルドカードになります。無くしたら再発行で銀貨1枚になるので無くさないように気をつけてください。それと冒険者同士の争い事は禁止では無いのですが、ギルドは一切責任を負いません。恨みを買って暗殺なんて良くあることなのでルークさんも気をつけてください。それから依頼はあちらの掲示板から自分のランクにあった物を受注出来ます。ソロなら自分のランクと同じ、パーティーならメンバーの最高ランクの1ランク上までになります。クランを立てたい場合はメンバー最低5人は必要です。説明は以上になります。なにか質問は?」
「ない。」
「分かりました。それではお気をつけて。あ!言い忘れてましたが、ルークさんはAランクからのスタートになります。」
「なんでだ?」
「先程の揉め事でEランクからでは勿体ないとの事でギルド長に相談したら、1発OKでした!」
「そうか。まぁいいか。」
「それでは改めて、『良い冒険者ライフを!!!』」
「あぁ。」
会話が終わり出口に向かおうとしたら先程の揉め事を見ていた冒険者からのクラン勧誘が殺到した。
「ねぇねぇ!君強いね!私達のクランに入らない?『薔薇騎士』って言うんだけどAランククランだよ!」
「そんな女しかいないクランじゃなくて俺たち『筋肉団子』に入らねぇか?」
「はい~???何言ってんの?あんたらむさぐるしい男しかいないBランククランよりも女の子が多いしかもAランククランの方がいいに決まってるでしょ!!!」
「はぁ~?そんな女々しいとこに入ったら女になっちまうよ」
「なによ!ウチらとやり合うっての??」
「望むところだ!」
(あ~うるせぇうるせぇ。クランなんて入らねぇよ。身分証が欲しかっただけだからな。)
2つのクランがいがみ合ってる間にルークは目的の学園に向けて歩いていた。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる