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黒猫と共に迷い込む
クロのお出掛け
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八重子達が眠りについても、クレナイとシロガネは部分変化をすべく頑張っていた。
その中、むくりと起き上がる黒い影。
「まだやっているのかの」
むぐぐ、ふぬぬと呻きあう2人を余所に、クロは窓に近寄る。
「ちと出かけてくる」
一応声を掛けてから外へと出て行った。
2人はそんなクロに気付いたのか気付いていなかったのか、まだ呻きあっていた。
「あれは本物だ」
「ああ、あれは紛れもなく本物だ」
酒場の一角で、クレナイに投げられた男達のリーダーのダンドンと、それを見ていたクリュエが、一緒に酒を飲んでいた。
「Dランクの俺達が、何をする間もなく、しかも何をされたかも分からぬまま、ゴミの山に投げ飛ばされたんだからな」
「俺も何をしたのか見えなかった」
腕にそこそこの自信があったのに、あの女性が何をして男達を飛ばしたのか、まるで分からなかった。自信を失くす。
そして、
「だめだ、惚れちまうよ。あんなん見せられたら…」
「確かに…」
美しく、そして強い。そして、ゴミの山という、一見意地悪にしか思えない行動も、実は地面に激突するのを避ける為にそこへ落としたとも考えられる。
つまり、優しさも持つ。
美人で強くて優しい、とくれば、
「姉御とお呼びしたい」
「俺も」
ファンになっていた。
2人で胸いっぱいの溜息を吐いた時、
「ここにおったのか」
女性の声が後ろから聞こえた。
その美しく響く声に反応し、2人が振り向くと、つい今し方2人の間で話題に上がっていた件の女性が立っていた。
驚いて固まる男達。周りの男達の視線も一身に集めながら、女性は凜としながら、男達に話しかける。
「ちとお主らに話があるのじゃが、良いじゃろうか」
そう言いながら、空いていたクリュエの隣に座った。
隣に滅多に見ないほどの美人が座ったことに、動揺するクリュエ。そんなクリュエを羨ましそうに睨み付けるダンドン。
「お主ら、妾の頼みを聞いてはくれぬか?」
「た、頼み?」
「そうじゃ」
クリュエ達と同じエールを頼んだ女性が、受け取ったエールを一気に半分ほど飲み干した。
「簡単な依頼になるのじゃが、どうじゃ、動いてはくれぬか?」
「は、話の内容による…」
「そうじゃのう。何、簡単なことよ。妾は色々な面白い話を集めるのが趣味でのう。お主らの耳に入ってきた珍しい話を、妾に聞かせてくれるだけで良いのよ。冒険譚、英雄譚、珍しい迷い人の話などじゃな。どうじゃ? 妾が気に入る話を持って来れば、それなりに報酬を払うことも約束しよう」
「話? 冒険譚に英雄譚?」
「面白いものなら何でも。特に迷い人の話が好きなのじゃが」
「迷い人か。あの、どこか別の国から来ている、不思議な知識を持った人達のことか」
「うむ。その知識の話はとても面白いのでな。気に入っておるのじゃ」
「確かに。本当に面白い知識をばらまく話なんかもあるよな」
「ああ、あるある。この国に風呂が広まったのは迷い人のおかげなんだろ? あれは本当に有り難い」
「ああ、有り難いな。風呂に浸かるのがあんなに気持ちの良い事だなんてな」
「今では1日1回入らないと気持ち悪くてな」
「分かる分かる。ちょっと泊まり込みの依頼なんか受けると、体がごわごわしてくるんだよな」
「あれを知ったらタオルで拭くだけなんて出来なくなるよな」
ワイワイ風呂の話題で盛り上がる。
「ふむ。その風呂を作った迷い人の話はどこまで知っておるのかの?」
「どこまでって、風呂好きが高じて、とうとうユートピアと呼ばれる街を作ってしまった所までか?」
「その先じゃよ。その迷い人はいつ死んだのじゃ?」
クレナイの問いに、クリュエ達は答えられなかった。
「そこまでは、聞いたこともないな」
「俺もだ」
「うむ。と言う風な話を持って来てくれるだけで良い。どうじゃ?」
「まあ、それくらいなら…」
「それくないなら、出来そうだな」
「では、契約成立、じゃのう」
赤髪の女性が、金貨を取り出し、カウンターに置く。
「これで今日は好きなだけ飲むが良い」
「ちょ、これ、貰いすぎ…」
「よいよい。これからの活躍に対する期待値とでも思っておけ」
「そんな、話を集めるってだけなのに…」
「期待しておるぞ」
クリュエの瞳を見つめ返し、ふっと色っぽく笑うと、いつの間に飲み干したのか、エールの入っていたコップを置いて、女性が店からふらりと出て行った。
しばし、その姿をぼーっと見送る2人。
「マジで惚れそう…」
「俺も…」
その日、男達は意識がなくなるほどに飲みまくったという。
クロがふらりと部屋に帰ってくると、クレナイとシロガネが、未だにうんうん唸っていた。
「駄目なのだ! やはり、1度元の姿に戻って1から組み立てるである!」
「ああ! では妾も…。しかし、ここでは…。ええい! こうなったら!」
今クロが帰って来た窓をガラリと開けると、クレナイが身を乗り出す。
「ちと街の外まで出かけて来るのじゃ!」
一応断りを入れて、クレナイが窓から飛び出した。
念の為言っておくが、ここは3階である。
隣の建物の屋根に降り立ち、そのまま姿が見えなくなった。きっと屋根伝いに移動して、街の外へと外壁を飛び越えるつもりなのだろう。
部屋の中では、シロガネが元のペガサスの姿に戻り、何やらブツブツ言っている。
クロは小さく溜息を吐くと、八重子の左脇で丸くなった。
その夜、見張りの衛兵の間で、ドラゴンの影を見たと騒ぎになったのだった。
その中、むくりと起き上がる黒い影。
「まだやっているのかの」
むぐぐ、ふぬぬと呻きあう2人を余所に、クロは窓に近寄る。
「ちと出かけてくる」
一応声を掛けてから外へと出て行った。
2人はそんなクロに気付いたのか気付いていなかったのか、まだ呻きあっていた。
「あれは本物だ」
「ああ、あれは紛れもなく本物だ」
酒場の一角で、クレナイに投げられた男達のリーダーのダンドンと、それを見ていたクリュエが、一緒に酒を飲んでいた。
「Dランクの俺達が、何をする間もなく、しかも何をされたかも分からぬまま、ゴミの山に投げ飛ばされたんだからな」
「俺も何をしたのか見えなかった」
腕にそこそこの自信があったのに、あの女性が何をして男達を飛ばしたのか、まるで分からなかった。自信を失くす。
そして、
「だめだ、惚れちまうよ。あんなん見せられたら…」
「確かに…」
美しく、そして強い。そして、ゴミの山という、一見意地悪にしか思えない行動も、実は地面に激突するのを避ける為にそこへ落としたとも考えられる。
つまり、優しさも持つ。
美人で強くて優しい、とくれば、
「姉御とお呼びしたい」
「俺も」
ファンになっていた。
2人で胸いっぱいの溜息を吐いた時、
「ここにおったのか」
女性の声が後ろから聞こえた。
その美しく響く声に反応し、2人が振り向くと、つい今し方2人の間で話題に上がっていた件の女性が立っていた。
驚いて固まる男達。周りの男達の視線も一身に集めながら、女性は凜としながら、男達に話しかける。
「ちとお主らに話があるのじゃが、良いじゃろうか」
そう言いながら、空いていたクリュエの隣に座った。
隣に滅多に見ないほどの美人が座ったことに、動揺するクリュエ。そんなクリュエを羨ましそうに睨み付けるダンドン。
「お主ら、妾の頼みを聞いてはくれぬか?」
「た、頼み?」
「そうじゃ」
クリュエ達と同じエールを頼んだ女性が、受け取ったエールを一気に半分ほど飲み干した。
「簡単な依頼になるのじゃが、どうじゃ、動いてはくれぬか?」
「は、話の内容による…」
「そうじゃのう。何、簡単なことよ。妾は色々な面白い話を集めるのが趣味でのう。お主らの耳に入ってきた珍しい話を、妾に聞かせてくれるだけで良いのよ。冒険譚、英雄譚、珍しい迷い人の話などじゃな。どうじゃ? 妾が気に入る話を持って来れば、それなりに報酬を払うことも約束しよう」
「話? 冒険譚に英雄譚?」
「面白いものなら何でも。特に迷い人の話が好きなのじゃが」
「迷い人か。あの、どこか別の国から来ている、不思議な知識を持った人達のことか」
「うむ。その知識の話はとても面白いのでな。気に入っておるのじゃ」
「確かに。本当に面白い知識をばらまく話なんかもあるよな」
「ああ、あるある。この国に風呂が広まったのは迷い人のおかげなんだろ? あれは本当に有り難い」
「ああ、有り難いな。風呂に浸かるのがあんなに気持ちの良い事だなんてな」
「今では1日1回入らないと気持ち悪くてな」
「分かる分かる。ちょっと泊まり込みの依頼なんか受けると、体がごわごわしてくるんだよな」
「あれを知ったらタオルで拭くだけなんて出来なくなるよな」
ワイワイ風呂の話題で盛り上がる。
「ふむ。その風呂を作った迷い人の話はどこまで知っておるのかの?」
「どこまでって、風呂好きが高じて、とうとうユートピアと呼ばれる街を作ってしまった所までか?」
「その先じゃよ。その迷い人はいつ死んだのじゃ?」
クレナイの問いに、クリュエ達は答えられなかった。
「そこまでは、聞いたこともないな」
「俺もだ」
「うむ。と言う風な話を持って来てくれるだけで良い。どうじゃ?」
「まあ、それくらいなら…」
「それくないなら、出来そうだな」
「では、契約成立、じゃのう」
赤髪の女性が、金貨を取り出し、カウンターに置く。
「これで今日は好きなだけ飲むが良い」
「ちょ、これ、貰いすぎ…」
「よいよい。これからの活躍に対する期待値とでも思っておけ」
「そんな、話を集めるってだけなのに…」
「期待しておるぞ」
クリュエの瞳を見つめ返し、ふっと色っぽく笑うと、いつの間に飲み干したのか、エールの入っていたコップを置いて、女性が店からふらりと出て行った。
しばし、その姿をぼーっと見送る2人。
「マジで惚れそう…」
「俺も…」
その日、男達は意識がなくなるほどに飲みまくったという。
クロがふらりと部屋に帰ってくると、クレナイとシロガネが、未だにうんうん唸っていた。
「駄目なのだ! やはり、1度元の姿に戻って1から組み立てるである!」
「ああ! では妾も…。しかし、ここでは…。ええい! こうなったら!」
今クロが帰って来た窓をガラリと開けると、クレナイが身を乗り出す。
「ちと街の外まで出かけて来るのじゃ!」
一応断りを入れて、クレナイが窓から飛び出した。
念の為言っておくが、ここは3階である。
隣の建物の屋根に降り立ち、そのまま姿が見えなくなった。きっと屋根伝いに移動して、街の外へと外壁を飛び越えるつもりなのだろう。
部屋の中では、シロガネが元のペガサスの姿に戻り、何やらブツブツ言っている。
クロは小さく溜息を吐くと、八重子の左脇で丸くなった。
その夜、見張りの衛兵の間で、ドラゴンの影を見たと騒ぎになったのだった。
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