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夏の空は雲一つなく、海の色が空と同じくらい青い。
「コバルトブルー……」
海沿いを歩きながら、呟いた。
手の紙袋には染めたストールとハンカチ、エコバッグが入っている。
おばあちゃんの商品を取り扱っていたこともあり、道の駅で売ってもらえることになった。
それから、おばあちゃんの追悼個展のポスターも飾ってもらう。
須麻さんが持ってきた物の中に入っていた。
きっと個展の話もするつもりだったんだろう。
それなのに話す時間もなく、追い出すみたいに帰してしまったことを思い出して申し訳ない気持ちになった。
「迷惑ばかりかけてるよね」
ここにきてから、ずっと私ときたら周りに迷惑をかけっぱなしだ。
でもね。
今日からはちょっと一味違うわよ。
私はちゃんと細々とした収入とはいえ、染物を売ってみることにした。
売れるかどうかは別としてよ?
やる気になったことだけは褒めてほしいわ。
縁側で寝転がっていた私とはおさらばよ!
みなぎるやる気と気合いは以前の私とは違うんだから。
スーパーの隣にある道の駅に着くと島の外から来た釣り人やキャンプ客、夏休みの小旅行なのか家族連れも多くいた。
道の駅の売店に行くと、年配のおばちゃんがお土産売り場や軽食コーナーでお喋りをしているのが見える。
道の駅で販売係をしているのは近所に住むおばちゃん達だった。
「あらぁ!唄代先生のお孫さん?大きくなったわねぇ」
「そうです」
道の駅の管理者でもあるおばちゃん達はわいわいと集まってきた。
唄代さんの、へぇ、お孫さんと言う声があちらこちらから聴こえてくる。
おばあちゃんは有名だったらしい。
「今日はありがとうございます。おばあちゃんの作品じゃなくて、私の染めた物でもいいんですか?」
「いいのよ。島には結構、いろんな芸術家さんがいてねぇ」
ほら、ここにどうぞとスペースが空けてくれてあった。
ガラス工芸、陶芸、家具など―――いろいろな商品が置いてある。
「素敵でしょう?唄代先生が呼びかけてね。島にお客さんを呼ぶためにお土産用の商品を置きましょうって言ってくれてね。ここ限定商品のお土産品を買うためにわざわざ足を運んでくれるお客さんもいるんだよ」
「あ、星名ちゃんはレザークラフトしているんですね」
キャメルのショルダーバッグが可愛い。
アクセサリー、財布、キーケースなどが並んでいる。
「ああ、高吉さんのところの星名ちゃんね。評判良いのよー。このキャメルのバッグが一押しなのよ。ねえ。唄代先生が作っていた藍染のワンピースは作らないの?とても素敵だったのよ。濃い藍色のロングドレス風のワンピース。マネキンに着せるとすぐに売れてね」
「そのワンピース、私も持ってます」
美しい藍色がおばあちゃんの自慢で夏になると必ずそのワンピースを着るから夏といえば、藍染のワンピースと麦わら帽子なんて私の中で勝手に夏のイメージが出来上がっていた。
「服も売ってみたらどう?」
「考えてみます」
服となると、かなり大きいし値段も張る。
でも、草木染めのブラウスなんて素敵かも。
桜、ラズベリーに紅花でピンク色にしてもいいし、カモミールやワイルドベリー、レモングラスなんてハーブ系で染めてもいいわよね。
考え出すときりがない。
「商品がなくなったら、連絡するからね」
「はい、お願いします」
ありがとうございますと会釈をして道の駅を出た。
帰る前に道の駅でソフトクリームを買うと、食べながら帰り道をゆっくりと歩いた。
行きと同じコバルトブルーの空と海。
堤防には釣り人が数人いる。
「美味しい」
ソフトクリームを買ったのは大正解だった。
冷たくて甘くて、帰り道が頑張れそうだった。
山道だからね……。
でも、今日は靴擦れしない。
納多さんが言ったようにスニーカーを買った。
歩きやすい白のスニーカーはネットで注文して届けてもらうことができたから、わざわざスニーカーを買いに島の外にでなくてすんだのは大助かりだった。
青い屋根が見えるとあと少し。
山道に入ると日影が増えて涼しい。
「あっ!夏永ちゃんだー!」
「莉叶ちゃん?」
「今ね、呼びに行こうと思ってたの」
「どうかした?」
「あ、あのね、感じの悪い女の人が来てるの。民宿『海風』にいるんだけど、ママが夏永ちゃんは会わないほうがいいかもしれないって言ってたから、その……」
「感じの悪い女の人?」
誰だろう。
そう思っていると、まるで私を迎えるかのようにその人やってきた。
私を見つけると近寄り、悪意と憎悪の色を含んだ目が私をにらみつけ、足を止めさせた。
「久しぶりね。夏永さん」
優奈子さんだった―――不敵に笑う彼女を見て、私はすぐにわかった。
また私を苦しめにきたのだということが。
「コバルトブルー……」
海沿いを歩きながら、呟いた。
手の紙袋には染めたストールとハンカチ、エコバッグが入っている。
おばあちゃんの商品を取り扱っていたこともあり、道の駅で売ってもらえることになった。
それから、おばあちゃんの追悼個展のポスターも飾ってもらう。
須麻さんが持ってきた物の中に入っていた。
きっと個展の話もするつもりだったんだろう。
それなのに話す時間もなく、追い出すみたいに帰してしまったことを思い出して申し訳ない気持ちになった。
「迷惑ばかりかけてるよね」
ここにきてから、ずっと私ときたら周りに迷惑をかけっぱなしだ。
でもね。
今日からはちょっと一味違うわよ。
私はちゃんと細々とした収入とはいえ、染物を売ってみることにした。
売れるかどうかは別としてよ?
やる気になったことだけは褒めてほしいわ。
縁側で寝転がっていた私とはおさらばよ!
みなぎるやる気と気合いは以前の私とは違うんだから。
スーパーの隣にある道の駅に着くと島の外から来た釣り人やキャンプ客、夏休みの小旅行なのか家族連れも多くいた。
道の駅の売店に行くと、年配のおばちゃんがお土産売り場や軽食コーナーでお喋りをしているのが見える。
道の駅で販売係をしているのは近所に住むおばちゃん達だった。
「あらぁ!唄代先生のお孫さん?大きくなったわねぇ」
「そうです」
道の駅の管理者でもあるおばちゃん達はわいわいと集まってきた。
唄代さんの、へぇ、お孫さんと言う声があちらこちらから聴こえてくる。
おばあちゃんは有名だったらしい。
「今日はありがとうございます。おばあちゃんの作品じゃなくて、私の染めた物でもいいんですか?」
「いいのよ。島には結構、いろんな芸術家さんがいてねぇ」
ほら、ここにどうぞとスペースが空けてくれてあった。
ガラス工芸、陶芸、家具など―――いろいろな商品が置いてある。
「素敵でしょう?唄代先生が呼びかけてね。島にお客さんを呼ぶためにお土産用の商品を置きましょうって言ってくれてね。ここ限定商品のお土産品を買うためにわざわざ足を運んでくれるお客さんもいるんだよ」
「あ、星名ちゃんはレザークラフトしているんですね」
キャメルのショルダーバッグが可愛い。
アクセサリー、財布、キーケースなどが並んでいる。
「ああ、高吉さんのところの星名ちゃんね。評判良いのよー。このキャメルのバッグが一押しなのよ。ねえ。唄代先生が作っていた藍染のワンピースは作らないの?とても素敵だったのよ。濃い藍色のロングドレス風のワンピース。マネキンに着せるとすぐに売れてね」
「そのワンピース、私も持ってます」
美しい藍色がおばあちゃんの自慢で夏になると必ずそのワンピースを着るから夏といえば、藍染のワンピースと麦わら帽子なんて私の中で勝手に夏のイメージが出来上がっていた。
「服も売ってみたらどう?」
「考えてみます」
服となると、かなり大きいし値段も張る。
でも、草木染めのブラウスなんて素敵かも。
桜、ラズベリーに紅花でピンク色にしてもいいし、カモミールやワイルドベリー、レモングラスなんてハーブ系で染めてもいいわよね。
考え出すときりがない。
「商品がなくなったら、連絡するからね」
「はい、お願いします」
ありがとうございますと会釈をして道の駅を出た。
帰る前に道の駅でソフトクリームを買うと、食べながら帰り道をゆっくりと歩いた。
行きと同じコバルトブルーの空と海。
堤防には釣り人が数人いる。
「美味しい」
ソフトクリームを買ったのは大正解だった。
冷たくて甘くて、帰り道が頑張れそうだった。
山道だからね……。
でも、今日は靴擦れしない。
納多さんが言ったようにスニーカーを買った。
歩きやすい白のスニーカーはネットで注文して届けてもらうことができたから、わざわざスニーカーを買いに島の外にでなくてすんだのは大助かりだった。
青い屋根が見えるとあと少し。
山道に入ると日影が増えて涼しい。
「あっ!夏永ちゃんだー!」
「莉叶ちゃん?」
「今ね、呼びに行こうと思ってたの」
「どうかした?」
「あ、あのね、感じの悪い女の人が来てるの。民宿『海風』にいるんだけど、ママが夏永ちゃんは会わないほうがいいかもしれないって言ってたから、その……」
「感じの悪い女の人?」
誰だろう。
そう思っていると、まるで私を迎えるかのようにその人やってきた。
私を見つけると近寄り、悪意と憎悪の色を含んだ目が私をにらみつけ、足を止めさせた。
「久しぶりね。夏永さん」
優奈子さんだった―――不敵に笑う彼女を見て、私はすぐにわかった。
また私を苦しめにきたのだということが。
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