6 / 13
1章:少年の成長
6話
しおりを挟む
そうして月日がたち2年がすぎた。もう僕は8歳になる。2年の間にガルばぁの紹介でラールフレルおじさんと午前は体術と剣術の稽古、午後にはガルばぁの基礎魔法、そして夜には魔力を使い切って気絶するように寝た日々を過ごしていた。
ラールフレルおじさんスパルタなんだよなぁ~。と思いながらも今日の稽古に向かった。最近じゃ山の魔物を狩り尽くしてつまんなくなっちゃったよ。だからここ最近ずっとラールフレルおじさんと模擬戦してるけど全く勝てる気がしない。
「ラールフレルおじさん強すぎるよ」
「まだ若いもんには負けてらんねぇからなぁ」
ガッハッハッと笑いながら僕の背中を叩いてくる。めっちゃ痛いんだよね。
「痛い!いたいから!!やめて!」
「ん?わけーのに根性ねーなぁ。もう1回やるか?」
「もう体が動かないよ。午後にはガルばぁの稽古があるから!」
「しゃーねーな!明日もやっからしっかり来いよ!」
「わかったよ…」
ラールフレルおじさんはガッハッハッと笑いながら山の麓の家に帰って行った。
(麓まで結構距離あるのにすごいなぁ)
お昼ご飯を食べて、山奥の森があけた場所に来た。ここはいつも僕が魔法の練習をする時に来る場所だ。
「そろそろ、アンタにも最上級魔法を教えようかねぇ」
「ほんとに!?やったー!」
「自惚れるんじゃないよ!まだまだアンタは子供なんだから!教えるけど無闇やたらに使わないこと!いいね?」
「わかった!約束するよ!」
「そうだねぇ、まずは氷結魔法の最上級から教えようか。アンタは無詠唱が出来るから呪文名だけで魔法が打てるはずだよ。イメージがしっかりできれば喋らずに魔法を放つことができるけど、人族でそんなこと出来る人が少ないから、あんましオススメはしないよ!変な人に絡まれちゃうからね」
「分かったよ!」
「それじゃいくよ。『絶対零度』」
ガルばぁが唱えた途端辺り一面が氷った。
「す、すげぇ。」
凄すぎて言葉が出ない…これが最上級魔法。
僕はガルばぁのおかげで全部の魔法が使えるようになった。これもスキル《スキル修得・早》のおかげかな?今日の訓練の後ガルばぁに鑑定してもらおうかな?どんぐらい強くなったか気になるし!
2年の間、1度も自分のステータスを確認したこと無かったのですごく楽しみだった。
「あんたもやってみな。」
「わかった!いくよ!
『絶対零度』」
僕が放った最上級魔法はガルばぁを超える威力だった。山一帯がこおり、白い息がはぁ~とでた。
「……」
「う、上手くできた…よね?」
「なんじゃい!これは!あんた本当に最上級魔法使うの禁止さね!」
「これだと簡単に使えないよね」
「こんな魔法味方も凍っちまうよ。まぁいいさ。使わないこと約束できるね?」
「も、もちろんだよ。」
「それならいいさ。次はイメージでやってみな。その次に、何かキーワードで発動できるか試してみな。」
「わかった!」
(凍れ!さっきより弱めに!)
さっきよりは威力が落ちたが、それでも過剰すぎるほどの威力だった。
「やりすぎさね!アンタはもっと威力が落ちるイメージが出来ないのかい?」
「うっ…頑張ってるけど必要以上に威力が強くなっちゃうよ。」
「魔力が増えすぎたかね?毎晩魔力切れさせてたからねぇ。今日帰ったら鑑定して上げるさね。とりあえず次行くよ!」
「何かキーワードかぁ。難しいなぁ」
「なんでもいいさね。凍えろとか凍れとかさ。」
「うーん、凍れ!」
次は2回目よりも威力が落ちた。1回目と2回目よりも圧倒的に差があった。子供が使うような魔法だった。
「うーん、威力が落ちたねぇ。なんでなんだい?しっかりイメージしたかい?」
「あっ…」
「イメージしなきゃ出来ないよ。まぁ普段使う魔法としてはちょうどいいかもねぇ。アンタは氷結魔法だけがズバ抜けてるからねぇ。これから毎日威力のコントロールが目標だね。」
「わかった!」
それから2人でガルばぁが最上級魔法を放ちそれをルークが教わっていた。
炎獄魔法・インフェルノ
神水魔法・フラッディング
地滅魔法・ランドスライド
神風魔法・ゲイル・テンペスト
氷結魔法・アブソリュート・ゼロ
神雷魔法・サンダーフォール
神聖魔法・コラップス・ライト
獄滅魔法・ダークネス
回復魔法・オールクリア
時空間魔法・スペース・ディストラクション
重力魔法・グラビティ・プレッシャー
またの名を…
炎獄魔法・炎獄
神水魔法・水滅
地滅魔法・地壊
神風魔法・暴嵐
氷結魔法・絶対零度
神雷魔法・落雷
神聖魔法・崩光
獄滅魔法・闇喰
回復魔法・全快
時空間魔法・空間破壊
重力魔法・重圧
ラールフレルおじさんスパルタなんだよなぁ~。と思いながらも今日の稽古に向かった。最近じゃ山の魔物を狩り尽くしてつまんなくなっちゃったよ。だからここ最近ずっとラールフレルおじさんと模擬戦してるけど全く勝てる気がしない。
「ラールフレルおじさん強すぎるよ」
「まだ若いもんには負けてらんねぇからなぁ」
ガッハッハッと笑いながら僕の背中を叩いてくる。めっちゃ痛いんだよね。
「痛い!いたいから!!やめて!」
「ん?わけーのに根性ねーなぁ。もう1回やるか?」
「もう体が動かないよ。午後にはガルばぁの稽古があるから!」
「しゃーねーな!明日もやっからしっかり来いよ!」
「わかったよ…」
ラールフレルおじさんはガッハッハッと笑いながら山の麓の家に帰って行った。
(麓まで結構距離あるのにすごいなぁ)
お昼ご飯を食べて、山奥の森があけた場所に来た。ここはいつも僕が魔法の練習をする時に来る場所だ。
「そろそろ、アンタにも最上級魔法を教えようかねぇ」
「ほんとに!?やったー!」
「自惚れるんじゃないよ!まだまだアンタは子供なんだから!教えるけど無闇やたらに使わないこと!いいね?」
「わかった!約束するよ!」
「そうだねぇ、まずは氷結魔法の最上級から教えようか。アンタは無詠唱が出来るから呪文名だけで魔法が打てるはずだよ。イメージがしっかりできれば喋らずに魔法を放つことができるけど、人族でそんなこと出来る人が少ないから、あんましオススメはしないよ!変な人に絡まれちゃうからね」
「分かったよ!」
「それじゃいくよ。『絶対零度』」
ガルばぁが唱えた途端辺り一面が氷った。
「す、すげぇ。」
凄すぎて言葉が出ない…これが最上級魔法。
僕はガルばぁのおかげで全部の魔法が使えるようになった。これもスキル《スキル修得・早》のおかげかな?今日の訓練の後ガルばぁに鑑定してもらおうかな?どんぐらい強くなったか気になるし!
2年の間、1度も自分のステータスを確認したこと無かったのですごく楽しみだった。
「あんたもやってみな。」
「わかった!いくよ!
『絶対零度』」
僕が放った最上級魔法はガルばぁを超える威力だった。山一帯がこおり、白い息がはぁ~とでた。
「……」
「う、上手くできた…よね?」
「なんじゃい!これは!あんた本当に最上級魔法使うの禁止さね!」
「これだと簡単に使えないよね」
「こんな魔法味方も凍っちまうよ。まぁいいさ。使わないこと約束できるね?」
「も、もちろんだよ。」
「それならいいさ。次はイメージでやってみな。その次に、何かキーワードで発動できるか試してみな。」
「わかった!」
(凍れ!さっきより弱めに!)
さっきよりは威力が落ちたが、それでも過剰すぎるほどの威力だった。
「やりすぎさね!アンタはもっと威力が落ちるイメージが出来ないのかい?」
「うっ…頑張ってるけど必要以上に威力が強くなっちゃうよ。」
「魔力が増えすぎたかね?毎晩魔力切れさせてたからねぇ。今日帰ったら鑑定して上げるさね。とりあえず次行くよ!」
「何かキーワードかぁ。難しいなぁ」
「なんでもいいさね。凍えろとか凍れとかさ。」
「うーん、凍れ!」
次は2回目よりも威力が落ちた。1回目と2回目よりも圧倒的に差があった。子供が使うような魔法だった。
「うーん、威力が落ちたねぇ。なんでなんだい?しっかりイメージしたかい?」
「あっ…」
「イメージしなきゃ出来ないよ。まぁ普段使う魔法としてはちょうどいいかもねぇ。アンタは氷結魔法だけがズバ抜けてるからねぇ。これから毎日威力のコントロールが目標だね。」
「わかった!」
それから2人でガルばぁが最上級魔法を放ちそれをルークが教わっていた。
炎獄魔法・インフェルノ
神水魔法・フラッディング
地滅魔法・ランドスライド
神風魔法・ゲイル・テンペスト
氷結魔法・アブソリュート・ゼロ
神雷魔法・サンダーフォール
神聖魔法・コラップス・ライト
獄滅魔法・ダークネス
回復魔法・オールクリア
時空間魔法・スペース・ディストラクション
重力魔法・グラビティ・プレッシャー
またの名を…
炎獄魔法・炎獄
神水魔法・水滅
地滅魔法・地壊
神風魔法・暴嵐
氷結魔法・絶対零度
神雷魔法・落雷
神聖魔法・崩光
獄滅魔法・闇喰
回復魔法・全快
時空間魔法・空間破壊
重力魔法・重圧
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。
この世界で唯一『スキル合成』の能力を持っていた件
なかの
ファンタジー
異世界に転生した僕。
そこで与えられたのは、この世界ただ一人だけが持つ、ユニークスキル『スキル合成 - シンセサイズ』だった。
このユニークスキルを武器にこの世界を無双していく。
【web累計100万PV突破!】
著/イラスト なかの
世界中にダンジョンが出来た。何故か俺の部屋にも出来た。
阿吽
ファンタジー
クリスマスの夜……それは突然出現した。世界中あらゆる観光地に『扉』が現れる。それは荘厳で魅惑的で威圧的で……様々な恩恵を齎したそれは、かのファンタジー要素に欠かせない【ダンジョン】であった!
※カクヨムにて先行投稿中

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる