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黒猫と共に迷い込む
コハクの故郷
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後の事は俺達がやると、狼さん達に言われ、そのまま宿へ帰ってきた。
しばらくしたらコハクが眼を覚ました。
「おじさんは…」
と聞かれ、無言で頭を横に振る。
「そうですか…」
それだけで察してくれたようだ。なんて聡い子なんだ。
その後は散歩したりとのんびり過ごした。というか、まあ色々あって気が抜けた。
ともかくコハクが無事で良かったといつもよりいちゃいちゃしたら、ハヤテとリンちゃんが縋り付いてきた。くそう、いいこいいこしちゃる!
皆を可愛がって、ちょっとはしゃいで、気がついたら夕方に。熊さんの微妙なお食事を堪能し、就寝。
でも眠れない。
瞼を閉じると、おじさんの後ろ姿を思い浮かべてしまう。
その後の事を見なくて済んだのは良かったのかもしれない。
「我が輩なら、その記憶を消すことも出来るぞ?」
クロが声を掛けてきた。
「クロ…。うん、でもね、消しちゃいけない気がするから、いいよ。悪い人じゃなかったってのは、コハクの話からしてもよく分かるし」
「だが、子供を何人も攫って只人に渡したのだぞ? その先がどうなるかも分かっていながら」
「うん。そこは悪い人だよね。でも、おじさん、結構精神的に参ってたんじゃないかなって思うのよね。ある種、心の病気だったんじゃないかなって。それで罪が許される訳じゃないけど、やっぱり、少し、同情しちゃうのよね。何か、何か良い方法があったんじゃないかなってさ」
「にしても後の祭りだの。全て終わってしまった」
「そうなんだけどね…」
でもやっぱり、どうにかならなかったのかって、考えてしまう。考えても無駄なのかもしれないけど。
しばらく真っ暗な天井を見上げたり、瞼を閉じたりもやもやしていたが、いつの間にか意識がなくなっていた。
起きるとやはり皆起きていて、コハクが洗面器らしきものを抱えてきた。
いつものようにお礼を言って顔を洗って、支度して食堂へ。
そこには項垂れたシロガネがいた。
「おはよう、シロガネ」
「おはようである、主! 今日も壮健で何よりである」
私が声を掛けると急にしゃっきりとなった。この変わり様…。
「何かあった? 顔色悪くない?」
女性がうらやむほどの白い肌も、なんだか今日は青白く見えるんだが。
「我は…、幾日か寝なくても大丈夫なのではあるが…。その…」
何か歯切れが悪い。そしてチラと厨房の方を見る。
「あまりにもこの宿の主人の鼾が酷くて。これなら外にいた方がましと出て行こうとしたら、何してるんだと声を掛けられて。鼾の事も説明したのであるが、なんだそんなことか、寝ちまえば同じ事と言ってベッドに無理矢理寝かされたである。そうなると寝ようとしても何故か目が冴えてしまい、そうこうするうちにまた鼾が聞こえて来て…。我慢出来ずにまた部屋を出ようとしたら、何故か起きてきて…。どうやらそういう気配に敏感な方のようで…。やはり説明したのだが、外にいられて何かあっても困ると無理矢理ベッドに…。そしてまた鼾が…。これなら外で不寝番している方がましであった…」
とぐったり。
ああ、確かに、鼾って気になるとうるさくてしょうがないんだよね。してる本人は気付かないし、どれだけうるさいのか言っても分からないしね。無自覚だから治そうなんてことも思わないし。
「そっか、大変だったね…」
「主、まだこの国におられるのですか…?」
悲壮な顔して聞いてくる。
「ええと、あと1つ用を終わらせたらね。それまで我慢して」
「そうであるか…」
目に見えてがっくりしている。これは、理由をつけて外で野宿した方が良いかしら?
「おう、揃ったか」
熊さんが料理を出して来てくれた。パンと簡単なスープだ。どうやら料理はあまり得意ではないらしい。
さっそく頂く。まあ、味に関しては聞かないで。不味くもなく美味くもなくってとこよ。
「主殿、あと1つの用とは?」
クレナイがさっさと食事を終わらせて聞いて来た。熊さん料理も頑張って3人前食べている。いや、頑張らなくてもいいと思うんだが。
「この国に来た一番の目的よ。コハクの住んでた所に行ってみたいっての。う~ん、でも、どこか分からないんだっけ? 記憶ないんだよね?」
コハクがこくりと頷く。
獣人の国といっても、離れた所にリザードマンの村があったりするし、街もここだけではないようなんだけど、さすがにどこの街に住んでいたかまでは分からないか?他の街に行ってみて、もしかしたら、「なんとなく見覚えが…」みたいな場所があるかもしれない。
しらみつぶしにあちこち行ってみようかと考えていると、話が聞こえていたのか、熊さんがやって来た。
「虎人族の集落に行きたいのか?」
虎人族は固まって住んでいるのだろうか。
各々役柄があって、その役柄が一番発揮出来る街に住んでいるらしい。
最初の街は国の防衛線。獅子人族や狼人族が多い。あとは行商の得意な狐人族など。
獅子人族は言わずもがな、戦力になるし、狼人族は戦力にもなるし、遠吠えなどで連絡係を担当するのだそうな。なるほど。
耳のいい兎人族は、街で起きるいざこざなんかを見つけて仲裁するのが主な役目。出来ないと肉食系の方が出てくるんだとか。
あとはいろんな系統の獣人が暮らしているのだそう。その獣人の得意なことを仕事にして。
そして、虎人族は北の、元もう一つの通路があった場所に住んでいたらしい。そこは所謂隠し通路みたいなもので、虎人族がその通路を管理していたのだそう。獅子人族ほどではないが虎人族もかなり強い。なので守りとして置かれたそうな。
もちろん他の獣人なども住み、そこそこの街があったのだそう。
そして、5年ほど前に事件が起きた。
どういう経緯かは分からないが、隠し通路が只人に漏れた。隠しと言うだけあって、本線よりは警備が薄かった。そこを狙われたのだ。
気の緩む明け方の時間帯に只人が雪崩れ込んできて、街は騒然となった。前線に出た虎人族のおかげで街のほとんどの人は避難出来たらしいのだが、残っていた虎人族達が殺され、攫われた。他にも幾人かの獣人も攫われたが、虎人族はほぼ全滅だったらしい。生き残りがいるとしたら、国の外だろうと。
それを知った国は、その通路を封鎖することにした。なによりすでに隠しの意味がない。
文字通り、穴を埋めてしまったのだそうな。中で大きな爆発を起こして。
なので今は本線の一個しか外に繋ぐ道がないのだそうな。しかし、そこを通さなければ良いだけの話ではある。
「最悪の場合、あそこはいつでも崩せる用意がある。もし只人達が雪崩れ込んできても、一網打尽だ」
熊さんがニヤリと笑った。とても怖いこと言ってまっせ。
「いや、崩しちゃったら、外の警備の人達って…」
「もちろん、いつでも死ぬ覚悟の出来てる奴らさ。捕まって奴隷にされるよりは、潔く死ぬだろうぜ」
とても怖いこと言ってまっせ。
「良いのか? そんなこと只人の主殿に言って。それを国の外で言いふらすかもしれぬぞ?」
しませんけどね。
「別に、構わねえさ。崩れてくる山の重量に耐えられる方法があるならな」
多分、ないと思う。
食事を終えて、早速、その虎人族が住んでいたという街を目指すことに。
今は廃墟になっているらしい。嫌な思い出があると、ほとんどの人が街を出て行ってしまったとか。
シロガネに乗って、教えられた方へ向かうと、街のようなものが見えて来た。
手前で降りる必要もないかと、街の門の目の前で降りる。
「確かに…。廃墟っぽい…」
まだ新しさは残っているが、どことなく、気配のなさが廃墟だ。
人がいれば、息づかいとか、気配とか、生活の音とか、そういうものがあるはずなのに、何もない。時折、野生生物らしき影が動くだけ。
念の為街をあちこち見て回る。住宅が建ち並び、商店らしきものもある。真ん中には公園らしき広場があって、水のない噴水が枯れ葉を集めていた。
侘しさと寂しさしかない。
「コハク、何か思うことはある?」
コハクが首を振る。何も思い出さないか。
せめて、ご両親の楽しい思い出なんかを…、およそ5歳じゃ無理かしら?
その後も廃墟を見て回ったが、誰もいなかった。当たり前か。
来た時と違う門を潜ろうとして、
「誰じゃ?!」
どこからか声がした。
しばらくしたらコハクが眼を覚ました。
「おじさんは…」
と聞かれ、無言で頭を横に振る。
「そうですか…」
それだけで察してくれたようだ。なんて聡い子なんだ。
その後は散歩したりとのんびり過ごした。というか、まあ色々あって気が抜けた。
ともかくコハクが無事で良かったといつもよりいちゃいちゃしたら、ハヤテとリンちゃんが縋り付いてきた。くそう、いいこいいこしちゃる!
皆を可愛がって、ちょっとはしゃいで、気がついたら夕方に。熊さんの微妙なお食事を堪能し、就寝。
でも眠れない。
瞼を閉じると、おじさんの後ろ姿を思い浮かべてしまう。
その後の事を見なくて済んだのは良かったのかもしれない。
「我が輩なら、その記憶を消すことも出来るぞ?」
クロが声を掛けてきた。
「クロ…。うん、でもね、消しちゃいけない気がするから、いいよ。悪い人じゃなかったってのは、コハクの話からしてもよく分かるし」
「だが、子供を何人も攫って只人に渡したのだぞ? その先がどうなるかも分かっていながら」
「うん。そこは悪い人だよね。でも、おじさん、結構精神的に参ってたんじゃないかなって思うのよね。ある種、心の病気だったんじゃないかなって。それで罪が許される訳じゃないけど、やっぱり、少し、同情しちゃうのよね。何か、何か良い方法があったんじゃないかなってさ」
「にしても後の祭りだの。全て終わってしまった」
「そうなんだけどね…」
でもやっぱり、どうにかならなかったのかって、考えてしまう。考えても無駄なのかもしれないけど。
しばらく真っ暗な天井を見上げたり、瞼を閉じたりもやもやしていたが、いつの間にか意識がなくなっていた。
起きるとやはり皆起きていて、コハクが洗面器らしきものを抱えてきた。
いつものようにお礼を言って顔を洗って、支度して食堂へ。
そこには項垂れたシロガネがいた。
「おはよう、シロガネ」
「おはようである、主! 今日も壮健で何よりである」
私が声を掛けると急にしゃっきりとなった。この変わり様…。
「何かあった? 顔色悪くない?」
女性がうらやむほどの白い肌も、なんだか今日は青白く見えるんだが。
「我は…、幾日か寝なくても大丈夫なのではあるが…。その…」
何か歯切れが悪い。そしてチラと厨房の方を見る。
「あまりにもこの宿の主人の鼾が酷くて。これなら外にいた方がましと出て行こうとしたら、何してるんだと声を掛けられて。鼾の事も説明したのであるが、なんだそんなことか、寝ちまえば同じ事と言ってベッドに無理矢理寝かされたである。そうなると寝ようとしても何故か目が冴えてしまい、そうこうするうちにまた鼾が聞こえて来て…。我慢出来ずにまた部屋を出ようとしたら、何故か起きてきて…。どうやらそういう気配に敏感な方のようで…。やはり説明したのだが、外にいられて何かあっても困ると無理矢理ベッドに…。そしてまた鼾が…。これなら外で不寝番している方がましであった…」
とぐったり。
ああ、確かに、鼾って気になるとうるさくてしょうがないんだよね。してる本人は気付かないし、どれだけうるさいのか言っても分からないしね。無自覚だから治そうなんてことも思わないし。
「そっか、大変だったね…」
「主、まだこの国におられるのですか…?」
悲壮な顔して聞いてくる。
「ええと、あと1つ用を終わらせたらね。それまで我慢して」
「そうであるか…」
目に見えてがっくりしている。これは、理由をつけて外で野宿した方が良いかしら?
「おう、揃ったか」
熊さんが料理を出して来てくれた。パンと簡単なスープだ。どうやら料理はあまり得意ではないらしい。
さっそく頂く。まあ、味に関しては聞かないで。不味くもなく美味くもなくってとこよ。
「主殿、あと1つの用とは?」
クレナイがさっさと食事を終わらせて聞いて来た。熊さん料理も頑張って3人前食べている。いや、頑張らなくてもいいと思うんだが。
「この国に来た一番の目的よ。コハクの住んでた所に行ってみたいっての。う~ん、でも、どこか分からないんだっけ? 記憶ないんだよね?」
コハクがこくりと頷く。
獣人の国といっても、離れた所にリザードマンの村があったりするし、街もここだけではないようなんだけど、さすがにどこの街に住んでいたかまでは分からないか?他の街に行ってみて、もしかしたら、「なんとなく見覚えが…」みたいな場所があるかもしれない。
しらみつぶしにあちこち行ってみようかと考えていると、話が聞こえていたのか、熊さんがやって来た。
「虎人族の集落に行きたいのか?」
虎人族は固まって住んでいるのだろうか。
各々役柄があって、その役柄が一番発揮出来る街に住んでいるらしい。
最初の街は国の防衛線。獅子人族や狼人族が多い。あとは行商の得意な狐人族など。
獅子人族は言わずもがな、戦力になるし、狼人族は戦力にもなるし、遠吠えなどで連絡係を担当するのだそうな。なるほど。
耳のいい兎人族は、街で起きるいざこざなんかを見つけて仲裁するのが主な役目。出来ないと肉食系の方が出てくるんだとか。
あとはいろんな系統の獣人が暮らしているのだそう。その獣人の得意なことを仕事にして。
そして、虎人族は北の、元もう一つの通路があった場所に住んでいたらしい。そこは所謂隠し通路みたいなもので、虎人族がその通路を管理していたのだそう。獅子人族ほどではないが虎人族もかなり強い。なので守りとして置かれたそうな。
もちろん他の獣人なども住み、そこそこの街があったのだそう。
そして、5年ほど前に事件が起きた。
どういう経緯かは分からないが、隠し通路が只人に漏れた。隠しと言うだけあって、本線よりは警備が薄かった。そこを狙われたのだ。
気の緩む明け方の時間帯に只人が雪崩れ込んできて、街は騒然となった。前線に出た虎人族のおかげで街のほとんどの人は避難出来たらしいのだが、残っていた虎人族達が殺され、攫われた。他にも幾人かの獣人も攫われたが、虎人族はほぼ全滅だったらしい。生き残りがいるとしたら、国の外だろうと。
それを知った国は、その通路を封鎖することにした。なによりすでに隠しの意味がない。
文字通り、穴を埋めてしまったのだそうな。中で大きな爆発を起こして。
なので今は本線の一個しか外に繋ぐ道がないのだそうな。しかし、そこを通さなければ良いだけの話ではある。
「最悪の場合、あそこはいつでも崩せる用意がある。もし只人達が雪崩れ込んできても、一網打尽だ」
熊さんがニヤリと笑った。とても怖いこと言ってまっせ。
「いや、崩しちゃったら、外の警備の人達って…」
「もちろん、いつでも死ぬ覚悟の出来てる奴らさ。捕まって奴隷にされるよりは、潔く死ぬだろうぜ」
とても怖いこと言ってまっせ。
「良いのか? そんなこと只人の主殿に言って。それを国の外で言いふらすかもしれぬぞ?」
しませんけどね。
「別に、構わねえさ。崩れてくる山の重量に耐えられる方法があるならな」
多分、ないと思う。
食事を終えて、早速、その虎人族が住んでいたという街を目指すことに。
今は廃墟になっているらしい。嫌な思い出があると、ほとんどの人が街を出て行ってしまったとか。
シロガネに乗って、教えられた方へ向かうと、街のようなものが見えて来た。
手前で降りる必要もないかと、街の門の目の前で降りる。
「確かに…。廃墟っぽい…」
まだ新しさは残っているが、どことなく、気配のなさが廃墟だ。
人がいれば、息づかいとか、気配とか、生活の音とか、そういうものがあるはずなのに、何もない。時折、野生生物らしき影が動くだけ。
念の為街をあちこち見て回る。住宅が建ち並び、商店らしきものもある。真ん中には公園らしき広場があって、水のない噴水が枯れ葉を集めていた。
侘しさと寂しさしかない。
「コハク、何か思うことはある?」
コハクが首を振る。何も思い出さないか。
せめて、ご両親の楽しい思い出なんかを…、およそ5歳じゃ無理かしら?
その後も廃墟を見て回ったが、誰もいなかった。当たり前か。
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