29 / 56
三章 共存共栄
29 新たな特産品とスキルアップ
しおりを挟む「こちらです」
地下三階の、左右の石のがれきの中の道を進んで行くと生贄のステージが見えてきた。石の階段を上ってステージに着くと、ジーンと一緒にここへ来たことを思い出した。
男の子が倒れていた右の方には白い花が咲き乱れていた。白い花の片付けは、魔族には効かないのでサウスさんたちにお願いする。
あの時と違い、ふわりと良い花の香りが漂ってきた。スイートバイオレットの香りだろうか?
「隠し通路があります」
「隠し通路?」
ラウネが僕に教えてくれた。なんでも魔族専用の隠し通路らしい。
ジーンがゴーレムに吹き飛ばされた場所のさらに奥。壁に雑草が生い茂っていて、そこを分け入るようにいくと天井の高いガランとした空間に出た。
これは見つけにくい。……というかわからないだろう。ラウネはスタスタと歩いていき、指をさした。
「向こうに見えるドアが、魔界への近道です。行ってみませんか?」
ガランとした広いこの空間は、上の壁の辺りが開いていて外からの光が入り、日当たりが良かった。
「魔界へはまた今度」
僕は丁寧にお断りした。
ダンジョンの構造がわからなくなってきた。地下地図が必要になってきたな……。
「このダンジョンは深く、まだまだ地下が続いています。それぞれの休憩所や宿泊所に通勤時、登っていくのは面倒なので移動魔法を扉に施してもらってます」
ラウネは奥にある扉を見ていった。……そうなんだ。
「このスイートバイオレットは、いつの間のか自生してました。別に害はないのでそのままにしてましたがさすがに増えすぎましたね。通勤時は香りや目で癒されていました」
魔族も花で癒されるのか。
「このスイートバイオレット、もらってもいいかな?」
僕はラウネに聞いた。ラウネはしゃがんで花の香りを楽しんでいた。緑色の髪がふわりと動いて僕の方へ振り返った。
「もちろん大丈夫ですよ! ここの地面を覆いつくすような勢いなので、お好きなようにどうぞ!」
「ここの植物は私が育てています」とラウネは教えてくれた。他にも色々な花や植物が植えられていた。
ダンジョンは魔界の気候よりなので人間界の植物とは多少違ったり、変異しているらしい。実を早くつけたり、成長が早かったりするらしい。う――ん、不思議だ。
「とりあえず……この繁殖しすぎたスイートバイオレットを利用して、ダンジョンの名物にしようと思う。いいかな?」
「どうぞ! このまま花を減らしたり、枯れちゃうよりも嬉しいです!」
育てているラウネに了解をもらった。
「村の人と、ミレーヌとサウスさんとも相談する」
僕だけが利益を独り占めすることなく、皆で利益を分け合う。もちろん魔族の皆にも。
「繁殖しすぎてる植物や魔物がいたら、報告してくれるかな? 毎日、安全のためダンジョンに入るつもりだけど」
魔族の皆さんに任せてばかりじゃなくて、僕も管理者としてきちんとやっていこうと思う。
「まあ! 真面目なのですね、素敵! ええ、もちろん報告します!」
ラウネに素敵とか言われた。照れてしまう。
「じゃ、そろそろ地上へ戻るね。案内ありがとう! 休憩所&宿泊所、お願いするね。何か不満や改善があったら言って。頑張って!」
僕はラウネにお礼を言った。
プルプルとここでお別れだ。お利口に肩に止まっててくれた。
「プルプル、またな」
プルプルは、すりり……と僕の頬にすり寄せて、肩からぴょ――ん! と降りて岩の影から帰っていった。またプルプルと会いたいな。
「マオ様。これをどうぞ」
ラウネはスイートバイオレットの花を摘んで、僕の胸元のポケットに入れて飾ってくれた。……良い香り。
「ありがとう! じゃあまた」
僕はミレーヌに渡されたリストバンドへ魔力を注いだ。
「マオ様! また!」
ラウネの手を振る姿がぼやけていって、周りの景色が消えていった。体がフワッと、浮き上がるような感覚がした。
「あ、すごい」
思わず、呟いてしまった。本当に一瞬で地上へ戻ってこれた。気が付けば入場券売り場の前だった。
「お帰りなさいませ」
片付けの終わった様子のミレーヌと、サウスさんが出迎えてくれた。
もう夜に近く、赤い空に染まった夕日が沈もうとしていた。黄昏の時だ。魔の者が活発になる時間だ。
「あら? マオ様、その花はスイートバイオレットですか?」
ミレーヌが、僕の胸元のスイートバイオレットを見つけて言った。
「そう。スイートバイオレットだよ。休憩所の店員のラウネに案内してもらって、繫殖しすぎてるこの花を教えてもらったんだ」
はい、とミレーヌにスイートバイオレットの花の一つを渡した。ミレーヌはちょっと戸惑いを見せてから花を受け取った。
「控えめな美しさ、誠実、秘密の恋……」
「え?」
ミレーヌが何かを言ったので聞き返した。
「いえ、なんでもないですわ。ラウネからこの花をもらったのですね……」
ミレーヌは微笑んで、僕に言った。
「この花で、第二弾の辺境の村の名物にする!」
僕はミレーヌ達に白い花の刈り取りと回収。スイートバイオレットの採取をたのんだ。
「承知しました。明日に回収しておきますわ。お疲れさまでした。また明日よろしくお願いいたします」
サウスさんとミレーヌに挨拶をされたので返した。
「お疲れ様です! ありがとう、また明日!」
ダンジョン営業を終えたので、このスイートバイオレットを見せて相談しよう。僕はダンジョンから村へ急いだ。
「ベル! 今、いいかい?」
村の中を走って幼馴染の、ベルの八百屋さんへ着いた。
「あら、マオじゃない。野菜が足りなくなったの?」
いつもベルから野菜を仕入れているので毎日顔を合わせているけど、お互い忙しいのでこんな時間に会うことは珍しい。
エプロン姿に帽子を被ったベルは、ベジタブルショップの店長さんだ。
ベルはお店を閉める所だったらしく、ギリギリセーフだった。
「野菜はまた明日仕入れさせてもらう。別件で、来たんだ」
ざっと事情を話すと、ベルは「いいじゃない! 面白いわ!」と言ってくれた。
ベルに、生食できるスイートバイオレットのサラダを販売してほしいと頼んだ。
「サラダを美味しく&楽しく、食べられるなんて!」
ベルは快諾してくれた! 良かった。明日。詳しく打ち合わせをすることにして、ベルと別れた。
あとは……明日にして。自分のお店、お総菜屋さんの夜ご飯のおかず作りをしなくてはならない。
「そろそろ新しいお惣菜を考えなきゃ、いけないな」
毎日のことだから飽きてしまう。
いずれ宿屋を開業した時にはがっちりと日本食を多く提供してもいいけど、お惣菜は持ち帰り。
この村は大きな鍋で煮込むシチューなどメインにして、パン食がほとんどだ。パンは何も入ってないプレーンなものなので、まずは昼のパンを改革するのもいいな。
夜はまた別のおかず作りだ。野菜を使ったお惣菜にしようかな? ナスをたくさん仕入れたのでナスの料理にするか。
「よし!」
僕は気合いを入れてお惣菜を作ることにした。
「まあ、これは何かしら?」
新作のお惣菜を見つけた村の奥様に聞かれた。茄子を揚げ焼きして合わせておいた調味料につける『なすの揚げびたし』だ。
「これは、『ナスの揚げびたし』です! ナスを油で揚げてからあらかじめ混ぜ合わせておいたつけ汁に漬け込んだものです。美味しいですよ」
僕は試食用に、細かく切ったナスの揚げびたしを串に刺してテーブルに置いていた。
「試食、どうぞ!」
「ありがとう」
僕はドキドキしながら奥様の試食の感想を待った。
「ま、まあ! ナスのこのとろりとした食感! これはショウガかしら? しょっぱい調味料との相性がよくて美味しい! まだ熱くて、トロっとしてたまらないわ!」
奥様はニコニコしながら感想を言ってくれた。
「ナスの揚げびたし、いただくわ! きっと夫も好きだと思うわ」
「ありがとう御座います!」
「試食、ありますよ――!」
奥様の声につられて他のお客さんも集まってきた。
「へえ……。ナスのこんな調理方法があるのね」
試食したお客さんからお褒めの言葉をいただいた。
「おいしい――! なんでも合いそう!」
「ください~!」
「これ、ナス!? 私、ナス苦手だったのに……。これは食べられる!」
嬉しい『ナスの揚げびたし』の感想をもらった。
おかげさまでお惣菜は完売した。
ピロピロピロリン!
「ん? レベルアップかな?」
音が毎回違うような? 気のせいかな?
~◆ レベルアップ! ◆~
・料理レベル 40 (30→10アップ)
・【回復食】レベル(飲料も含む)40 (30→10アップ)
・テイマーレベル 80 (71→9アップ)
・冒険者レベル 30 (20→10アップ)
〇宿屋の主人 ☆☆☆☆ (☆1アップ)
・経営レベル 50(総菜屋・ダンジョン経営)
・ギルドクラス F
ギルドに行き、依頼を受けましょう。
~◆もっと上をめざしましょう!◆~
レベルアップした! ……ん? テイマーレベルが、プラス9?
中途半端な数字だ。何か魔物をテイムしたっけ……? 謎。
え! 宿屋の主人の星が四つに増えてる! 嬉しい!
経営は……初めて見たけどレベル50? 高いのか低いのかこれじゃ、わからないな。
レベルも上がってきたし、お金も貯まってきた。「頑張るぞ!」と腕を上げた。
「まあまあ! 頑張ってね――マオちゃん!」
ご近所の奥様達や村の人達に見られていた。
恥ずかしかったけど「ガンバリマス」と答えた。
201
お気に入りに追加
1,040
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる