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第五話 憧れの女学生らいふ~季節外れの雪と溶けない氷~
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「おいコラ。うちの娘になにを言った!」
おじさんが待ち構えていたのには理由があったようだ。
うちの娘とは兎々子のことだが、おじさんが怒るようなことを言った覚えがない。
「いや、なにも」
「嘘をつけ、嘘を。いきなり店を手伝いだしたじゃねーか! 皿代が馬鹿にならん!」
珍しいこともある。
兎々子は滅多に店の手伝いをすることがない。
おじさんやおばさんが手伝いをさせてくれないと兎々子はぼやいていたが、数々の失敗を繰り返した結果そうなった。
水の入ったコップをひっくり返したり、花瓶に手をぶつけて倒すなどの失敗はまだマシなほうだ。
なにもない所でつまずいた兎々子がテーブルクロスをつかみ、テーブルの上の物をすべて床にぶちまけた時はさすがの俺も笑えなかった。
「皿と言えば、雪崩事件もひどかったな……」
洗った後の皿を得意気に山積みにした兎々子。
それを俺に見せたまではよかった。
いくつも山積みにした皿の山に兎々子の手が触れた瞬間、皿は雪崩を起こし、次の山、次の山と崩れていくのを目の当たりした。
今思い出しても店に与えた損害を考えたら恐怖で震える。
あれ以来、おじさんは兎々子に手伝いを頼むことがなくなったという……
では、兼岡商店で手伝いをやってみようという話になったわけだが、以下省略。
なにせ兎々子の手伝いは災害級だ。
そんなわけで実の親でさえ、兎々子に手伝いをとさせようとは思わず、その代わりに習い事をさせている。
その習い事も身になっているのかなっていないのか知らないが、今のところ花が咲いて実を結んだとは聞こえてこない。
「それは災難で……」
お見舞いの口上を述べようとした俺の背後で店の扉が開いた。
「ただいま……」
噂をすればなんとやら。
青菜に塩を振ったような顔をした兎々子が現れた。
「あ……。安海ちゃん、来てたの」
いつもの勢いがなく、がっくりと肩を落としている。
そんな兎々子の手にはザルがある。
だが、ザルの中はからっぽだ。
「なにかあったのか?」
「私ね、家の手伝いをしてるの」
「(手伝い!?)そうみたいだな」
「お母さんからお豆腐屋さんで油揚げを買ってくるように頼まれたの。ちゃんと買ったんだけど、途中で鳶に油揚げを食べられてしまって」
兎々子は鳶の襲撃を思い出したのか、目に涙を浮かべた。
「鳶に油揚げをさらわれるってやつを実際に経験したのか。すごいな」
俺は話を聞いて素直な感想を述べただけなのだが、ぎろっと兎々子に睨まれた。
「他に言うことがあるでしょ!」
そんなことを言われても空からサッと降りてきて獲物(油揚げ)を楽々とくわえ、空へ舞い戻る鳶の姿が容易に想像できてしまうから困る。
なにせ相手は兎々子。
「鳥の鳶に人間がカモにされるとはこれいかに」
「もおおお! 私がお手伝い頑張っているのにちょっとくらい褒めてよー! ぜんぶ安海ちゃんのせいなんだからっ!」
「やっぱりお前かっー!」
おじさんが声を張り上げた。
自分では上出来だと思っていた俺の冗談は完全に無視された。
「俺のせい? 濡れ衣だ。おい、兎々子。なんのことだよ」
「だって安海ちゃんが郁里さんを褒めていたでしょ? 家の手伝いをして偉いなって。私、安海ちゃんに褒められたことない!」
「まあ、褒められるようなことをしてないからな」
当然だろ。
むしろ、迷惑しかかけてない。
「ひ、ひどいっ」
「そうだぞ! うちの娘は不器用ながら頑張ってるんだ。油揚げ一枚、おつかいできなくても精一杯やってるんだぞ!」
「お父さんのバカ! あんぽんたん!」
うわーんっと兎々子は泣きながら家の中へと走っていった。
空のザルを手にして。
「年頃の娘の扱いは難しいな……」
「シェフ、そろそろ厨房に戻ってくださいよ」
弟子達に呼ばれ、しょんぼりとしておじさんは厨房に引っ込んでいった。
いつものことなので俺はその様子を淡々と眺め、おもむろに席につき、メニューを開いた。
「さてと。なにを食べるかな」
新作にマカロニグラタンと書いてある。
じいさんが持っていた食通の本を思い出す。
新聞に連載されていたものをまとめた本でマカロニグラタンの作り方が掲載されていた。
確か西洋うどんのようなものをゆで、バターとメリケン粉、牛乳で作ったソースを作り、チーズをかけてオーブンで焼くとかなんとか。
そして非常に美味で食べる価値ありとまで書いてあった。
「マカロニグラタンで」
好奇心もあって俺はマカロニグラタンを食べることにした。
注文を聞きに来たのは一番下っ端の弟子だった。
まだ若く、皿洗いと野菜を切るのが主な仕事だが、人が足りないときは店で給仕もやっている。
「はい」
笑顔ひとつ浮かべることなく返事をした。
客商売には向きそうにないが、おじさんが注文を聞きに来るよりはましだ。
テーブルにはダリアの花が飾られている。
最近じゃ庭に洋種の花も植えられるようになって、見るに珍しくない花も多くなった。
俺としては洋種の花より糸瓜や朝顔の素朴な花のほうが好きだ。
夏になるとやってくる朝顔売りがやってきて、どの朝顔にしようかと選ぶのが夏の楽しみのひとつでもある。
そんなことを考えていると無愛想な弟子がマカロニグラタンを運んできた。
「マカロニグラタンです。器が熱いので気を付けてください」
器の中の白いソースがぐつぐつと音をたてていて、とろりと溶けたチーズが上にのっている。
これは新しい。
フォークを手にして熱いソースの中をかき混ぜると穴の開いたうどんが出てきた。
これがマカロニというものらしい。
熱々のソースからマカロニをすくって口にする。
「へぇ、うまいな」
まだ食べられて新しいチーズや牛乳が苦手というのをよく聞く。
確かに匂いが独特でなじむまでに時間がかかるかもしれない。
けれど、この料理はおいしい。
へりの焦げた茶色のチーズを削ってたべるとカリッとしていて味が濃い。
初めて食べる味だが、これは確かに食べる価値ありと書いてあるのも納得だ。
ほとんど食べ終わったところで外の雨の様子を見ようと窓の外に目をやった。
「うわっ」
一生懸命食べていて気がつかなかったが、窓の外から女学生が覗いていた。
雪のように白い肌に赤い唇、長い黒髪。
人ではない美しさと女学生の服装をしていても漂う違和感。
俺にでもわかるその正体。
彼女が窓硝子に顔を寄せた場所の雨粒が氷に変化して窓を白く凍らせている。
普通に考えたら、冬でもあるまいし、窓が凍るなんてありえない。
「雪女か……」
凍った窓を眺めながら、俺は決意した。
絶対に関わらないでおこうと。
おじさんが待ち構えていたのには理由があったようだ。
うちの娘とは兎々子のことだが、おじさんが怒るようなことを言った覚えがない。
「いや、なにも」
「嘘をつけ、嘘を。いきなり店を手伝いだしたじゃねーか! 皿代が馬鹿にならん!」
珍しいこともある。
兎々子は滅多に店の手伝いをすることがない。
おじさんやおばさんが手伝いをさせてくれないと兎々子はぼやいていたが、数々の失敗を繰り返した結果そうなった。
水の入ったコップをひっくり返したり、花瓶に手をぶつけて倒すなどの失敗はまだマシなほうだ。
なにもない所でつまずいた兎々子がテーブルクロスをつかみ、テーブルの上の物をすべて床にぶちまけた時はさすがの俺も笑えなかった。
「皿と言えば、雪崩事件もひどかったな……」
洗った後の皿を得意気に山積みにした兎々子。
それを俺に見せたまではよかった。
いくつも山積みにした皿の山に兎々子の手が触れた瞬間、皿は雪崩を起こし、次の山、次の山と崩れていくのを目の当たりした。
今思い出しても店に与えた損害を考えたら恐怖で震える。
あれ以来、おじさんは兎々子に手伝いを頼むことがなくなったという……
では、兼岡商店で手伝いをやってみようという話になったわけだが、以下省略。
なにせ兎々子の手伝いは災害級だ。
そんなわけで実の親でさえ、兎々子に手伝いをとさせようとは思わず、その代わりに習い事をさせている。
その習い事も身になっているのかなっていないのか知らないが、今のところ花が咲いて実を結んだとは聞こえてこない。
「それは災難で……」
お見舞いの口上を述べようとした俺の背後で店の扉が開いた。
「ただいま……」
噂をすればなんとやら。
青菜に塩を振ったような顔をした兎々子が現れた。
「あ……。安海ちゃん、来てたの」
いつもの勢いがなく、がっくりと肩を落としている。
そんな兎々子の手にはザルがある。
だが、ザルの中はからっぽだ。
「なにかあったのか?」
「私ね、家の手伝いをしてるの」
「(手伝い!?)そうみたいだな」
「お母さんからお豆腐屋さんで油揚げを買ってくるように頼まれたの。ちゃんと買ったんだけど、途中で鳶に油揚げを食べられてしまって」
兎々子は鳶の襲撃を思い出したのか、目に涙を浮かべた。
「鳶に油揚げをさらわれるってやつを実際に経験したのか。すごいな」
俺は話を聞いて素直な感想を述べただけなのだが、ぎろっと兎々子に睨まれた。
「他に言うことがあるでしょ!」
そんなことを言われても空からサッと降りてきて獲物(油揚げ)を楽々とくわえ、空へ舞い戻る鳶の姿が容易に想像できてしまうから困る。
なにせ相手は兎々子。
「鳥の鳶に人間がカモにされるとはこれいかに」
「もおおお! 私がお手伝い頑張っているのにちょっとくらい褒めてよー! ぜんぶ安海ちゃんのせいなんだからっ!」
「やっぱりお前かっー!」
おじさんが声を張り上げた。
自分では上出来だと思っていた俺の冗談は完全に無視された。
「俺のせい? 濡れ衣だ。おい、兎々子。なんのことだよ」
「だって安海ちゃんが郁里さんを褒めていたでしょ? 家の手伝いをして偉いなって。私、安海ちゃんに褒められたことない!」
「まあ、褒められるようなことをしてないからな」
当然だろ。
むしろ、迷惑しかかけてない。
「ひ、ひどいっ」
「そうだぞ! うちの娘は不器用ながら頑張ってるんだ。油揚げ一枚、おつかいできなくても精一杯やってるんだぞ!」
「お父さんのバカ! あんぽんたん!」
うわーんっと兎々子は泣きながら家の中へと走っていった。
空のザルを手にして。
「年頃の娘の扱いは難しいな……」
「シェフ、そろそろ厨房に戻ってくださいよ」
弟子達に呼ばれ、しょんぼりとしておじさんは厨房に引っ込んでいった。
いつものことなので俺はその様子を淡々と眺め、おもむろに席につき、メニューを開いた。
「さてと。なにを食べるかな」
新作にマカロニグラタンと書いてある。
じいさんが持っていた食通の本を思い出す。
新聞に連載されていたものをまとめた本でマカロニグラタンの作り方が掲載されていた。
確か西洋うどんのようなものをゆで、バターとメリケン粉、牛乳で作ったソースを作り、チーズをかけてオーブンで焼くとかなんとか。
そして非常に美味で食べる価値ありとまで書いてあった。
「マカロニグラタンで」
好奇心もあって俺はマカロニグラタンを食べることにした。
注文を聞きに来たのは一番下っ端の弟子だった。
まだ若く、皿洗いと野菜を切るのが主な仕事だが、人が足りないときは店で給仕もやっている。
「はい」
笑顔ひとつ浮かべることなく返事をした。
客商売には向きそうにないが、おじさんが注文を聞きに来るよりはましだ。
テーブルにはダリアの花が飾られている。
最近じゃ庭に洋種の花も植えられるようになって、見るに珍しくない花も多くなった。
俺としては洋種の花より糸瓜や朝顔の素朴な花のほうが好きだ。
夏になるとやってくる朝顔売りがやってきて、どの朝顔にしようかと選ぶのが夏の楽しみのひとつでもある。
そんなことを考えていると無愛想な弟子がマカロニグラタンを運んできた。
「マカロニグラタンです。器が熱いので気を付けてください」
器の中の白いソースがぐつぐつと音をたてていて、とろりと溶けたチーズが上にのっている。
これは新しい。
フォークを手にして熱いソースの中をかき混ぜると穴の開いたうどんが出てきた。
これがマカロニというものらしい。
熱々のソースからマカロニをすくって口にする。
「へぇ、うまいな」
まだ食べられて新しいチーズや牛乳が苦手というのをよく聞く。
確かに匂いが独特でなじむまでに時間がかかるかもしれない。
けれど、この料理はおいしい。
へりの焦げた茶色のチーズを削ってたべるとカリッとしていて味が濃い。
初めて食べる味だが、これは確かに食べる価値ありと書いてあるのも納得だ。
ほとんど食べ終わったところで外の雨の様子を見ようと窓の外に目をやった。
「うわっ」
一生懸命食べていて気がつかなかったが、窓の外から女学生が覗いていた。
雪のように白い肌に赤い唇、長い黒髪。
人ではない美しさと女学生の服装をしていても漂う違和感。
俺にでもわかるその正体。
彼女が窓硝子に顔を寄せた場所の雨粒が氷に変化して窓を白く凍らせている。
普通に考えたら、冬でもあるまいし、窓が凍るなんてありえない。
「雪女か……」
凍った窓を眺めながら、俺は決意した。
絶対に関わらないでおこうと。
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