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黒猫と共に迷い込む
子供を攫い始めた理由
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「それで、コハクは安全な場所にいるのね?」
「まあ、安全ではあるの。危害を加えようという考えは持っておらんかったの」
ほっと一安心。
「今日中に片が付くって言ってたくせに…」
「かもしれんと言っておっただけだの。まあ、明日には終わろう」
「本当に本当ね?」
「多分」
濁しやがった。
「しかして、その男、何故に同族の子供を攫っておったのですかな?」
クレナイが聞いて来た。
「話しても良いが、聞かない方がいいと我が輩は思うのだが」
「聞かないと色々分からないでしょう。ささ、話してちょ」
「聞いて後悔しても知らんぞ?」
膝に乗っているハヤテを抱きしめて、偉そうに椅子でふんぞり返っているクロの話に耳を傾けた。
その狐人族の男は行商人。獣人の国だけでは手に入らない物などを外界から手に入れてくる役目を負っていた。
もちろん、獣人の国を出たならば、耳は絶対に隠すし、尻尾も服などに隠さなければならない。見つかった途端に奴隷狩りにあってしまうだろう。
そこそこ馴染みの村などには顔もきき、男はうまく立ち回って色々な物を手に入れていた。元々狐人族は顔が良くて口が上手い。その顔と調子の良い語り口で、そこそこ常連の客もいたほどだ。
そして、旅の間に見る景色は、男の心を捕らえた。耳と尻尾さえ隠していれば親切な只人達。そこには獣人となんら変わりない人の姿があった。
素敵な景色を見つけたらならば、大切な人と分かち合いたいと思うのは当然の理。男はいずれ仕事を継ぐだろう息子と、愛する妻を連れて行商に行ってみることにした。自分がどんな仕事をしているのかを知って貰いたいのと、息子には後学のため。そして、旅の間に見た美しい景色を見せてやりたくて。
通路の兵には止められたが、大丈夫だと笑って通り過ぎた。行くのはいつもの馴染みの村だ。
国を出たことのない2人は、見慣れぬ景色に興奮、男も感動を分かち合える喜びに震えた。そして、只人達との交流も上手く行った。
揚々と帰るその道で、その日に限って男は盗賊に会ってしまったのだった。
いつもならば積み荷を全て渡して、命乞いをすれば見逃してくれただろう。しかし、その日は美しい妻と可愛い息子がいた。
妻と息子は捕らえられ、男は2人を助けようとして、頭の帽子が脱げてしまった。
獣人と気づかれ、妻と息子の帽子も剥ぎ取られた。盗賊達は笑った。「高値で売れる」と。
男は必死に頼み込んだが、盗賊達は男なぞ売れる物じゃないと、男を殺そうとした。
その時、盗賊の中の1人が言った。
「こいつにもまだ価値はある」と。
その盗賊は言った。
「妻と息子を助けたければ、獣人を攫って来い。そうしたら返してやる」と。
盗賊達は笑いながら山に消えて行った。連絡手段を男に伝えて。
積み荷も家族も全て奪われ、男は絶望の淵にいた。なんとか妻と息子を助けたい。しかし、そうなると同族を裏切る事になってしまう。
男は迷った。考えた。どうしたらいいのか、途方に暮れた。
国に帰っても良い考えなど浮かばない。しかしこうしている間にも妻と息子が…。
ふらりと歩いていた裏通りで、男は1人の子供に会う。蹲っている姿に息子の姿を重ね、どうしたのかと尋ねてみれば、孤児で行く所もなく、盗みを繰り返していたら酷い目に合ったのだと言った。
男は何故かこんなことを言っていた。
「いい仕事があるんだ。楽で稼げて喜んで貰える仕事なんだ。行く当てがないなら、どうだい?」
その子供は警戒しながらも、本当にそんな仕事があるのかと尋ねてきた。もちろんだと男は答えた。
行くまでに少し時間がかかるから、その間うちにおいでと誘い込み、誰にも知られないようにしなければならないと子供に話して、地下に閉じ込めた。その間に美味しい物を食べさせ、笑顔で話をして、子供と信頼関係を作った。
自分が何をやっているのか分からなかった。
裏路地を歩いていると、時折そういう子供に出会った。男は優しく語りかけ、帰りたいという子供には帰らせた。帰りたくないという子供だけ連れ去った。
約束の場所に連れて行くと、盗賊達がやって来て、子供達を連れて行った。その時の子供達の顔は、悲しさと悔しさと憎しみとに溢れていた。心の中ですまないと謝った。
しかし、盗賊達は一度では返してくれなかった。
1人、3人と何度も連れて行くが、「まだまだ足りない」と言って、会わせてもくれなかった。いつまでこんなことを続けたら、妻と息子に会えるのか…。
ただ再び会えることだけを考えて、男は子供達を攫った。
「こういう訳だの」
「・・・・・・」
何も言えなかった。
「すべてではないが、ある程度の子供達はあやつに攫われておる。今止めなければ、あの男はこれからも続けるであろうの」
「うん、止めなくちゃね…」
ハヤテをぎゅうっと抱きしめる。
「あるじ? わるいひと?」
「うん。悪いおじさんだね…」
おじさんの悲しさとか悔しさとかは分かる。だけど…・
「それを人に広めちゃ駄目だよね」
おじさんが子供を失くして辛いように、やはり子供を知らない間に攫われて、悲しんでいる人達も大勢いる。
行方不明が一番たちが悪いと思っている。生きているのか死んでいるのかも分からない状態。生きているなら会いたいし、死んでいるなら遺体を引き取ってきちんと葬ってやりたい。しかし、どこにいるのかも生きているのか死んでいるのかも分からない状態だと、希望を持ちたくてもどこかで絶望を抱えてる。一番辛いパターンだ。
おじさんは、自分のために、それをやってしまった。
「断罪は我が輩達がすることではない。この国の住人に任せよう」
「・・・。そうだね。私達は部外者だしね…」
このことも今日初めて知ったのだし。私達が断罪することではない。
「やはり、言わぬ方が良かったかの…」
「ううん。知っておいて良かったよ。知ったからこそ、腹をくくれることもあるでしょ?」
「・・・。そうかの」
「クロ、その奥さんと息子さん…」
「我が輩にも分からぬが、良くて奴隷、悪くて、もうこの世にはいないだろうの」
クロも同じ考えだったか。
奥さんと子供を人質にして、獣人達を攫わせて、まったく会えないって事は、すでにどこかに売り払われたか、最悪は命を落としているのだろう。おじさん、その事に本当に気付いていないんだろうか…。いや、考えたくないのかもしれない。
灯りを消して、「おやすみ」を言って、それぞれのベッドに潜り込む。
向かいの2段ベッドの上段は、今日は誰もいない。
いつものように左に来たクロを軽く抱きしめて、色々な事を考えた。
家族を失くしたおじさん。子供を失くした親達。
私も、大切な人が奪われたら、他人を犠牲にしてでも助けようとするんだろうか。
モヤモヤとしてなんとなく眠れない。なんとなくクロを撫でていたら、クロがゴロゴロ言い始めた。なんだか久しぶりだ。
腕や密着している脇にもその振動が伝わってくる。不思議と気持ち良いんだよね、猫のゴロゴロ。
クロを撫でながら、そのゴロゴロを感じていたら、いつの間にか意識がなくなっていた。
「まあ、安全ではあるの。危害を加えようという考えは持っておらんかったの」
ほっと一安心。
「今日中に片が付くって言ってたくせに…」
「かもしれんと言っておっただけだの。まあ、明日には終わろう」
「本当に本当ね?」
「多分」
濁しやがった。
「しかして、その男、何故に同族の子供を攫っておったのですかな?」
クレナイが聞いて来た。
「話しても良いが、聞かない方がいいと我が輩は思うのだが」
「聞かないと色々分からないでしょう。ささ、話してちょ」
「聞いて後悔しても知らんぞ?」
膝に乗っているハヤテを抱きしめて、偉そうに椅子でふんぞり返っているクロの話に耳を傾けた。
その狐人族の男は行商人。獣人の国だけでは手に入らない物などを外界から手に入れてくる役目を負っていた。
もちろん、獣人の国を出たならば、耳は絶対に隠すし、尻尾も服などに隠さなければならない。見つかった途端に奴隷狩りにあってしまうだろう。
そこそこ馴染みの村などには顔もきき、男はうまく立ち回って色々な物を手に入れていた。元々狐人族は顔が良くて口が上手い。その顔と調子の良い語り口で、そこそこ常連の客もいたほどだ。
そして、旅の間に見る景色は、男の心を捕らえた。耳と尻尾さえ隠していれば親切な只人達。そこには獣人となんら変わりない人の姿があった。
素敵な景色を見つけたらならば、大切な人と分かち合いたいと思うのは当然の理。男はいずれ仕事を継ぐだろう息子と、愛する妻を連れて行商に行ってみることにした。自分がどんな仕事をしているのかを知って貰いたいのと、息子には後学のため。そして、旅の間に見た美しい景色を見せてやりたくて。
通路の兵には止められたが、大丈夫だと笑って通り過ぎた。行くのはいつもの馴染みの村だ。
国を出たことのない2人は、見慣れぬ景色に興奮、男も感動を分かち合える喜びに震えた。そして、只人達との交流も上手く行った。
揚々と帰るその道で、その日に限って男は盗賊に会ってしまったのだった。
いつもならば積み荷を全て渡して、命乞いをすれば見逃してくれただろう。しかし、その日は美しい妻と可愛い息子がいた。
妻と息子は捕らえられ、男は2人を助けようとして、頭の帽子が脱げてしまった。
獣人と気づかれ、妻と息子の帽子も剥ぎ取られた。盗賊達は笑った。「高値で売れる」と。
男は必死に頼み込んだが、盗賊達は男なぞ売れる物じゃないと、男を殺そうとした。
その時、盗賊の中の1人が言った。
「こいつにもまだ価値はある」と。
その盗賊は言った。
「妻と息子を助けたければ、獣人を攫って来い。そうしたら返してやる」と。
盗賊達は笑いながら山に消えて行った。連絡手段を男に伝えて。
積み荷も家族も全て奪われ、男は絶望の淵にいた。なんとか妻と息子を助けたい。しかし、そうなると同族を裏切る事になってしまう。
男は迷った。考えた。どうしたらいいのか、途方に暮れた。
国に帰っても良い考えなど浮かばない。しかしこうしている間にも妻と息子が…。
ふらりと歩いていた裏通りで、男は1人の子供に会う。蹲っている姿に息子の姿を重ね、どうしたのかと尋ねてみれば、孤児で行く所もなく、盗みを繰り返していたら酷い目に合ったのだと言った。
男は何故かこんなことを言っていた。
「いい仕事があるんだ。楽で稼げて喜んで貰える仕事なんだ。行く当てがないなら、どうだい?」
その子供は警戒しながらも、本当にそんな仕事があるのかと尋ねてきた。もちろんだと男は答えた。
行くまでに少し時間がかかるから、その間うちにおいでと誘い込み、誰にも知られないようにしなければならないと子供に話して、地下に閉じ込めた。その間に美味しい物を食べさせ、笑顔で話をして、子供と信頼関係を作った。
自分が何をやっているのか分からなかった。
裏路地を歩いていると、時折そういう子供に出会った。男は優しく語りかけ、帰りたいという子供には帰らせた。帰りたくないという子供だけ連れ去った。
約束の場所に連れて行くと、盗賊達がやって来て、子供達を連れて行った。その時の子供達の顔は、悲しさと悔しさと憎しみとに溢れていた。心の中ですまないと謝った。
しかし、盗賊達は一度では返してくれなかった。
1人、3人と何度も連れて行くが、「まだまだ足りない」と言って、会わせてもくれなかった。いつまでこんなことを続けたら、妻と息子に会えるのか…。
ただ再び会えることだけを考えて、男は子供達を攫った。
「こういう訳だの」
「・・・・・・」
何も言えなかった。
「すべてではないが、ある程度の子供達はあやつに攫われておる。今止めなければ、あの男はこれからも続けるであろうの」
「うん、止めなくちゃね…」
ハヤテをぎゅうっと抱きしめる。
「あるじ? わるいひと?」
「うん。悪いおじさんだね…」
おじさんの悲しさとか悔しさとかは分かる。だけど…・
「それを人に広めちゃ駄目だよね」
おじさんが子供を失くして辛いように、やはり子供を知らない間に攫われて、悲しんでいる人達も大勢いる。
行方不明が一番たちが悪いと思っている。生きているのか死んでいるのかも分からない状態。生きているなら会いたいし、死んでいるなら遺体を引き取ってきちんと葬ってやりたい。しかし、どこにいるのかも生きているのか死んでいるのかも分からない状態だと、希望を持ちたくてもどこかで絶望を抱えてる。一番辛いパターンだ。
おじさんは、自分のために、それをやってしまった。
「断罪は我が輩達がすることではない。この国の住人に任せよう」
「・・・。そうだね。私達は部外者だしね…」
このことも今日初めて知ったのだし。私達が断罪することではない。
「やはり、言わぬ方が良かったかの…」
「ううん。知っておいて良かったよ。知ったからこそ、腹をくくれることもあるでしょ?」
「・・・。そうかの」
「クロ、その奥さんと息子さん…」
「我が輩にも分からぬが、良くて奴隷、悪くて、もうこの世にはいないだろうの」
クロも同じ考えだったか。
奥さんと子供を人質にして、獣人達を攫わせて、まったく会えないって事は、すでにどこかに売り払われたか、最悪は命を落としているのだろう。おじさん、その事に本当に気付いていないんだろうか…。いや、考えたくないのかもしれない。
灯りを消して、「おやすみ」を言って、それぞれのベッドに潜り込む。
向かいの2段ベッドの上段は、今日は誰もいない。
いつものように左に来たクロを軽く抱きしめて、色々な事を考えた。
家族を失くしたおじさん。子供を失くした親達。
私も、大切な人が奪われたら、他人を犠牲にしてでも助けようとするんだろうか。
モヤモヤとしてなんとなく眠れない。なんとなくクロを撫でていたら、クロがゴロゴロ言い始めた。なんだか久しぶりだ。
腕や密着している脇にもその振動が伝わってくる。不思議と気持ち良いんだよね、猫のゴロゴロ。
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