14 / 65
第二話 薬狩りの月~緑葉の菓子~
(6)
しおりを挟む
店に戻ると、(気が向けば)明日作る予定だった柏餅の材料が届いていた。
他にも小豆や砂糖などが揃えられ、勝手口から入ってすぐの土間にある木の台の上に置いてあった。
配達をしてくれるのは祖父の代から付き合いのある仕入れ専門の業者で、大抵の材料は頼めば揃えてくれるので助かっていた。
ただし、お代はキッチリとっていく。
割引なし。
時は金なりと言うくらいの金の亡者。
仕入れ先の好きな言葉は『地獄の沙汰も金次第』。
結局、金だよ。
もしかして俺の周りの人間はろくでもない奴しかいないんじゃないのか?
「お、明日は柏餅か。やる気があってなにより。柏餅も楽しみだな」
ろくでもない奴代表が近づいてきた。
すでに食べる気でいる有浄に俺は苦笑した。
役に立ったのか、立たなかったのかわからない狐面を外し、棚に置く。
入らずの森にいたせいか、俺が和菓子をちゃんと作るかどうか狐面に見張られているような気がした。
そんなわけないのだが。
白い襷をかけ、しっかりと結ぶ。
工場の中は明るい。
色や細工がしっかり見えるよう窓を多く入れていた。
その結霜硝子の窓から明るい午後の光が差し込んでいた。
霜がはったような歪みのある硝子をすり抜けた光がゆらゆらと手元を照らす。
木の籠から、青い葉を取り出し、光が揺れる水の中で綺麗に洗った。
ほんのり甘くするために真っ白な餅粉と上新粉、砂糖を混ぜ合わせる。
混じりけのない白い粉が指の隙間がさらさらとこぼれていった。
そこへぬるま湯を加え、粉を混ぜ、粽の生地を作る。
耳たぶくらいの柔らかさになったものを笹の葉に包む。
「器用だなぁ」
イグサをつかい、くるくると笹の葉を巻いていると有浄がそんな感想を言ってきた。
今日も何が楽しいのか工場の入口あたりで俺の作業を眺めていた。
「器用というより、慣れだな」
簡単そうに見える粽の巻き加減だが、これがなかなか難しい。
緩く巻くとほどけてしまうし、きつく巻くと蒸した時に中身が出てしまう。
じいさんはイグサを巻くのもほどんど手元を見ないでやっていた。
幼い俺とおしゃべりをしながらでも巻くことができた。
それを考えると俺はまだまだなのだが、有浄には職人の技に見えるらしい。
有浄は入るなと俺が言ったのを律儀に守っていた。
茶の間で休んでいればいいものをなにが楽しいのか、大抵、俺が作っているのを眺めている。
巻き終わった粽を木の蒸籠に並べた。
木の蒸籠で蒸すと、木の香りが混じって香りがいい。
それがまた笹の葉と相まって素朴な白のもっちりとした粽を美味しいと思わせるのだ。
しばらくすると、白い湯気から青々しい笹の葉の香りが漂ってきた。
「緑の香りがする。毎年、『千年屋』の葉の菓子を食べるとこれから夏がやってくるんだなと思うんだよな」
「そうか」
和菓子は季節と関係が深い。
菓子ひとつで四季を表現する。
季節を分けた二十四節気、七十二候を基準として作られる。
明日作る柏餅は立夏の菓子で夏を知らせる菓子だ。
有浄が言うように木の蒸籠から笹の緑の香りがして、夏らしい気分になる。
「最近は家庭用の蒸し器が出回っているけど、やっぱり木の蒸籠がいいね」
「ああ。トタン製のご飯蒸しか。瓦斯コンロに使いやすいって評判のやつだろ?」
冷ご飯を温めるにはいいが、菓子作りの道具には不向きだ。
俺は木製の蒸籠を気に入っている。
じいさんが使っていた道具を変える勇気は俺にはまだない。
「そろそろだな」
木の蒸籠の蓋を開けると蓋のなかにたまっていた湯気が工場の中に広がった。
蒸し終わった粽を冷まし、五本ずつ束ねる。
これで完成だ。
束を掴んで有浄に差し出した。
「有浄。これ、あいつらの分」
あいつらと言われて、有浄はすぐに誰のことなのかわかったらしく目を細めて笑った。
「安海は優しいなぁ。そこがお前のいいところなんだけどな」
「お前がいつも迷惑をかけている迷惑料がわりだ。ちゃんと渡しておけよ」
「えっ!? 俺!?」
「他に誰がいる」
あやかしに共感するなんておかしいと思うだろう。
俺もそう思う。
日々、有浄に振り回される俺としてはつい同情してしまうのだ。
「なんだよ」
ぶつぶついいながら、有浄は茶の間に行った。
そして、茶箪笥から湯呑みを取り出し、勝手にお茶を入れる。
こいつといい兎々子といい、俺の家を把握しすぎなんだよ。
工場から粽を持って茶の間に入る。
「楽しみだ。このイグサをほどくのがまたワクワクするんだよな」
巻いたばかりのイグサをくるくると解いていく。
俺の苦労とはなんだったのか。
そんな気持ちになったが、白い粽が出てくると有浄が嬉しそうな顔でそれを食べているのを見て、まあいいかと思ってしまう。
「うんうん。初夏の味だ」
俺も一つ口にした。
笹の香りがする粽は確かに初夏の味がした―――
「店に粽を並べるか」
営業中の札に変え、店を開けた。
石畳の道を歩いていく人が足を止める。
「『千年屋』が開いているとは珍しいこともあるもんだ」
「はー、明日は雨かね。畑があるのに困ったねぇ」
そう言いながら、近所の人が粽を買っていく。
「もっと真面目に働きなさいよ」
そんな一言を添えて。
最後の一束になると店を閉めた。
「うん? 安海。それ、売らないのか?」
お茶を飲みながら、店先に有浄が出てきた。
「ああ。もうすぐ女学校が終わる時間だろ? たぶん、兎々子がやってくるからな」
「兎々子ちゃんの親父さん、甘いものが好きだよなあ」
「俺とお前の印象を少しでもよくしておかないとな」
なぜか、兎々子の父親は俺や有浄のことを目の敵にしているんだよな。
有浄ならともかく、俺のほうは善良な一市民だというのに納得がいかない。
「俺達ほどの善人はいないっていうのに失礼な話だよ」
「胡散臭い自称陰陽師のお前が警戒されるのはわかる。けど、俺は無害でまっとうな和菓子屋なのにな」
「うわ。自分だけいい奴になろうとしてるだろ!」
「あのな―――」
なろうとしているんじゃない。
お前と違って俺は常識を兼ね備えた一般人なんだよ!
そう言おうとした瞬間、店の前から俺を呼ぶ声がした。
「安海ちゃーん!」
俺の予想通り女学校帰りの兎々子が店の前に立っていた。
だが、さすが兎々子。
俺の予想を上回っていた。
兎々子は入らずの森から出られなくなった俺達を迎えに来た有浄に負けないくらいひどい格好をしていた。
顔に擦り傷を作り、頭に葉っぱをのせ、泥だらけ。
そして手には犬らしきものを抱えていた。
おいおい、なんだよ。
その犬だけど犬じゃない生き物は。
一難去ってまた一難。
俺の平和(昼寝)な時間はまだやってこないようだった。
【第二話 薬狩りの月~緑葉の菓子~ 了】
【第三話 犬の住処探し~味は違えど柏餅~ 続】
他にも小豆や砂糖などが揃えられ、勝手口から入ってすぐの土間にある木の台の上に置いてあった。
配達をしてくれるのは祖父の代から付き合いのある仕入れ専門の業者で、大抵の材料は頼めば揃えてくれるので助かっていた。
ただし、お代はキッチリとっていく。
割引なし。
時は金なりと言うくらいの金の亡者。
仕入れ先の好きな言葉は『地獄の沙汰も金次第』。
結局、金だよ。
もしかして俺の周りの人間はろくでもない奴しかいないんじゃないのか?
「お、明日は柏餅か。やる気があってなにより。柏餅も楽しみだな」
ろくでもない奴代表が近づいてきた。
すでに食べる気でいる有浄に俺は苦笑した。
役に立ったのか、立たなかったのかわからない狐面を外し、棚に置く。
入らずの森にいたせいか、俺が和菓子をちゃんと作るかどうか狐面に見張られているような気がした。
そんなわけないのだが。
白い襷をかけ、しっかりと結ぶ。
工場の中は明るい。
色や細工がしっかり見えるよう窓を多く入れていた。
その結霜硝子の窓から明るい午後の光が差し込んでいた。
霜がはったような歪みのある硝子をすり抜けた光がゆらゆらと手元を照らす。
木の籠から、青い葉を取り出し、光が揺れる水の中で綺麗に洗った。
ほんのり甘くするために真っ白な餅粉と上新粉、砂糖を混ぜ合わせる。
混じりけのない白い粉が指の隙間がさらさらとこぼれていった。
そこへぬるま湯を加え、粉を混ぜ、粽の生地を作る。
耳たぶくらいの柔らかさになったものを笹の葉に包む。
「器用だなぁ」
イグサをつかい、くるくると笹の葉を巻いていると有浄がそんな感想を言ってきた。
今日も何が楽しいのか工場の入口あたりで俺の作業を眺めていた。
「器用というより、慣れだな」
簡単そうに見える粽の巻き加減だが、これがなかなか難しい。
緩く巻くとほどけてしまうし、きつく巻くと蒸した時に中身が出てしまう。
じいさんはイグサを巻くのもほどんど手元を見ないでやっていた。
幼い俺とおしゃべりをしながらでも巻くことができた。
それを考えると俺はまだまだなのだが、有浄には職人の技に見えるらしい。
有浄は入るなと俺が言ったのを律儀に守っていた。
茶の間で休んでいればいいものをなにが楽しいのか、大抵、俺が作っているのを眺めている。
巻き終わった粽を木の蒸籠に並べた。
木の蒸籠で蒸すと、木の香りが混じって香りがいい。
それがまた笹の葉と相まって素朴な白のもっちりとした粽を美味しいと思わせるのだ。
しばらくすると、白い湯気から青々しい笹の葉の香りが漂ってきた。
「緑の香りがする。毎年、『千年屋』の葉の菓子を食べるとこれから夏がやってくるんだなと思うんだよな」
「そうか」
和菓子は季節と関係が深い。
菓子ひとつで四季を表現する。
季節を分けた二十四節気、七十二候を基準として作られる。
明日作る柏餅は立夏の菓子で夏を知らせる菓子だ。
有浄が言うように木の蒸籠から笹の緑の香りがして、夏らしい気分になる。
「最近は家庭用の蒸し器が出回っているけど、やっぱり木の蒸籠がいいね」
「ああ。トタン製のご飯蒸しか。瓦斯コンロに使いやすいって評判のやつだろ?」
冷ご飯を温めるにはいいが、菓子作りの道具には不向きだ。
俺は木製の蒸籠を気に入っている。
じいさんが使っていた道具を変える勇気は俺にはまだない。
「そろそろだな」
木の蒸籠の蓋を開けると蓋のなかにたまっていた湯気が工場の中に広がった。
蒸し終わった粽を冷まし、五本ずつ束ねる。
これで完成だ。
束を掴んで有浄に差し出した。
「有浄。これ、あいつらの分」
あいつらと言われて、有浄はすぐに誰のことなのかわかったらしく目を細めて笑った。
「安海は優しいなぁ。そこがお前のいいところなんだけどな」
「お前がいつも迷惑をかけている迷惑料がわりだ。ちゃんと渡しておけよ」
「えっ!? 俺!?」
「他に誰がいる」
あやかしに共感するなんておかしいと思うだろう。
俺もそう思う。
日々、有浄に振り回される俺としてはつい同情してしまうのだ。
「なんだよ」
ぶつぶついいながら、有浄は茶の間に行った。
そして、茶箪笥から湯呑みを取り出し、勝手にお茶を入れる。
こいつといい兎々子といい、俺の家を把握しすぎなんだよ。
工場から粽を持って茶の間に入る。
「楽しみだ。このイグサをほどくのがまたワクワクするんだよな」
巻いたばかりのイグサをくるくると解いていく。
俺の苦労とはなんだったのか。
そんな気持ちになったが、白い粽が出てくると有浄が嬉しそうな顔でそれを食べているのを見て、まあいいかと思ってしまう。
「うんうん。初夏の味だ」
俺も一つ口にした。
笹の香りがする粽は確かに初夏の味がした―――
「店に粽を並べるか」
営業中の札に変え、店を開けた。
石畳の道を歩いていく人が足を止める。
「『千年屋』が開いているとは珍しいこともあるもんだ」
「はー、明日は雨かね。畑があるのに困ったねぇ」
そう言いながら、近所の人が粽を買っていく。
「もっと真面目に働きなさいよ」
そんな一言を添えて。
最後の一束になると店を閉めた。
「うん? 安海。それ、売らないのか?」
お茶を飲みながら、店先に有浄が出てきた。
「ああ。もうすぐ女学校が終わる時間だろ? たぶん、兎々子がやってくるからな」
「兎々子ちゃんの親父さん、甘いものが好きだよなあ」
「俺とお前の印象を少しでもよくしておかないとな」
なぜか、兎々子の父親は俺や有浄のことを目の敵にしているんだよな。
有浄ならともかく、俺のほうは善良な一市民だというのに納得がいかない。
「俺達ほどの善人はいないっていうのに失礼な話だよ」
「胡散臭い自称陰陽師のお前が警戒されるのはわかる。けど、俺は無害でまっとうな和菓子屋なのにな」
「うわ。自分だけいい奴になろうとしてるだろ!」
「あのな―――」
なろうとしているんじゃない。
お前と違って俺は常識を兼ね備えた一般人なんだよ!
そう言おうとした瞬間、店の前から俺を呼ぶ声がした。
「安海ちゃーん!」
俺の予想通り女学校帰りの兎々子が店の前に立っていた。
だが、さすが兎々子。
俺の予想を上回っていた。
兎々子は入らずの森から出られなくなった俺達を迎えに来た有浄に負けないくらいひどい格好をしていた。
顔に擦り傷を作り、頭に葉っぱをのせ、泥だらけ。
そして手には犬らしきものを抱えていた。
おいおい、なんだよ。
その犬だけど犬じゃない生き物は。
一難去ってまた一難。
俺の平和(昼寝)な時間はまだやってこないようだった。
【第二話 薬狩りの月~緑葉の菓子~ 了】
【第三話 犬の住処探し~味は違えど柏餅~ 続】
1
お気に入りに追加
562
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
皇太后(おかあ)様におまかせ!〜皇帝陛下の純愛探し〜
菰野るり
キャラ文芸
皇帝陛下はお年頃。
まわりは縁談を持ってくるが、どんな美人にもなびかない。
なんでも、3年前に一度だけ出逢った忘れられない女性がいるのだとか。手がかりはなし。そんな中、皇太后は自ら街に出て息子の嫁探しをすることに!
この物語の皇太后の名は雲泪(ユンレイ)、皇帝の名は堯舜(ヤオシュン)です。つまり【後宮物語〜身代わり宮女は皇帝陛下に溺愛されます⁉︎〜】の続編です。しかし、こちらから読んでも楽しめます‼︎どちらから読んでも違う感覚で楽しめる⁉︎こちらはポジティブなラブコメです。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
後宮の手かざし皇后〜盲目のお飾り皇后が持つ波動の力〜
二位関りをん
キャラ文芸
龍の国の若き皇帝・浩明に5大名家の娘である美華が皇后として嫁いできた。しかし美華は病により目が見えなくなっていた。
そんな美華を冷たくあしらう浩明。婚儀の夜、美華の目の前で彼女付きの女官が心臓発作に倒れてしまう。
その時。美華は慌てること無く駆け寄り、女官に手をかざすと女官は元気になる。
どうも美華には不思議な力があるようで…?
【2章完結】あやかし嫁取り婚~龍神の契約妻になりました~
椿蛍
キャラ文芸
出会って間もない相手と結婚した――人ではないと知りながら。
あやかしたちは、それぞれの一族の血を残すため、人により近づくため。
特異な力を持った人間の娘を必要としていた。
彼らは、私が持つ『文様を盗み、身に宿す』能力に目をつけた。
『これは、あやかしの嫁取り戦』
身を守るため、私は形だけの結婚を選ぶ――
※二章までで、いったん完結します。
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・不定期
仲町通りのアトリエ書房 -水彩絵師と白うさぎ付き-
橘花やよい
キャラ文芸
スランプ中の絵描き・絵莉が引っ越してきたのは、喋る白うさぎのいる長野の書店「兎ノ書房」。
心を癒し、夢と向き合い、人と繋がる、じんわりする物語。
pixivで連載していた小説を改稿して更新しています。
「第7回ほっこり・じんわり大賞」大賞をいただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる