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火事の後
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なるほど。確かにこれは動けない。
柔らかい弾力のあるゼリーとでも言おうか、エアバッグ詰め放題の中に詰められたとでも言おうか、そんな感じのもので体中を押さえ込まれる。結構な圧力である。弾力がある分潰されることはないが、全く身動きが取れなくなった。捕まった連中が自力で脱出出来なかったのも分かる。
さて、どうやって出ようか。
外では少しの間だけ「攫う者」が食獣植物を食い千切ろうとでもしているのか、ブチブチ音がしていたが、今は静かになった。結構葉が肉厚で食い千切れないと分かったのだろう。
その後あちらこちらでバタンという音が聞こえたから、きっと何匹かこの食獣植物に食われたに違いない。もしかしたら全滅か? もし仮に無事にこの原を抜けたとしても、警戒MAXのジャン達がいる。きっと集中砲火でも食らっているだろう。
さて、ここで救助など待っていたら頭がつるりんになってしまう。俺はソードを持っている右手だけ、そっと動けるように別空間に潜り込ませた。腕さえ動けばこっちのものだ。
「魔力解放!」
潰されているからハッキリ発音は出来なかったが、気合いを込めて叫ぶ。ソードに魔力を流し込み、母親と同じような斬馬刀のようなでかい剣を作った。そして腕を振るう。
ズバン!!
ぶった切って外に出た。
「っはぁ! 苦しかった…」
水責めの後のこれはかなり苦しかったのではないかと思う。しかも腰も撃ち抜かれていたグレハム。よく許せたものだ。
ソナーで調べてみれば、周りに反応多数。といってもほぼ食獣植物に飲まれた「攫う者」の気配だ。無気味な緑の塔が、暗闇の中あちらこちらに聳え立っていた。かなりの数が飲まれたようだ。
森の火事はすでに手に負えない火力になってしまっている。「攫う者」ももう出てこない様子を見ると、火に追われて反対方向か、はたまた別の方へ逃げたか。
「水の弾投げてみるか? これは無理だよな」
「無理だの。そんなものでは」
「!! …。驚くから、いきなり出てくるな!」
悲鳴を上げる所だったわ!
肩にずしりとした重み。そしてフワリと頬に触れる毛。つい猫のバランスを考え前屈みになってしまうのは猫飼いの本能か。
「消す方法ねえのかよ。クソジジイ」
「ないわけでもない。我が輩ならば可能かの」
「だったら…」
「しかし、我が輩に特に益もない」
肩に座る気配がした。首元に尻尾がくるりと巻き付く。くそう、可愛いなんて思いたくない。
「それに、もう少し燃やしてやった方が、捕まった女子達も救われると思うがの」
「・・・・・・」
その救われるってのは命が助かるというわけではなく、現状から脱出出来るというだけだよな。まあ、地獄が続くよりは良いのかもしれない。
何も言えず、火事を見ながら両手を合わせた。せめて苦しむ事なく逝けるように。
「助けたくはないのかの」
「俺には無理だ。クソジジイだって助ける気もねえだろ」
「よく分かったの」
この黒猫にとって人間などどうでも良い存在だ。俺達を助けてくれるのは子孫だからだ。
「まあ安心せい。この大火事だの。しばらくすれば雨も降ろう」
「そうか…」
確か、火事が起きると上昇気流が起きて、それで雲が出来るんだっけ? 昔多少習ったが忘れたな。
時を置けば火事も消えるとクロに言われ、俺は火事に背を向け野営地の方へ歩き出した。クロもいつの間にか消えている。
行きは足元にかなり気をつけながらやってきたのだが、帰りはそこここに緑の塔が立っていたので道が楽だった。
野営地に近づくと少しではあるが「攫う者」の死体もあった。逃れて来た数体がいたらしい。
「シアンか?!」
ジャンが気付いて声を上げた。
「おう。すまん。助けられんかった」
「そうか…」
ジャンが肩を落とした。
一緒に見張りをしていたのか、エデルとポーラも構えていた銃を下ろす。
「アレクは…」
ポーラが珍しく聞いて来た。この女性の声を聞くのはとてもレアな気がする。
「「攫う者」に首を飛ばされて死んだ。俺も「攫う者」にやられる所だったんだが、試しに食獣植物に捕まってみたら逃げ切れた。まさかあいつが役に立ってくれるとはな」
まさにだ。あの食獣植物がある種檻のようになってくれたから逃げ切れた。でなければ俺も引き裂かれていたかもしれない。
「そう…」
ポーラが目を伏せた。惚れてでもいたのだろうか?
「すまんな。手を煩わせた。見張りは俺達でしておくから、お前はゆっくり休んでくれ」
「いや、あんた達だって起き出しちまってるだろ。俺も一緒にやるよ」
「そうか。すまんな」
「持ちつ持たれつ」
肩をポンと叩いて、テントの方へと歩いて行く。詳しい話しは後にして、今は体を休めたい。
今日だけで何人死んだのか…。暗い気分を押し込めて、俺は無理矢理意識を闇に鎮めた。
夜半頃雨が降った。火事の影響だろうか。丁度俺達が見張り番だった。焚き火が消えると真っ暗闇になってしまうので、地の弾を使い焚き火を保護。壁と屋根を作ったので少し明るさが落ちたけれどないよりはましだ。森の火事も収まった。途端に世界が暗闇に包まれる。少し寂しい気もした。
雨は火事を消すと、役目は終わったとばかりにすぐに上がってしまった。俺達の来ているスーツは体温調節なども兼ねているので、濡れてもへっちゃらである。頭は出ているから髪が濡れてぺたんこになるけれど。
「何かないか調べてたんだが」
ジャンがそう言って左手首を叩いた。ウィンドウが開く。
「この地図、使えないか?」
「「地図?!」」
何も指針のないまま歩き続けるよりは遙かに有り難い。エデルと共にウィンドウを覗き込むと、大分、いやかなり昔の物になるが地図だった。
「何処にあったんだよこんな古文書」
エデルが嬉しそうにジャンの肩に腕を掛ける。
「昔ちょっと興味が出た時にな。調べた記憶があったんだ。まさかファイルに残してるとは思わなかった」
ジャンがニヤリと笑った。
チップには写真を撮る機能もあるので、画像としてファイルに残すことが出来る。しかしファイルを整理することはあまりないので、気付くとあり得ないほどのファイルが保存されていたりする。
その中からジャンは探し当てたらしい。昔興味を持って地図などを調べた時に残しておいたものだとか。
「俺にもそれくれ」
「あ、俺にも俺にも」
データも送れるので、お互いに握手する。近場の場合握手で送り合った方が早い。すぐに地図データが飛んできた。エデルとも握手をし、3人で地図を眺める。
「真南かと思ってたけど、少し西寄りだな」
とエデル。確かにそうだ。
「このまま進んでいたら道に迷っていたかもしれないな」
とジャン。
「確かに。しかし昔すぎて今の地形が反映されていないのが残念だな」
と俺。山谷くらいなら分かるが、草原平原森森林は大分様変わりしていそうだ。
「それを言ったら贅沢だろう。あるだけましだ」
「まあそうだよな」
エデルの言葉に頷く。これがなければ俺達はただ南に進んで迷子になっていたはずだ。
「ありがとうよ、ジャン」
「お手柄だな」
俺とエデルの言葉にジャンが頭を掻く。
「たまたまだ。たまたま」
交代の時間がやって来てあとは朝まで仮眠した。
その夜はそれ以上特に何も起こらずに過ぎた。
朝になり起き出す。いよいよ食料がなくなる。これは不味いとか生臭いとか言っている場合ではない。
「昼は覚悟を決めろよ」
「マジかよ…」
エデルが青い顔をするが、何も食べないわけにもいかない。
飲み水は水の弾で確保出来るので大丈夫だ。しかし食べ物だけはなんともならない。
皆テントを片付け、出発の準備を整える。銃にも魔力が十分補填されているかチェック。長銃を失くしたアリーフェアには、予備で持って来ていた奴を渡したので心配はないだろう。
残った者で班を新たにチームを組む。なんの因果か、生徒は丁度6人だ。スリーマンセルの体勢を取り、昨日と同じホワイトファングを先頭に、俺達は出発した。
その先は草原が続いていた。所々に食獣植物がいたり、狐のような魔物がいたりもしたがそれほど危険もなく進んだ。
昼に近づいて来た頃、足元から草が少なくなり、いつしか砂漠のような地帯に変わっていた。
「なんか嫌な気配がするな」
「お前が言うと洒落じゃ済まないな」
俺の独り言をエデルが拾う。エデルのライオネスも3人になったので、丁度スリーマンセルの形になっている。
向こうの方に岩山が見える。丁度南の方角なので、そこを目指す形になっていた。
嫌な気配がどんどん強くなる。しかしソナーには反応がない。俺は少しだけソナーを切り、妖しの方の力で探ってみた。
「! 地下だ! 地下から何か来るぞ!」
ソナーが効きにくい地下から何かが近づいて来ていた。
柔らかい弾力のあるゼリーとでも言おうか、エアバッグ詰め放題の中に詰められたとでも言おうか、そんな感じのもので体中を押さえ込まれる。結構な圧力である。弾力がある分潰されることはないが、全く身動きが取れなくなった。捕まった連中が自力で脱出出来なかったのも分かる。
さて、どうやって出ようか。
外では少しの間だけ「攫う者」が食獣植物を食い千切ろうとでもしているのか、ブチブチ音がしていたが、今は静かになった。結構葉が肉厚で食い千切れないと分かったのだろう。
その後あちらこちらでバタンという音が聞こえたから、きっと何匹かこの食獣植物に食われたに違いない。もしかしたら全滅か? もし仮に無事にこの原を抜けたとしても、警戒MAXのジャン達がいる。きっと集中砲火でも食らっているだろう。
さて、ここで救助など待っていたら頭がつるりんになってしまう。俺はソードを持っている右手だけ、そっと動けるように別空間に潜り込ませた。腕さえ動けばこっちのものだ。
「魔力解放!」
潰されているからハッキリ発音は出来なかったが、気合いを込めて叫ぶ。ソードに魔力を流し込み、母親と同じような斬馬刀のようなでかい剣を作った。そして腕を振るう。
ズバン!!
ぶった切って外に出た。
「っはぁ! 苦しかった…」
水責めの後のこれはかなり苦しかったのではないかと思う。しかも腰も撃ち抜かれていたグレハム。よく許せたものだ。
ソナーで調べてみれば、周りに反応多数。といってもほぼ食獣植物に飲まれた「攫う者」の気配だ。無気味な緑の塔が、暗闇の中あちらこちらに聳え立っていた。かなりの数が飲まれたようだ。
森の火事はすでに手に負えない火力になってしまっている。「攫う者」ももう出てこない様子を見ると、火に追われて反対方向か、はたまた別の方へ逃げたか。
「水の弾投げてみるか? これは無理だよな」
「無理だの。そんなものでは」
「!! …。驚くから、いきなり出てくるな!」
悲鳴を上げる所だったわ!
肩にずしりとした重み。そしてフワリと頬に触れる毛。つい猫のバランスを考え前屈みになってしまうのは猫飼いの本能か。
「消す方法ねえのかよ。クソジジイ」
「ないわけでもない。我が輩ならば可能かの」
「だったら…」
「しかし、我が輩に特に益もない」
肩に座る気配がした。首元に尻尾がくるりと巻き付く。くそう、可愛いなんて思いたくない。
「それに、もう少し燃やしてやった方が、捕まった女子達も救われると思うがの」
「・・・・・・」
その救われるってのは命が助かるというわけではなく、現状から脱出出来るというだけだよな。まあ、地獄が続くよりは良いのかもしれない。
何も言えず、火事を見ながら両手を合わせた。せめて苦しむ事なく逝けるように。
「助けたくはないのかの」
「俺には無理だ。クソジジイだって助ける気もねえだろ」
「よく分かったの」
この黒猫にとって人間などどうでも良い存在だ。俺達を助けてくれるのは子孫だからだ。
「まあ安心せい。この大火事だの。しばらくすれば雨も降ろう」
「そうか…」
確か、火事が起きると上昇気流が起きて、それで雲が出来るんだっけ? 昔多少習ったが忘れたな。
時を置けば火事も消えるとクロに言われ、俺は火事に背を向け野営地の方へ歩き出した。クロもいつの間にか消えている。
行きは足元にかなり気をつけながらやってきたのだが、帰りはそこここに緑の塔が立っていたので道が楽だった。
野営地に近づくと少しではあるが「攫う者」の死体もあった。逃れて来た数体がいたらしい。
「シアンか?!」
ジャンが気付いて声を上げた。
「おう。すまん。助けられんかった」
「そうか…」
ジャンが肩を落とした。
一緒に見張りをしていたのか、エデルとポーラも構えていた銃を下ろす。
「アレクは…」
ポーラが珍しく聞いて来た。この女性の声を聞くのはとてもレアな気がする。
「「攫う者」に首を飛ばされて死んだ。俺も「攫う者」にやられる所だったんだが、試しに食獣植物に捕まってみたら逃げ切れた。まさかあいつが役に立ってくれるとはな」
まさにだ。あの食獣植物がある種檻のようになってくれたから逃げ切れた。でなければ俺も引き裂かれていたかもしれない。
「そう…」
ポーラが目を伏せた。惚れてでもいたのだろうか?
「すまんな。手を煩わせた。見張りは俺達でしておくから、お前はゆっくり休んでくれ」
「いや、あんた達だって起き出しちまってるだろ。俺も一緒にやるよ」
「そうか。すまんな」
「持ちつ持たれつ」
肩をポンと叩いて、テントの方へと歩いて行く。詳しい話しは後にして、今は体を休めたい。
今日だけで何人死んだのか…。暗い気分を押し込めて、俺は無理矢理意識を闇に鎮めた。
夜半頃雨が降った。火事の影響だろうか。丁度俺達が見張り番だった。焚き火が消えると真っ暗闇になってしまうので、地の弾を使い焚き火を保護。壁と屋根を作ったので少し明るさが落ちたけれどないよりはましだ。森の火事も収まった。途端に世界が暗闇に包まれる。少し寂しい気もした。
雨は火事を消すと、役目は終わったとばかりにすぐに上がってしまった。俺達の来ているスーツは体温調節なども兼ねているので、濡れてもへっちゃらである。頭は出ているから髪が濡れてぺたんこになるけれど。
「何かないか調べてたんだが」
ジャンがそう言って左手首を叩いた。ウィンドウが開く。
「この地図、使えないか?」
「「地図?!」」
何も指針のないまま歩き続けるよりは遙かに有り難い。エデルと共にウィンドウを覗き込むと、大分、いやかなり昔の物になるが地図だった。
「何処にあったんだよこんな古文書」
エデルが嬉しそうにジャンの肩に腕を掛ける。
「昔ちょっと興味が出た時にな。調べた記憶があったんだ。まさかファイルに残してるとは思わなかった」
ジャンがニヤリと笑った。
チップには写真を撮る機能もあるので、画像としてファイルに残すことが出来る。しかしファイルを整理することはあまりないので、気付くとあり得ないほどのファイルが保存されていたりする。
その中からジャンは探し当てたらしい。昔興味を持って地図などを調べた時に残しておいたものだとか。
「俺にもそれくれ」
「あ、俺にも俺にも」
データも送れるので、お互いに握手する。近場の場合握手で送り合った方が早い。すぐに地図データが飛んできた。エデルとも握手をし、3人で地図を眺める。
「真南かと思ってたけど、少し西寄りだな」
とエデル。確かにそうだ。
「このまま進んでいたら道に迷っていたかもしれないな」
とジャン。
「確かに。しかし昔すぎて今の地形が反映されていないのが残念だな」
と俺。山谷くらいなら分かるが、草原平原森森林は大分様変わりしていそうだ。
「それを言ったら贅沢だろう。あるだけましだ」
「まあそうだよな」
エデルの言葉に頷く。これがなければ俺達はただ南に進んで迷子になっていたはずだ。
「ありがとうよ、ジャン」
「お手柄だな」
俺とエデルの言葉にジャンが頭を掻く。
「たまたまだ。たまたま」
交代の時間がやって来てあとは朝まで仮眠した。
その夜はそれ以上特に何も起こらずに過ぎた。
朝になり起き出す。いよいよ食料がなくなる。これは不味いとか生臭いとか言っている場合ではない。
「昼は覚悟を決めろよ」
「マジかよ…」
エデルが青い顔をするが、何も食べないわけにもいかない。
飲み水は水の弾で確保出来るので大丈夫だ。しかし食べ物だけはなんともならない。
皆テントを片付け、出発の準備を整える。銃にも魔力が十分補填されているかチェック。長銃を失くしたアリーフェアには、予備で持って来ていた奴を渡したので心配はないだろう。
残った者で班を新たにチームを組む。なんの因果か、生徒は丁度6人だ。スリーマンセルの体勢を取り、昨日と同じホワイトファングを先頭に、俺達は出発した。
その先は草原が続いていた。所々に食獣植物がいたり、狐のような魔物がいたりもしたがそれほど危険もなく進んだ。
昼に近づいて来た頃、足元から草が少なくなり、いつしか砂漠のような地帯に変わっていた。
「なんか嫌な気配がするな」
「お前が言うと洒落じゃ済まないな」
俺の独り言をエデルが拾う。エデルのライオネスも3人になったので、丁度スリーマンセルの形になっている。
向こうの方に岩山が見える。丁度南の方角なので、そこを目指す形になっていた。
嫌な気配がどんどん強くなる。しかしソナーには反応がない。俺は少しだけソナーを切り、妖しの方の力で探ってみた。
「! 地下だ! 地下から何か来るぞ!」
ソナーが効きにくい地下から何かが近づいて来ていた。
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