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第四話 美人画の怪~よひらの花が咲く頃に~
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さっきまで元気がないように見えた有浄だったが、兎々子の親父さんが作ったカツサンドを食べると顔をほころばせた。
「はー、生き返るよ。洋食を食べに行きたいと思っていても目を離した隙に太郎がなにをするかわからなくてね」
「太郎ちゃんは新しい環境に戸惑っているのかも。ちゃんと面倒をみてあげてね、有浄さん」
「あ……うん。わかってるよ」
パンの端から飛び出したキャベツを口にいれ、有浄は頷いた。
カツサンドの前では有浄もおとなしいものだ。
「今日、有浄さんを呼んだのはお祓いをお願いしたかったからなの」
「お祓いって兎々子ちゃんを? 特になんの異常もなさそうだけど」
「私じゃなくて、女学校のお友達よ。お祓いして欲しいのは人じゃなくて、お友達の家にある絵なのよ」
俺はハッとひらめいた!
「え?絵だけに……」
「安海ちゃん。私は真剣に話しているんだからふざけないで!」
俺の冗談に怒る兎々子と呆れた顔をしている有浄。
おいおい、なんだ。
孤立無援、四面楚歌とはこのことか。
ほうじ茶を一口飲んで気まずくなった空気を誤魔化した。
「お友達の家は料亭をやっているの。お店に飾る掛け軸が欲しくて、骨董商を呼んだのだけど……」
「あー、胡散臭い骨董商だったんじゃないのか?」
「違うわ。いつもと同じ骨董商よ。そこはちゃんと聞いたもの」
つまり、信用できる取引でおかしな骨董商から買ったいわくつきの物ではないと兎々子は言いたいらしい。
馴染みの骨董商が出入りしていることを考えると、そこらの飯屋とは格が違うようだ。
有浄が目を細めた。
「最近じゃ古美術品を買い漁るのが成金達の間で流行っているからね。それがどんないわく付きのものであるかも知らずに高値で取引をしている」
「戦争景気で羽振りのいい人間が増えたからな」
ほうじ茶は香ばしく、渋くも苦くもないはずなのだが、有浄は苦いものを口にした時と同じような顔をしていた。
「いわくつきの物でも古美術だと聞けば、喜んで飛び付いて、それがどんな危険なものであるかも知らずに所有して手に負えなくなってから、こちらに押し付けてくるから困る」
有浄の仕事は本業の神主業だが、陰陽師の仕事もしているようだった。
俺にすれば、自称陰陽師より神主を名乗ったほうが信頼できると思うのだが、世間一般ではどうなのだろうか。
なにをしているのか詳しく知らないが、俺が把握してない仕事上の人脈が有浄にはあるらしい。
それを俺はあえて聞いていない。
聞いたら最後、高確率で巻き込まれるからだ。
「わかっていて所有しているのと、なにもわからずに所有されるのじゃ、物もへそを曲げたくなるというものだ。その尻拭いをするこちらの身にもなって欲しいね」
「お友達の家は成金じゃないわ。女学校近くの川沿いにある高級料亭よ」
「ああ、料亭『菊井』か」
有浄はその料亭を知っているらしい。
行ったことはないが、俺も名前だけは知っている。
浅利がたっぷり入った深川めしや熱々の鰻の蒲焼が食べられる飯屋の並びにある高級料亭で他の店とは一線を画している。
「そうよ。明治からのお店で、お客様も偉い人達ばかりの格式ある料亭なんだから」
「行ったことがあるから知ってるよ。政治家や財界人が大勢出入りしていることはね。なるほど。彼らが好きそうな部屋をしつらえるために骨董商を呼んだというわけか」
「……うん、そういうことよね。最近じゃ、部屋の置物や絵にこだわるお客様が増えたから、かなり気をつかっているみたい」
「まあ、下手な物は置けないだろうな。やたら、美術品に対してうんちくを語りたい輩ばかりだからね」
つまり、料亭『菊井』は今まではそうでもなかったのだが、最近になって客に合わせて部屋のしつらいを変えるため、美術品を購入しているということらしい。
食事だけでなく、器は当然のこと部屋の建具、内装にまでこだわらねば、最近の客は満足しないようだ。
「それでね。いつもの骨董商から買ったっていう掛け軸なんだけど、去年の冬から飾ってあったのに今になって突然、女の幽霊が現れるようになったらしいの」
「幽霊ねぇ……」
「あっ! 安海ちゃん、疑っているでしょ。本当なんだから! 掛け軸から抜け出して歩き回って、朝になると幽霊が現れた場所には水たまりが残っているのよ。この目で水たまりを確認してきたから間違いないわ」
「誰かがうっかり水をこぼしただけじゃないのか」
「そんなわけないよー! お友達のお兄さんがちょうど帰省していたんだけど、部屋の前に誰かが立っていた気配がしたって……! そ、それに……とうとう部屋の中まで……」
兎々子は怖かったらしく、ぶるぶると震えながら話していた。
怪談話が苦手な兎々子にとって、話すのも勇気がいるようだ。
俺と有浄はふーんと気のない返事をすると軽くにらまれた。
信じてないわけではないが、兎々子ほど怖いと思わなかった。
きっと兎々子が怖がっている姿が面白かったせいだろう。
「よし、わかったよ」
「有浄、なにかわかったのか? さすが神主だな」
俺は全然わからなかった。
今の話からわかったのは誰も水をこぼしていないということくらいだった。
「いや、まったく」
「わからないのかよ!」
「ここにいて話を聞いていてもわからないことがわかったってことだよ。さすがに実際に見ないとわからない。料亭に行って現物とご対面するしかないね」
「引き受けてくれるの? よかったー!」
兎々子は喜んでいたが、本当に喜んでいいのか?
だいたい有浄に頼んで解決するか?
疑惑の眼差しを有浄に向けた。
「陰陽師として頑張るよ」
「そこは神主として頑張れよ」
「それじゃあ、安海ちゃん、よろしくね!」
うん? 今のは聞き間違いか?
俺の名前だったような気がする。
「安海ちゃんは有浄さんの助手ってことでいい?」
「待て! 俺はただの和菓子職人だぞ? 勝手に助手にするな。俺まで胡散臭い人間に思われるだろ!」
「うんうん。わかったよー。安海。兎々子ちゃんが言うように二人で頑張ろうか。人手があったほうが助かるしね」
「そうよね。一人じゃ怖いけど、二人なら大丈夫よね」
こ、こいつら……!
俺の意見はまるで無視かよ。
有浄はいい笑顔で俺と肩を組んだ。
「そうそう。一人より二人だ。なー? 親友!」
「親友じゃない。腐れ縁だ。だいたいなにが一人じゃ怖いだよ。有浄が怖いなんて思うわけないだろ? むしろ女の幽霊でよかったくらいに思っているぞ!」
「まあ、むさい男よりはいいね」
「ほらみろ!」
「もー、照れ隠しに決まってるでしょ」
なにが照れ隠しだよ。
駄目だ。
いつものごとく、まったく俺の話を聞いていない。
「それじゃ、さっそく問題の掛け軸の絵を見に行こうか」
「やっぱり俺も行くのかよ」
「そうだよ。助手君。がんばってくれたまえ。今回は特に安海の助けが必要だからね」
なにが助手君だ。
俺はどこぞの推理小説の相棒か。
「私も行くわ。ちょうど雨も止んだことだし、よかったわ」
窓からは明るい日差しが入り、日に焼けた畳を琥珀色に染めていた。
庭の紫陽花の葉の上に残った透明な雨粒は光を反射し、きらきらとしていた。
このまま、昼寝の続きができたら最高だっただろう。
だが、それを二人は許してくれそうにない。
「安海ちゃん。料亭に行ったら、なにか美味しいものが食べられるかもよ」
「いいね。鯛の塩焼きが食べたいな」
「鯛ってなんだよ。めでたくもないのに食えるか」
「わかってないな。安海。鯛はめでたい時にだけに食べる魚じゃない。陣中に届けられる魚でもあるんだよ?戦に勝つっていう意味がある縁起のいい魚なんだ」
「それなら、カツサンド食べたんだから、もういいだろ?カツサンドだけに―――」
俺は最後まで言うのをやめた。
二人が冷たい目で俺を見ていたからだ。
くだらない冗談には鬼のように厳しい二人。
「じゃあ。行こうか」
「そうね」
俺の冗談はなかったことにされてしまった。
これはこれで悲しい。
俺は有浄と久しぶりに会ったせいで油断していた。
この二人に関わると俺が一番ひどい目にあうということを忘れていたのだった。
「はー、生き返るよ。洋食を食べに行きたいと思っていても目を離した隙に太郎がなにをするかわからなくてね」
「太郎ちゃんは新しい環境に戸惑っているのかも。ちゃんと面倒をみてあげてね、有浄さん」
「あ……うん。わかってるよ」
パンの端から飛び出したキャベツを口にいれ、有浄は頷いた。
カツサンドの前では有浄もおとなしいものだ。
「今日、有浄さんを呼んだのはお祓いをお願いしたかったからなの」
「お祓いって兎々子ちゃんを? 特になんの異常もなさそうだけど」
「私じゃなくて、女学校のお友達よ。お祓いして欲しいのは人じゃなくて、お友達の家にある絵なのよ」
俺はハッとひらめいた!
「え?絵だけに……」
「安海ちゃん。私は真剣に話しているんだからふざけないで!」
俺の冗談に怒る兎々子と呆れた顔をしている有浄。
おいおい、なんだ。
孤立無援、四面楚歌とはこのことか。
ほうじ茶を一口飲んで気まずくなった空気を誤魔化した。
「お友達の家は料亭をやっているの。お店に飾る掛け軸が欲しくて、骨董商を呼んだのだけど……」
「あー、胡散臭い骨董商だったんじゃないのか?」
「違うわ。いつもと同じ骨董商よ。そこはちゃんと聞いたもの」
つまり、信用できる取引でおかしな骨董商から買ったいわくつきの物ではないと兎々子は言いたいらしい。
馴染みの骨董商が出入りしていることを考えると、そこらの飯屋とは格が違うようだ。
有浄が目を細めた。
「最近じゃ古美術品を買い漁るのが成金達の間で流行っているからね。それがどんないわく付きのものであるかも知らずに高値で取引をしている」
「戦争景気で羽振りのいい人間が増えたからな」
ほうじ茶は香ばしく、渋くも苦くもないはずなのだが、有浄は苦いものを口にした時と同じような顔をしていた。
「いわくつきの物でも古美術だと聞けば、喜んで飛び付いて、それがどんな危険なものであるかも知らずに所有して手に負えなくなってから、こちらに押し付けてくるから困る」
有浄の仕事は本業の神主業だが、陰陽師の仕事もしているようだった。
俺にすれば、自称陰陽師より神主を名乗ったほうが信頼できると思うのだが、世間一般ではどうなのだろうか。
なにをしているのか詳しく知らないが、俺が把握してない仕事上の人脈が有浄にはあるらしい。
それを俺はあえて聞いていない。
聞いたら最後、高確率で巻き込まれるからだ。
「わかっていて所有しているのと、なにもわからずに所有されるのじゃ、物もへそを曲げたくなるというものだ。その尻拭いをするこちらの身にもなって欲しいね」
「お友達の家は成金じゃないわ。女学校近くの川沿いにある高級料亭よ」
「ああ、料亭『菊井』か」
有浄はその料亭を知っているらしい。
行ったことはないが、俺も名前だけは知っている。
浅利がたっぷり入った深川めしや熱々の鰻の蒲焼が食べられる飯屋の並びにある高級料亭で他の店とは一線を画している。
「そうよ。明治からのお店で、お客様も偉い人達ばかりの格式ある料亭なんだから」
「行ったことがあるから知ってるよ。政治家や財界人が大勢出入りしていることはね。なるほど。彼らが好きそうな部屋をしつらえるために骨董商を呼んだというわけか」
「……うん、そういうことよね。最近じゃ、部屋の置物や絵にこだわるお客様が増えたから、かなり気をつかっているみたい」
「まあ、下手な物は置けないだろうな。やたら、美術品に対してうんちくを語りたい輩ばかりだからね」
つまり、料亭『菊井』は今まではそうでもなかったのだが、最近になって客に合わせて部屋のしつらいを変えるため、美術品を購入しているということらしい。
食事だけでなく、器は当然のこと部屋の建具、内装にまでこだわらねば、最近の客は満足しないようだ。
「それでね。いつもの骨董商から買ったっていう掛け軸なんだけど、去年の冬から飾ってあったのに今になって突然、女の幽霊が現れるようになったらしいの」
「幽霊ねぇ……」
「あっ! 安海ちゃん、疑っているでしょ。本当なんだから! 掛け軸から抜け出して歩き回って、朝になると幽霊が現れた場所には水たまりが残っているのよ。この目で水たまりを確認してきたから間違いないわ」
「誰かがうっかり水をこぼしただけじゃないのか」
「そんなわけないよー! お友達のお兄さんがちょうど帰省していたんだけど、部屋の前に誰かが立っていた気配がしたって……! そ、それに……とうとう部屋の中まで……」
兎々子は怖かったらしく、ぶるぶると震えながら話していた。
怪談話が苦手な兎々子にとって、話すのも勇気がいるようだ。
俺と有浄はふーんと気のない返事をすると軽くにらまれた。
信じてないわけではないが、兎々子ほど怖いと思わなかった。
きっと兎々子が怖がっている姿が面白かったせいだろう。
「よし、わかったよ」
「有浄、なにかわかったのか? さすが神主だな」
俺は全然わからなかった。
今の話からわかったのは誰も水をこぼしていないということくらいだった。
「いや、まったく」
「わからないのかよ!」
「ここにいて話を聞いていてもわからないことがわかったってことだよ。さすがに実際に見ないとわからない。料亭に行って現物とご対面するしかないね」
「引き受けてくれるの? よかったー!」
兎々子は喜んでいたが、本当に喜んでいいのか?
だいたい有浄に頼んで解決するか?
疑惑の眼差しを有浄に向けた。
「陰陽師として頑張るよ」
「そこは神主として頑張れよ」
「それじゃあ、安海ちゃん、よろしくね!」
うん? 今のは聞き間違いか?
俺の名前だったような気がする。
「安海ちゃんは有浄さんの助手ってことでいい?」
「待て! 俺はただの和菓子職人だぞ? 勝手に助手にするな。俺まで胡散臭い人間に思われるだろ!」
「うんうん。わかったよー。安海。兎々子ちゃんが言うように二人で頑張ろうか。人手があったほうが助かるしね」
「そうよね。一人じゃ怖いけど、二人なら大丈夫よね」
こ、こいつら……!
俺の意見はまるで無視かよ。
有浄はいい笑顔で俺と肩を組んだ。
「そうそう。一人より二人だ。なー? 親友!」
「親友じゃない。腐れ縁だ。だいたいなにが一人じゃ怖いだよ。有浄が怖いなんて思うわけないだろ? むしろ女の幽霊でよかったくらいに思っているぞ!」
「まあ、むさい男よりはいいね」
「ほらみろ!」
「もー、照れ隠しに決まってるでしょ」
なにが照れ隠しだよ。
駄目だ。
いつものごとく、まったく俺の話を聞いていない。
「それじゃ、さっそく問題の掛け軸の絵を見に行こうか」
「やっぱり俺も行くのかよ」
「そうだよ。助手君。がんばってくれたまえ。今回は特に安海の助けが必要だからね」
なにが助手君だ。
俺はどこぞの推理小説の相棒か。
「私も行くわ。ちょうど雨も止んだことだし、よかったわ」
窓からは明るい日差しが入り、日に焼けた畳を琥珀色に染めていた。
庭の紫陽花の葉の上に残った透明な雨粒は光を反射し、きらきらとしていた。
このまま、昼寝の続きができたら最高だっただろう。
だが、それを二人は許してくれそうにない。
「安海ちゃん。料亭に行ったら、なにか美味しいものが食べられるかもよ」
「いいね。鯛の塩焼きが食べたいな」
「鯛ってなんだよ。めでたくもないのに食えるか」
「わかってないな。安海。鯛はめでたい時にだけに食べる魚じゃない。陣中に届けられる魚でもあるんだよ?戦に勝つっていう意味がある縁起のいい魚なんだ」
「それなら、カツサンド食べたんだから、もういいだろ?カツサンドだけに―――」
俺は最後まで言うのをやめた。
二人が冷たい目で俺を見ていたからだ。
くだらない冗談には鬼のように厳しい二人。
「じゃあ。行こうか」
「そうね」
俺の冗談はなかったことにされてしまった。
これはこれで悲しい。
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