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黒猫と共に迷い込む
試験官
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「ターニャ君、ちょっといいかな?」
「はい。少々お待ち下さい」
ギルド受付嬢の中でもベテラン、リーダーの地位を預かるターニャが、ギルドマスターに呼ばれ、手にしていた仕事を手早く片付ける。
「御用でしょうか?」
何故か隠れるように潜んでいたギルドマスターの側へと足早に近づき、声をかける。
「うん。今部屋に通している連中のことだけどね」
先ほど騒ぎを起こしたあの風変わりな連中のことらしい。
先ほどの騒ぎは、男達が子供に向かって大人げないことをしたと、ほぼ満場一致で見解が決まり、備品などの破壊された物は男達の責任として、請求することになった。
ちょっとあの赤い女性が煽った感はあったが…。
「彼らを冒険者登録させたいんだ。至急書類やらを準備してくれないか?」
「はい」
何故そんなことで、こんな隅の方でこそこそ話すのだろうと不思議に思う。
「それと、皆に周知しておいてくれ。彼らは特別だから、できるだけ早くランクアップさせると」
「! それは、どういうことで?」
ギルドマスターが少し目を伏せた。
「ここだけの話、彼らは、…強い。下手をすれば彼らだけで一国を滅ぼせるほどに」
「! はぁ?」
思わずすっとんきょうな声を出してしまう。
「詳しくは話せない。だが、それほど危険な連中だと言うことを知っておいてくれ」
いつも穏やかな笑みを浮かべているギルドマスターが、珍しく苦しそうな表情を浮かべていることに、嘘でもなんでもないことが分かる。
「だからこそ、彼らは冒険者登録させたい。分かるね?」
「…はい。そんな力を持った者が一国に就くとなると…」
「世界のバランスが崩れる」
2人は目を会わせ、ため息を吐いた。
もし彼らのことが国に知れたら、どの国も躍起になって彼らを取得しようとするだろう。
そして、もしだが、彼らが特定の国に就いたら、世界のバランスが崩れ、戦争を通り越して虐殺が行われかねない。
ならば、国に就く前に冒険者登録させてしまって、どの国に就く気もないよと匂わせておいた方がいいだろう。
もちろんであるが、この世界の冒険者組合も、どの国に就くこともない中立の立場であることを明確にしている。
冒険者は国に就くことはなく、兵役に従うこともない。つまり、戦争に参加しなくとも罪には問われないのである。
そして、戦争に収集されそうになっても、冒険者証を使って、自由に国を出入できる。
彼らを冒険者登録してしまえば、とりあえずどこの国も彼らの行動を縛ることは出来なくなるのである。
ただ、本人が参加したいと思ってしまった場合は意味がないのではあるが。
とりあえずは保護の意味も含め、とっとと登録をしてしまった方が良い。
「それに、溜まってる上位依頼なんかも片付けてもらえるかもしれないし」
ギルドマスターの口元が緩んだのを見やり、実はそっちが本音なのではないかと、ターニャは訝しげにギルドマスターを見つめたのだった。
先ほどのお姉さんが、書類を数枚持って戻って来た。
「お待たせ致しました」
それをギルドマスター、オンユさんに手渡す。
「うん、ありがとう」
オンユさんがそれを受け取り、パラパラと書類に目を通す。
「うん、こんなところでどうかな?」
そう言って3枚の書類を目の前に置いた。
「ほう、これはこれは」
それを見たクレナイの瞳が嬉しそうに光る。
私は必死に文字を追って、内容を理解しようと努める。
1枚目は、えと、とーれーんーとー…、トレント?トレントってあの、動く木のことだっけ?
森、トレント、入れない…。つまり、森の中にトレントがいて入れないから討伐してくれってことかな?
「面白そうじゃ。これから受けてやろう」
クレナイが丁度私が読んでいた書類を取り上げた。
「おお、ありがとうございます。それと、念のために、1人付けさせてもらいますよ。いきなり見習いから高ランクにするには、それなりに信用の置ける者に評価してもらうのが一番ですからね」
「良かろう」
勝手に決められてしまった。
まあ、私が読んでも、どれを選べばいいのか分からないからいいんだけどね。
「ウルグ、いいか」
「なんだ? ギルマス」
地下の演習場兼認定試験場で、大剣を振っていた男が振り向いた。
「お前に頼みがある」
「なんだ? どこかのパーティーの試験か?」
「そんなものだ」
ウルグは引退した高ランク冒険者の1人だ。
Aランク以上、もしくは実力を認められたBランクの者は、引退後、ギルドからお誘いを受けることがある。仕事内容は認定試験官の仕事だ。
FからEに上がる時は特にないが、E以上に上がる時は、必ず実力を確かめる為に試験をする。Dに上がると危険な仕事が増える故だ。
そのふるい落としを、引退した高ランク冒険者が担うのだ。
ちなみに、料金を払えば、戦闘訓練もしてもらえるのだった。
「とあるパーティーに付いて行って、彼らの実力をじっくり見てきて欲しい。お前の確かな証言が必要だ」
「ほう。それは、さぞ面白いパーティーなんだろうな?」
「ああ、とてつもなく面白いパーティーだよ」
ギルドマスターの珍しい苦笑いの顔を見て、ウルグはさぞ面白いパーティーなのだなと考える。
このギルドマスターは最盛期にはSに届くだろうと謳われたほどの猛者で、穏やかな顔をしている割に、時折かなり強行突破することがある。
ウルグもSランク目前と言われた冒険者だったが、なにぶん遅咲きであったため、体力的なこともあり、Sランク試験は受けなかった。
これ程人の集まるギルドで、大した問題が起きないのも、この2強のおかげだと皆思っている。
「あんたがそう言うならさぞ面白いんだろうな。で、どのパーティーだい?」
「ああ、とりあえず見てみてくれ」
ギルドマスターの後ろから、ウルグも大剣を背中に背負い、少しワクワクしながら付いて行った。
「このパーティーだよ」
その部屋に通され、ウルグが見たものは、「キモノ」と呼ばれるあまり実用的ではない、ましてや冒険者には向かないものを着た妖艶な美女。
これまた冒険者には向かないピシッとした格好をした美青年。
可愛い獣人の少女と、あどけない幼児。
そして、一番冒険者っぽい格好をしている、膝に猫を乗せ、頭に妖精を乗せている女性。
はっきり言って、こいつらが冒険者?、と頭にハテナマークを浮かべていた。
「お待たせした。こちらが貴女方に付ける、ウルグという者です。実力はこのギルドでも折り紙付きの者です」
紹介され、頭を下げる。
「ウルグ、この方達が今回の試験者だ。よろしく頼むぞ」
「ギルマス、本当にこの人達が?」
冒険者というより旅行者と言った風情の者達に、ウルグが疑問の声を上げる。
「ああ。この人達だ。くれぐれも失礼のないようにな」
ギルドマスターの真面目な言いように、この者達で間違いないと確信するが…。
「いや、でも、武器も防具もないぞ?」
その辺りに置いているわけでもなし、唯一というか、猫を抱いている女性の腰に、少し立派なナイフが見えるだけだ。
「この人達にそんな物は必要ないんだよ」
「はあ?」
訳が分からず、ギルドマスターを見返すが、彼の顔は真剣そのものだった。
「だから、それも含めて、お前に見てきて欲しいんだよ」
ギルドマスターの言葉に、ウルグが息を呑む。
武器なども持たなくてもそれなりに実力がある者、なのか。はたまた、それを勘違いした脳天気集団なのかを判断しろと言われているのだとウルグは解釈した。
「分かった」
ウルグが頷いた。
「ウルグだ。よろしく頼む。俺は甘くないぞ?」
一行の前に立ち、自己紹介するウルグ。一部の者からは鬼の教官とも呼ばれていたりする。
「よろしくお願いします。八重子です」
黒猫を抱いていた女性が頭を下げた。
「頭の上の子がリンちゃん、この子がクロ。隣からハヤテ、コハク、クレナイ。後ろがシロガネです」
リン!
「ハヤテー!」
「クレナイじゃ。よしなに」
「シロガネである」
次々と名乗っていく面白集団。獣人の子は頭を下げただけだった。
そしてまた面白いことに、一見、この中ではザ・普通という感じの女性が、このパーティーのリーダーをやっているようだった。
いや、普通に可愛いのだが、この集団にいると、何故か並に見える…。
そんな心の声は仕舞っておき、ウルグは早速どんな案件を受けたのかを聞き始めた
「はい。少々お待ち下さい」
ギルド受付嬢の中でもベテラン、リーダーの地位を預かるターニャが、ギルドマスターに呼ばれ、手にしていた仕事を手早く片付ける。
「御用でしょうか?」
何故か隠れるように潜んでいたギルドマスターの側へと足早に近づき、声をかける。
「うん。今部屋に通している連中のことだけどね」
先ほど騒ぎを起こしたあの風変わりな連中のことらしい。
先ほどの騒ぎは、男達が子供に向かって大人げないことをしたと、ほぼ満場一致で見解が決まり、備品などの破壊された物は男達の責任として、請求することになった。
ちょっとあの赤い女性が煽った感はあったが…。
「彼らを冒険者登録させたいんだ。至急書類やらを準備してくれないか?」
「はい」
何故そんなことで、こんな隅の方でこそこそ話すのだろうと不思議に思う。
「それと、皆に周知しておいてくれ。彼らは特別だから、できるだけ早くランクアップさせると」
「! それは、どういうことで?」
ギルドマスターが少し目を伏せた。
「ここだけの話、彼らは、…強い。下手をすれば彼らだけで一国を滅ぼせるほどに」
「! はぁ?」
思わずすっとんきょうな声を出してしまう。
「詳しくは話せない。だが、それほど危険な連中だと言うことを知っておいてくれ」
いつも穏やかな笑みを浮かべているギルドマスターが、珍しく苦しそうな表情を浮かべていることに、嘘でもなんでもないことが分かる。
「だからこそ、彼らは冒険者登録させたい。分かるね?」
「…はい。そんな力を持った者が一国に就くとなると…」
「世界のバランスが崩れる」
2人は目を会わせ、ため息を吐いた。
もし彼らのことが国に知れたら、どの国も躍起になって彼らを取得しようとするだろう。
そして、もしだが、彼らが特定の国に就いたら、世界のバランスが崩れ、戦争を通り越して虐殺が行われかねない。
ならば、国に就く前に冒険者登録させてしまって、どの国に就く気もないよと匂わせておいた方がいいだろう。
もちろんであるが、この世界の冒険者組合も、どの国に就くこともない中立の立場であることを明確にしている。
冒険者は国に就くことはなく、兵役に従うこともない。つまり、戦争に参加しなくとも罪には問われないのである。
そして、戦争に収集されそうになっても、冒険者証を使って、自由に国を出入できる。
彼らを冒険者登録してしまえば、とりあえずどこの国も彼らの行動を縛ることは出来なくなるのである。
ただ、本人が参加したいと思ってしまった場合は意味がないのではあるが。
とりあえずは保護の意味も含め、とっとと登録をしてしまった方が良い。
「それに、溜まってる上位依頼なんかも片付けてもらえるかもしれないし」
ギルドマスターの口元が緩んだのを見やり、実はそっちが本音なのではないかと、ターニャは訝しげにギルドマスターを見つめたのだった。
先ほどのお姉さんが、書類を数枚持って戻って来た。
「お待たせ致しました」
それをギルドマスター、オンユさんに手渡す。
「うん、ありがとう」
オンユさんがそれを受け取り、パラパラと書類に目を通す。
「うん、こんなところでどうかな?」
そう言って3枚の書類を目の前に置いた。
「ほう、これはこれは」
それを見たクレナイの瞳が嬉しそうに光る。
私は必死に文字を追って、内容を理解しようと努める。
1枚目は、えと、とーれーんーとー…、トレント?トレントってあの、動く木のことだっけ?
森、トレント、入れない…。つまり、森の中にトレントがいて入れないから討伐してくれってことかな?
「面白そうじゃ。これから受けてやろう」
クレナイが丁度私が読んでいた書類を取り上げた。
「おお、ありがとうございます。それと、念のために、1人付けさせてもらいますよ。いきなり見習いから高ランクにするには、それなりに信用の置ける者に評価してもらうのが一番ですからね」
「良かろう」
勝手に決められてしまった。
まあ、私が読んでも、どれを選べばいいのか分からないからいいんだけどね。
「ウルグ、いいか」
「なんだ? ギルマス」
地下の演習場兼認定試験場で、大剣を振っていた男が振り向いた。
「お前に頼みがある」
「なんだ? どこかのパーティーの試験か?」
「そんなものだ」
ウルグは引退した高ランク冒険者の1人だ。
Aランク以上、もしくは実力を認められたBランクの者は、引退後、ギルドからお誘いを受けることがある。仕事内容は認定試験官の仕事だ。
FからEに上がる時は特にないが、E以上に上がる時は、必ず実力を確かめる為に試験をする。Dに上がると危険な仕事が増える故だ。
そのふるい落としを、引退した高ランク冒険者が担うのだ。
ちなみに、料金を払えば、戦闘訓練もしてもらえるのだった。
「とあるパーティーに付いて行って、彼らの実力をじっくり見てきて欲しい。お前の確かな証言が必要だ」
「ほう。それは、さぞ面白いパーティーなんだろうな?」
「ああ、とてつもなく面白いパーティーだよ」
ギルドマスターの珍しい苦笑いの顔を見て、ウルグはさぞ面白いパーティーなのだなと考える。
このギルドマスターは最盛期にはSに届くだろうと謳われたほどの猛者で、穏やかな顔をしている割に、時折かなり強行突破することがある。
ウルグもSランク目前と言われた冒険者だったが、なにぶん遅咲きであったため、体力的なこともあり、Sランク試験は受けなかった。
これ程人の集まるギルドで、大した問題が起きないのも、この2強のおかげだと皆思っている。
「あんたがそう言うならさぞ面白いんだろうな。で、どのパーティーだい?」
「ああ、とりあえず見てみてくれ」
ギルドマスターの後ろから、ウルグも大剣を背中に背負い、少しワクワクしながら付いて行った。
「このパーティーだよ」
その部屋に通され、ウルグが見たものは、「キモノ」と呼ばれるあまり実用的ではない、ましてや冒険者には向かないものを着た妖艶な美女。
これまた冒険者には向かないピシッとした格好をした美青年。
可愛い獣人の少女と、あどけない幼児。
そして、一番冒険者っぽい格好をしている、膝に猫を乗せ、頭に妖精を乗せている女性。
はっきり言って、こいつらが冒険者?、と頭にハテナマークを浮かべていた。
「お待たせした。こちらが貴女方に付ける、ウルグという者です。実力はこのギルドでも折り紙付きの者です」
紹介され、頭を下げる。
「ウルグ、この方達が今回の試験者だ。よろしく頼むぞ」
「ギルマス、本当にこの人達が?」
冒険者というより旅行者と言った風情の者達に、ウルグが疑問の声を上げる。
「ああ。この人達だ。くれぐれも失礼のないようにな」
ギルドマスターの真面目な言いように、この者達で間違いないと確信するが…。
「いや、でも、武器も防具もないぞ?」
その辺りに置いているわけでもなし、唯一というか、猫を抱いている女性の腰に、少し立派なナイフが見えるだけだ。
「この人達にそんな物は必要ないんだよ」
「はあ?」
訳が分からず、ギルドマスターを見返すが、彼の顔は真剣そのものだった。
「だから、それも含めて、お前に見てきて欲しいんだよ」
ギルドマスターの言葉に、ウルグが息を呑む。
武器なども持たなくてもそれなりに実力がある者、なのか。はたまた、それを勘違いした脳天気集団なのかを判断しろと言われているのだとウルグは解釈した。
「分かった」
ウルグが頷いた。
「ウルグだ。よろしく頼む。俺は甘くないぞ?」
一行の前に立ち、自己紹介するウルグ。一部の者からは鬼の教官とも呼ばれていたりする。
「よろしくお願いします。八重子です」
黒猫を抱いていた女性が頭を下げた。
「頭の上の子がリンちゃん、この子がクロ。隣からハヤテ、コハク、クレナイ。後ろがシロガネです」
リン!
「ハヤテー!」
「クレナイじゃ。よしなに」
「シロガネである」
次々と名乗っていく面白集団。獣人の子は頭を下げただけだった。
そしてまた面白いことに、一見、この中ではザ・普通という感じの女性が、このパーティーのリーダーをやっているようだった。
いや、普通に可愛いのだが、この集団にいると、何故か並に見える…。
そんな心の声は仕舞っておき、ウルグは早速どんな案件を受けたのかを聞き始めた
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