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本編
19 夫婦ですよね!?
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目覚めた時もそのあたたかな腕の中に私はいた―――
そっと冬悟さんの顔を見上げると、穏やかな表情をして眠っていた。
いつもの気を張り詰めたような空気はない。
それが嬉しくて、ほっぺをつついてみる。
む……お肌にハリがありますね。
特にお手入れなんてしていないはずなのに私よりキメ細かな肌じゃないですか?
「……すごく不公平です」
まつげも長いし、白い肌はお人形みたい。
じいっーと見つめていると起きそうな雰囲気を感じて、慌てて寝たふりをした。
ほっぺをつついたことがバレると恥ずかしい。
起きたのか、私を起こさないように気遣って、そっと腕を解く。
そして、ふわりと髪が私のまぶたにかかったかと思うとキスをされた。
う、うわぁー!
私がほっぺつつくのなんて、初級中の初級。
なるほど……これが上級者ですか。
勉強になる。
冬悟さんが私からそっと顔を離したのが気配でわかった。
寝室から出て行く音がした。
「かっ……かっこよすぎ」
このまま息の根を止められるかと思った。
むくりと起き上がり、自分の姿を見た。
髪はぼさぼさで寝起き顔。
パンダ柄パジャマを着た色気ゼロの姿がそこにはあった。
こんな私によくキスしてくれたよね……偉大過ぎるよ、冬悟さん。
もそもそとベッドから這い出て、リビングに行くと冬悟さんが新聞を読みながら、コーヒーを飲んでいた。
窓からは薄青い夜明けの光が入り、ビルの山はまだ暗く、道路に車も人もまばらだ。
朝独特の風景を背にした冬悟さんはテレビのCMに出演できそうなレベル。
絵になるとはこのことですか。
「羽花、おはよう」
その素敵な冬悟さんが私に挨拶をする。
じっと見ていたのをおかしく思われたかもしれない。
それを取り繕うように慌てて挨拶を返した。
「お、おはようございますっ!早いですねー……」
新聞から顔をあげた冬悟さんがメガネをかけていないことに気づいた。
「あれ?冬悟さんのメガネって、もしかして伊達メガネだったんですか?」
「そうだ」
あっさりと認めた。
「どうしてメガネを?」
「竜江が俺にメガネをするように言ったんだ。俺の目つきが怖いと言ってな。けど、メガネをかけたら、かけたで威圧感が増したと言われて好評だったからかな」
んんっ!?
こ、好評?
それは本当に好評だったの!?
かけないほうがよかったという意味になるような気がしたけど……わかっていて、やっているのなら私からはなにも言えないですけども。
威圧感かぁ……
冬悟さんをじっーと観察してみた。
私の目の前にいたのは『朝からさわやかなイケメン』の存在だった。
威圧感があるといえば、あるけど。
それはイケメンの威圧感だ。
もうっ!竜江さんはわかってないなぁ。
イケメンだからですよっ。
冬悟さんの素敵な姿を朝からごちそうさまでしたと心の中でつぶやいた。
フライパンを手にした私を見て冬悟さんが言った。
「羽花。食事はデリバリーでいいぞ。朝食もマンションの一階で食べれるから食べに行こう」
「体に悪いからだめです」
あっさりその申し出を断った。
断られた冬悟さんはなんとも言えない顔をしていた。
「私達はもう恋人関係じゃありませんよね?」
「そうだな」
「そうです。私の地位は恋人から妻にグレードアップしたんです。となると、これから冬悟さんの体は一人だけのものじゃないってことです」
「あのな……。ちゃんと意味をわかって言っているのか?」
「当然です。夫婦は一心同体、運命共同体!」
冬悟さんは額に手を当てて困惑している。
どうしてだろう。
「わかった。ちょっと待ってろ」
「はい?」
冬悟さんは一瞬だけ姿を消すとすぐに戻ってきた。
「目を閉じて」
ま、まさか、朝からキス!?
でも、新婚だからそれもありですよね……
わかってる。
私は妻だから。
むしろ、イチャイチャするのは大歓迎。
素直に目を閉じた。
指に冷たい感触がして、ちらっと薄目を開けてみると銀色の指輪が輝いていた。
「こ、これは!」
いわゆる―――
「結婚指輪だ」
私の手に同じ指輪を置く。
「羽花。俺の指にも」
まるで神聖な契約のように私は冬悟さんの指に同じ指輪をはめた。
「羽花。俺に誓いのキスをして」
「……わ、私からですか?」
「途中で目を開けたからな」
そんなのずるいですと思いながら、冬悟さんの綺麗な顔を近くに見ながらキスをした。
この距離で近寄ることを許された私は幸せ者だ。
優しいキスをして離れると、冬悟さんは背中を向けた。
一瞬だけ見えた冬悟さんの頬が赤くなって見えたのは気のせいだろうか。
「着替えてくる」
「はい」
顔を見せてはくれなかったけど、私と冬悟さんの指には同じ指輪がある。
それがとてつもなく嬉しい。
えへへっと奇妙な笑い声をあげてしまっても仕方ないというものだ。
「新妻らしく朝ごはん作ろう!」
ノリノリで朝食の準備にとりかかった。
昨日の夜、ちゃんと朝食のためにご飯のスイッチはいれておいたし、下ごしらえだってしておいた。
煮干しだしがよくとれた味噌汁を作るんだから!
煮干しの頭をちぎっておいたのを水の中にポチャンといれた。
そして、火をつける。
お弁当箱を二つ並べてちょっと考えた。
「冬悟さん。私、今日もお留守番ですか」
「ああ」
カフスボタンを留めながら、冬悟さんは返事をした。
その姿を眺めながら、そのしぐさ、とても素敵ですと心の中で付け加えて。
「明日も?」
「そうだ」
「……退屈です」
「我慢しろ」
ううっ……取り付くシマもないとはこのことだ。
譲歩すらない。
「じゃあ、今日は我慢します」
お弁当箱を一つだけにする。
いつまで我慢すればいいですかと目で訴えかけたけど、スルーされた。
会社に連れて行ってくれないのは礼華さんがいるから?
まさか私の見えないところでイチャイチャしているのでは?
ありえる。
私がいても腕を平気で組んでいたくらいだし、妻に気づかれなければ、愛人を作ってもオッケーだとか思われてる?
まさかっ!?
「何を考えているか知らないが、違うとだけ言っておこう」
「ひえっ!」
気づくと顔が近くにあった。
そして、味噌汁の火を止める。
「味噌をいれたら、沸騰させるなよ」
「あ、そうですね」
ぼんやりしている私の代わりに火を止めにきてくれたらしい。
「違うって言いましたけど、冬悟さんは私が考えていることがわかるんですか?」
「馬鹿の考え休むに似たり」
「ひ、ひどっ……!!」
「俺と羽花が結婚したことは周囲に話を通してある。矢郷組の人間の耳にも入っただろう。矢郷組が羽花から完全に手を引いたとわかったら自由にしていい」
「はい……」
考えは読まれていたようだった。
朝食のついでにお弁当を作って、保冷バッグにいれた。
お弁当袋を冬悟さんが嬉しそうな目で見ていたのを私は見逃さなかった。
その顔は優しくて、紳士な冬悟さんの顔に近いのに違う。
『本当の彼も知らないでいい気なものね』と礼華さんは言っていたけど、私にだけ見せる優しい顔が本当の冬悟さんなんだって私は信じている。
妻ですから!
ちらっと指輪を見て、ひとり頷いた。
お弁当の残りのだし巻き卵を皿に一切れずつのせ、焼いた塩鮭を置いた。
キウイフルーツを切ってガラスの器に入れる。
煮干し出汁がしっかりきいた味噌汁と白い炊きたてのご飯。
「冬悟さん。朝食をどうぞ」
「……ありがとう」
冬悟さんが照れてる。
向かい合わせに座ってスーツ姿の冬悟さんと朝食を食べた。
それがちょっとだけ幸せで、ほんの少しだけ不安にさせる。
私をいつもそばに置かないのは秘密があるからですよね?
いくらぼんやりしているからと言って、私だって薄々気づいてる。
冬悟さんが私になにかを隠していることくらい――――礼華さんのことに関わることだってことも。
いつ話してくれるのだろう。
ちゃんと話してくれますよね?
そう思いながら、黙って味噌汁を口にした。
そっと冬悟さんの顔を見上げると、穏やかな表情をして眠っていた。
いつもの気を張り詰めたような空気はない。
それが嬉しくて、ほっぺをつついてみる。
む……お肌にハリがありますね。
特にお手入れなんてしていないはずなのに私よりキメ細かな肌じゃないですか?
「……すごく不公平です」
まつげも長いし、白い肌はお人形みたい。
じいっーと見つめていると起きそうな雰囲気を感じて、慌てて寝たふりをした。
ほっぺをつついたことがバレると恥ずかしい。
起きたのか、私を起こさないように気遣って、そっと腕を解く。
そして、ふわりと髪が私のまぶたにかかったかと思うとキスをされた。
う、うわぁー!
私がほっぺつつくのなんて、初級中の初級。
なるほど……これが上級者ですか。
勉強になる。
冬悟さんが私からそっと顔を離したのが気配でわかった。
寝室から出て行く音がした。
「かっ……かっこよすぎ」
このまま息の根を止められるかと思った。
むくりと起き上がり、自分の姿を見た。
髪はぼさぼさで寝起き顔。
パンダ柄パジャマを着た色気ゼロの姿がそこにはあった。
こんな私によくキスしてくれたよね……偉大過ぎるよ、冬悟さん。
もそもそとベッドから這い出て、リビングに行くと冬悟さんが新聞を読みながら、コーヒーを飲んでいた。
窓からは薄青い夜明けの光が入り、ビルの山はまだ暗く、道路に車も人もまばらだ。
朝独特の風景を背にした冬悟さんはテレビのCMに出演できそうなレベル。
絵になるとはこのことですか。
「羽花、おはよう」
その素敵な冬悟さんが私に挨拶をする。
じっと見ていたのをおかしく思われたかもしれない。
それを取り繕うように慌てて挨拶を返した。
「お、おはようございますっ!早いですねー……」
新聞から顔をあげた冬悟さんがメガネをかけていないことに気づいた。
「あれ?冬悟さんのメガネって、もしかして伊達メガネだったんですか?」
「そうだ」
あっさりと認めた。
「どうしてメガネを?」
「竜江が俺にメガネをするように言ったんだ。俺の目つきが怖いと言ってな。けど、メガネをかけたら、かけたで威圧感が増したと言われて好評だったからかな」
んんっ!?
こ、好評?
それは本当に好評だったの!?
かけないほうがよかったという意味になるような気がしたけど……わかっていて、やっているのなら私からはなにも言えないですけども。
威圧感かぁ……
冬悟さんをじっーと観察してみた。
私の目の前にいたのは『朝からさわやかなイケメン』の存在だった。
威圧感があるといえば、あるけど。
それはイケメンの威圧感だ。
もうっ!竜江さんはわかってないなぁ。
イケメンだからですよっ。
冬悟さんの素敵な姿を朝からごちそうさまでしたと心の中でつぶやいた。
フライパンを手にした私を見て冬悟さんが言った。
「羽花。食事はデリバリーでいいぞ。朝食もマンションの一階で食べれるから食べに行こう」
「体に悪いからだめです」
あっさりその申し出を断った。
断られた冬悟さんはなんとも言えない顔をしていた。
「私達はもう恋人関係じゃありませんよね?」
「そうだな」
「そうです。私の地位は恋人から妻にグレードアップしたんです。となると、これから冬悟さんの体は一人だけのものじゃないってことです」
「あのな……。ちゃんと意味をわかって言っているのか?」
「当然です。夫婦は一心同体、運命共同体!」
冬悟さんは額に手を当てて困惑している。
どうしてだろう。
「わかった。ちょっと待ってろ」
「はい?」
冬悟さんは一瞬だけ姿を消すとすぐに戻ってきた。
「目を閉じて」
ま、まさか、朝からキス!?
でも、新婚だからそれもありですよね……
わかってる。
私は妻だから。
むしろ、イチャイチャするのは大歓迎。
素直に目を閉じた。
指に冷たい感触がして、ちらっと薄目を開けてみると銀色の指輪が輝いていた。
「こ、これは!」
いわゆる―――
「結婚指輪だ」
私の手に同じ指輪を置く。
「羽花。俺の指にも」
まるで神聖な契約のように私は冬悟さんの指に同じ指輪をはめた。
「羽花。俺に誓いのキスをして」
「……わ、私からですか?」
「途中で目を開けたからな」
そんなのずるいですと思いながら、冬悟さんの綺麗な顔を近くに見ながらキスをした。
この距離で近寄ることを許された私は幸せ者だ。
優しいキスをして離れると、冬悟さんは背中を向けた。
一瞬だけ見えた冬悟さんの頬が赤くなって見えたのは気のせいだろうか。
「着替えてくる」
「はい」
顔を見せてはくれなかったけど、私と冬悟さんの指には同じ指輪がある。
それがとてつもなく嬉しい。
えへへっと奇妙な笑い声をあげてしまっても仕方ないというものだ。
「新妻らしく朝ごはん作ろう!」
ノリノリで朝食の準備にとりかかった。
昨日の夜、ちゃんと朝食のためにご飯のスイッチはいれておいたし、下ごしらえだってしておいた。
煮干しだしがよくとれた味噌汁を作るんだから!
煮干しの頭をちぎっておいたのを水の中にポチャンといれた。
そして、火をつける。
お弁当箱を二つ並べてちょっと考えた。
「冬悟さん。私、今日もお留守番ですか」
「ああ」
カフスボタンを留めながら、冬悟さんは返事をした。
その姿を眺めながら、そのしぐさ、とても素敵ですと心の中で付け加えて。
「明日も?」
「そうだ」
「……退屈です」
「我慢しろ」
ううっ……取り付くシマもないとはこのことだ。
譲歩すらない。
「じゃあ、今日は我慢します」
お弁当箱を一つだけにする。
いつまで我慢すればいいですかと目で訴えかけたけど、スルーされた。
会社に連れて行ってくれないのは礼華さんがいるから?
まさか私の見えないところでイチャイチャしているのでは?
ありえる。
私がいても腕を平気で組んでいたくらいだし、妻に気づかれなければ、愛人を作ってもオッケーだとか思われてる?
まさかっ!?
「何を考えているか知らないが、違うとだけ言っておこう」
「ひえっ!」
気づくと顔が近くにあった。
そして、味噌汁の火を止める。
「味噌をいれたら、沸騰させるなよ」
「あ、そうですね」
ぼんやりしている私の代わりに火を止めにきてくれたらしい。
「違うって言いましたけど、冬悟さんは私が考えていることがわかるんですか?」
「馬鹿の考え休むに似たり」
「ひ、ひどっ……!!」
「俺と羽花が結婚したことは周囲に話を通してある。矢郷組の人間の耳にも入っただろう。矢郷組が羽花から完全に手を引いたとわかったら自由にしていい」
「はい……」
考えは読まれていたようだった。
朝食のついでにお弁当を作って、保冷バッグにいれた。
お弁当袋を冬悟さんが嬉しそうな目で見ていたのを私は見逃さなかった。
その顔は優しくて、紳士な冬悟さんの顔に近いのに違う。
『本当の彼も知らないでいい気なものね』と礼華さんは言っていたけど、私にだけ見せる優しい顔が本当の冬悟さんなんだって私は信じている。
妻ですから!
ちらっと指輪を見て、ひとり頷いた。
お弁当の残りのだし巻き卵を皿に一切れずつのせ、焼いた塩鮭を置いた。
キウイフルーツを切ってガラスの器に入れる。
煮干し出汁がしっかりきいた味噌汁と白い炊きたてのご飯。
「冬悟さん。朝食をどうぞ」
「……ありがとう」
冬悟さんが照れてる。
向かい合わせに座ってスーツ姿の冬悟さんと朝食を食べた。
それがちょっとだけ幸せで、ほんの少しだけ不安にさせる。
私をいつもそばに置かないのは秘密があるからですよね?
いくらぼんやりしているからと言って、私だって薄々気づいてる。
冬悟さんが私になにかを隠していることくらい――――礼華さんのことに関わることだってことも。
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そう思いながら、黙って味噌汁を口にした。
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