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黒猫と共に迷い込む
零れ話~とあるドラゴンの話3
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他に行ける所もないので、とりあえず今までいた檻の中へとまた入る。
「う~ん、こんなところでごめんね。どこか良い所ないかな~?」
と、なにやら首を捻っている。
何故悩んでいるのかよく分からない。どうやら今のこの場所があまりいい場所ではないと思ってくれているようだ。不思議な人間だった。
「其方が新しい主か」
「うん。そう。八重子っていうの。よろしくね」
自分から名乗るのも珍しい。それに、その瞳は変な濁りもなく、気配も嫌なものを感じない。
「前のボンクラよりも遙かにましな者が主になったものじゃの。よろしゅう」
一応素直に頭を下げておく。第一印象は大事だ。ここで好感を得られれば、この先の待遇に違いが出るかもしれない。
「それで、主殿。其方、かなり従魔に好かれておるようじゃが」
ペガサスもその体をうるさくない程度に主人にくっつけようとしているし、グリフォンは足元でほとんどべったりと主人の足に体を貼り付けている。臆病と言われる妖精さえも、その頭の上に当たり前のように乗っている。
「あはは、動物には好かれやすい方だとは思ってるけど」
「動物…」
魔獣と動物のはっきりとした違いは、魔力を持っているかいないかではある。それ以外には生物として違いはない。
だがしかし、人の都合で益獣害獣を分けるように、動物と魔獣ははっきりと区別されていた。
まあ、魔獣の方が人に危害を加えることが多いせいかもしれない。
しかし、この新しい主人はそれらをひっくるめて動物と発現している。
(なにやら、面白い御仁でありそうじゃな)
今までに出会ったことのない種類の人間。俄然興味が湧いてきた。
すると、ペガサスが口を開いた。
「ドラゴン殿、我はシロガネ。主の1の従魔である。こちらのグリフォンがハヤテ、妖精がリンという名を主から頂いておる」
その言葉を聞いて、なにやら妖精が腕を振り上げてペガサスに抗議しているように見えた。
しかし、気になったのはそこではない。
(名…)
あのペガサスが、誇り高い、気位が高いと噂のペガサスが、名を頂けた誉れに胸を反らせている。
人などという格下に名をもらうなど、魔獣にとっては嬉しくないことだ。だのにだ。
一瞬で膨れあがる感情。これは嫉妬というものだろうか。
誰も自分に名など付けてはくれなかった。呼んでくれる者もいなかった。
欲しい。名が欲しい。
膨れあがる感情を必死に抑える。
「我らは主によって救われた。故に、主のために今働けることに誇りを持っている」
誠に嬉しそうにペガサスが語る。それを聞いて、顔を赤らめる主人。まだ幼さが若干残るその顔に、とても好感が持てる。
「ほう、ペガサス殿がそこまで言うとは、余程主に惚れ込んでいるのであるのう。これは僥倖。良い主に出会えるのは誠嬉しいことであるぞ」
あのペガサスが言うのだ。余程よい主人なのだろう。
生まれてこの方、ただ使われるだけの生だった。それが、この主人ならば、何か違うものを与えてくれるかもしれない。否が応でも期待が膨らんでしまう。
「いや~、過大評価な気もしないけど」
目に見えて照れている主人。
ああ、なんというか、こう、母性が刺激されるというか、なんというか。
その少し頼りなさげな所に、非常に好感が持てる。なんだか守ってあげたくなってしまう。
本当にペガサスの言うとおりの良い主人であるならば。
「この場所であるならば、気にせずとも良い。慣れておる」
主人の不安を払拭するために、投げかけた言葉。現実問題、他に行く場所がないことは嫌と言うほど分かっている。
「爬虫類、ドラゴンが爬虫類に分類されるのかちょっと分からないけど、爬虫類って変温動物でしょ? 寒いと動きが鈍ったりしない?」
「へん…? まあ、多少はの」
へんおん動物、とはなんのことなのだろう? なにやら不思議な言葉を使う。
「シロガネみたいに人に化けられるとか、大きさを変えられるとかなら、宿に連れて行けたのにね」
主人が口走った言葉に衝撃を覚える。
「人に化ける? ペガサス殿、人化の術が使えるのかえ?」
「もちろんである。このように」
周りに人がいないのを確認し、ペガサスの体が光った。
そして、白髪の美青年が現われる。
「ほお…、人前で人化の術を使うか…。本当に信頼されているのだのう」
人化の術が使える魔獣がいる事は、本の中にも出て来ていたので、昔人前で人化した魔獣がいたのであろうとは思う。しかし、人前で人化するなどリスキー過ぎる。
いわゆる、希少扱いされてしまうことになるのだ。
人は希少物が大好きである。それが希少であれば希少な物であるほど手に入れたいと思う。
人化できる、または人前でする魔獣など今の時代ではほぼ皆無。これは出来てもしなかったのか、本当に魔獣の中に人化出来る者がいなかったせいだろう。
人化の術はやはり操作が難しく、高い魔力を備えたものでなければ出来ない。それと、どうやら命令されても出来ることでもないらしい。操作が微細で高等なので、気持ちにぐらつきなどがあると発動出来ないようなのだ。
それが、ペガサスは今主人の前で簡単にやってみせた。
これは主人に対してそれだけの信頼がなければ出来ないこと。つまり、それだけ信頼出来る者なのだということ。
「ならば、よいな」
ある種の賭でもあった。
ペガサスよりも捕獲に難しいとされるドラゴン。つまり価値は自分の方が上。
もしかしたらこんな珍しい者はいないと、すぐさま売っぱらってしまうかもしれない危険もある。
だがしかし、この主人ならば大丈夫ではなかろうか。そう思う。
気位の高いペガサスが、扱いが難しいグリフォンが、臆病で繊細な妖精が、この主人にべったりだ。
久しぶりの人化。特に惑うこともなく、あっさりと成功する。
すると、
「女―――!? ていうか、服――――――――!!!」
主人が突然叫んだ。
新しい主人は最高だった。
自分に名をくれた。
自分に居場所をくれた。
自分と共に食事をしてくれて、自分と(一緒のベッドでないのが多少残念だったが)一緒の部屋で寝てくれた。
特別扱いすることもなく、同じ従魔仲間も良い者達ばかり。まあ、希望としてはもう少し特別に扱ってくれても嬉しかったのであるが。
そして、未知の力を内包する黒猫。
主人は自分に色々な事をやらせてくれた。知識だけはしっかり持っている自分を頼りにしてくれた。いつか故郷へ行こうという約束も守ってくれて、自分は故郷へ帰り、両親に会うこともで来た。
(果報者じゃ…。妾は…)
別れは辛かった。この身が主の従魔でなくなることが悲しくて仕方がなかった。
主人の命が燃え尽きるその日まで、共にいたかった。
リリリリン
頭の上で鈴の音のような綺麗な音がする。
「おお、すまぬな、リン。ちと懐かしいことを思いだしておってのう」
「む? 思い出であるか?」
「うむ。主殿と会った頃のことをのう」
「あるじー?」
ハヤテが少し寂しそうに首を傾げる。
久方ぶりに集まった4人(?)は、早く呼び出しに来ないかと、用意された部屋で寛ぎながら待っていた。ハヤテは主にお菓子を食べていた。
「しかし、帝国は遅かったであるな」
「まあ、上の者程現状を認めたくないと思ってしまったのじゃろう」
用意された高級茶を共に啜りながら、久方ぶりの出会いに花を咲かせる。
「クレナイ殿の勘案したあの従魔紋、大分巷に出回って来ているようであるな」
「うむ。なにせその効果を実証してくれた者達が、大活躍しておるしのう。これで従魔達の扱いももう少しまともになってくれるとよいのじゃが」
「頑なに認めようとしない愚か者達もいるとか?」
「愚か者はいつの世もおるものじゃ」
ハヤテの寂しげな顔に、リンちゃんが近づき頭を撫でる。
何か励ましたのか、ハヤテが上を向いてこくりと頷く。
「ハヤテ、がんばる!」
「大分口調もしっかりしてきたのう」
「うむ。成長が楽しみである」
保護者のような顔をして、ハヤテを見つめる2人。
食べ飽きたのか腹に溜まったのか、リンちゃんと遊び始めるハヤテ。この2人は今もとても仲がいい。
「獣人の国の方はどうじゃ?」
「うむ。主のミドリ茶がいま流行初めているのである。どうやらあそこら辺にしか生えない植物らしいので、今栽培について話し合われているようである」
「これで獣人国の名産品にでもなればのう」
「だがしかし、只人と交易は如何なものかと…」
まだまだ問題は山積みのようである。
そこへ、ノックの音が響き渡った。
「お、お呼ばれの時間かのう?」
「そうであるな」
失礼しますと声を掛けて入ってきた従者に案内されて、4人は部屋から出て行った。
その日、帝国がドラゴン持ちの従魔師に正式に謝罪したことが、各国に知らされたのだった。
「う~ん、こんなところでごめんね。どこか良い所ないかな~?」
と、なにやら首を捻っている。
何故悩んでいるのかよく分からない。どうやら今のこの場所があまりいい場所ではないと思ってくれているようだ。不思議な人間だった。
「其方が新しい主か」
「うん。そう。八重子っていうの。よろしくね」
自分から名乗るのも珍しい。それに、その瞳は変な濁りもなく、気配も嫌なものを感じない。
「前のボンクラよりも遙かにましな者が主になったものじゃの。よろしゅう」
一応素直に頭を下げておく。第一印象は大事だ。ここで好感を得られれば、この先の待遇に違いが出るかもしれない。
「それで、主殿。其方、かなり従魔に好かれておるようじゃが」
ペガサスもその体をうるさくない程度に主人にくっつけようとしているし、グリフォンは足元でほとんどべったりと主人の足に体を貼り付けている。臆病と言われる妖精さえも、その頭の上に当たり前のように乗っている。
「あはは、動物には好かれやすい方だとは思ってるけど」
「動物…」
魔獣と動物のはっきりとした違いは、魔力を持っているかいないかではある。それ以外には生物として違いはない。
だがしかし、人の都合で益獣害獣を分けるように、動物と魔獣ははっきりと区別されていた。
まあ、魔獣の方が人に危害を加えることが多いせいかもしれない。
しかし、この新しい主人はそれらをひっくるめて動物と発現している。
(なにやら、面白い御仁でありそうじゃな)
今までに出会ったことのない種類の人間。俄然興味が湧いてきた。
すると、ペガサスが口を開いた。
「ドラゴン殿、我はシロガネ。主の1の従魔である。こちらのグリフォンがハヤテ、妖精がリンという名を主から頂いておる」
その言葉を聞いて、なにやら妖精が腕を振り上げてペガサスに抗議しているように見えた。
しかし、気になったのはそこではない。
(名…)
あのペガサスが、誇り高い、気位が高いと噂のペガサスが、名を頂けた誉れに胸を反らせている。
人などという格下に名をもらうなど、魔獣にとっては嬉しくないことだ。だのにだ。
一瞬で膨れあがる感情。これは嫉妬というものだろうか。
誰も自分に名など付けてはくれなかった。呼んでくれる者もいなかった。
欲しい。名が欲しい。
膨れあがる感情を必死に抑える。
「我らは主によって救われた。故に、主のために今働けることに誇りを持っている」
誠に嬉しそうにペガサスが語る。それを聞いて、顔を赤らめる主人。まだ幼さが若干残るその顔に、とても好感が持てる。
「ほう、ペガサス殿がそこまで言うとは、余程主に惚れ込んでいるのであるのう。これは僥倖。良い主に出会えるのは誠嬉しいことであるぞ」
あのペガサスが言うのだ。余程よい主人なのだろう。
生まれてこの方、ただ使われるだけの生だった。それが、この主人ならば、何か違うものを与えてくれるかもしれない。否が応でも期待が膨らんでしまう。
「いや~、過大評価な気もしないけど」
目に見えて照れている主人。
ああ、なんというか、こう、母性が刺激されるというか、なんというか。
その少し頼りなさげな所に、非常に好感が持てる。なんだか守ってあげたくなってしまう。
本当にペガサスの言うとおりの良い主人であるならば。
「この場所であるならば、気にせずとも良い。慣れておる」
主人の不安を払拭するために、投げかけた言葉。現実問題、他に行く場所がないことは嫌と言うほど分かっている。
「爬虫類、ドラゴンが爬虫類に分類されるのかちょっと分からないけど、爬虫類って変温動物でしょ? 寒いと動きが鈍ったりしない?」
「へん…? まあ、多少はの」
へんおん動物、とはなんのことなのだろう? なにやら不思議な言葉を使う。
「シロガネみたいに人に化けられるとか、大きさを変えられるとかなら、宿に連れて行けたのにね」
主人が口走った言葉に衝撃を覚える。
「人に化ける? ペガサス殿、人化の術が使えるのかえ?」
「もちろんである。このように」
周りに人がいないのを確認し、ペガサスの体が光った。
そして、白髪の美青年が現われる。
「ほお…、人前で人化の術を使うか…。本当に信頼されているのだのう」
人化の術が使える魔獣がいる事は、本の中にも出て来ていたので、昔人前で人化した魔獣がいたのであろうとは思う。しかし、人前で人化するなどリスキー過ぎる。
いわゆる、希少扱いされてしまうことになるのだ。
人は希少物が大好きである。それが希少であれば希少な物であるほど手に入れたいと思う。
人化できる、または人前でする魔獣など今の時代ではほぼ皆無。これは出来てもしなかったのか、本当に魔獣の中に人化出来る者がいなかったせいだろう。
人化の術はやはり操作が難しく、高い魔力を備えたものでなければ出来ない。それと、どうやら命令されても出来ることでもないらしい。操作が微細で高等なので、気持ちにぐらつきなどがあると発動出来ないようなのだ。
それが、ペガサスは今主人の前で簡単にやってみせた。
これは主人に対してそれだけの信頼がなければ出来ないこと。つまり、それだけ信頼出来る者なのだということ。
「ならば、よいな」
ある種の賭でもあった。
ペガサスよりも捕獲に難しいとされるドラゴン。つまり価値は自分の方が上。
もしかしたらこんな珍しい者はいないと、すぐさま売っぱらってしまうかもしれない危険もある。
だがしかし、この主人ならば大丈夫ではなかろうか。そう思う。
気位の高いペガサスが、扱いが難しいグリフォンが、臆病で繊細な妖精が、この主人にべったりだ。
久しぶりの人化。特に惑うこともなく、あっさりと成功する。
すると、
「女―――!? ていうか、服――――――――!!!」
主人が突然叫んだ。
新しい主人は最高だった。
自分に名をくれた。
自分に居場所をくれた。
自分と共に食事をしてくれて、自分と(一緒のベッドでないのが多少残念だったが)一緒の部屋で寝てくれた。
特別扱いすることもなく、同じ従魔仲間も良い者達ばかり。まあ、希望としてはもう少し特別に扱ってくれても嬉しかったのであるが。
そして、未知の力を内包する黒猫。
主人は自分に色々な事をやらせてくれた。知識だけはしっかり持っている自分を頼りにしてくれた。いつか故郷へ行こうという約束も守ってくれて、自分は故郷へ帰り、両親に会うこともで来た。
(果報者じゃ…。妾は…)
別れは辛かった。この身が主の従魔でなくなることが悲しくて仕方がなかった。
主人の命が燃え尽きるその日まで、共にいたかった。
リリリリン
頭の上で鈴の音のような綺麗な音がする。
「おお、すまぬな、リン。ちと懐かしいことを思いだしておってのう」
「む? 思い出であるか?」
「うむ。主殿と会った頃のことをのう」
「あるじー?」
ハヤテが少し寂しそうに首を傾げる。
久方ぶりに集まった4人(?)は、早く呼び出しに来ないかと、用意された部屋で寛ぎながら待っていた。ハヤテは主にお菓子を食べていた。
「しかし、帝国は遅かったであるな」
「まあ、上の者程現状を認めたくないと思ってしまったのじゃろう」
用意された高級茶を共に啜りながら、久方ぶりの出会いに花を咲かせる。
「クレナイ殿の勘案したあの従魔紋、大分巷に出回って来ているようであるな」
「うむ。なにせその効果を実証してくれた者達が、大活躍しておるしのう。これで従魔達の扱いももう少しまともになってくれるとよいのじゃが」
「頑なに認めようとしない愚か者達もいるとか?」
「愚か者はいつの世もおるものじゃ」
ハヤテの寂しげな顔に、リンちゃんが近づき頭を撫でる。
何か励ましたのか、ハヤテが上を向いてこくりと頷く。
「ハヤテ、がんばる!」
「大分口調もしっかりしてきたのう」
「うむ。成長が楽しみである」
保護者のような顔をして、ハヤテを見つめる2人。
食べ飽きたのか腹に溜まったのか、リンちゃんと遊び始めるハヤテ。この2人は今もとても仲がいい。
「獣人の国の方はどうじゃ?」
「うむ。主のミドリ茶がいま流行初めているのである。どうやらあそこら辺にしか生えない植物らしいので、今栽培について話し合われているようである」
「これで獣人国の名産品にでもなればのう」
「だがしかし、只人と交易は如何なものかと…」
まだまだ問題は山積みのようである。
そこへ、ノックの音が響き渡った。
「お、お呼ばれの時間かのう?」
「そうであるな」
失礼しますと声を掛けて入ってきた従者に案内されて、4人は部屋から出て行った。
その日、帝国がドラゴン持ちの従魔師に正式に謝罪したことが、各国に知らされたのだった。
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お読み頂き、感想も頂きありがとうございました!
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お読み頂きありがとうございます!
楽しんで頂けたようで、嬉しい限りです。
八重子達のその後は、ご想像にお任せしますということで。
とあるドラゴンの話しもあと1話で終わる予定ですので、そちらもお楽しみください。
ドラゴン状態で受けた被害は人間に戻ったら継続するのかな?
人間になって目を擦るとか下の方をなんとかしようとはしなかったんだな…|д゚)ジー
お読み頂きありがとうございます。
明かしてしまえば、人の姿になっても被害は継続はします。
そして人化の術は次で明かされるはずですが、相当に難しい術なのです。
(作中ポンポン人化してますが、それも高位の魔獣だという条件です)(^◇^;)
それとやはり女の子ですので・・・、いろいろと・・・。