98 / 194
黒猫と共に迷い込む
ギルドあるある
しおりを挟む
いや~、昨日は食べ過ぎた。
夕飯が入らないと散歩に出かけてちょっと腹ごなししたけど、その時もクレナイがそこかしこの屋台などで買って食べているのをみて、ちょっとげんなり。
さすがドラゴンですね。
起きるとやはりすぐにコハクがタライを持って来てくれる。
てか、私より早起きなんて、小さいのに偉いな。
そんでやっぱり片付けて、着替えも手伝ってくれる。
いや、小さい子に手伝われても、ちょっと複雑ですよお姉さん。
「今日は久しぶりにギルドに行って、なんか仕事をもらおうか」
たまには仕事しないと、確か期限切れがあるんだよね。まだ大分先だとは思うけど、やれる時にやっておかないとね。
「ほう、冒険者の仕事か。まだ護衛の仕事しかしておらんからのう。楽しみじゃ」
そういえばクレナイはそうだね。
私単体ならまた草むしり、じゃない薬草採取とかだけど、皆がいるから、討伐系でもいいかもしれない。
いつものようにギルドへ向かう。
やっぱり視線が集まるのは気にしない。
ギルドに着くと、やっぱり視線が…。もう慣れたよ。
クレナイもいるので、掲示板に行ってみる。
そこそこ紙が貼られている。何か面白い物はあるだろうか?
「主殿、ちと相談なのじゃが」
「何? クレナイ」
クレナイが真面目な顔で聞いてきた。
「妾も、冒険者登録をしてみて良いじゃろうか?」
「え、従魔って出来るのかな?」
「分からぬが、いちいち正体を知られぬように適当な理由を考えるのも面倒でのう」
まあ、コーヒーの街ではほぼ正体は知られてしまっているけど。
王都に来た時も検問はあった。あの、この世界?この地域?では珍しい服装なので、ちょっと色々聞かれたんだよね。なんとか誤魔化したけど。
身分証がないとちょっとお金を払わなければならない。別に今の懐事情なら問題はないけど、いちいちどこから来だのどこの出身だの聞かれるのも面倒ではある。
ただ、冒険者証持ってると、その辺りパス出来るんだよね。なんて便利。
「そうだね。正体を隠すにも、確かにあったら便利だけど、出来るのかな? 試しに聞いてみようか」
「では主、もし出来るなら、我も登録したいのである。念の為であるが」
そうね。シロガネも持ってたら便利かも。
「ついでにコハクもする? あ、年齢制限あるのかな?」
てか子供は駄目か?
「ハヤテもー!」
「えと、出来るかな…?」
さすがに幼児は駄目な気がするけど…。
「わ、私は奴隷なので、出来ないかと思うのですけど…」
奴隷だと出来ないのかな?
「よし、聞いてみよう」
さっそく空いている窓口へ。
やはり綺麗どころのお姉さんが並んでいる。
その中でも、このお姉さんは、胸の辺りがあまり騒がしくない。好感が持てる。
慌ててなにやら身嗜みを整えていたお姉さんが、こちらを見てにっこり営業スマイル。
「何かご用でしょうか?」
色素薄目の肩までの髪を揺らしながら、お姉さんが綺麗な笑みを向ける。
でも視線はシロガネの方に向いている気がする。
「あのすいません、連れ達を冒険者登録したいのですけど」
「はい。登録でございますね。どちら様が登録をされるのでしょうか?」
「こっちの女性と男性と、この子と、・・・さすがにこの子は駄目ですよね?」
「申し訳ございません。登録は10歳からと規則にございますので」
10歳か、案外小さい頃からやるのね。
「ハヤテもー!」
ハヤテがぐずりだす。
「ハヤテ、もう少し大きくなってからにしよ? ね?」
「うー」
涙目で堪えています。ごめんよ。
「幼くとも、強ければ問題ないのではないかのう?」
クレナイが口を挟む。
「いやだけど、幼児だよ? さすがに小さすぎるでしょう」
「ハヤテに関しては、あまり当てはまらぬとも思うのじゃが」
そうですね。グリフォンだもんね。だけどね~。
「どうじゃ? 強い者と勝負して、勝てたらハヤテも登録出来ると…」
「クレナイ、あまりごねてお姉さんを困らせないの!」
お姉さん困り笑顔になってるよ。
「ハヤテつよいよー」
ハヤテが復活してしまった。どうするんだよ。
と、ぶははははと、後ろから大きな笑い声が。
「が、ガキが、つよいよーて、うははははは」
「幼児に登録させるとか、バカか?」
なにやら男の人達が笑っている。うん、無視しよう。
「ほう、ならば其方ら、ハヤテの相手をしてみてはどうじゃ?」
煽らないクレナイ!
「どうじゃ? ハヤテ」
「やるー!」
ハヤテもやる気にならない!
「ちょ、ちょっと待ちなさい。余計な揉め事は…」
「主殿、ハヤテをバカにされたのじゃぞ? 悔しくは無いのか?」
「いや、そりゃ、ちょっとはそんな気もあるけど、波風立てない方が大事だから…」
「あるじ、ハヤテ、できるよ?」
可愛い顔して懇願してこない。
「ほれほれ、お兄さんが相手してあげるから、おいで~」
お兄さんというかおっさんだろ!
いや、そこ突っ込んでる場合じゃなくて。
1人が立ち上がって、ハヤテに来いとばかりに手を振っている。
あ、これ回避できないイベントだ…。
躱そうとしてもなんだかんだで絡まれて、結局大怪我させちゃうとかいうパターンだ。
なら、できるだけ被害を最小限に。
「ハヤテ、なるべく怪我させない程度に、ね?」
ハヤテにやらせた方が、被害は少ないだろう。多分。
「わかったー!」
ハヤテが嬉しそうに、自称お兄さんに向かってテコテコ走って行く。
その姿はただの幼児にしか見えない。
「ほれほれ、パンチが届くか~?」
自称お兄さんがわざとらしく頬を突き出す。
と、ハヤテが男のすぐ側まで近づくと、一歩を大きく踏み出し、そして、跳んだ。
ドゴ!
「ぎゃ!」
ハヤテの頭は見事に股間に当たり、男が後ろのテーブルにひっくり返る。
テーブルと共にひっくり返った男が、床で悶絶する。
「あるじー、やったよー」
テコテコと、ハヤテが帰って来る。
一発でしたね…。
「油断しすぎだろ! たこ!」
「何幼児にやられてんだよ!」
仲間の人達に罵声を浴びせられる自称お兄さん。
「やはりハヤテは強いのう。あんな男共など相手にならぬわ」
戻ってきたハヤテの頭を撫でるクレナイ。
いや、そういう言葉は変に反感を買うから…。
「ああ?」
「これはこいつが油断しただけだろ」
「俺達が本気になれば、そんなガキ」
「では、本気で相手してみるがよい。出来る物ならば、じゃがのう」
「いいだろう! やってやんよ!」
男その2が立ち上がり、ハヤテを睨み付ける。
ほら、こうなった…。
「ハヤテ、なるべく怪我させないように…」
「あい!」
もうこれは諦めるしかないよね。
再びテコテコと走って行くハヤテ。
先程よりは慎重に迎え撃つ態の男その2。
と、ハヤテがまだちょっと距離があるところで、跳んだ。
「えい」
「ぶぎゃ」
男その2の顔の高さまで跳んだハヤテが、男の顔にパンチング。
男その2が軽く吹っ飛び、後ろの後ろにあったテーブルに衝突。
テーブルと共に床に倒れる。
あっけにとられる一同。
再びテコテコとハヤテが帰ってくる。
「やったよー」
「よくやったのじゃ」
よしよしとクレナイが頭を撫でる。
これで終わりになると良いけど…。
「ま、待て! こいつも油断しただけだ!」
男その3が立ち上がった。
男の矜持とかいらないから、大人しくしていて欲しかったよ。
「ハヤテ、なるべく加減して…」
「あい」
三度ハヤテがテコテコと男その3に向かっていく。
「このガキ!」
今度は男の方から攻撃した。
ところが、一瞬で消えるハヤテの姿。
「え?」
男がキョロキョロと辺りを見回す。
ところが、
「えーい」
「んぎゃ!」
一瞬で男その3の背後に回り込んだハヤテが(素早く男の股下を通って行ったらしい。クロ談)、男その3の背中にドロップキック。
勢いこちらに飛んで来た男を、
「汚らわしい」
そう言ってクレナイが一薙ぎ。
バレーのボールのように男が飛んで、やっぱりテーブルに落ちた。
ハヤテがテコテコ戻ってきて、
「あるじー、やったよー」
それをクレナイがナデナデナデ。
「よくやったのじゃ、ハヤテ」
「えへへ~」
うん。よくやったと思うわよ。
でもね、あの人達とか、倒れて壊れたテーブルとか、恐ろしいものを見るような人達の視線とか、どうしてくれるんだよ…。
夕飯が入らないと散歩に出かけてちょっと腹ごなししたけど、その時もクレナイがそこかしこの屋台などで買って食べているのをみて、ちょっとげんなり。
さすがドラゴンですね。
起きるとやはりすぐにコハクがタライを持って来てくれる。
てか、私より早起きなんて、小さいのに偉いな。
そんでやっぱり片付けて、着替えも手伝ってくれる。
いや、小さい子に手伝われても、ちょっと複雑ですよお姉さん。
「今日は久しぶりにギルドに行って、なんか仕事をもらおうか」
たまには仕事しないと、確か期限切れがあるんだよね。まだ大分先だとは思うけど、やれる時にやっておかないとね。
「ほう、冒険者の仕事か。まだ護衛の仕事しかしておらんからのう。楽しみじゃ」
そういえばクレナイはそうだね。
私単体ならまた草むしり、じゃない薬草採取とかだけど、皆がいるから、討伐系でもいいかもしれない。
いつものようにギルドへ向かう。
やっぱり視線が集まるのは気にしない。
ギルドに着くと、やっぱり視線が…。もう慣れたよ。
クレナイもいるので、掲示板に行ってみる。
そこそこ紙が貼られている。何か面白い物はあるだろうか?
「主殿、ちと相談なのじゃが」
「何? クレナイ」
クレナイが真面目な顔で聞いてきた。
「妾も、冒険者登録をしてみて良いじゃろうか?」
「え、従魔って出来るのかな?」
「分からぬが、いちいち正体を知られぬように適当な理由を考えるのも面倒でのう」
まあ、コーヒーの街ではほぼ正体は知られてしまっているけど。
王都に来た時も検問はあった。あの、この世界?この地域?では珍しい服装なので、ちょっと色々聞かれたんだよね。なんとか誤魔化したけど。
身分証がないとちょっとお金を払わなければならない。別に今の懐事情なら問題はないけど、いちいちどこから来だのどこの出身だの聞かれるのも面倒ではある。
ただ、冒険者証持ってると、その辺りパス出来るんだよね。なんて便利。
「そうだね。正体を隠すにも、確かにあったら便利だけど、出来るのかな? 試しに聞いてみようか」
「では主、もし出来るなら、我も登録したいのである。念の為であるが」
そうね。シロガネも持ってたら便利かも。
「ついでにコハクもする? あ、年齢制限あるのかな?」
てか子供は駄目か?
「ハヤテもー!」
「えと、出来るかな…?」
さすがに幼児は駄目な気がするけど…。
「わ、私は奴隷なので、出来ないかと思うのですけど…」
奴隷だと出来ないのかな?
「よし、聞いてみよう」
さっそく空いている窓口へ。
やはり綺麗どころのお姉さんが並んでいる。
その中でも、このお姉さんは、胸の辺りがあまり騒がしくない。好感が持てる。
慌ててなにやら身嗜みを整えていたお姉さんが、こちらを見てにっこり営業スマイル。
「何かご用でしょうか?」
色素薄目の肩までの髪を揺らしながら、お姉さんが綺麗な笑みを向ける。
でも視線はシロガネの方に向いている気がする。
「あのすいません、連れ達を冒険者登録したいのですけど」
「はい。登録でございますね。どちら様が登録をされるのでしょうか?」
「こっちの女性と男性と、この子と、・・・さすがにこの子は駄目ですよね?」
「申し訳ございません。登録は10歳からと規則にございますので」
10歳か、案外小さい頃からやるのね。
「ハヤテもー!」
ハヤテがぐずりだす。
「ハヤテ、もう少し大きくなってからにしよ? ね?」
「うー」
涙目で堪えています。ごめんよ。
「幼くとも、強ければ問題ないのではないかのう?」
クレナイが口を挟む。
「いやだけど、幼児だよ? さすがに小さすぎるでしょう」
「ハヤテに関しては、あまり当てはまらぬとも思うのじゃが」
そうですね。グリフォンだもんね。だけどね~。
「どうじゃ? 強い者と勝負して、勝てたらハヤテも登録出来ると…」
「クレナイ、あまりごねてお姉さんを困らせないの!」
お姉さん困り笑顔になってるよ。
「ハヤテつよいよー」
ハヤテが復活してしまった。どうするんだよ。
と、ぶははははと、後ろから大きな笑い声が。
「が、ガキが、つよいよーて、うははははは」
「幼児に登録させるとか、バカか?」
なにやら男の人達が笑っている。うん、無視しよう。
「ほう、ならば其方ら、ハヤテの相手をしてみてはどうじゃ?」
煽らないクレナイ!
「どうじゃ? ハヤテ」
「やるー!」
ハヤテもやる気にならない!
「ちょ、ちょっと待ちなさい。余計な揉め事は…」
「主殿、ハヤテをバカにされたのじゃぞ? 悔しくは無いのか?」
「いや、そりゃ、ちょっとはそんな気もあるけど、波風立てない方が大事だから…」
「あるじ、ハヤテ、できるよ?」
可愛い顔して懇願してこない。
「ほれほれ、お兄さんが相手してあげるから、おいで~」
お兄さんというかおっさんだろ!
いや、そこ突っ込んでる場合じゃなくて。
1人が立ち上がって、ハヤテに来いとばかりに手を振っている。
あ、これ回避できないイベントだ…。
躱そうとしてもなんだかんだで絡まれて、結局大怪我させちゃうとかいうパターンだ。
なら、できるだけ被害を最小限に。
「ハヤテ、なるべく怪我させない程度に、ね?」
ハヤテにやらせた方が、被害は少ないだろう。多分。
「わかったー!」
ハヤテが嬉しそうに、自称お兄さんに向かってテコテコ走って行く。
その姿はただの幼児にしか見えない。
「ほれほれ、パンチが届くか~?」
自称お兄さんがわざとらしく頬を突き出す。
と、ハヤテが男のすぐ側まで近づくと、一歩を大きく踏み出し、そして、跳んだ。
ドゴ!
「ぎゃ!」
ハヤテの頭は見事に股間に当たり、男が後ろのテーブルにひっくり返る。
テーブルと共にひっくり返った男が、床で悶絶する。
「あるじー、やったよー」
テコテコと、ハヤテが帰って来る。
一発でしたね…。
「油断しすぎだろ! たこ!」
「何幼児にやられてんだよ!」
仲間の人達に罵声を浴びせられる自称お兄さん。
「やはりハヤテは強いのう。あんな男共など相手にならぬわ」
戻ってきたハヤテの頭を撫でるクレナイ。
いや、そういう言葉は変に反感を買うから…。
「ああ?」
「これはこいつが油断しただけだろ」
「俺達が本気になれば、そんなガキ」
「では、本気で相手してみるがよい。出来る物ならば、じゃがのう」
「いいだろう! やってやんよ!」
男その2が立ち上がり、ハヤテを睨み付ける。
ほら、こうなった…。
「ハヤテ、なるべく怪我させないように…」
「あい!」
もうこれは諦めるしかないよね。
再びテコテコと走って行くハヤテ。
先程よりは慎重に迎え撃つ態の男その2。
と、ハヤテがまだちょっと距離があるところで、跳んだ。
「えい」
「ぶぎゃ」
男その2の顔の高さまで跳んだハヤテが、男の顔にパンチング。
男その2が軽く吹っ飛び、後ろの後ろにあったテーブルに衝突。
テーブルと共に床に倒れる。
あっけにとられる一同。
再びテコテコとハヤテが帰ってくる。
「やったよー」
「よくやったのじゃ」
よしよしとクレナイが頭を撫でる。
これで終わりになると良いけど…。
「ま、待て! こいつも油断しただけだ!」
男その3が立ち上がった。
男の矜持とかいらないから、大人しくしていて欲しかったよ。
「ハヤテ、なるべく加減して…」
「あい」
三度ハヤテがテコテコと男その3に向かっていく。
「このガキ!」
今度は男の方から攻撃した。
ところが、一瞬で消えるハヤテの姿。
「え?」
男がキョロキョロと辺りを見回す。
ところが、
「えーい」
「んぎゃ!」
一瞬で男その3の背後に回り込んだハヤテが(素早く男の股下を通って行ったらしい。クロ談)、男その3の背中にドロップキック。
勢いこちらに飛んで来た男を、
「汚らわしい」
そう言ってクレナイが一薙ぎ。
バレーのボールのように男が飛んで、やっぱりテーブルに落ちた。
ハヤテがテコテコ戻ってきて、
「あるじー、やったよー」
それをクレナイがナデナデナデ。
「よくやったのじゃ、ハヤテ」
「えへへ~」
うん。よくやったと思うわよ。
でもね、あの人達とか、倒れて壊れたテーブルとか、恐ろしいものを見るような人達の視線とか、どうしてくれるんだよ…。
0
お気に入りに追加
212
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
安全第一異世界生活
笑田
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
異世界で出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて
婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の冒険生活目指します!!
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる