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黒猫と共に迷い込む
自由だね1日
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「こちらの方が手触りも良く、鋤き具合もとてもよろしいかと」
「どれ、ふむ、なるほど。よし、これをもらうである」
「はい! ありがとうございます!」
「それとであるが、その、女性が喜ぶ何かを欲しいである」
それまでとても嬉しそうに接客していたその女性店員の、笑顔の温度が下がった。
そこは接客のプロ、どんな時でも笑顔は崩さない。
「かしこまりました。こちらなどいかがでしょう? 手荒れなどに効く、ハンドクリームです」
微妙なラインナップ、そして値の張る商品を手に取る。
ただ、人気商品であることは間違いない。
せっかくなのでお金を出来るだけ落としてもらわねばと、女性店員はその商品について詳しく説明し始めた。
女性店員の粘り強さか、その商品もお買い上げとなった。
シロガネの買い物に付いて来たはいいが、暇なリンちゃんは店の外で、花壇などを見つめていた。
花は勿論のこと好きだ。蜜を吸いたいとも思うが、さすがにここで元の姿に戻るのは危ないと考える。下手にまた前の主のような人間に捕まりたくはない。
空を見上げると、よく晴れていて陽射しが気持ちいい。
あの頃は鳥籠の中から、窓の外を眺めることしか出来なかった。二度と空を飛ぶことも叶わないと思っていた。
それが今はどうだ。投げナイフの的になることもなく、無理矢理力を使わされることもなく。それどころか力の使いすぎで倒れないかと心配される。
何も強制されないどころか、自由に過ごせと追い出される。
ボーッと陽射しの温かさを感じながら、今の主のことを思い出す。今日は朝から体調が優れず、珍しく癒しの力を所望された。今もきっとベッドで布団にくるまって眠っているのだろう。
主の分のお土産も買った。喜んでくれるだろうか。あの主ならきっと喜んでくれるだろう。
本当は買い物などに出ず、主と一緒にベッドで転がっていたかった。暇であっても主が一緒なら苦痛ではない。
こういう時はあの黒猫が羨ましく思う。何よりも誰よりも大事にされている黒猫。得体の知れない黒猫。誰よりも恐ろしい力を持つのに、それが主の為でないなら一切振るわない。
気持ちは自分達従魔と同じではあるが、主と従魔契約もしていないのに、主にひっついている変な猫。左脇を定位置として、寝る時も起きている時もずっと主と共にある。
羨ましくてしょうがない。
そんなことを考えているリンちゃんの側に、男の人が近寄って来た。
年の頃は八重子と同じくらいか。顔は平均的。背丈は少し高い方か。
「ねえ君、そんな所に座って、何してるんだい?」
リンちゃんの可愛さに釣られて寄ってきたようだ。
しかし、リンちゃんは自分に声を掛けられているなどと思わず、その青年の言葉も右から左。ボーッと考え事をしていた。
「ねえ君、君?」
青年がいくら声を掛けてもリンちゃんは反応しない。これがクレナイならば、自分に声が掛けられていると気付いたのであろうが、なにせリンちゃんは人としての経験が足りなかった。
「君、具合でも悪いのかい?」
青年が心配して、リンちゃんの肩に手を置いた。
びっくりして振り向くリンちゃん。そのリンちゃんの顔を正面から見て、赤くなる青年。
「誰?!」
警戒して立ち上がるリンちゃん。重心が後ろに乗っている。いつでも逃げられるように。
「あ、いや、僕は…、この近くに住んでるダウトって言うんだけど…」
横顔で美少女とは分かっていたが、正面で見るともの凄い美少女であったことにしどろもどろになる青年。ダウト。なんとか名乗れはしたようだ。
しかし、目の前の美少女は警戒感MAXでダウトを睨み付ける。
「あ、怪しい者じゃないよ。その、よければ、その、その辺りでお茶でもどお?」
頑張ってナンパしたダウト君。しかし、
「イヤ」
リンちゃんの即答でハートがブレイクした。女性に断られるのは、多少なりとも精神的にくるものがあるが、これが美少女だとダメージが半端ない。
痛む胸を押さえつつ、ダウト君はめげなかった。
なにせ、目の前には王都でも滅多に見ない美少女。ここは男としてアタックするのが当たり前でしょう。
「す、すぐそこに美味しいケーキ屋があるんだ。蕩けるように甘くてふんわりとした食感が人気のお店なんだよ。行ってみない?」
女性ならば甘い物好き。ダウト君は勝負を賭けた。しかし、
「イヤ」
人の食べ物を必要としないリンちゃんには通用しなかった。
痛恨の2コンボ。ダウト君の心は折れそうになっているが、それでもめげずに彼は目の前の美少女に最後の手段と声を掛ける。
「そ、それなら、あっちにとても美味しいパンケーキのお店が…」
「何をしているであるか」
ダウト君の声が、声優並みに良い声に遮られた。
ダウト君がそちらを見れば、白く長い髪に白い貴族風の服を着た、とんでもない美青年が立っていた。
「シロガネ!」
リンちゃんが急いでシロガネの後ろに隠れた。
それを見て、ダウト君の心は崩壊した。
ああ、すでに君には意中の人がいたのだね…。
「いえ。なんでもないっす。お邪魔しました…」
涙目になりながら、ダウト君はすごすごと立ち去っていった。頑張れ少年。きっと良い出会いがあるさ!・・・多分。
「なんだったであるか?」
「分カラないヨ。突然声掛ケテ来たヨ」
警戒心を解かぬまま、シロガネの後ろから青年が去って行くのを見送ったリンちゃん。リンちゃんにとっては未だに主以外の人間は怖い存在だった。
シロガネは色々見てきているので、そうでもない。年の功か。
「さて、買い物は終わってしまったである。これ以上することもないし、主の元へ帰ろうか」
「うん! ソウシヨ!」
2人共、結局主の側にいるのが一番好きだったので、買うものを買って、さっさと宿へと帰るのであった。
「見て下さいハヤテ。ここには私達と同じように、大切な人と引き裂かれた子供達がいます。可哀想ですよね?」
ハヤテが周りを見ると、気づかなかったが、たくさんの子供達がいた。
皆一様に呆気にとられた顔をしている。
まさか幼児が、大人でもびくともしない檻を曲げ、その大の大人を一発で伸してしまうとは。
「あい」
ハヤテが頷く。
ハヤテも未だに、主以外の大きな人間は苦手だ。だがしかし、子供は今までも一緒に遊んだりしていたので、恐怖心はない。それに、人間の子供はかなりか弱い生き物だということも理解していた。
「では、どうしたら良いと思いますか?」
「助けう?」
「そうですね。助けてあげましょう」
コハクの問いに、首を傾げながらだが答えたハヤテに、コハクが嬉しそうに頷く。
ハヤテが檻の中に再び入って来たのを確認して、コハクが子供達に向き直った。
「さて、皆さん、今の話しは聞いていましたね? 私達はあなた方を助ける事ができます。さあ、お家に帰りましょう」
コハクが立ち上がり、子供達に手を伸ばす。
子供達は、家に帰れるという言葉を聞き、その瞳に灯りが点り出した。
「お家に、帰れるの?」
1人の子が、確かめるように聞いて来た。
「先ほどのハヤテの活躍は見ていましたよね? この子はとても強いのです。ここにいる悪者達なんか、あっという間に倒してしまいますよ。それも見たくはありませんか?」
悪者を倒すと聞いて、子供達の顔がイキイキとしてくる。どこの世界でも、勧善懲悪のお話は、子供達に人気のようだ。今の子供達には、ハヤテが窮地に舞い降りた正義の味方に見えているのかもしれない。
これが大人だと、幼児が檻をこじ開けたことをまだ認められず、自分の常識と現実の狭間で頭を悩ませているところだろうが、子供達は素直に現実を受け入れる柔軟さを備えている。
なので、コハクの言葉になんの疑問も持つことなく、家に帰れると希望を見いだしていた。
「では、家に帰りたい人~」
コハクが挙手すると、
「はい!」
「はいはい!」
「はいはいは~い!」
元気な答えが帰ってくる。
「し~、騒ぎ過ぎですよ」
コハクが唇に指を当ててし~とすると、同じように真似する者や、両手で口を塞ぐもの。様々な反応を見せる。
「では、皆さん一緒に家に帰りましょう。さ、立って下さい」
コハクの言葉に、子供達が立ち上がった。
「はい、では、あの階段は狭いので、2列にきちんと並んで下さい。隣の人とは仲良くお手々を繋いで、急がないでゆっくり行くのですよ」
まるで幼稚園の先生のようだ。
子供達は素直にコハクの言うことを聞いて、ちょっとまごついたものの、きちんと2列に並んだ。丁度偶数人だったらしく、余りの子はいなかった。
そして、コハクの掛け声の元、ハヤテを先頭に列が進み始めた。
「どれ、ふむ、なるほど。よし、これをもらうである」
「はい! ありがとうございます!」
「それとであるが、その、女性が喜ぶ何かを欲しいである」
それまでとても嬉しそうに接客していたその女性店員の、笑顔の温度が下がった。
そこは接客のプロ、どんな時でも笑顔は崩さない。
「かしこまりました。こちらなどいかがでしょう? 手荒れなどに効く、ハンドクリームです」
微妙なラインナップ、そして値の張る商品を手に取る。
ただ、人気商品であることは間違いない。
せっかくなのでお金を出来るだけ落としてもらわねばと、女性店員はその商品について詳しく説明し始めた。
女性店員の粘り強さか、その商品もお買い上げとなった。
シロガネの買い物に付いて来たはいいが、暇なリンちゃんは店の外で、花壇などを見つめていた。
花は勿論のこと好きだ。蜜を吸いたいとも思うが、さすがにここで元の姿に戻るのは危ないと考える。下手にまた前の主のような人間に捕まりたくはない。
空を見上げると、よく晴れていて陽射しが気持ちいい。
あの頃は鳥籠の中から、窓の外を眺めることしか出来なかった。二度と空を飛ぶことも叶わないと思っていた。
それが今はどうだ。投げナイフの的になることもなく、無理矢理力を使わされることもなく。それどころか力の使いすぎで倒れないかと心配される。
何も強制されないどころか、自由に過ごせと追い出される。
ボーッと陽射しの温かさを感じながら、今の主のことを思い出す。今日は朝から体調が優れず、珍しく癒しの力を所望された。今もきっとベッドで布団にくるまって眠っているのだろう。
主の分のお土産も買った。喜んでくれるだろうか。あの主ならきっと喜んでくれるだろう。
本当は買い物などに出ず、主と一緒にベッドで転がっていたかった。暇であっても主が一緒なら苦痛ではない。
こういう時はあの黒猫が羨ましく思う。何よりも誰よりも大事にされている黒猫。得体の知れない黒猫。誰よりも恐ろしい力を持つのに、それが主の為でないなら一切振るわない。
気持ちは自分達従魔と同じではあるが、主と従魔契約もしていないのに、主にひっついている変な猫。左脇を定位置として、寝る時も起きている時もずっと主と共にある。
羨ましくてしょうがない。
そんなことを考えているリンちゃんの側に、男の人が近寄って来た。
年の頃は八重子と同じくらいか。顔は平均的。背丈は少し高い方か。
「ねえ君、そんな所に座って、何してるんだい?」
リンちゃんの可愛さに釣られて寄ってきたようだ。
しかし、リンちゃんは自分に声を掛けられているなどと思わず、その青年の言葉も右から左。ボーッと考え事をしていた。
「ねえ君、君?」
青年がいくら声を掛けてもリンちゃんは反応しない。これがクレナイならば、自分に声が掛けられていると気付いたのであろうが、なにせリンちゃんは人としての経験が足りなかった。
「君、具合でも悪いのかい?」
青年が心配して、リンちゃんの肩に手を置いた。
びっくりして振り向くリンちゃん。そのリンちゃんの顔を正面から見て、赤くなる青年。
「誰?!」
警戒して立ち上がるリンちゃん。重心が後ろに乗っている。いつでも逃げられるように。
「あ、いや、僕は…、この近くに住んでるダウトって言うんだけど…」
横顔で美少女とは分かっていたが、正面で見るともの凄い美少女であったことにしどろもどろになる青年。ダウト。なんとか名乗れはしたようだ。
しかし、目の前の美少女は警戒感MAXでダウトを睨み付ける。
「あ、怪しい者じゃないよ。その、よければ、その、その辺りでお茶でもどお?」
頑張ってナンパしたダウト君。しかし、
「イヤ」
リンちゃんの即答でハートがブレイクした。女性に断られるのは、多少なりとも精神的にくるものがあるが、これが美少女だとダメージが半端ない。
痛む胸を押さえつつ、ダウト君はめげなかった。
なにせ、目の前には王都でも滅多に見ない美少女。ここは男としてアタックするのが当たり前でしょう。
「す、すぐそこに美味しいケーキ屋があるんだ。蕩けるように甘くてふんわりとした食感が人気のお店なんだよ。行ってみない?」
女性ならば甘い物好き。ダウト君は勝負を賭けた。しかし、
「イヤ」
人の食べ物を必要としないリンちゃんには通用しなかった。
痛恨の2コンボ。ダウト君の心は折れそうになっているが、それでもめげずに彼は目の前の美少女に最後の手段と声を掛ける。
「そ、それなら、あっちにとても美味しいパンケーキのお店が…」
「何をしているであるか」
ダウト君の声が、声優並みに良い声に遮られた。
ダウト君がそちらを見れば、白く長い髪に白い貴族風の服を着た、とんでもない美青年が立っていた。
「シロガネ!」
リンちゃんが急いでシロガネの後ろに隠れた。
それを見て、ダウト君の心は崩壊した。
ああ、すでに君には意中の人がいたのだね…。
「いえ。なんでもないっす。お邪魔しました…」
涙目になりながら、ダウト君はすごすごと立ち去っていった。頑張れ少年。きっと良い出会いがあるさ!・・・多分。
「なんだったであるか?」
「分カラないヨ。突然声掛ケテ来たヨ」
警戒心を解かぬまま、シロガネの後ろから青年が去って行くのを見送ったリンちゃん。リンちゃんにとっては未だに主以外の人間は怖い存在だった。
シロガネは色々見てきているので、そうでもない。年の功か。
「さて、買い物は終わってしまったである。これ以上することもないし、主の元へ帰ろうか」
「うん! ソウシヨ!」
2人共、結局主の側にいるのが一番好きだったので、買うものを買って、さっさと宿へと帰るのであった。
「見て下さいハヤテ。ここには私達と同じように、大切な人と引き裂かれた子供達がいます。可哀想ですよね?」
ハヤテが周りを見ると、気づかなかったが、たくさんの子供達がいた。
皆一様に呆気にとられた顔をしている。
まさか幼児が、大人でもびくともしない檻を曲げ、その大の大人を一発で伸してしまうとは。
「あい」
ハヤテが頷く。
ハヤテも未だに、主以外の大きな人間は苦手だ。だがしかし、子供は今までも一緒に遊んだりしていたので、恐怖心はない。それに、人間の子供はかなりか弱い生き物だということも理解していた。
「では、どうしたら良いと思いますか?」
「助けう?」
「そうですね。助けてあげましょう」
コハクの問いに、首を傾げながらだが答えたハヤテに、コハクが嬉しそうに頷く。
ハヤテが檻の中に再び入って来たのを確認して、コハクが子供達に向き直った。
「さて、皆さん、今の話しは聞いていましたね? 私達はあなた方を助ける事ができます。さあ、お家に帰りましょう」
コハクが立ち上がり、子供達に手を伸ばす。
子供達は、家に帰れるという言葉を聞き、その瞳に灯りが点り出した。
「お家に、帰れるの?」
1人の子が、確かめるように聞いて来た。
「先ほどのハヤテの活躍は見ていましたよね? この子はとても強いのです。ここにいる悪者達なんか、あっという間に倒してしまいますよ。それも見たくはありませんか?」
悪者を倒すと聞いて、子供達の顔がイキイキとしてくる。どこの世界でも、勧善懲悪のお話は、子供達に人気のようだ。今の子供達には、ハヤテが窮地に舞い降りた正義の味方に見えているのかもしれない。
これが大人だと、幼児が檻をこじ開けたことをまだ認められず、自分の常識と現実の狭間で頭を悩ませているところだろうが、子供達は素直に現実を受け入れる柔軟さを備えている。
なので、コハクの言葉になんの疑問も持つことなく、家に帰れると希望を見いだしていた。
「では、家に帰りたい人~」
コハクが挙手すると、
「はい!」
「はいはい!」
「はいはいは~い!」
元気な答えが帰ってくる。
「し~、騒ぎ過ぎですよ」
コハクが唇に指を当ててし~とすると、同じように真似する者や、両手で口を塞ぐもの。様々な反応を見せる。
「では、皆さん一緒に家に帰りましょう。さ、立って下さい」
コハクの言葉に、子供達が立ち上がった。
「はい、では、あの階段は狭いので、2列にきちんと並んで下さい。隣の人とは仲良くお手々を繋いで、急がないでゆっくり行くのですよ」
まるで幼稚園の先生のようだ。
子供達は素直にコハクの言うことを聞いて、ちょっとまごついたものの、きちんと2列に並んだ。丁度偶数人だったらしく、余りの子はいなかった。
そして、コハクの掛け声の元、ハヤテを先頭に列が進み始めた。
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