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1章:少年の成長
5話
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ステータスを見たガルばぁ目を見開いていた。そんなに不味いステータスなのかな?
「ねぇ!どうだった?」
(なんだい!この子のステータスは!?6歳でこのレベル!やっぱりあの下位悪魔はこの子が?しかも、種族が鬼神なんて聞いたことない!スキルにも《鬼神化》なんてあるし。称号の《目覚し者》が関係するのか?文字化けも気になる。いやでも…)
「ねぇってば!!どうだったの!」
「あぁ…すまないねぇ。今書き写すからまってな」
「え!?何これ!?なんでこんなレベル高いの?種族も変わってる!小さい頃は鬼人族だったのに!読めないやつもある!なんで!?」
「レベルは下位の悪魔を倒した時に上がったのかもしれんねぇ。暴走状態だったから記憶が無いんじゃないのかい?称号もそれらしきものもあるし。種族はさっぱりじゃ。種族が変わる前例なんて聞いたことないさね。しかしねぇ、文字化けはかれこれ60年生きてるけど初めてさね。もしかしたら、あの暴走によって種族が変わって角にも変化が起きたんじゃないんかい?」
「うーん、僕が気付いた時にはガルばぁの家だったから覚えてないんだよ」
「まぁ、次第にわかってくるさね。今はとにかく修行さ。午後は鬼神化の確認をしようかねぇ」
「どうやってやるか分からないよ?」
「とりあえず、色々試してみるさね」
午後過ぎた頃に山の奥の森があけたとこに2人はいた。
「とりあえず何か意識してみな」
「何かって言われても…
《鬼神化》!!!」
僕がスキル名を叫んだと同時に意識が切れてしまった。
「ん?あれ?ここは?」
「やっと起きたのかい。もう夕日が沈んでるよ。さっさと起きて帰るよ」
ガルばぁにそう言われて気がついた。周りがオレンジ色に染まり太陽が沈む少し前だった。確か《鬼神化》のスキルを使おうとして…
「あっ!」
起き上がろうとしたけど、体に力が全く入らなかった。
「魔力切れだね。明日の夜から寝る前は魔力を使い切ってから寝るようにしな。少しずつ魔力が増えてくから」
「わかった」
「さぁ早く行くよ。肩貸してあげるから。夜になると魔物が活発化になるからねぇ。早く家に帰らないとねぇ」
夕日が沈む方向に背を向けガルばぁの家に向かって歩き始めた。
(まだこれからだ!もっと強くなる!)
「ねぇ!どうだった?」
(なんだい!この子のステータスは!?6歳でこのレベル!やっぱりあの下位悪魔はこの子が?しかも、種族が鬼神なんて聞いたことない!スキルにも《鬼神化》なんてあるし。称号の《目覚し者》が関係するのか?文字化けも気になる。いやでも…)
「ねぇってば!!どうだったの!」
「あぁ…すまないねぇ。今書き写すからまってな」
「え!?何これ!?なんでこんなレベル高いの?種族も変わってる!小さい頃は鬼人族だったのに!読めないやつもある!なんで!?」
「レベルは下位の悪魔を倒した時に上がったのかもしれんねぇ。暴走状態だったから記憶が無いんじゃないのかい?称号もそれらしきものもあるし。種族はさっぱりじゃ。種族が変わる前例なんて聞いたことないさね。しかしねぇ、文字化けはかれこれ60年生きてるけど初めてさね。もしかしたら、あの暴走によって種族が変わって角にも変化が起きたんじゃないんかい?」
「うーん、僕が気付いた時にはガルばぁの家だったから覚えてないんだよ」
「まぁ、次第にわかってくるさね。今はとにかく修行さ。午後は鬼神化の確認をしようかねぇ」
「どうやってやるか分からないよ?」
「とりあえず、色々試してみるさね」
午後過ぎた頃に山の奥の森があけたとこに2人はいた。
「とりあえず何か意識してみな」
「何かって言われても…
《鬼神化》!!!」
僕がスキル名を叫んだと同時に意識が切れてしまった。
「ん?あれ?ここは?」
「やっと起きたのかい。もう夕日が沈んでるよ。さっさと起きて帰るよ」
ガルばぁにそう言われて気がついた。周りがオレンジ色に染まり太陽が沈む少し前だった。確か《鬼神化》のスキルを使おうとして…
「あっ!」
起き上がろうとしたけど、体に力が全く入らなかった。
「魔力切れだね。明日の夜から寝る前は魔力を使い切ってから寝るようにしな。少しずつ魔力が増えてくから」
「わかった」
「さぁ早く行くよ。肩貸してあげるから。夜になると魔物が活発化になるからねぇ。早く家に帰らないとねぇ」
夕日が沈む方向に背を向けガルばぁの家に向かって歩き始めた。
(まだこれからだ!もっと強くなる!)
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