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第三話 犬の住処探し~味は違えど柏餅~
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洋食屋『カネオカ』は長男が醤油屋、次男が洋食屋と大きな蔵を挟んで二軒並んで店を構えている。
次男が兎々子の父親で長男とは違い自由にやりたいことをやらせてもらっていたらしい。
だが、醤油者のじいさんは遊んでばかりの次男に手を焼き、留学させることを思いついた。
そのころ、留学に行く知識人が多かったこともあり、もしや海外で学んだことが新たな儲けにつながるのではと、算盤上手なじいさんは頭の中ですばやく算盤を弾いたわけだ。
思いついたら即決行。
次男にフランス行きを命じた。
もちろん、次男をフランスに留学させたのは料理人になるためではない。
次男を海外に通用する商売人に育てようという思惑があったからだ。
だが、そこは華麗に親の期待を裏切っていく次男。
留学先で食べたフランス料理に感動し、経済や外国語の勉強をしているふりをして料理修行をし、帰国。
立派な料理人へと成長―――
「で、息子に店を建ててやり、今の繁盛ぶりに至る」
「さすが兼岡商店のタヌキ爺。妖怪より妖怪だよなー」
俺と有浄は兼岡家の前に立ち、そんな感想を述べた。
放蕩息子が開いた洋食屋『カネオカ』の隣には大きな蔵、そしてその隣に広い敷地内には二階建ての屋敷と醤油や味噌の蔵が建っている。
看板には兼岡商店と黒い文字で書かれた木の看板が存在感を放っていた。
兼岡商店は醤油屋でありながら味噌も売っている。
元々は味噌屋だったのが、後から始めた醤油のほうが評判となり、家業を醤油屋と改めてそう名乗るようになった。
同じ大豆から生まれるものとはいえ、醤油に手を広げたのが功を奏し、ただの味噌屋だった兼岡屋はいまじゃ兼岡商店と呼ばれるほどの店。
それをやったのが今のタヌキ爺―――兎々子の祖父である。
「すごい人だってのはわかる。けど、顔を合せると嫌味と説教しか言ってこないからな」
俺のじいさんとは飲み友達で仲がよかった。
多くの奉公人を抱える兼岡商店。
夜、この石畳の道を歩いていると職人達が薪をくべ、釜で大豆を蒸す姿を見ることができる。
その白い湯気と赤い火が夜の闇に浮かび、この通りでは見慣れた光景になっていた。
俺のじいさんが蒸し終わった頃を狙って飲みに誘い、提灯片手に二人並んで、おでん屋に行く。
さすがにあんこを炊く前日は飲みに行かなかったが、二人の仲の良さは有名だった。
「安海と俺に説教するのが生き甲斐なんじゃないのかなー」
醤油瓶がずらりと並んだ広い土間を奉公人達が忙しそうに歩き回っているのが見える。
そんな中、兎々子のじいさんで現在も現役で杖をつきながら、指示を飛ばしている。
ピンピンしていて死にそうにない。
「うわ! こっち見た! 安海! 面倒なじいさんに見つかる前に店に入るぞ!」
「面倒な奴に面倒と言われると説得力があって困るな」
蔵ひとつ挟んで建っている洋食屋『カネオカ』 の前には昼食を食べに来た客が並んでいた。
俺と有浄は最後尾に並んだ。
洋食屋『カネオカ』はこの石畳の通りでも一際賑わいのある店だ。
赤や青のステンドグラスがついた硝子窓、このあたりでは珍しいコンクリートで建てられた洋風の店。
こんな立派な店で食べるというだけでも特別感がある。
店の常連である有浄が慣れた様子で店のドアを開けた。
「こんにちはー」
その後ろを俺が続いて入った。
「どうも」
「いらっしゃいませって、あらぁ、安海ちゃんじゃないの」
いち早く俺を見つけた兎々子の母親は藤色の着物に白の割烹着をつけ、昼時の店内を忙しそうに歩き回っていた。
「おばさん。兎々子は?」
「それがねぇ。昨日、犬を連れて帰ってきて、それを見たうちの人が兎々子を頭ごなしに叱ってね。その後はもう大喧嘩よ。今は部屋で謹慎しているわ」
いつものことだ。
俺と有浄は『ああ、そうですか』という顔で頷いた。
案内されて白いテーブルクロスがかけられたテーブルに座った。
テーブルには一輪挿しが置かれている。
洋食店の雰囲気を出すためか明治から増え始めた洋種の花がいつも飾られている。
今日は赤い薔薇の花がテーブルを華やかにしていた。
「後でこっそり兎々子を呼ぶわね。私まで犬を飼うのを反対したら、拗ねてなにも食べないのよ」
「兎々子ちゃんは一度言い出したらきかないからなぁ。あ、ハヤシライスひとつ」
「俺はオムライス」
「はいはい」
忙しい時間帯だけあって、おばさんは注文を聞くと足早に厨房のほうへと歩いていった。
「やっぱりだめだったか」
俺はため息をついた。
おばさんにもあれが犬に見えるらしい。
だが―――
「おうおう! この悪ガキどもがぁっ! よくもウチの娘におかしな犬を押し付けてくれたな!」
白いコックコートを着た兎々子の父親が厨房から顔を出した。
忙しいのか、ドアから体を半分だけ見せて仁王像か般若のような表情でこっちを見ている。
そんな忙しいのなら、俺達のことは無視してくれてもいいのだが。
「うっわ、俺達のせいになってる。だいたい悪ガキって。俺も安海も二十歳をとうに越えた大人だよ」
「なにが大人だ。あの犬はなんだ。どうせお前達の仕業だろう」
「やだなー。濡れ衣だよ」
有浄が自分じゃないと言ってもおじさんはまったく話を聞く様子はなかった。
なるほど。
これが日ごろの行いの悪さというものか。
「いいか。俺が困ってお前達に泣きつくと思ったら大間違いだ。犬なのかなんなのか、わからない生き物なんぞ、俺が追い出してくれたわ!」
おじさんには犬モドキの姿がしっかり見えているようだ。
「そもそもあの犬を拾ってきたのは兎々子で、巻き込まれたのは俺達のほうだ」
俺は無罪を主張した。
「嘘をつけ! 嘘を!」
頭ごなしに否定されてしまった。
なぜ、こんなに嫌われているのか納得がいかない。
有浄ならともかく。
向かい合わせに座っていた有浄は低い声でおじさんに言った。
「おじさん。あれはただの犬じゃない」
「な、なんだと」
「もしかすると―――」
「ぎゃっー!」
怪談が苦手なのは兎々子と同じ。
だが、おじさんは不幸にもあやかし達の姿がしっかり見える。
そのせいかおじさんは昔から自衛手段として自分からあやかしを遠ざけるようにしていた。
賢い選択だと思う。
面倒事を避けて通れるのなら、俺もそうしたいところだ。
いや、しているはずなのだか―――おかしいな?
「あなた! 注文が入っているんですよ。おしゃべりしてないで早く作ってくださいな」
「こいつらが……!」
「なんですか? お客様をお待たせしていいと思っているんですか?」
「むっ……い、いや、よくないな……」
おばさんに睨まれて、おじさんは言葉に詰まり、すごすごと厨房へ戻っていった。
おじさんがおばさんに頭があがらないのは有名だ。
愛妻家といえば、聞こえがいいが実際は尻に敷かれているというのが正しい。
料理を作るのはおじさんだが、店を取り仕切っているのはしっかり者のおばさんだ。
「おかしいなあ? 安海だけでなく、俺まで目の敵にされてるよ」
「いい機会だから言っておく。九割以上、お前が原因だ。自覚しろ」
さりげなく俺のせいみたいに言うな。
まったく、油断も隙も無い。
「二人ともごめんなさいねぇ。娘のことになると周りが見えなくなっちゃうのよ」
しばらくして、おばさんがハヤシライスとオムライスを運んできてくれた。
ふわりと漂うトマトソースの香り。
黄色い卵に包まれ、スプーンを入れると中からカネオカ特製のトマトソースで炒めたご飯が顔を出す。
それを卵と一緒にすくって食べると口の中に炒めた鶏肉が入ってきて卵と鶏肉、ほんのり甘酸っぱいご飯という贅沢な組み合わせが味わえるのだ。
「いつもぼんやりした顔の安海もさすがに洋食の前では笑顔になるんだな」
「笑顔……?」
おばさんが俺の顔を見た。
「わかりにくいかもしれませんが、笑顔です」
有浄がおばさんに言うのが聞こえた。
失礼な。
有浄はハヤシライス。
牛の肉を炒め、細かく刻んだ野菜を入れて煮込んだものを白いライスにかけて食べる。
「おじさんの腕は確かだね」
「まあな」
料理の腕は確かだが、俺に対するケンカ腰な態度だけはどうにかならないだろうか。
本来なら温厚な性格な俺。
そんな俺もおじさんにはどこか素直になれない。
食べ終わり、少しぬるくなった水を飲んでいるとおじさんがまた厨房から顔を出した。
「食べたら、さっさと帰れっ!」
「あなたっ!」
おばさんに叱られながらもおじさんは怯まず、俺と有浄が席を立つのを待っていた。
「兎々子ちゃんも部屋で謹慎中ならしかたない。行こうか」
「そうだな」
有浄がお代を払い、帰ろうとした瞬間、店のドアが開いた。
「安海ちゃーん! 太郎ちゃんがいないのー!」
部屋から抜け出してきた兎々子が現れた。
こうなると俺は思っていた。
だから、驚かない。
けれど、おじさんの顔は怒りで茹でタコみたいに真っ赤になっていた。
次男が兎々子の父親で長男とは違い自由にやりたいことをやらせてもらっていたらしい。
だが、醤油者のじいさんは遊んでばかりの次男に手を焼き、留学させることを思いついた。
そのころ、留学に行く知識人が多かったこともあり、もしや海外で学んだことが新たな儲けにつながるのではと、算盤上手なじいさんは頭の中ですばやく算盤を弾いたわけだ。
思いついたら即決行。
次男にフランス行きを命じた。
もちろん、次男をフランスに留学させたのは料理人になるためではない。
次男を海外に通用する商売人に育てようという思惑があったからだ。
だが、そこは華麗に親の期待を裏切っていく次男。
留学先で食べたフランス料理に感動し、経済や外国語の勉強をしているふりをして料理修行をし、帰国。
立派な料理人へと成長―――
「で、息子に店を建ててやり、今の繁盛ぶりに至る」
「さすが兼岡商店のタヌキ爺。妖怪より妖怪だよなー」
俺と有浄は兼岡家の前に立ち、そんな感想を述べた。
放蕩息子が開いた洋食屋『カネオカ』の隣には大きな蔵、そしてその隣に広い敷地内には二階建ての屋敷と醤油や味噌の蔵が建っている。
看板には兼岡商店と黒い文字で書かれた木の看板が存在感を放っていた。
兼岡商店は醤油屋でありながら味噌も売っている。
元々は味噌屋だったのが、後から始めた醤油のほうが評判となり、家業を醤油屋と改めてそう名乗るようになった。
同じ大豆から生まれるものとはいえ、醤油に手を広げたのが功を奏し、ただの味噌屋だった兼岡屋はいまじゃ兼岡商店と呼ばれるほどの店。
それをやったのが今のタヌキ爺―――兎々子の祖父である。
「すごい人だってのはわかる。けど、顔を合せると嫌味と説教しか言ってこないからな」
俺のじいさんとは飲み友達で仲がよかった。
多くの奉公人を抱える兼岡商店。
夜、この石畳の道を歩いていると職人達が薪をくべ、釜で大豆を蒸す姿を見ることができる。
その白い湯気と赤い火が夜の闇に浮かび、この通りでは見慣れた光景になっていた。
俺のじいさんが蒸し終わった頃を狙って飲みに誘い、提灯片手に二人並んで、おでん屋に行く。
さすがにあんこを炊く前日は飲みに行かなかったが、二人の仲の良さは有名だった。
「安海と俺に説教するのが生き甲斐なんじゃないのかなー」
醤油瓶がずらりと並んだ広い土間を奉公人達が忙しそうに歩き回っているのが見える。
そんな中、兎々子のじいさんで現在も現役で杖をつきながら、指示を飛ばしている。
ピンピンしていて死にそうにない。
「うわ! こっち見た! 安海! 面倒なじいさんに見つかる前に店に入るぞ!」
「面倒な奴に面倒と言われると説得力があって困るな」
蔵ひとつ挟んで建っている洋食屋『カネオカ』 の前には昼食を食べに来た客が並んでいた。
俺と有浄は最後尾に並んだ。
洋食屋『カネオカ』はこの石畳の通りでも一際賑わいのある店だ。
赤や青のステンドグラスがついた硝子窓、このあたりでは珍しいコンクリートで建てられた洋風の店。
こんな立派な店で食べるというだけでも特別感がある。
店の常連である有浄が慣れた様子で店のドアを開けた。
「こんにちはー」
その後ろを俺が続いて入った。
「どうも」
「いらっしゃいませって、あらぁ、安海ちゃんじゃないの」
いち早く俺を見つけた兎々子の母親は藤色の着物に白の割烹着をつけ、昼時の店内を忙しそうに歩き回っていた。
「おばさん。兎々子は?」
「それがねぇ。昨日、犬を連れて帰ってきて、それを見たうちの人が兎々子を頭ごなしに叱ってね。その後はもう大喧嘩よ。今は部屋で謹慎しているわ」
いつものことだ。
俺と有浄は『ああ、そうですか』という顔で頷いた。
案内されて白いテーブルクロスがかけられたテーブルに座った。
テーブルには一輪挿しが置かれている。
洋食店の雰囲気を出すためか明治から増え始めた洋種の花がいつも飾られている。
今日は赤い薔薇の花がテーブルを華やかにしていた。
「後でこっそり兎々子を呼ぶわね。私まで犬を飼うのを反対したら、拗ねてなにも食べないのよ」
「兎々子ちゃんは一度言い出したらきかないからなぁ。あ、ハヤシライスひとつ」
「俺はオムライス」
「はいはい」
忙しい時間帯だけあって、おばさんは注文を聞くと足早に厨房のほうへと歩いていった。
「やっぱりだめだったか」
俺はため息をついた。
おばさんにもあれが犬に見えるらしい。
だが―――
「おうおう! この悪ガキどもがぁっ! よくもウチの娘におかしな犬を押し付けてくれたな!」
白いコックコートを着た兎々子の父親が厨房から顔を出した。
忙しいのか、ドアから体を半分だけ見せて仁王像か般若のような表情でこっちを見ている。
そんな忙しいのなら、俺達のことは無視してくれてもいいのだが。
「うっわ、俺達のせいになってる。だいたい悪ガキって。俺も安海も二十歳をとうに越えた大人だよ」
「なにが大人だ。あの犬はなんだ。どうせお前達の仕業だろう」
「やだなー。濡れ衣だよ」
有浄が自分じゃないと言ってもおじさんはまったく話を聞く様子はなかった。
なるほど。
これが日ごろの行いの悪さというものか。
「いいか。俺が困ってお前達に泣きつくと思ったら大間違いだ。犬なのかなんなのか、わからない生き物なんぞ、俺が追い出してくれたわ!」
おじさんには犬モドキの姿がしっかり見えているようだ。
「そもそもあの犬を拾ってきたのは兎々子で、巻き込まれたのは俺達のほうだ」
俺は無罪を主張した。
「嘘をつけ! 嘘を!」
頭ごなしに否定されてしまった。
なぜ、こんなに嫌われているのか納得がいかない。
有浄ならともかく。
向かい合わせに座っていた有浄は低い声でおじさんに言った。
「おじさん。あれはただの犬じゃない」
「な、なんだと」
「もしかすると―――」
「ぎゃっー!」
怪談が苦手なのは兎々子と同じ。
だが、おじさんは不幸にもあやかし達の姿がしっかり見える。
そのせいかおじさんは昔から自衛手段として自分からあやかしを遠ざけるようにしていた。
賢い選択だと思う。
面倒事を避けて通れるのなら、俺もそうしたいところだ。
いや、しているはずなのだか―――おかしいな?
「あなた! 注文が入っているんですよ。おしゃべりしてないで早く作ってくださいな」
「こいつらが……!」
「なんですか? お客様をお待たせしていいと思っているんですか?」
「むっ……い、いや、よくないな……」
おばさんに睨まれて、おじさんは言葉に詰まり、すごすごと厨房へ戻っていった。
おじさんがおばさんに頭があがらないのは有名だ。
愛妻家といえば、聞こえがいいが実際は尻に敷かれているというのが正しい。
料理を作るのはおじさんだが、店を取り仕切っているのはしっかり者のおばさんだ。
「おかしいなあ? 安海だけでなく、俺まで目の敵にされてるよ」
「いい機会だから言っておく。九割以上、お前が原因だ。自覚しろ」
さりげなく俺のせいみたいに言うな。
まったく、油断も隙も無い。
「二人ともごめんなさいねぇ。娘のことになると周りが見えなくなっちゃうのよ」
しばらくして、おばさんがハヤシライスとオムライスを運んできてくれた。
ふわりと漂うトマトソースの香り。
黄色い卵に包まれ、スプーンを入れると中からカネオカ特製のトマトソースで炒めたご飯が顔を出す。
それを卵と一緒にすくって食べると口の中に炒めた鶏肉が入ってきて卵と鶏肉、ほんのり甘酸っぱいご飯という贅沢な組み合わせが味わえるのだ。
「いつもぼんやりした顔の安海もさすがに洋食の前では笑顔になるんだな」
「笑顔……?」
おばさんが俺の顔を見た。
「わかりにくいかもしれませんが、笑顔です」
有浄がおばさんに言うのが聞こえた。
失礼な。
有浄はハヤシライス。
牛の肉を炒め、細かく刻んだ野菜を入れて煮込んだものを白いライスにかけて食べる。
「おじさんの腕は確かだね」
「まあな」
料理の腕は確かだが、俺に対するケンカ腰な態度だけはどうにかならないだろうか。
本来なら温厚な性格な俺。
そんな俺もおじさんにはどこか素直になれない。
食べ終わり、少しぬるくなった水を飲んでいるとおじさんがまた厨房から顔を出した。
「食べたら、さっさと帰れっ!」
「あなたっ!」
おばさんに叱られながらもおじさんは怯まず、俺と有浄が席を立つのを待っていた。
「兎々子ちゃんも部屋で謹慎中ならしかたない。行こうか」
「そうだな」
有浄がお代を払い、帰ろうとした瞬間、店のドアが開いた。
「安海ちゃーん! 太郎ちゃんがいないのー!」
部屋から抜け出してきた兎々子が現れた。
こうなると俺は思っていた。
だから、驚かない。
けれど、おじさんの顔は怒りで茹でタコみたいに真っ赤になっていた。
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