4 / 5
初ニャンジョン2階層!
しおりを挟む
「はあ…」
書類に目を通し溜息を吐く。
俺はニャンジョンの街の探索者ギルドのギルドマスター、タジエット。
先日、本来ならば喜ばしい事なのだろうが、ニャンジョンの1階層のボスが攻略され、2階層が開いたと情報が入った。
そう、本来ならば喜ばしい事なのだ。しかし事の経緯を聞くと、眉を顰めたくなる。
なんとボス部屋にいたのはまだ離乳食を食べ始めたばかりの子猫が5匹だったそうな。子猫だぞ? 垂涎ものだろう。
今までにも訪れた探索者がいたかも知れないが、攻略できなかった訳も分かろうというもの。そんないたいけな子猫を手に掛けるなど、どんな非人情的な人間なのか。
それがいたのだ。どうやら猫アレルギーという特殊な体質を持っていたらしく、本人もそれを知らず魔物のせいだと思い込み子猫を殺してしまったのだそうだ。
その男はその後、ニャンジョン愛好家達からボコボコにされ、ボスを倒して2階層を開いたというのに街中の人間から後ろ指を指され、やはり耐えきれなかったのか街を出て行った。この街はニャンジョンのせいか猫愛好家が多いからな。
なんともやりきれない。
5匹の子猫を可愛がっていたというケビンという探索者はショックのあまり、探索者をやめて聖職者になったそうだ。子猫達に祈りを捧げ続けるのだと。
「はあ…」
2階層が開いたのは喜ばしいが、その経緯もいただけない。そして、その子猫達の話を聞いたせいなのかどうか、誰も今だに2階層へ足を踏み入れようとしない。足を踏み入れなければどんな魔物がいるのかも分からない。
2階層からはもしかしたら他のダンジョンと同じような魔物が徘徊しているかも知れない。しかし1階層のように猫だけしか出てこないのかもしれない。これは調査しなければならないだろう。
「うん。そうだな。調査しよう」
ガタリと椅子を鳴らし、立ち上がる。こういう時こそ、ギルドマスターが出るべきだよな!
こういう時こそ権力をフルに使って役得するべきだよな?!
なにせニャンジョンが大好きでこの街に配属されたというのに、実際潜る暇などなく書類の山と格闘する毎日。偶には俺だってニャンジョンで猫に囲まれたい!
ということでいそいそと仕度を始める。いつかニャンジョンに潜る事があったらと買い漁っていた猫飯に猫の玩具に猫ブラシ…。もちろんマタタビも準備万端だ!
「ということで、ちょっと調査に行ってくる」
「なにがということで、ですか」
ギルドマスター補佐のレイナスに廊下で見つかってしまったので、一応断りを入れる。
レイナスも俺と同じく元探索者。俺ほどではないが腕は確かだ。綺麗な顔をしているが一応男である。
「ギルドマスターが机を離れるなど。仕事が溜まってしまうではないですか。代わりに私が行きますから貴方は大人しくしていて下さい」
「いやだ! 俺だって偶にはニャンジョンに行きたい!」
「私だって行きたいのを我慢しているんです!」
俺達は睨み合った。
「…一緒に行くか?」
「もちろんです」
レイナスがダッシュで仕度を整えた。
「あれ? タジエットさんじゃないすか。珍しいっすね。どこ行くんすか? しかもレイナスさんも一緒に?」
探索者の1人が声を掛けてくる。
「うむ。2階層が開いたというからね。私達が調査に行ってこようかと」
「なあんだ。だったら俺達が行って来ましょうか? ちょうどニャンジョンに潜ろうかと思ってた所だし」
「いいや! 何かあったら危険だ! 私達が行く!」
「遠慮しないでください! 俺達が行きますよ!」
「いや、俺達のパーティーが行きましょうか!」
「いや俺1人で…」
「いや俺が…」
「いや俺達が…」
結局誰も彼も皆行きたいけどなんとなく行きにくかっただけらしい。
しかしそこは権力で黙らせた。
「くやしかったらお前らもギルドマスターになってみるんだな!」
そう言い残してギルドを出た。皆羨ましそうな恨みがましそうな目で俺達を見ていた。
1階層を進む。
「にゃん」
可愛い子達に都度おやつをあげたり一撫でしたりしながら進むので時間がかかった。
だって可愛いじゃないか!
そして件のボス部屋へとやって来る。扉を開けて入ると、部屋の真ん中に石がポツンと置いてあった。
近くに寄ってよく見ると、何か文字が書いてある
『アル、イスナ、ウルミ、エスト、オルファ、ここに眠る』
まるで墓石だ。
察するにケビンが置いた物ではないかと思う。
普通ダンジョンボスは復活したりするのだが、このダンジョンはどうなのだろう? それも時間が経ってみないと分からない。
なんとなくその石に黙祷を捧げ、俺達は部屋の奥へと向かう。
「これか」
「階段になってますね」
地下へと続く階段が開いていた。そして足を踏み出す。
念の為慎重に降りていく。何がいるのか分からないのだ。
下に着くと、そこには1階層と同じような光景が広がっていた。
レンガ造りでそこここに明かりが灯っている。どういう原理でこうなっているのか誰も知らない。
「用心しろ。何がいるか分からん」
レイナスも槍を構え、俺も斧を構え、静かに通路を進んで行った。
「にゃあ」
進んで行った先にいたのは、上にいる子達とは違う、毛の長い猫だった。
「こ、これは…」
「か、可愛い…」
「にゃうん」
武器を隠しつつ恐る恐る近づくと、その毛の長い茶虎の模様の子が足元に近づき、体を擦りつけてくる。
ああ…幸せか…。
持っているおやつをあげ、毛が長いので丁寧にブラッシングしてやった。どうやらこの子はブラッシングがお気に入りのようだ。
しばらくすると気は済んだとばかりに、ついとダンジョンのどこかへ行ってしまった。このつれない態度もいい。
その後もあちらこちら歩き回るが、やはり毛の長い猫しか見かけなかった。
「どうやら、2階層は毛の長い猫の階層らしいな」
「みたいですね。そうなると、3階層はどうなっているのか…」
「言うな! 気にはなるが…、1階層のことを踏まえると…」
「またボスが子猫という可能性が高いですね…」
俺達は溜息を吐いた。
この毛の長い猫の子猫なんて…。想像しただけで可愛いじゃないか!
その後、2階層に行く探索者も徐々に増え始めた。
そして、ボス部屋を見つけることはなんとなく禁忌という風潮が出来上がっていく。ボス部屋を見つける、または入ったりすると、探索者を引退することになる。という噂が流れ始めたのだ。
ついでに、ニャンジョンの街では長毛種派と短毛種派の議論があちこちで繰り広げられるようになったそうな。
どちらも可愛いことにかわりはないのだが。
書類に目を通し溜息を吐く。
俺はニャンジョンの街の探索者ギルドのギルドマスター、タジエット。
先日、本来ならば喜ばしい事なのだろうが、ニャンジョンの1階層のボスが攻略され、2階層が開いたと情報が入った。
そう、本来ならば喜ばしい事なのだ。しかし事の経緯を聞くと、眉を顰めたくなる。
なんとボス部屋にいたのはまだ離乳食を食べ始めたばかりの子猫が5匹だったそうな。子猫だぞ? 垂涎ものだろう。
今までにも訪れた探索者がいたかも知れないが、攻略できなかった訳も分かろうというもの。そんないたいけな子猫を手に掛けるなど、どんな非人情的な人間なのか。
それがいたのだ。どうやら猫アレルギーという特殊な体質を持っていたらしく、本人もそれを知らず魔物のせいだと思い込み子猫を殺してしまったのだそうだ。
その男はその後、ニャンジョン愛好家達からボコボコにされ、ボスを倒して2階層を開いたというのに街中の人間から後ろ指を指され、やはり耐えきれなかったのか街を出て行った。この街はニャンジョンのせいか猫愛好家が多いからな。
なんともやりきれない。
5匹の子猫を可愛がっていたというケビンという探索者はショックのあまり、探索者をやめて聖職者になったそうだ。子猫達に祈りを捧げ続けるのだと。
「はあ…」
2階層が開いたのは喜ばしいが、その経緯もいただけない。そして、その子猫達の話を聞いたせいなのかどうか、誰も今だに2階層へ足を踏み入れようとしない。足を踏み入れなければどんな魔物がいるのかも分からない。
2階層からはもしかしたら他のダンジョンと同じような魔物が徘徊しているかも知れない。しかし1階層のように猫だけしか出てこないのかもしれない。これは調査しなければならないだろう。
「うん。そうだな。調査しよう」
ガタリと椅子を鳴らし、立ち上がる。こういう時こそ、ギルドマスターが出るべきだよな!
こういう時こそ権力をフルに使って役得するべきだよな?!
なにせニャンジョンが大好きでこの街に配属されたというのに、実際潜る暇などなく書類の山と格闘する毎日。偶には俺だってニャンジョンで猫に囲まれたい!
ということでいそいそと仕度を始める。いつかニャンジョンに潜る事があったらと買い漁っていた猫飯に猫の玩具に猫ブラシ…。もちろんマタタビも準備万端だ!
「ということで、ちょっと調査に行ってくる」
「なにがということで、ですか」
ギルドマスター補佐のレイナスに廊下で見つかってしまったので、一応断りを入れる。
レイナスも俺と同じく元探索者。俺ほどではないが腕は確かだ。綺麗な顔をしているが一応男である。
「ギルドマスターが机を離れるなど。仕事が溜まってしまうではないですか。代わりに私が行きますから貴方は大人しくしていて下さい」
「いやだ! 俺だって偶にはニャンジョンに行きたい!」
「私だって行きたいのを我慢しているんです!」
俺達は睨み合った。
「…一緒に行くか?」
「もちろんです」
レイナスがダッシュで仕度を整えた。
「あれ? タジエットさんじゃないすか。珍しいっすね。どこ行くんすか? しかもレイナスさんも一緒に?」
探索者の1人が声を掛けてくる。
「うむ。2階層が開いたというからね。私達が調査に行ってこようかと」
「なあんだ。だったら俺達が行って来ましょうか? ちょうどニャンジョンに潜ろうかと思ってた所だし」
「いいや! 何かあったら危険だ! 私達が行く!」
「遠慮しないでください! 俺達が行きますよ!」
「いや、俺達のパーティーが行きましょうか!」
「いや俺1人で…」
「いや俺が…」
「いや俺達が…」
結局誰も彼も皆行きたいけどなんとなく行きにくかっただけらしい。
しかしそこは権力で黙らせた。
「くやしかったらお前らもギルドマスターになってみるんだな!」
そう言い残してギルドを出た。皆羨ましそうな恨みがましそうな目で俺達を見ていた。
1階層を進む。
「にゃん」
可愛い子達に都度おやつをあげたり一撫でしたりしながら進むので時間がかかった。
だって可愛いじゃないか!
そして件のボス部屋へとやって来る。扉を開けて入ると、部屋の真ん中に石がポツンと置いてあった。
近くに寄ってよく見ると、何か文字が書いてある
『アル、イスナ、ウルミ、エスト、オルファ、ここに眠る』
まるで墓石だ。
察するにケビンが置いた物ではないかと思う。
普通ダンジョンボスは復活したりするのだが、このダンジョンはどうなのだろう? それも時間が経ってみないと分からない。
なんとなくその石に黙祷を捧げ、俺達は部屋の奥へと向かう。
「これか」
「階段になってますね」
地下へと続く階段が開いていた。そして足を踏み出す。
念の為慎重に降りていく。何がいるのか分からないのだ。
下に着くと、そこには1階層と同じような光景が広がっていた。
レンガ造りでそこここに明かりが灯っている。どういう原理でこうなっているのか誰も知らない。
「用心しろ。何がいるか分からん」
レイナスも槍を構え、俺も斧を構え、静かに通路を進んで行った。
「にゃあ」
進んで行った先にいたのは、上にいる子達とは違う、毛の長い猫だった。
「こ、これは…」
「か、可愛い…」
「にゃうん」
武器を隠しつつ恐る恐る近づくと、その毛の長い茶虎の模様の子が足元に近づき、体を擦りつけてくる。
ああ…幸せか…。
持っているおやつをあげ、毛が長いので丁寧にブラッシングしてやった。どうやらこの子はブラッシングがお気に入りのようだ。
しばらくすると気は済んだとばかりに、ついとダンジョンのどこかへ行ってしまった。このつれない態度もいい。
その後もあちらこちら歩き回るが、やはり毛の長い猫しか見かけなかった。
「どうやら、2階層は毛の長い猫の階層らしいな」
「みたいですね。そうなると、3階層はどうなっているのか…」
「言うな! 気にはなるが…、1階層のことを踏まえると…」
「またボスが子猫という可能性が高いですね…」
俺達は溜息を吐いた。
この毛の長い猫の子猫なんて…。想像しただけで可愛いじゃないか!
その後、2階層に行く探索者も徐々に増え始めた。
そして、ボス部屋を見つけることはなんとなく禁忌という風潮が出来上がっていく。ボス部屋を見つける、または入ったりすると、探索者を引退することになる。という噂が流れ始めたのだ。
ついでに、ニャンジョンの街では長毛種派と短毛種派の議論があちこちで繰り広げられるようになったそうな。
どちらも可愛いことにかわりはないのだが。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
モブに転生したはずが、推しに熱烈に愛されています
奈織
BL
腐男子だった僕は、大好きだったBLゲームの世界に転生した。
生まれ変わったのは『王子ルートの悪役令嬢の取り巻き、の婚約者』
ゲームでは名前すら登場しない、明らかなモブである。
顔も地味な僕が主人公たちに関わることはないだろうと思ってたのに、なぜか推しだった公爵子息から熱烈に愛されてしまって…?
自分は地味モブだと思い込んでる上品お色気お兄さん(攻)×クーデレで隠れМな武闘派後輩(受)のお話。
※エロは後半です
※ムーンライトノベルにも掲載しています
誰よりも愛してるあなたのために
R(アール)
BL
公爵家の3男であるフィルは体にある痣のせいで生まれたときから家族に疎まれていた…。
ある日突然そんなフィルに騎士副団長ギルとの結婚話が舞い込む。
前に一度だけ会ったことがあり、彼だけが自分に優しくしてくれた。そのためフィルは嬉しく思っていた。
だが、彼との結婚生活初日に言われてしまったのだ。
「君と結婚したのは断れなかったからだ。好きにしていろ。俺には構うな」
それでも彼から愛される日を夢見ていたが、最後には殺害されてしまう。しかし、起きたら時間が巻き戻っていた!
すれ違いBLです。
ハッピーエンド保証!
初めて話を書くので、至らない点もあるとは思いますがよろしくお願いします。
(誤字脱字や話にズレがあってもまあ初心者だからなと温かい目で見ていただけると助かります)
11月9日~毎日21時更新。ストックが溜まったら毎日2話更新していきたいと思います。
※…このマークは少しでもエッチなシーンがあるときにつけます。
自衛お願いします。
『別れても好きな人』
設樂理沙
ライト文芸
大好きな夫から好きな女性ができたから別れて欲しいと言われ、離婚した。
夫の想い人はとても美しく、自分など到底敵わないと思ったから。
ほんとうは別れたくなどなかった。
この先もずっと夫と一緒にいたかった……だけど世の中には
どうしようもないことがあるのだ。
自分で選択できないことがある。
悲しいけれど……。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
登場人物紹介
戸田貴理子 40才
戸田正義 44才
青木誠二 28才
嘉島優子 33才
小田聖也 35才
2024.4.11 ―― プロット作成日
💛イラストはAI生成自作画像
お飾り王妃の愛と献身
石河 翠
恋愛
エスターは、お飾りの王妃だ。初夜どころか結婚式もない、王国存続の生贄のような結婚は、父親である宰相によって調えられた。国王は身分の低い平民に溺れ、公務を放棄している。
けれどエスターは白い結婚を隠しもせずに、王の代わりに執務を続けている。彼女にとって大切なものは国であり、夫の愛情など必要としていなかったのだ。
ところがある日、暗愚だが無害だった国王の独断により、隣国への侵攻が始まる。それをきっかけに国内では革命が起き……。
国のために恋を捨て、人生を捧げてきたヒロインと、王妃を密かに愛し、彼女を手に入れるために国を変えることを決意した一途なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は他サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:24963620)をお借りしております。
愛されていたのだと知りました。それは、あなたの愛をなくした時の事でした。
桗梛葉 (たなは)
恋愛
リリナシスと王太子ヴィルトスが婚約をしたのは、2人がまだ幼い頃だった。
それから、ずっと2人は一緒に過ごしていた。
一緒に駆け回って、悪戯をして、叱られる事もあったのに。
いつの間にか、そんな2人の関係は、ひどく冷たくなっていた。
変わってしまったのは、いつだろう。
分からないままリリナシスは、想いを反転させる禁忌薬に手を出してしまう。
******************************************
こちらは、全19話(修正したら予定より6話伸びました🙏)
7/22~7/25の4日間は、1日2話の投稿予定です。以降は、1日1話になります。
真実の愛ならこれくらいできますわよね?
かぜかおる
ファンタジー
フレデリクなら最後は正しい判断をすると信じていたの
でもそれは裏切られてしまったわ・・・
夜会でフレデリク第一王子は男爵令嬢サラとの真実の愛を見つけたとそう言ってわたくしとの婚約解消を宣言したの。
ねえ、真実の愛で結ばれたお二人、覚悟があるというのなら、これくらいできますわよね?
白紙にする約束だった婚約を破棄されました
あお
恋愛
幼い頃に王族の婚約者となり、人生を捧げされていたアマーリエは、白紙にすると約束されていた婚約が、婚姻予定の半年前になっても白紙にならないことに焦りを覚えていた。
その矢先、学園の卒業パーティで婚約者である第一王子から婚約破棄を宣言される。
破棄だの解消だの白紙だのは後の話し合いでどうにでもなる。まずは婚約がなくなることが先だと婚約破棄を了承したら、王子の浮気相手を虐めた罪で捕まりそうになるところを華麗に躱すアマーリエ。
恩を仇で返した第一王子には、自分の立場をよおく分かって貰わないといけないわね。
魔がさした? 私も魔をさしますのでよろしく。
ユユ
恋愛
幼い頃から築いてきた彼との関係は
愛だと思っていた。
何度も“好き”と言われ
次第に心を寄せるようになった。
だけど 彼の浮気を知ってしまった。
私の頭の中にあった愛の城は
完全に崩壊した。
彼の口にする“愛”は偽物だった。
* 作り話です
* 短編で終わらせたいです
* 暇つぶしにどうぞ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる