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黒猫と共に迷い込む
両手は広げてみた
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庭園を出て、軽く買い物をして。
「主殿? もうこのような時間じゃが、街の外へ出るのかや?」
簡単に夕食を済ませて、街の外を目指した。
「うん。夜じゃないと出来ないことがあるからね。今日は野宿になるけど、いいかな?」
「無論である。主に反対する者などおらぬである」
てなわけで、皆で街の外へ出た。門の衛兵さん達に、夜は門が閉まるから帰ってくるなら早めにと注意された。大丈夫。今日は帰りません。
少し歩いて、街から離れた所でまたシロガネに乗って、コハクはハヤテに乗って、街からさらに離れる。
世界が暗闇に包まれて、夜空の星が美しく見えるようになった頃、シロガネに降りてもらった。
「さすがに、夜は飛ぶのには見えにくいである」
うん、無茶をさせてしまった。
「ありがとうね、シロガネ。無理をさせたかな」
「主の為ならば、夜であろうが嵐であろうが飛ぶである」
危ないから無理しないで下さい。
「と言うわけで、クレナイ、出番です」
「なんじゃ?」
クレナイがキョトンとした顔をする。
「夜ならほら、クレナイが元の姿に戻ってもそれほど騒がれないかなって。夜飛ぶのは大変かもしれないけど」
「なるほど! 夜ならば飛行しても目立たぬと! 良い考えなのじゃ主殿!」
クレナイが私達から距離を置いた。そして体が光ると、みるみるでかくなっていき、夜空に赤黒い影が現われた。
「主殿の許しを得てこの姿になるは、また格別じゃ」
元の姿になると重低音になりますね。
「ささ、早う背にお乗り下され。ナットーの街じゃな。ある程度は地図は頭に入っておるのじゃ」
クレナイが背を向け、尻尾をてれんと伸ばし、体を地面に伏せた。
それでもちょっとした小山くらいあるよ。
クロが腕の中から飛び出して、ポンポンと器用に背中を登って行ってしまった。さすが猫。
「ほれ八重子、クレナイ殿をお待たせするでないの」
「分かってるわよ」
なんとか鱗などの突っ張りに足を掛け、よじよじ登って行った。うわあ、広すぎてグラグラする。
「大丈夫であるか、主」
シロガネは軽々と飛び越えてきた。ちょっとイラ。
「のぼれたよー」
ハヤテも軽々登って来た。ちょっとしょぼん。
「広いですね」
やっぱり軽々登って来たコハク。
やっぱ、私がこの中で一番弱いよね?弱いくせにリーダーみたいなことして、いいんだろうか。
頭を悩ませていたら、クロが早速膝に来た。ま、いいか。
悩みは置いといて、今は座り心地の良い場所を探さないと。
てか広すぎてどこに座ればいいのか分からない。
とりあえず背鰭みたいな奴に背中を預けてみた。お、これはなかなか。
両隣にコハクとハヤテも座る。シロガネも背鰭の向こう側に座ったようだ。
「準備は良いかの? 主殿」
「うん。多分大丈夫~」
多分。
風圧とかで飛ばされないかしら?
「では、参るのじゃ」
ぐらりと揺れて、クレナイが立ち上がった。おっと、尻が滑りそうになる。
だが、すぐに安定した。クレナイが何かしらの魔法で固定してくれたのかもしれない。
クレナイが翼を広げ、バサリと動かすと、フワリと浮き上がった。
と言っても広い背中の上、景色なんぞよく見えません。
バサリバサリと翼が動き、地面が遠ざかるのが遠目に見えた。
シロガネに背に乗っている時とは違う感覚に、思わず背鰭を掴んでしまう。
ハヤテは大丈夫そうだが、コハクは私にしがみついてきた。やっぱりちょっと怖いよね。
「夜で景色も分からぬじゃろうが、上に出れば少しは楽しめよう」
クレナイがそう言うと、一気に上昇した。
浮遊感はあるけど、不思議と風圧を感じない。多少横にもなっているのだが、お尻が滑って落ちそうになることもなかった。魔法万歳。
あっという間に近づいて来た雲を突き破って、雲の上に出た。
雲海と言うほどでは無いが、そこそこ浮いている雲がまた綺麗だ。
そして、夜空に光る、まだ満月ではないがそこそこ丸い月が、その雲を照らし出す。
「うわあ…」
夜間の飛行機から見える景色と例えればいいのか。でもあんな小さな窓から見える景色ではない。
パノラマというか、もう目の前が夜の空である。なんとも形容しがたい。
かなりの速度が出ているようなのだが、風も全く感じず、あちらこちらにある雲が飛ぶように、まさに飛んでいる訳だが後ろに流されていく。
時折見える地上の光らしきものは、街なのか村なのか。
「ああ、これはもう、あの有名な歌詞が浮かんでくるわ~」
夜空を男女が仲良く、空飛ぶ絨毯に乗って行く奴。男性女性パートが別れてるから歌いにくい奴。好きなんだけど歌いにくくて覚えていない。
ちょっと有名な部分だけ口ずさんだら、皆が目を丸くしてこちらを見てきた。何故?
「ご主人様、歌を歌われるのですか…」
「いや、誰でも歌うでしょ」
「童謡などならともかく、そのような不思議な歌を歌うのは、歌姫か吟遊詩人くらいですが」
この世界にカラオケはなかった。
せっかくなので、コハクとハヤテに、私が知っている歌をちょっと歌ってあげたら喜ばれた。
「主、我は踊ることも出来るである!」
何故そんなことで張り切るのだよ、シロガネ。
「そろそろなのじゃ」
クレナイの声がした。
え?まだ1時間も経ってませんぜ?
「街の近くの適当な場所に降りれば良いのじゃな?」
「うん。後の距離は明日シロガネに稼いで貰うから」
雲の下に降り、街から大分離れた所にクレナイが着地した。
降りる時は楽だった。なにせ、滑り降りればいいだけだもの。
皆が降りると、クレナイの体が光、人の姿に。
「ん~! 久々に羽を伸ばせたのじゃ! 主殿、感謝するのじゃ」
「こちらこそ。快適な空の旅だったよ。揺れも少ないし、風圧も感じなかったし」
「・・・主殿、それは妾だけの力ではないのじゃ」
「え?」
クレナイの視線を辿ると、ちょっといじけているシロガネの背中が見えた。
「し、シロガネの力だったのか! そうか! おかげで快適だったよ! うん! さすがシロガネだね!」
慌てて褒め称えたら、ちょっと復活したようだった。
そうか。シロガネが結界張ってくれたから、あんなに快適だったのね。気付かなくてゴメンだわよ。
その後は、クレナイにお腹が空いたなら軽く軽食を作るけど、と言ったら、全力で断られた。そんなに首を激しく横に振らなくてもいいと思うのだけど。
コハクが作りましょうかと言ったら、嬉しそうに首を縦に振っていた。
複雑。
いつも通りベッドを用意して貰って、クレナイ、コハク、私の順に川の字になって寝た。もちろん左脇にはクロが、頭の上にはリンちゃんがいます。
クレナイの向こうにシロガネ、私の側にはハヤテが元の姿に戻って、夜の番を引き受けてくれた。
なんて贅沢な野宿。
「主殿? もうこのような時間じゃが、街の外へ出るのかや?」
簡単に夕食を済ませて、街の外を目指した。
「うん。夜じゃないと出来ないことがあるからね。今日は野宿になるけど、いいかな?」
「無論である。主に反対する者などおらぬである」
てなわけで、皆で街の外へ出た。門の衛兵さん達に、夜は門が閉まるから帰ってくるなら早めにと注意された。大丈夫。今日は帰りません。
少し歩いて、街から離れた所でまたシロガネに乗って、コハクはハヤテに乗って、街からさらに離れる。
世界が暗闇に包まれて、夜空の星が美しく見えるようになった頃、シロガネに降りてもらった。
「さすがに、夜は飛ぶのには見えにくいである」
うん、無茶をさせてしまった。
「ありがとうね、シロガネ。無理をさせたかな」
「主の為ならば、夜であろうが嵐であろうが飛ぶである」
危ないから無理しないで下さい。
「と言うわけで、クレナイ、出番です」
「なんじゃ?」
クレナイがキョトンとした顔をする。
「夜ならほら、クレナイが元の姿に戻ってもそれほど騒がれないかなって。夜飛ぶのは大変かもしれないけど」
「なるほど! 夜ならば飛行しても目立たぬと! 良い考えなのじゃ主殿!」
クレナイが私達から距離を置いた。そして体が光ると、みるみるでかくなっていき、夜空に赤黒い影が現われた。
「主殿の許しを得てこの姿になるは、また格別じゃ」
元の姿になると重低音になりますね。
「ささ、早う背にお乗り下され。ナットーの街じゃな。ある程度は地図は頭に入っておるのじゃ」
クレナイが背を向け、尻尾をてれんと伸ばし、体を地面に伏せた。
それでもちょっとした小山くらいあるよ。
クロが腕の中から飛び出して、ポンポンと器用に背中を登って行ってしまった。さすが猫。
「ほれ八重子、クレナイ殿をお待たせするでないの」
「分かってるわよ」
なんとか鱗などの突っ張りに足を掛け、よじよじ登って行った。うわあ、広すぎてグラグラする。
「大丈夫であるか、主」
シロガネは軽々と飛び越えてきた。ちょっとイラ。
「のぼれたよー」
ハヤテも軽々登って来た。ちょっとしょぼん。
「広いですね」
やっぱり軽々登って来たコハク。
やっぱ、私がこの中で一番弱いよね?弱いくせにリーダーみたいなことして、いいんだろうか。
頭を悩ませていたら、クロが早速膝に来た。ま、いいか。
悩みは置いといて、今は座り心地の良い場所を探さないと。
てか広すぎてどこに座ればいいのか分からない。
とりあえず背鰭みたいな奴に背中を預けてみた。お、これはなかなか。
両隣にコハクとハヤテも座る。シロガネも背鰭の向こう側に座ったようだ。
「準備は良いかの? 主殿」
「うん。多分大丈夫~」
多分。
風圧とかで飛ばされないかしら?
「では、参るのじゃ」
ぐらりと揺れて、クレナイが立ち上がった。おっと、尻が滑りそうになる。
だが、すぐに安定した。クレナイが何かしらの魔法で固定してくれたのかもしれない。
クレナイが翼を広げ、バサリと動かすと、フワリと浮き上がった。
と言っても広い背中の上、景色なんぞよく見えません。
バサリバサリと翼が動き、地面が遠ざかるのが遠目に見えた。
シロガネに背に乗っている時とは違う感覚に、思わず背鰭を掴んでしまう。
ハヤテは大丈夫そうだが、コハクは私にしがみついてきた。やっぱりちょっと怖いよね。
「夜で景色も分からぬじゃろうが、上に出れば少しは楽しめよう」
クレナイがそう言うと、一気に上昇した。
浮遊感はあるけど、不思議と風圧を感じない。多少横にもなっているのだが、お尻が滑って落ちそうになることもなかった。魔法万歳。
あっという間に近づいて来た雲を突き破って、雲の上に出た。
雲海と言うほどでは無いが、そこそこ浮いている雲がまた綺麗だ。
そして、夜空に光る、まだ満月ではないがそこそこ丸い月が、その雲を照らし出す。
「うわあ…」
夜間の飛行機から見える景色と例えればいいのか。でもあんな小さな窓から見える景色ではない。
パノラマというか、もう目の前が夜の空である。なんとも形容しがたい。
かなりの速度が出ているようなのだが、風も全く感じず、あちらこちらにある雲が飛ぶように、まさに飛んでいる訳だが後ろに流されていく。
時折見える地上の光らしきものは、街なのか村なのか。
「ああ、これはもう、あの有名な歌詞が浮かんでくるわ~」
夜空を男女が仲良く、空飛ぶ絨毯に乗って行く奴。男性女性パートが別れてるから歌いにくい奴。好きなんだけど歌いにくくて覚えていない。
ちょっと有名な部分だけ口ずさんだら、皆が目を丸くしてこちらを見てきた。何故?
「ご主人様、歌を歌われるのですか…」
「いや、誰でも歌うでしょ」
「童謡などならともかく、そのような不思議な歌を歌うのは、歌姫か吟遊詩人くらいですが」
この世界にカラオケはなかった。
せっかくなので、コハクとハヤテに、私が知っている歌をちょっと歌ってあげたら喜ばれた。
「主、我は踊ることも出来るである!」
何故そんなことで張り切るのだよ、シロガネ。
「そろそろなのじゃ」
クレナイの声がした。
え?まだ1時間も経ってませんぜ?
「街の近くの適当な場所に降りれば良いのじゃな?」
「うん。後の距離は明日シロガネに稼いで貰うから」
雲の下に降り、街から大分離れた所にクレナイが着地した。
降りる時は楽だった。なにせ、滑り降りればいいだけだもの。
皆が降りると、クレナイの体が光、人の姿に。
「ん~! 久々に羽を伸ばせたのじゃ! 主殿、感謝するのじゃ」
「こちらこそ。快適な空の旅だったよ。揺れも少ないし、風圧も感じなかったし」
「・・・主殿、それは妾だけの力ではないのじゃ」
「え?」
クレナイの視線を辿ると、ちょっといじけているシロガネの背中が見えた。
「し、シロガネの力だったのか! そうか! おかげで快適だったよ! うん! さすがシロガネだね!」
慌てて褒め称えたら、ちょっと復活したようだった。
そうか。シロガネが結界張ってくれたから、あんなに快適だったのね。気付かなくてゴメンだわよ。
その後は、クレナイにお腹が空いたなら軽く軽食を作るけど、と言ったら、全力で断られた。そんなに首を激しく横に振らなくてもいいと思うのだけど。
コハクが作りましょうかと言ったら、嬉しそうに首を縦に振っていた。
複雑。
いつも通りベッドを用意して貰って、クレナイ、コハク、私の順に川の字になって寝た。もちろん左脇にはクロが、頭の上にはリンちゃんがいます。
クレナイの向こうにシロガネ、私の側にはハヤテが元の姿に戻って、夜の番を引き受けてくれた。
なんて贅沢な野宿。
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