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コンサート当日、マンションの部屋に水色のノースリーブロングドレスとアクセサリーと靴、バッグが届けられた。
それを眺めること数秒。
「え?どういうこと?」
このドレスコードは紛れもなく奏者スタイルよね……
いくら私がピアノから離れてましたと言ったところでこれはわかるわよ?
しばらく、そのドレスを眺めていたけれど、待っていれば普通の服に変わるわけもなく、宰田さんが来る前に準備をすませた。
ドレスの上から上着を着た。
これはいったいどういうことなのか……
唯冬に連絡しようとしたけど、やめた。
コンサート前で忙しいのに迷惑になってしまう。
でも、どうしたら!
悶々と悩んでいると、ピンポーンとインターホンが鳴った。
「雪元さん。準備できましたか?駐車場までお願いします。唯冬さんから部屋には入るなって言われているので」
宰田さんはドア越しに伝えてくれた。
つまり、これは私の質問攻めにあわないように宰田さんを逃がすための作戦。
慌ててドアを開けたけど、もう宰田さんはいない。
なんてすばやい……
宰田さんもグルかもしれない。
「なにを企んでいるの?」
まさか私にコンサートで演奏させるつもり?
そんなことあえりえない。
素人同然なんだから。
駐車場に行くと車の中で宰田さんが待機していた。
「いやぁー!雪元さん。よくお似合いですね」
「そんなことよりっ!宰田さん、どうして私はこんなドレスなんですか?唯冬はなにを企んでいるんですか?」
「すみません。それに関しては口止めされていて言えないんです」
宰田さんは悪くない。
きっとこれは唯冬が考えたことなんだから。
本人に直接尋ねるしかない。
ハンカチで汗をぬぐう宰田さんを責めても仕方のないことだ。
コンサートホールに着くと案内されたのは正面でなく、関係者出入り口だった。
―――やっぱり。
これはもう問いただすしかない!
そう思って、唯冬がいるはずの楽屋に着くとバンッとドアを開けた。
すでにいなかった。
「もう舞台にいますよ」
追いかけてきた宰相田さんがそんなことを言った。
しかたなく、差し入れの紙袋を楽屋のテーブルの上に置いた。
「じゃあ、行きましょうか」
「え?」
「舞台袖で聴くように言ってましたよ」
「ま、待ってください。宰田さん!私、弾けません!」
「弾くかどうかまでは教えてもらってないんです。そこまで連れてくるように言われてます」
「だ、だけど」
「演奏を聴きたくないですか」
それは聴きたいに決まっている。
すごく楽しみにしていたのだから。
「それに舞台袖で聴かせるために関係者っぽく変装させただけかもしれないじゃないですか」
宰田さんは一生懸命とりなしてくれた。
なんていい人。
きっと私に説明できないように教えてないのだろう。
確信犯もいいところだ。
舞台袖にいくとタキシード姿の唯冬と知久さん、逢生さんが紹介されていた。
明るいスポットライトの下、三人は雑誌の煽り文句のように王子に見える。
確かに素敵よ?
でも、私になにをさせようっていうの?
三人のコンサートなんだから、唯冬だけが知っているってことはない。
明らかにあの王子然とした三人は共犯だと思っていい。
「こちらにどうぞ」
宰田さんが椅子を持ってきてくれた。
「ありがとうございます」
落ち着かない気持ちで椅子に座り、暗い舞台袖から舞台を眺めた。
あそこで私も弾いていたんだと思うと不思議な気持ちになる。
眩しい場所―――
音のない静謐な会場に音が響く。
波紋のように静かに広がる透明感のある音。
三人が奏でるのはグノーのアヴェマリア。
清らかで澄んだ音は波立つ心を静めてくれる。
チェロ、ヴァイオリン、ピアノの三重奏はどの楽器も主張しすぎずバランスがいい。
お互いの癖を理解しあっている。
身じろぎ一つせず、真剣にその音を聴いた。
自然に指が動く。
唯冬の演奏は一緒に暮らすようになってから、いつも聴いていたけど、ホールと部屋じゃ全然違う。
音の響き、熱、空気―――目を閉じる。
心地よい音を聴きながらいた。
数曲までは。
「それでは、ここで特別ゲストをお迎えしています」
ばちっと目を開けた。
嫌な予感しかない。
「菱水音大附属高校で後輩だった雪元千愛さんです」
や、や、やっぱりーーー!!
宰田さんがごめんなさいっ!と手を合わせていた。
「宰田さん!知ってたんですかっ!?」
「おおまかなことだけですっ!」
会場から『誰?』『後輩?』という声が聴こえてくる。
コンサートの雰囲気を壊すわけにはいかない。
どうしようと思っていると、ピアノが二台あるのが目に入った。
最初から、これは用意されていたものだ。
「おいで。千愛」
唯冬が呼ぶ声。
二台のピアノ。
もう私はなにが始まるかわかっていた。
けれど、逃げれない。
どうしよう、怖い。
そう思っていると唯冬が『砂糖菓子を』と小さい声で言っていることに気づいた。
砂糖菓子?
バッグの中から小さな銀の缶を取り出す。
甘い砂糖菓子。
それを一つ口にする。
―――甘い。
唯冬が私にくれたもの。
今ではこの砂糖菓子がピアノを弾く時のスイッチとなっていた。
口の中で溶けきった時、肩の力は抜けて冷静さを取り戻していた。
今は前に進むしかない。
唯冬を信じて。
すうっと息を吸い込んで足を一歩踏み出した。
名前を呼ばれたら、舞台にあがるしかないのだ。
明るいスポットライトが照らしている。
今から私が立つ場所を。
それを眺めること数秒。
「え?どういうこと?」
このドレスコードは紛れもなく奏者スタイルよね……
いくら私がピアノから離れてましたと言ったところでこれはわかるわよ?
しばらく、そのドレスを眺めていたけれど、待っていれば普通の服に変わるわけもなく、宰田さんが来る前に準備をすませた。
ドレスの上から上着を着た。
これはいったいどういうことなのか……
唯冬に連絡しようとしたけど、やめた。
コンサート前で忙しいのに迷惑になってしまう。
でも、どうしたら!
悶々と悩んでいると、ピンポーンとインターホンが鳴った。
「雪元さん。準備できましたか?駐車場までお願いします。唯冬さんから部屋には入るなって言われているので」
宰田さんはドア越しに伝えてくれた。
つまり、これは私の質問攻めにあわないように宰田さんを逃がすための作戦。
慌ててドアを開けたけど、もう宰田さんはいない。
なんてすばやい……
宰田さんもグルかもしれない。
「なにを企んでいるの?」
まさか私にコンサートで演奏させるつもり?
そんなことあえりえない。
素人同然なんだから。
駐車場に行くと車の中で宰田さんが待機していた。
「いやぁー!雪元さん。よくお似合いですね」
「そんなことよりっ!宰田さん、どうして私はこんなドレスなんですか?唯冬はなにを企んでいるんですか?」
「すみません。それに関しては口止めされていて言えないんです」
宰田さんは悪くない。
きっとこれは唯冬が考えたことなんだから。
本人に直接尋ねるしかない。
ハンカチで汗をぬぐう宰田さんを責めても仕方のないことだ。
コンサートホールに着くと案内されたのは正面でなく、関係者出入り口だった。
―――やっぱり。
これはもう問いただすしかない!
そう思って、唯冬がいるはずの楽屋に着くとバンッとドアを開けた。
すでにいなかった。
「もう舞台にいますよ」
追いかけてきた宰相田さんがそんなことを言った。
しかたなく、差し入れの紙袋を楽屋のテーブルの上に置いた。
「じゃあ、行きましょうか」
「え?」
「舞台袖で聴くように言ってましたよ」
「ま、待ってください。宰田さん!私、弾けません!」
「弾くかどうかまでは教えてもらってないんです。そこまで連れてくるように言われてます」
「だ、だけど」
「演奏を聴きたくないですか」
それは聴きたいに決まっている。
すごく楽しみにしていたのだから。
「それに舞台袖で聴かせるために関係者っぽく変装させただけかもしれないじゃないですか」
宰田さんは一生懸命とりなしてくれた。
なんていい人。
きっと私に説明できないように教えてないのだろう。
確信犯もいいところだ。
舞台袖にいくとタキシード姿の唯冬と知久さん、逢生さんが紹介されていた。
明るいスポットライトの下、三人は雑誌の煽り文句のように王子に見える。
確かに素敵よ?
でも、私になにをさせようっていうの?
三人のコンサートなんだから、唯冬だけが知っているってことはない。
明らかにあの王子然とした三人は共犯だと思っていい。
「こちらにどうぞ」
宰田さんが椅子を持ってきてくれた。
「ありがとうございます」
落ち着かない気持ちで椅子に座り、暗い舞台袖から舞台を眺めた。
あそこで私も弾いていたんだと思うと不思議な気持ちになる。
眩しい場所―――
音のない静謐な会場に音が響く。
波紋のように静かに広がる透明感のある音。
三人が奏でるのはグノーのアヴェマリア。
清らかで澄んだ音は波立つ心を静めてくれる。
チェロ、ヴァイオリン、ピアノの三重奏はどの楽器も主張しすぎずバランスがいい。
お互いの癖を理解しあっている。
身じろぎ一つせず、真剣にその音を聴いた。
自然に指が動く。
唯冬の演奏は一緒に暮らすようになってから、いつも聴いていたけど、ホールと部屋じゃ全然違う。
音の響き、熱、空気―――目を閉じる。
心地よい音を聴きながらいた。
数曲までは。
「それでは、ここで特別ゲストをお迎えしています」
ばちっと目を開けた。
嫌な予感しかない。
「菱水音大附属高校で後輩だった雪元千愛さんです」
や、や、やっぱりーーー!!
宰田さんがごめんなさいっ!と手を合わせていた。
「宰田さん!知ってたんですかっ!?」
「おおまかなことだけですっ!」
会場から『誰?』『後輩?』という声が聴こえてくる。
コンサートの雰囲気を壊すわけにはいかない。
どうしようと思っていると、ピアノが二台あるのが目に入った。
最初から、これは用意されていたものだ。
「おいで。千愛」
唯冬が呼ぶ声。
二台のピアノ。
もう私はなにが始まるかわかっていた。
けれど、逃げれない。
どうしよう、怖い。
そう思っていると唯冬が『砂糖菓子を』と小さい声で言っていることに気づいた。
砂糖菓子?
バッグの中から小さな銀の缶を取り出す。
甘い砂糖菓子。
それを一つ口にする。
―――甘い。
唯冬が私にくれたもの。
今ではこの砂糖菓子がピアノを弾く時のスイッチとなっていた。
口の中で溶けきった時、肩の力は抜けて冷静さを取り戻していた。
今は前に進むしかない。
唯冬を信じて。
すうっと息を吸い込んで足を一歩踏み出した。
名前を呼ばれたら、舞台にあがるしかないのだ。
明るいスポットライトが照らしている。
今から私が立つ場所を。
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