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第六話 夏の合戦~夜空の下の七夕流し~
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文月―――すっかり空は夏の空となり、雲一つない透き通った青い空が縁側の向こうに見えた。
緑眩しい中、蝉の声は威勢よく鳴いていて衰える様子はない。
そんな中、俺はというと横になっていた。
夏らしく麻仕立ての甚平を着て俺の友(座布団)と共に茶の間に転がっていた。
手には朝顔柄の団扇、縁側には渦巻き型の蚊取り線香が置かれ、俺の昼寝の配置は完璧。
いや、正しくは昼寝ではない。
療養中だ。
また休んでいるのかと勘違いされては困る。
今回は違う。
熱が出た。
原因はわかっている。
先月の終わり店を連日開けたのが悪かった。
これは過労に違いない。
やはり、俺には昼寝の時間が必要だったということだろう。
ちょうど仕入れ業者がやって来る日で風邪をひいた俺に声をかけていった。
『一人で心細くないか?』
と、言われたが強く否定しておいた。
そんなことはない。
断じてない。
見よ、この平穏を。
このやすらぎを邪魔されないようにあいつらには風邪がうつるから、絶対に来るなと仕入れ業者に伝えてもらえるよう頼んだ。
これで心置きなく平和に過ごせる。
おかしな事件にも面倒事にも巻き込まれないように。
俺の愛しき休息の時間よ。
安海だけに休みは必要―――
「だめだ。いまいちだ」
熱のある頭ではキレのある冗談が思い浮かばない。
少し眠ろう。
俺は心地よい暗闇を求めそっと目を閉じた―――その瞬間。
「安海ちゃーん! 生きてるっー!?」
心地よい暗闇は秒で終了した。
ガラガラッと店の硝子戸が勢いよく開かれ、風鈴がチリーンと断末魔の叫び声をあげた。
風鈴が話せたら、『ちょっ……! そんな乱暴に戸を開けられたら、落ちてしまいますぜ!』と口にしていただろう。
それくらい風鈴は焦った音を鳴らしていた。
夏の盛りの蝉の勢いより兎々子の勢いの方が強いってどういういことだよ。
なんなんだ、あいつは。
元気すぎるだろ。
暑気あたりとは無縁の存在だなって、そうじゃない。
「おいおい……。勘弁してくれよ」
来るなと言ったのになぜ来たんだ?
鍵を閉めなかった俺も馬鹿だった。
ぱたぱたと廊下を走る足音がしたかと思うと、すぱーんっと襖が一気に開けられた。
女学校から帰って来た兎々子は着替えたのか、市松模様に大きな菊の柄が入った浴衣を着て、髪を三つ編みにし、いつもよりさっぱりとした夏らしい格好で涼しげに見えた。
「風邪ひいたって本当!? 大丈夫?」
ザッと茶の間の畳の上に正座をし、横になっている俺の横に座った。
「大丈夫じゃない。お前が来たことで息の根が止まりそうだ」
「もー! またそんな憎まれ口を叩いて。安海ちゃんが苦しんでいるって聞いたから、心配になってきてあげたのに」
「今が一番苦しいが」
「え!? 本当? わかったわ。お粥を作ってあげるわね」
その言葉にカッと目を見開いた。
なんだ、その死刑宣告は!
「やめろ! お前、料理は大の苦手だろ? この間、七輪で魚の干物を炭にしておいてよくそんなことが言えるな!?」
まずは魚を焼けるようになってからにしてくれよ!
俺は起き上がろうとしたが、熱が高いのか目眩とだるさでドサッと畳の上に倒れた。
まるで屍のようだ……そうじゃない!
今、命の危機が迫っているというのにふざけている場合ではない。
「大丈夫。女学校の家庭科で少しは習っているんだから。まかせといて」
まかせられるかあぁぁ!
女学校で習っておいての炭だぞ!?
誰か俺を助けてくれ。
そんな俺の心の叫びが天に届いたのか、庭から声がした。
「安海。生きてるかー?顔を見に来たぞー」
「は、逸嵩っー!」
明るい庭のほうから逸嵩が顔を覗かせた。
背広の上着を脱ぎ、シャツの襟もとのボタンをはずして腕まくりした逸嵩は俺の寝込んでいる様子を目にして表情を曇らせた。
「おい、なんだ。風邪か? 大丈夫なのか?」
「風邪はたいしたことないんだが……」
兎々子によって命の危険にさらされている。
「そんなことない! いつもに増して安海ちゃんからは覇気が感じられないもの!」
「そう思うなら、お前は帰れよ」
「えっ。どうして!?」
俺と兎々子のやり取りで逸嵩は察してくれたのか縁側で靴を脱ぎ、家の中に入って来た。
「安海。なにか食べたのか?」
「いや、まだ」
「俺が粥を作ってやるよ。ちょうど卵も持ってきたしな」
新聞紙に包まれた卵を見せた。
逸嵩、お前はなんて頼れる男だ。
これで俺の命の危機は去った。
ホッとして横になった。
「私が作るのに……」
「そうだなぁ。人は病になると心細くなるだろう? 安海のそばにいてやってくれ」
「わかったわ」
逸嵩の言葉に兎々子は納得してくれたのか、素直にうなずき、おとなしくなった。
困った時は逸嵩。
やっぱりお前だよ!
粥も作れる万能ぶり。
逸嵩は生まれが複雑だからか、なんでも一人で出きる。
地方の酒造の三男坊として生まれたが、そこで育てられたのは幼少期までで十歳からは他の家に養子に出された。
酒造を継いだのは長男で次男は医者となり、逸嵩は子のいない親戚の養子となったのだが、引き取られてすぐに養子先で子供が生まれた。
居づらくなった逸嵩は中学は祖父母の家、高校からは寮で暮らしていた。
そのせいか、俺が逸嵩と出会った頃はもうなんでもできた。
けど、今では逸嵩も子爵家の入婿という立場だ。
それも議員になったと聞いた。
粥などを作らせてよかったのだろうか。
偉ぶったところもなく昔のままだからか、つい俺も学生の頃と同じように接してしまう。
「じゃあ、安海ちゃん。私は手ぬぐいを水に濡らしてきてあげるね!」
「いやいやいや!? お前はじっとしてろ!」
俺が止めるのも聞かずに兎々子は張り切って手ぬぐいを箪笥から取り出すと(なぜ知ってる!?)外の井戸に走って行った。
しばらく戻らないだろうと思っていたが、なかなかの早さで戻って来た。
手ぬぐいから水滴が落ち、夏の日差しがきらめいている。
ちゃんと水を絞ったのだろうか……
不安しかない。
兎々子は大急ぎで下駄を脱ぎ、縁側から茶の間に入ると敷居にガツッとつまづいた。
「ぎゃっー!」
やると思った……
だが、転んでも畳の上。
そして手に持っているのは手ぬぐいだ。
なんの害もない。
そう思って眺めていると案の定、ずさあっと兎々子は畳の上に転んだ。
その兎々子の手から手ぬぐいが離れ、びちゃっと俺の顔にはりついた。
しっかり手ぬぐいを絞ってなかったせいで顔にはりつき、息ができなくなったのは俺の大誤算。
「ぶはっ! お、おまっ……俺の息の根を本気で止める気か!? ちゃんと手ぬぐいを絞って来いよ!」
「冷たい方がいいと思ったんだけど、いけなかった?」
よいしょと起き上がり、兎々子は何事もなかったかのように正座した。
転んでからの切り替えが早すぎるんだが。
「なにを騒いでいるんだ? 粥ができたぞ」
逸嵩は松の刳り抜き盆の上に粥の入った茶碗と卵焼きをのせて現れた。
俺の顔と前髪がびっしょりと濡れているのを見て苦笑した。
「安海の周りは本当に賑やかだな」
兎々子を止めるのは逸嵩ですら不可能だということを俺のぐったりとした様子から、わかってくれたようだった。
緑眩しい中、蝉の声は威勢よく鳴いていて衰える様子はない。
そんな中、俺はというと横になっていた。
夏らしく麻仕立ての甚平を着て俺の友(座布団)と共に茶の間に転がっていた。
手には朝顔柄の団扇、縁側には渦巻き型の蚊取り線香が置かれ、俺の昼寝の配置は完璧。
いや、正しくは昼寝ではない。
療養中だ。
また休んでいるのかと勘違いされては困る。
今回は違う。
熱が出た。
原因はわかっている。
先月の終わり店を連日開けたのが悪かった。
これは過労に違いない。
やはり、俺には昼寝の時間が必要だったということだろう。
ちょうど仕入れ業者がやって来る日で風邪をひいた俺に声をかけていった。
『一人で心細くないか?』
と、言われたが強く否定しておいた。
そんなことはない。
断じてない。
見よ、この平穏を。
このやすらぎを邪魔されないようにあいつらには風邪がうつるから、絶対に来るなと仕入れ業者に伝えてもらえるよう頼んだ。
これで心置きなく平和に過ごせる。
おかしな事件にも面倒事にも巻き込まれないように。
俺の愛しき休息の時間よ。
安海だけに休みは必要―――
「だめだ。いまいちだ」
熱のある頭ではキレのある冗談が思い浮かばない。
少し眠ろう。
俺は心地よい暗闇を求めそっと目を閉じた―――その瞬間。
「安海ちゃーん! 生きてるっー!?」
心地よい暗闇は秒で終了した。
ガラガラッと店の硝子戸が勢いよく開かれ、風鈴がチリーンと断末魔の叫び声をあげた。
風鈴が話せたら、『ちょっ……! そんな乱暴に戸を開けられたら、落ちてしまいますぜ!』と口にしていただろう。
それくらい風鈴は焦った音を鳴らしていた。
夏の盛りの蝉の勢いより兎々子の勢いの方が強いってどういういことだよ。
なんなんだ、あいつは。
元気すぎるだろ。
暑気あたりとは無縁の存在だなって、そうじゃない。
「おいおい……。勘弁してくれよ」
来るなと言ったのになぜ来たんだ?
鍵を閉めなかった俺も馬鹿だった。
ぱたぱたと廊下を走る足音がしたかと思うと、すぱーんっと襖が一気に開けられた。
女学校から帰って来た兎々子は着替えたのか、市松模様に大きな菊の柄が入った浴衣を着て、髪を三つ編みにし、いつもよりさっぱりとした夏らしい格好で涼しげに見えた。
「風邪ひいたって本当!? 大丈夫?」
ザッと茶の間の畳の上に正座をし、横になっている俺の横に座った。
「大丈夫じゃない。お前が来たことで息の根が止まりそうだ」
「もー! またそんな憎まれ口を叩いて。安海ちゃんが苦しんでいるって聞いたから、心配になってきてあげたのに」
「今が一番苦しいが」
「え!? 本当? わかったわ。お粥を作ってあげるわね」
その言葉にカッと目を見開いた。
なんだ、その死刑宣告は!
「やめろ! お前、料理は大の苦手だろ? この間、七輪で魚の干物を炭にしておいてよくそんなことが言えるな!?」
まずは魚を焼けるようになってからにしてくれよ!
俺は起き上がろうとしたが、熱が高いのか目眩とだるさでドサッと畳の上に倒れた。
まるで屍のようだ……そうじゃない!
今、命の危機が迫っているというのにふざけている場合ではない。
「大丈夫。女学校の家庭科で少しは習っているんだから。まかせといて」
まかせられるかあぁぁ!
女学校で習っておいての炭だぞ!?
誰か俺を助けてくれ。
そんな俺の心の叫びが天に届いたのか、庭から声がした。
「安海。生きてるかー?顔を見に来たぞー」
「は、逸嵩っー!」
明るい庭のほうから逸嵩が顔を覗かせた。
背広の上着を脱ぎ、シャツの襟もとのボタンをはずして腕まくりした逸嵩は俺の寝込んでいる様子を目にして表情を曇らせた。
「おい、なんだ。風邪か? 大丈夫なのか?」
「風邪はたいしたことないんだが……」
兎々子によって命の危険にさらされている。
「そんなことない! いつもに増して安海ちゃんからは覇気が感じられないもの!」
「そう思うなら、お前は帰れよ」
「えっ。どうして!?」
俺と兎々子のやり取りで逸嵩は察してくれたのか縁側で靴を脱ぎ、家の中に入って来た。
「安海。なにか食べたのか?」
「いや、まだ」
「俺が粥を作ってやるよ。ちょうど卵も持ってきたしな」
新聞紙に包まれた卵を見せた。
逸嵩、お前はなんて頼れる男だ。
これで俺の命の危機は去った。
ホッとして横になった。
「私が作るのに……」
「そうだなぁ。人は病になると心細くなるだろう? 安海のそばにいてやってくれ」
「わかったわ」
逸嵩の言葉に兎々子は納得してくれたのか、素直にうなずき、おとなしくなった。
困った時は逸嵩。
やっぱりお前だよ!
粥も作れる万能ぶり。
逸嵩は生まれが複雑だからか、なんでも一人で出きる。
地方の酒造の三男坊として生まれたが、そこで育てられたのは幼少期までで十歳からは他の家に養子に出された。
酒造を継いだのは長男で次男は医者となり、逸嵩は子のいない親戚の養子となったのだが、引き取られてすぐに養子先で子供が生まれた。
居づらくなった逸嵩は中学は祖父母の家、高校からは寮で暮らしていた。
そのせいか、俺が逸嵩と出会った頃はもうなんでもできた。
けど、今では逸嵩も子爵家の入婿という立場だ。
それも議員になったと聞いた。
粥などを作らせてよかったのだろうか。
偉ぶったところもなく昔のままだからか、つい俺も学生の頃と同じように接してしまう。
「じゃあ、安海ちゃん。私は手ぬぐいを水に濡らしてきてあげるね!」
「いやいやいや!? お前はじっとしてろ!」
俺が止めるのも聞かずに兎々子は張り切って手ぬぐいを箪笥から取り出すと(なぜ知ってる!?)外の井戸に走って行った。
しばらく戻らないだろうと思っていたが、なかなかの早さで戻って来た。
手ぬぐいから水滴が落ち、夏の日差しがきらめいている。
ちゃんと水を絞ったのだろうか……
不安しかない。
兎々子は大急ぎで下駄を脱ぎ、縁側から茶の間に入ると敷居にガツッとつまづいた。
「ぎゃっー!」
やると思った……
だが、転んでも畳の上。
そして手に持っているのは手ぬぐいだ。
なんの害もない。
そう思って眺めていると案の定、ずさあっと兎々子は畳の上に転んだ。
その兎々子の手から手ぬぐいが離れ、びちゃっと俺の顔にはりついた。
しっかり手ぬぐいを絞ってなかったせいで顔にはりつき、息ができなくなったのは俺の大誤算。
「ぶはっ! お、おまっ……俺の息の根を本気で止める気か!? ちゃんと手ぬぐいを絞って来いよ!」
「冷たい方がいいと思ったんだけど、いけなかった?」
よいしょと起き上がり、兎々子は何事もなかったかのように正座した。
転んでからの切り替えが早すぎるんだが。
「なにを騒いでいるんだ? 粥ができたぞ」
逸嵩は松の刳り抜き盆の上に粥の入った茶碗と卵焼きをのせて現れた。
俺の顔と前髪がびっしょりと濡れているのを見て苦笑した。
「安海の周りは本当に賑やかだな」
兎々子を止めるのは逸嵩ですら不可能だということを俺のぐったりとした様子から、わかってくれたようだった。
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